映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「天使はモップを持って(近藤史恵)」

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 【感想】
若い女の子の清掃員がオフィスの事件を解決する「女清掃員探偵キリコシリーズ」の1作目ですね。

結構人気があるようなので読んでみました。

で、感想はというと…想像してたのよりはライトな感じでサクサクっと気軽に読める感じが良かったです。

なにやら清掃員=おばちゃんっていう先入観をもって読んでしまったので、実は若い女の子だっていうところにちょっと驚いてしまったんですが…

明るい性格で社員でもないのに社内事情に詳しくて、何故か事件に首を突っ込んでしまうキリコというキャラクターがなかなか味があって良かったです。


トイレのような汚い場所を、毎日嫌な顔ひとつせずにせっせと磨きまくるキリコ。

トイレとか会社とか、そういうところは綺麗なのが当たり前〜って感じになってしまって、清掃員に感謝の気持ちを抱くことってあんまりないような気がしますが…

彼女のような清掃員が毎日掃除してくれてるから、そこを使う人たちは気持ちよく仕事をしたりできるわけなんですよね。

当たり前〜で過してしまうんじゃなくて、感謝の気持ちをもつことも大事なんだなってのをちょっと感じました。


以下、印象的な短編の感想です。

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☆オペレータールームの怪
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新人の大介くんが、一生懸命に作った書類が何故か無くなってしまうという事故(事件?)が頻発してしまって…っていう話ですね。

それが1回ならば、間違って捨ててしまって…ってこともあるかもしれないですが、それが何度も続くようなら、あきらかに誰かの嫌がらせですよね。

一体誰が、何のために!?っていうのが今回の謎解きの内容ですが…犯人、ちょっと酷いなぁって感じでした(^_^;)

ちょっと共感できる部分もなくはないですが、こんなことをしてくる人の近くにはいたくないなぁって思います。

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☆心のしまい場所
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とある同僚がネズミ講まがいの組織に入ろうとしてるらしくて…っていう話ですね。

こういうネズミ講に誘ってくる人って一体どういう神経してるんでしょうね?

自分の利益を得るために周りを巻き込んでくるのか、それとも、心から相手のことを考えて誘ってくるのか。。。

まぁどちらにせよこんなのが周りにいたら縁を切りたくなりますが、後者の場合は自分は正しいと思い込んでるので、特にたちが悪いですね(^_^;)

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☆シンデレラ
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キリコが一生懸命に掃除したトイレが、毎日誰かに意図的に汚されてしまって…っていう話ですね。

意図的じゃなくて、汚してしまったならまぁ仕方ない面もありますが…明らかに誰かに汚されてしまった状態だと悲しくなってしまいますね。

他人の努力を踏みにじるような行為を平気でするような人にはなりたくないなぁって感じたお話でした。



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読書記録「タルト・タタンの夢(近藤史恵)」

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 【あらすじ】
下町の片隅にあるとある小さなレストラン「ビストロ・パ・マル」。そこは、カウンター7席、テーブル5つのこじんまりとしたフランス料理店なのであったが、そんなお店には、日頃、ちょっと謎を秘めたお客が訪れることが多いのであった…。

【感想】
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☆フレンチレストランの日常ミステリ
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フレンチレストランが舞台のミステリですね。

食べ物屋さんが舞台のミステリって結構あるような気はしますが、この作品が違ってるのは、扱ってるのが「フレンチ」なところでしょうか?

フレンチってやっぱ「高級料理」ってイメージがあって、ほとんど食べたことがなくて、フランス料理の名前なんてほとんど馴染みがなかったりするんですが…

まさしく美味しそうに描かれた料理の描写とか、その料理を食べてお客様が満足してるような様子とか、そんなのを読んでるとやっぱりこの料理食べてみたいなぁって気分になりました(^_^;)

特に、タイトルにもなっている「タルトタタン」

『りんごがバターでキャラメル状になって、さくさくのタルトの上に乗っている』ものらしいんですが…

やっぱりなんか食べてみたくなっちゃいますよね(^^)

「さくさく〜」のところに惹かれました(笑)おいしそう(笑)



で、この作品は短編集なので、以下、印象的だったやつの感想を残しておきます。

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☆ぬけがらのカスレ
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フランス人の彼に誕生日を間違われ、しかも、その日のディナーにお金もかかってなさそうな不味い「カスレ」を出された女性の話ですね。

彼女はそれが原因で彼と別れたそうなんですが…その彼はなんで誕生日を間違え、しかも不味い料理を用意したのかってところがミステリーでした。

単純に彼が誕生日を間違えてて、料理が下手だった…というオチではなく、ちゃんとした理由があるんですが…

彼はちゃんと彼女のこと大事に思ってたのに、そんなことで一方的に逃げるようにいなくなってしまった彼女がちょっと酷いなぁって思いました(^_^;)

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☆割り切れないチョコレート
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とあるチョコレート屋さんで売ってるチョコレートの詰め合わせの中のチョコレートの数が、2個入、3個入、5個入、7個入...と何故か割り切れない「素数」になっているというミステリーですね。

そんなの単なる気まぐれじゃない?って言ってしまえばそれまでなんですが…

実はオーナーにまつわるちょっとしたポリシーが存在していたってのがなかなかステキでした。

読んでみるとなるほどなぁーって感じなんですが、こういうこだわりがあるお店っていいなって思えるような暖かい話でした(^^)

何気にこの中の短編では一番好きですね(^^)

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小説「エデン」

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近藤 史恵
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 【あらすじ】
 自転車ロードレースのプロチームに属する白石誓は、ツール・ド・フランスに参加することが決まっていたのだったが、ある日、自分の属するチームが解散してしまうかもしれないという話を耳にする。結果を出せなければ、日本へ帰らなくてはならない。そんな不安が白石を襲うのであったが…。

【感想】
 「サクリファイス」の続編らしいんですが、だいぶ内容を忘れてしまっていたので、もう一回前作を読んでから読んだ方がよかったかなと思いました。主人公の白石誓がどんな人で、なんで海外のチームにいるのか…ってところすらうろ覚えだったので^^;
 ただ、前作と比べるとなんかあっさりしてるかなって印象でした。前作はもっとワクワクドキドキ感が味わえたような気がするんだけどね。登場人物が外国人が多くて、ちょっとのめりこみ具合が浅かったってのもあるのかもしれませんが、なんかちょっと物足りなさを感じてしまいました。全体的に試合も含めて淡々と進んでいったような気がします。
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小説「サクリファイス」の感想

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近藤 史恵
新潮社
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【あらすじ】
高校時代は陸上部で名をはせたエース白石。
しかし彼は、ロードレースの道を選び、大学では自転車部、
卒業後はロードレースチームのチーム・オッジに入部する。
そんな彼は、エースとして活躍する石尾先輩、
期待の新人の伊庭らと共に大会に出場するのだが…

【感想】
「ロードレース」という割とマイナーなスポーツにスポットを当て、
それを材料にして、ミステリの要素も加えたスポーツミステリ小説ですね。

ロードレースに関しては全く知識がない状態で読み始めたんですが、
物語の中に上手く溶け込んでいて、全然知らなくても
楽しめる小説になっていたのがよかったですね。

読む前は、単純に自転車で走るだけの競技なんだろうって思ってたので、
この中でチームワークがどうのこうのっていうのは
よく理解できなかったんですが、この作品を読んで
ロードレースのチームワークについてよく理解できました(笑)

自転車競技ってのは、集団の先頭を走る人に負担がかかること、
個人で突っ走るんじゃなくて、集団でまとまって走って
エースをサポートしてあげる役が必要であること、等
意外と奥が深いスポーツなんだな…と思いました。
読み終わるとロードレースの中継を見てみたくなる…そんな感じの本ですね。

あと、ミステリの部分に関しては…まぁ確かに意外性はあるんですが、
ミステリとしてこの作品を読むことはしない方がよさそうですね^^;
最後の最後の方でちょこっと登場して、(かなり重要ではあるんですが)
あっというまに謎が解決して終わってしまった感じがします。
まぁミステリではなく、普通の青春スポーツモノとして
読むことをオススメしますね〜。

PS:古本屋で300円で売ってました。安っ!
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