映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「つぼみ(宮下奈都)」

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評価:
宮下 奈都
光文社
¥ 1,620

【感想】
スコーレNo4に出てくる登場人物たちのスピンオフ作品…らしいです。

スコーレNo4って宮下さんの作品で一番最初に読んだやつで、結構好きだった記憶があるんですが…

例のごとく、すっからかんに忘れてしまったため、読んでもイマイチ登場人物を思い出せず。。。

たぶん、思い出せてたらもっと楽しめてたと思うので、再読してから読めばよかったなーと思った1冊でした。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆晴れた日に生まれたこども
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自分がお店に行くと、何故かその店に客が集まってくる!という特殊能力を自分は持っていると思い込んでる青年のお話。

実際にその特殊能力を彼が持っているかはさておき…

なんかそんなことを言い張ってる男性…っていうのがなんかほのぼのしますね(笑)

まぁ身内からしたら、いい年して何バカなこといってるんだ!ってなりそうな感じではありますが…

本人は至って一生懸命。

自分はそこで働いて、お客さんいっぱい呼ぶんだ!みたいな考え方、なんか面白かったです。


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☆なつかしいひと
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母親が亡くなったことにより、母の実家へ引っ越すことになった少年のお話。

彼はそこで、本好きな女の子と出会うことになるんですが…

なんかちょっと先は読めるものの、いいお話でした。

引っ越した先で、同じ趣味の可愛い子と出会えるなんて、なんかくぅーっ!な感じですよね。

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読書記録「田舎の紳士服店のモデルの妻(宮下奈都)」

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 【あらすじ】
最愛の夫と結婚し、ふたりの息子にも恵まれた竜胆梨々子。彼女は、それなりに幸せな日々を送っていたのであったが、ある日、突然転機が訪れた。夫がうつ病になり、会社を辞めてしまったのだ。しかも、自分の故郷に帰ることにしたという。不本意ながら、自分だけ東京に残るわけにもいかず、彼女は一家揃って夫の故郷へと帰ることにしたのであったが…。

【感想】

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☆陰気な話だなぁと
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タイトルが「田舎の紳士服店のモデルの妻」だったので、モデルやってる奥さんの話なのかなーって思って読んでたんですが…

モデルやってるのは旦那さんで、その奥さんの話でした(^_^;)

で、そんな田舎とはいえ「モデル」をやってる旦那さんの奥さんの話なので、多少なりとも華々しい感じなのかなーって思ったんですが…

奥さんの思考回路が暗すぎてちょっと読んでて苦痛でした(^_^;)


自分はそれなりの美女で、都会のエリートサラリーマンで顔もイケてる旦那さんと結婚して、可愛い息子たちも生まれて幸せな人生を送っていたはずの彼女。

でも、旦那はうつ病を発病し、旦那の田舎に帰ることを決意。さらには子育ても上手く行かず、自分もどんどん年を取っていってしまい自慢の美しさも失われていく。

こんなはずじゃなかったのに!!という感情と、周りの幸せそうな人たちへの嫉妬。

まぁわからなくはないですが、こういうネチネチした感情を吐き出してる小説はあんまり好きじゃないなーって感じでした(^_^;)

最後の方はまぁ前向きな感じで進んでいくので読後感はそこまで悪くはないんですが、もうちょっと明るい話が読みたかったなって思いました。


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☆自分の世界をもつことは大事
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あと、いわゆる「専業主婦」な方が主人公なんですが…

専業主婦だけをやってるのって、世界が狭いからいろいろ溜まりそうだなぁってのを感じました(^_^;)

料理して掃除して子育てして旦那の世話をして…の繰り返しが、結婚してからほぼずぅーっと続いていくだけの毎日。

そんな風に毎日頑張ってるのに、家族は全然感謝してくれないし、引っ越してきたばかりだと愚痴れる相手もいない。

悶々とした何かがどんどん溜まっていくような感じ…なんかちょっと伝わって来ました。

変なものを溜めないためにも、気分転換の意味も込めてパートにでかけたり、何か没頭できる趣味を見つけたり、

何かしら自分の居場所を作るってことは結構大事なことなんでしょうね。




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読書記録「よろこびの歌(宮下奈都)」

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【感想】
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☆よろこびの歌
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志望校に入れなかった女子高生が、合唱コンクールで指揮をすることで変わっていくっていう話ですね。

「自分はまわりの人たちとは違うから」みたいなオーラを出していて、クラスメイトとの間に見えない壁を作っていた彼女。

僕もどっちかっていうとそういうオーラを放っていたタイプだと思うので、いろいろ共感できる部分が多くて面白かったです。

ただ、いくら「見えない壁」を作っていたとしても、実際のところはみんなと打ち解けられた方が楽しいってのはありますよね。

合唱コンクールを通じて、段々とクラスメイトに馴染んでいく彼女。

そんな彼女とクラスメイトたちの変わっていく様子がなかなか読んでいて心地よかったです。


あと、途中で、クラスメイトのちょっとしたことがきっかけで、主人公の子が涙するシーンがあったんですが…

このシーンはちょっとぐっとくるものがありました。。。

友だちの何気ない行動が、誰かに感動を与えたりすることってあるんですね。。。

自分もそういう風にさりげなく感動を与えられる人になりたいなって思いました。

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☆サンダーロード
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ほんとは見えないものが見える女の子の話ですね。

そんなんだったら普通は「怖い!」ってなっちゃうかもしれないんですが…

彼女の話、どっちかっていうとほのぼのした感じだったので、こっちも読んでいてなかなか心地良かったです。

あと、この女の子、すっごく「いい人」なので、「見えないもの」が伝えたがってることを、代りに相手に伝えてあげたりもしてるんですが…

この子なかなか勇気があるなぁって思いました。

普通だったら、見ず知らずの人に、見えないはずの人が○○だって言ってた〜って伝えても怖がられるだけですよね。。。

なのに、それを嫌がらずにちゃんと相手に伝える。

その言動が、なかなかすごいなーって感じでした。

そういう大胆さ。僕も欲しいです(笑)


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読書記録「誰かが足りない(宮下奈都)」

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 【感想】
人気レストランが出てくる話だということで、よくあるレストランが舞台のほんわかストーリーなのかと思ってたんですが…

人気レストラン「ハライ」での話はほとんど出てこなくて、そのお店に行ってみたいと思ってる人たちのエピソードを集めた短篇集だってところがちょっと意外でした。

いくつか印象に残った話だけ感想を書いておきます。


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☆予約4
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両親は死別。残されたのは高校生の兄と妹の2人だけ…なんだけど、兄は引きこもりになってしまって、ビデオカメラ経由でしか他人と会話ができなくなってしまった兄妹の話です。

もしこんな状況下に陥ってしまったら…兄の立場でも妹の立場でもすごい大変な人生を歩まなきゃいけないんだろうなーって思ってしまうんですが…

そんな逆境にも負けずに、2人で力をあわせて生きて行こうと思わせるような、前向きな展開なのが良かったです。

妹さん。こんなお兄ちゃんを見捨てずに、なんとかしようってところが健気でした。

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☆予約5
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オムレツ屋さんで働く男性と、そこにいつも食べに来てくれる女性の話です。

コテコテのラブストーリー…ってわけでもないんですが、初めて知り合ったばっかりの2人の男女のちょっとした恋の予感が感じられるような、そんな瑞々しい展開が良かったです。

初めて入る彼の部屋。彼の好きな本に彼の好きな音楽に彼の好きな洋服。自分との共通点が見つかってちょっとうれしい気持ち。

出会ったばかりの2人ーって雰囲気がなんかやっぱり初々しくて良かったですね。

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☆予約6
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「失敗してる人」を認識できるという特殊な能力を持った女性の話です。

その特殊能力が故に、絶望を心に抱いた男性を助けることになるんですが…

この話もなんかちょっと暖かくて良かったです。

見ず知らずの関係…なんだけど、ちょっとした会話で相手の気持ちを楽にしてあげられる。

いきなり声かけられたりしたらびっくりしちゃいますが、そういうことが自然とできる人ってのもなんかいいですね。


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小説「太陽のパスタ豆のスープ(宮下奈都)」

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 【あらすじ】
 突然の婚約破棄の話に、心に深い傷を負ってしまった明日羽。そんな彼女に、叔母であるロッカは、やりたいことリストを書いてみることを勧める。それを作ることで、前向きになって欲しいと叔母は願っているらしい。とてもそんなものを書いてみる気分にはなれない明日羽ではあったが、ずっとこのままでもまずいという気持ちもあり、とりあえずリストを作って見ることにしたのであったが・・・。

【感想】
 前に読んだ「スコーレ癸粥廚面白かったので2冊目読んで見ました。内容的には、婚約破棄されて落ち込んでる女性が主人公なので、展開としては若干地味目なんですが・・・最後まで地味な感じで終わってしまったのがちょっと残念かなって思います。「スコーレ癸粥廚諒はけっこうスッキリしたはっぴーな感じで終わっていたので、こっちもそれくらい爽快な感じで終わって欲しかったかなって思います。

 あと、この作品内で重要な役割を占めている「やりたいことリスト」なんですが・・・よくある自己啓発本とかだと結構やってみるのがいいってのは書かれていますよね〜。で、実際にこの主人公である明日羽はこの「やりたいことリスト」をやってみることにするんですが・・・よく自己啓発本系の小説にあるように、これさえやれば上手くいく!・・・といったようなサクセスストーリーになっていなかったのがある意味新鮮で良かったです。自分もやりたいことリスト作ったことあるんですが・・・なかなか上手くいかないんですよね(^^;リストにあるものがどんどん消せていけば楽しくもなってくるんでしょうが・・・全然消せずに、リストにあるものがどんどんたまっていくような状態だと、自分ってなんてだめなやつなんだろうって思い悩んで凹んでくる・・・そんな経験あるので、主人公の明日羽にはちょっと共感しました(笑)

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小説「スコーレNo.4(宮下奈都)」

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 【あらすじ】
   骨董品屋の娘として育った長女・麻子。彼女は、美人で華のある次女・七葉、マイペースで誰からも愛される三女・紗英と比べ、真面目で地味な性格であり、妹たちよりも損な役回りであることが多いと感じていた。そんな彼女も、中学生のある時、恋をした。親友の真由が好きになった男の子を麻子も好きになってしまったのだ。親友が好きな子を自分も好きだというわけにもいかず、かといって胸の高鳴りも止められない。麻子にとってモヤモヤとした日々が続くのであった・・・。

【感想】
 なんかあらすじを読んだだけだと、コテコテのラブストーリーみたいに読めてしまいますが、ラブストーリーというよりも、麻子という一人の女性の成長期といった感じで楽しめました。4章に分かれていて、1章は中学時代、2章は高校時代、3章は社会人になった直後、4章は社会人になってから数年が経った頃の話になっているんですが、それぞれ恋をしたり、家族との関係を悩んだり、仕事で悩んだり、それぞれの時代でそれなりに悩んだり、挫折したりして、健気に生きていく様子がなかなか素敵でした。(女性の視点なので、その辺はやっぱり女性の方が読んだ方が共感できる部分も多いのかなって思います)

 中でも特に良かったのは、3章の麻子の就職先での仕事のシーン。麻子は某お店で働くことになるんですが、その仕事に対するひたむきさが印象的でした。はじめのうちこそ、仲間もおらず、仕事もわからず、自分が売っている商品も愛せず、孤独な辛い日々を送っていたんですが、ある日を堺にして人生が変わるんですよね。視界が180度変わったかのように、お店が好きになり、商品が好きになり、もっとお客様に喜んでもらいたい。もっとお店を良くしたい。そんな風に考え方が変わって活き活きとした姿が描かれていたので、その辺は読んでいて清々しかったです。本当なら仕事に対する姿勢ってそういう風じゃなきゃだめですよね〜。自分が売っている(作っている)商品を愛せなくて、ただ単に毎日仕事してるのと、商品を愛して毎日楽しく仕事をしているのだったら、やっぱり後者がいいですよね^^;ちょっと自分も見習いたいなと思いました^^;

 正直言って前半あたりはちょっと地味で失恋ばっかりしてるのでちょっと微妙かなって思ったんですが、後半になってガラリと変わって麻子が活き活きとしてきたのがすごく良かったです。仕事も恋も、クライマックスももちろんいい感じで終わっていて、読後感もすごく良かったので、色んな人に読んでもらいたい1冊かなって思いました。(でもやっぱりラブストーリーが苦手な人はちょっと厳しいかな?^^;)

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