映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「クレイジー・クレーマー(黒田研二)」

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 【あらすじ】
大型スーパー「デイリータウン」に勤める袖山剛史はとある客に悩まされていた。毎日のように嫌がらせのクレームをつけてくるのだ。先日は、彼の買っていったペットロボットが病気になったので、温めてやってくださいと回答したところ、電子レンジで温め壊れてしまったとクレームが入った。常識的に考えてそれは壊れるだろうと呆れ果てる袖山であったが…。

【感想】
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☆接客業も大変だなぁと
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電化製品を扱った売り場で働く男性が主人公の物語ですね。

そういう売り場で働く人達って、基本、「売ること」が主な仕事なのかなーってイメージがあったんですが…

単に「売るだけ」じゃなくて、「クレーム対応」と「万引き防止」も立派な仕事だったんですね(^_^;)

「電化製品を電子レンジで暖めたら壊れた!」とか、「説明書にそんなこと書いてなかった!!」とか

明らかに使用者の不注意で起こったであろう理不尽なクレームに対しても相手を怒らせないように適切に対応しつつ、

その一方で、不審な行動をしてる人は、万引きされないようにも気をつける…。

うーん…なんか思った以上に接客業の皆さんって大変なんだなってのを感じました(^_^;)

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☆こわーいクレーマー
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で、この作品には、「こわーいクレーマー」が出てくるんですが…そのハンパなさが凄まじかったです(^_^;)

ペットロボットが壊れてしまって、タダでは直せないと言われると「人殺し!」呼ばわり。

それでも謝罪や無償修理をしてくれないとなると、今度はお店で彼の誹謗中傷のビラをばらまいたり、インターネットで悪意のこもったサイトを公開したり。

それでも彼のクレームはとどまることを知らずにどんどんエスカレートしていってさらにはあんなことやこんなことまで!!!…って感じなので読んでいてゾクゾクっとするような感じでした。

ほんと、なんか頭のおかしいような客に絡まれるのって怖いですよね(^_^;)




JUGEMテーマ:読書
本 【黒田 研二】 | comments(0) | -

小説「カンニング少女」

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評価:
黒田 研二
文藝春秋
¥ 650
Amazonおすすめ度:


 【あらすじ】
 高校3年生の椿井杜夫、平賀隼人、並木愛香の3人は、ある日、クラスメイトの天童玲美にとある相談をもちかけられる。それは、有名私立大学の馳田学院に入りたいから勉強を教えてくれというものであった。玲美の学力では馳田学院合格には程遠く、そんなことは無理に決まってると3人は思うのであったが、なんとしてでも馳田学院に入らなくてはならないという必死な玲美の複雑な事情は、彼らの心を動かすのであった。しかし、そう簡単に学力が上がるわけがなく、彼らは「カンニング」という非常手段をとることにしたのであった。

【感想】
 「カンニング」をテーマにしているので、本来ならば「やっちゃいけないこと」をやってる話ってなるわけですが、コミカルに軽快に描かれているので、なかなか楽しく読ませてもらいました。

 登場人物も、陸上部で体力まかせで玲美をサポートする椿井、電子機器を作ったりするのが得意で、特殊な機能を持ったカンニング用アイテムを作って玲美をサポートする平賀、そして、学年一の才女で、試験はほぼ全ての科目で満点を取るという愛香という個性豊かな3人組に加えて、ごくごく普通の女の子の玲美(普通ってのがポイントですよね!)の4人がメインで、それぞれバランスが取れていていいなぁって思いました。

 ストーリーの方は、玲美が馳田学院に入りたい理由っていうのが、ちょっと複雑で、交通事故で亡くなった玲美の姉のメモが見つかって、そのメモによると、姉は誰かに殺されたのではないかって疑惑が湧いてきて、その真相を探る為には馳田学院に入らなきゃいけない!っていうことなんですが…ちょっと強引かなって感じがしなくもないんですが、そこの部分はちゃんとラストで真相が解明されているし、なかなかいい感じで爽やかに終わってるので読後感も良かったです。あと、カンニングの話なので、随所に色んなカンニングの方法が出てくるんですが、そのやり方が奇抜でそれも面白かったです。どんどんすごいカンニング方法が登場するので、次はどんなのが出てくるんだろーっていうワクワク感がありましたね。

 あと、これはおまけなんですが、作者の方はアイドルオタクな方なんだそうですね。なので、途中で登場する教師の名前がみんな某アイドルグループの当時のメンバーの名前になっていたりしてちょっと笑えました。2000年前後に大ヒットしていたあの女性アイドルグループのことが好きだった人が読んだら、きっと楽しめると思います(笑)
本 【黒田 研二】 | comments(0) | -

小説「ウェディング・ドレス」の感想

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タイトルがあらわす通り、結婚式を控えた男女が繰り広げるミステリ小説です。

新郎側の視点から描く物語と、新婦側の視点から描いた物語が
交互に進んでいくんですが、新郎側の話だと、新婦が行方不明になり、
新婦側の話だと、新郎が事故死してしまうという、
何故か話がかみ合わない展開に進みはじめていくので、
なにがなんだかわけがわからないストーリーになっています。

なので、謎がすべて解決するまでは、目が離せない状態なので、
最後まで一気読みさせてくれます。

登場人物の行動パターンがやや単純な気がしなくもないですが、
なかなか楽しませてもらった1冊でした。



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