映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「ブラディ・ローズ(今邑彩)」

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  【あらすじ】
美しい薔薇園を持つ屋敷の主人に惹かれ無事にその館の花嫁としてやってくることになった花梨。彼女は、幸せな新婚生活を送るはずであったのだったが、そんな彼女のもとには、悪意のこもった手紙が届くようになった。自室に置かれていた以上、手紙の主は館の住人以外に考えられない。そう思った花梨はやがて他の住人たちを疑うようになっていくのであったが…。

 【感想】
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☆怪しげな館の人々
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飛び降り自殺して亡くなった前妻の代わりに後妻として入った女性のものに、脅迫状めいた手紙が届く…という話ですね。

自分の部屋に手紙がこっそりと置かれているから、犯人は館の住人以外はありえない!という状況で…

しかも、普段はみんな親切にしてくれるくせに、本心では自分のことを憎く感じていて、密かに嫌がらせの手紙を置いていっているのだとしたら…

誰が書いてるのかわからない以上、家族の誰も信じられなくなって疑心暗鬼になりそうですよね(^_^;)

自分を愛してくれるはずの主人が実は自分のことを憎く思っているのか?

結婚を祝福してくれていたはずの義の妹が実は犯人なのか?

それとも、忠実に働いてくれている家政婦や庭師たちが自分を恨んでいるのか?

家族を疑わなくてはいけない状況になってしまった主人公がなかなか悲劇のヒロインな感じで可哀想でした(^_^;)

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☆エピローグが怖い…
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で、そんなこんなで、一応ラストは無事に「犯人」が明らかになって事件は解決(?)するんですが…

その後に載っていた「エピローグ」がなかなかおぞましい感じで怖かったです(^_^;)

一応ラストで無事に完結してたのに、最後の最後でまさか!を感じさせるような意外なドンデン返し。

詳細は書きませんが、こんな人とはとてもじゃないけどお近づきにはなりたくないですね(^_^;)
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小説「いつもの朝に(今邑彩)」

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 【あらすじ】
兄は成績優秀・容姿端麗・スポーツ万能の非の打ち所のない男。一方、弟は顔も頭も運動神経も並な平凡な男。そんな似ても似つかない兄弟の弟として育った優太は、ある日、父親からの手紙を発見する。自分の本当の両親は他にいるのかもしれない。そんな内容の手紙に、優太は、自分の出生の秘密を探るべく、旅に出ることにするのであったが…。


【感想】
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☆いつもの朝に
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主人公の少年が、とある秘密を知ってしまって苦しむ…って話ですね。

こんな真実なら、知らなきゃ良かった。

あの日、普通に笑っていられた「いつもの朝に」戻りたい。

そう思わずにはいられない。

そんな、ちょっと過酷なストーリーが可哀想でした。。。


ただただ同じような毎日が当たり前に過ぎて行って

同じ家族に囲まれて、同じ友だちといつも一緒にいられるような

そんな毎日がいつまでも続くと思っていたのに。


震災があった後だから尚更感じるのかもしれませんが、「当たり前の毎日」があるのは「当たり前」じゃないんですよね。。。

「当たり前の毎日」が「当たり前に過ごせること」が「大事」だってこと。忘れずに生きていきたいなって感じました。

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☆兄弟の絆。親子の絆。
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あと、物語のキーになってくるのが、「兄弟の絆」と「親子の絆」なんですが…

兄弟の絆とか親子の絆ってどれくらい強固なものなんでしょうね?

例えば、今まで本当の親子だと思ってきた両親が、本当は実の両親じゃなかったりしたら…

あるいは、今まで本当の兄・弟・姉・妹だと思ってきたのに、実は血が繋がっていないことがわかってしまったら…

自分が受け入れる側だったりするならまだ受け入れやすかったりするかもしれないですが、それが当事者だったりしたらやっぱりショックですよね(^_^;)


で、そんな風に苦しんでる弟を、息子を、兄として、親として、どう接してあげるのか。

実は、この家族には、それ以上過酷な真実が隠されていて、これが原因でかなり悲惨な運命を歩むことになるんですが...

そんな運命にも負けずに立ち向かっていく親子兄弟の絆が素敵でした。。。


ジャンルとしてはミステリー…なんでしょうけど、思わぬ感動話に思わずホロリ。な感じでした。

オススメいただいたドリーマンさんどうもありがとうございます。


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小説「ルームメイト」

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評価:
今邑 彩
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 【あらすじ】
 大学生の萩尾春海は、上京する際に知り合った西村麗子という女性に誘われ、ルームメイトとして一緒に暮らすことにしたのであったが、ある日、麗子が何日も留守にしたまま戻っていないことに気がついた。実家にでも帰ったのだろうかと、麗子の実家に電話をかけてみる春海。しかし、そこで電話に出たのは、自分を西村麗子だと主張する、春海が全く知らない女性であった。自分は騙されていたのだとショックを受ける春海であったが…。

【感想】
 ルームメイトの突然の失踪により、ルームメイトがニセモノだったことに気づき、ルームメイトは一体何者だったのか…というような話なんですが、設定とか展開は面白かったですね。物語が進んでいくにつれて、「西村麗子」だけじゃなくて他の人物としても生活していたことが明らかになるので、一体何のために!?という謎が謎を呼ぶ展開がなかなか良かったです。

 あと、「西村麗子」の正体を追っていくうちに、とある殺人事件にも関わっていくようになるんですが、そっちの犯人の方はなんとなく想像できてしまったので、もうちょっと意外な犯人がいてもよかったかなーって思いました。作者的には「意外な犯人」なのかもしれないですが、登場人物そんなに多くはないんで、結構簡単に推理できちゃうんじゃないかなって思います。
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小説「そして誰もいなくなる」

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評価:
今邑 彩
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 【あらすじ】
 とある女子高でアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」の演劇が行われることとなった。演劇部員たちは気合を入れて練習を重ね、その舞台を楽しみにしていたのだったが、その公演当日、事件は起こってしまう。なんと、公演中に、台本どおりに演劇部員が毒殺されてしまったのだ。驚きと恐怖にかられる演劇部員たち。だが、彼女たちの不安も虚しく、第2第3の犠牲者が次々に現れるのであった…。

【感想】
 あの有名なアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品ですね。ものすごい名作を基にしているので、正直言って、基と比較してしまってハードルが高くなってしまいそうで、どんなもんかな…って思ってたんですが、思ったより、全然面白くて楽しめました。特に、ラストのドンデン返しの部分。犯人は●●だと思わせておいて実は…みたいな展開がすごく良かったです。シンプルな作品かと思いきや、実はものすごく人間関係入り乱れて…の展開だったので驚きでした。
 だいぶ前に出された作品なので、雰囲気はやや古臭い感じがしなくもないですが、文体も読みやすかったし、面白かったので、この作家さんの他の作品も読んでみたいです。
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