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【あらすじ】
未婚で実家暮らし31歳の桃子は、日々「自分の中のルール」を守りつづけ、常に自分は正しいと思うような女の子なのであったが、ある日、弟が実家に「彼女」を連れてきたことがきっかけで、桃子の回りでは何かが壊れ始め…
【感想】
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☆常識ってそんなに大事なのかなーと
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なんでも完璧主義な女の子、桃子。
そんな桃子のもとに、弟が変な彼女を連れてきてから家族が壊れ始めた…というお話。
確かに、弟の彼女さん。
挨拶はロクにできないし、年の割には若作りだし、なんかイラッとする!のは間違いないんですが…
それ以上に、主人公の偏見が鼻につくお話でした(笑)
いい年して正社員じゃないなんてありえない!
まともに働いてないくせに遊び歩いてるなんて許せない!
私はこんなにルールを守ってに生きてるのに、みんなはルールを好き勝手してるなんて信じられない!
まぁ誰しも多少は偏見ってものを持ってるかと思いますが…
自分の「常識」から外れた人に対して、ここまで嫌悪するなんてなんかすごい人だなーと思ってしまったお話でした。
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☆壊れっぷりが楽しい
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で、そうそう、話を元にもどして、弟の彼女さんが家にやってきてから色々壊れ始めるわけなんですが…
登場人物の皆さん、これでもかっ!ってくらいボロが出て来るのが読んでて面白かったです。
弟くんはまぁもとからダメダメなので放っておくとしても…
お母さんはみんなに隠れてあんなことしてるし…
お父さんもみんなに隠れてあんなことになってるし…
彼女さんは彼女さんであんなことしちゃってるし…
そして、桃子も桃子であんなこんなでわけわかんないことになってるし…
なんか見事に崩壊していく感じ、読んでて面白かったです。
壊れてく感じが面白いって、我ながらなんか病んでるなーって感じがしますけど…
なかなか面白いお話でございました。