映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「総理の夫(原田マハ)」

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評価:
原田 マハ
実業之日本社
¥ 1,836

【あらすじ】
時代の流れに乗り、日本史上初の女性総理になることになった凛子。そんな彼女を妻に持つ私は、当然のことながら、日本史上初の「総理の夫」という立場になることとなり…。

【感想】
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☆総理の夫の誕生。
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史上初の女性内閣総理大臣が誕生し、その「夫」となってしまった男性のお話。

まぁ、総理大臣は「男性がなるもの」というのが当たり前な状態の現在、

総理大臣が「女性である」というだけでいろんな混乱がありそうな感じがしますが…

初の「総理の夫」ってのもなかなか大変そうな気がしますよね(^_^;)

お偉い方々のパーティには「夫」として同伴しなければいけないし、外国にも総理に付き添って外遊しなければいけない。

自分は仕事が好きだがら、自分の仕事が忙しくて、そんなの行けないよー。

なんて自分の意見が通るわけもなく、「総理の夫」としての立場を再優先にしなければいけない。

どっかに遊びに行って、女性とふたりっきりにでもなったら、総理の夫にスキャンダル!とばかりにすっぱ抜かれてしまうため、どこに行くにもお供付き。

まぁ総理の方がもっと大変なのは当然なんですが、総理の夫(夫人)もいろいろと陰で苦労されてるんだなーってのを感じた作品でした。。。

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☆政治の世界はどろどろで~
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あと、政治の世界にはどろどろがつきものですが…

この作品でもどろどろーな雰囲気が醸しだされててなかなか面白かったです。

自分を利用して、近寄ってくるやつがいるかと思えば、裏切るやつもいますからねー。

内閣を立ち上げて、衆議院も参議院も過半数超えだからしばらくは安泰!

かと思いきや、連立離脱をちらつかせて脅してくる輩がいたり。

いくつものピンチが襲いかかる初の女性総理が、どう立ち向かっていくのか、なかなか読み応えのある作品でした。


本 【原田 マハ】 | comments(0) | -

読書記録「一分間だけ(原田マハ)」

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【あらすじ】
仕事がきっかけで一緒に住むことになった藍とゴールデンレトリバーのリラ。仕事が忙しくてかまってやれないことも多かったが、リラとはいつも仲良しだった。だが、そんな日々もいつまでも続かなかった。リラが病気になってしまったのだ。リラの余命はもうわずかしか残されていない。そう思った藍は、リラとの思い出がよみがえるのであった…。


【感想】
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☆愛犬との思い出が…
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30代の独身女性が、愛犬のリラと過ごした思い出の日々を振り返る、というお話。

冒頭のシーンから、「神様!あと1時間だけください!」というシーンから始まるので、鋭い方は気づくかと思いますが…

そう、愛犬のリラともうすぐお別れしなくてはいけない状態になってしまうのです。


生後間もない頃に出会って、ずっと一緒に暮らしてきた愛犬のリラ。

楽しい思い出も、哀しい思い出も、みんな一緒に共有してきたリラ。

でも、そんなリラとはもうすぐお別れしなくてはいけない。

犬を飼っていたことがある人なら、読んでて涙腺が緩んでくること必至な一冊でした。

なんか、久しぶりに感動系の本を読んで、いい話だなーって思いました。。。

(誰かが死んじゃうような感動系ってほんとは好きじゃないんだけど...)


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☆お別れするのはつらいのです…
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で、印象的だったシーンとしては、とある事情があってリラを手放すことになり、リラと主人公がお別れしなくてはならなくなってしまったシーンですかね。

引き取られていく相手の車に乗せられて、「ママは一緒に行かないの?」というような瞳でまっすぐ見つめてくるリラ。

大人になればいろんな事情があって、犬が飼えなくなってしまうこともあるかと思いますが…

「大人の都合」で勝手に引き離されるペットの気持ちを考えると切なくなっちゃいますね。。。

「ママは僕が嫌いになっちゃったの?」

「ママは僕がちゃんとトイレできないから怒ってるの?」

大好きなママから無理矢理引き離されるシーン、こちらもちょっとうるうるしてきました。。。
 
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本 【原田 マハ】 | comments(0) | -

読書記録「でーれーガールズ(原田マハ)」

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【あらすじ】
漫画家の小日向アユコ。彼女は、母校の女子校で講演会を開くため、30年ぶりに岡山にやってきた。同窓会にも招かれ、30年ぶりに同級生たちと再開したアユコは、高校時代の記憶に思いを馳せるのであったが…。

【感想】
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☆高校時代の思い出は…?
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かつて少女だった中年漫画家が、数十年ぶりに故郷に帰り、昔を思い出す、というお話。

基本的に、昔話がほとんどだったんですが…

主人公が少女時代に思い描いていた、恋に恋して…な感じがなかなか微笑ましくて良かったです。


こんな彼氏がいたらなぁなんて思いつつ描いていた漫画がいつのまにか友達の間で話題になり、

漫画の主人公が自分に似ていることから、実体験を元にしてるんじゃないか!?なんて言われて引き返せなくなり、

彼氏なんていたことがないのに、超イケメンと付き合ってるフリをしなければならなくなってしまった主人公が、なかなか面白かったです。


ちょっと見栄を張ってしまったが故に引き返せなくなり、嘘をつき続けるはめに。。。なんてことは結構ありそうですよね。

親友に嘘をつき続けていることの罪悪感、初恋の相手が現れても親友に相談できない苦悩、そんなところが青春っぽくてよかったかなぁって思いました。
 
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本 【原田 マハ】 | comments(0) | -

読書記録「まぐだら屋のマリア(原田マハ)」

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【あらすじ】
高級老舗料亭に見習いとして勤める及川紫紋。彼はある日を境にすべてを失った。自暴自棄になった彼は、バスに乗り、死に場所を求めて旅立つことにしたのであったが、最後に降り立った地でまりあという女性に出会うことにより、運命が徐々に変わっていくのであった…。

【感想】
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☆転落人生からの復活
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後輩の自殺。好きだった女性による不正の内部告発。そして、職場の崩壊。

一度に襲い掛かってきたこれらの出来事に耐えられず、北国へ逃げてしてしまった男性のお話ですね。


まぁ生きてさえいれば人生なんとかなるさ!といえなくもないような気はしますが…

自分を慕ってくれた後輩を助けることができなくて…

自分が好きだった女性とは上手くいく望みが絶たれて…

今まで頑張ってきた職場がなくなってしまい、しかもその責任が自分にのしかかってきたら…

確かに、もうだめだー!で現実から逃げ出したくなっちゃう気持ちもわからなくはないですよね。。。


でも、そんな彼をあたたかく迎えてくれたのが「まぐだら屋のまりあ」という女性。

彼の過去を問い詰めるわけでもなく、ここにいたいならいてもいいのよ。みたいな感じで彼を受け入れてくれたまりあ。

実はまりあ自身もちょっと後ろ暗い過去があったりするんですが…

そんな彼と彼女がちょっとずつ再生していくような、そんな、暗いんだけど暖かい雰囲気が読んでて心地よかったです。

人生のどん底に落ちてる時に手を差し伸べてくれる人の存在ってありがたいなぁ、そう思った作品でした。

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☆母の思い
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あと、そんな彼にも母親がいたりするんですが…

息子を案ずる母の気持ちが、切なくて苦しいなぁって読んでて思いました。

突如事件(?)に巻き込まれて、行方不明になってしまったら、親としては気が気じゃないですよねぇ。。。

自殺した形跡はないから、おそらく生きてはいるんだろうけれども、どこに行ってしまったのか、元気にしてるのかもわからない息子。

正直なところ、母親にくらい連絡してあげればいいのにと思わずにはいられなかったんですが…

そこは主人公なりに複雑な思いがあるんでしょうね。

なんかちょっと読んでて泣きたくなりました。。。
 
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本 【原田 マハ】 | comments(0) | -

読書記録「カフーを待ちわびて(原田マハ)」

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  【あらすじ】
与那喜島に住む青年友寄明青。彼は、長年彼女がいない生活を送っていたのであったが、ある日、お参りした飛泡神社の絵馬に「嫁に来ないか」と書いてみたところ、驚くことに、見知らぬ幸という女性から返事が来てしまった。きっといたずらに決まっている。そう思った明青であったが、実際にその女性は与那喜島に現れて…

 【感想】
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☆原田マハさんデビュー作
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「楽園のカンヴァス」で一躍人気作家の仲間入りを果たしたような気がする原田マハさんのデビュー作ですね。

絵馬に「嫁に来ないか」と書いた所、本当に主人公の前に謎の女性が現れてしまった...というお話。

その女性は一体何者なのか?

何のために主人公に近づいてきたのか?

どうして主人公と一緒に暮らしてるのか?

謎はいくつも存在してるんですが、なんだかんだでちゃっかり同棲生活を初めてしまうふたりがユニークで面白かったです(笑)

あいにく、主人公はかなり奥手なのか、同棲してるのに、彼女の名前すら呼ぶことができないというテレ屋さんなので、ラブラブな感じは全然しないですが…

素っ気ない割にお互いにお互いを気遣っているような、そんな雰囲気が微笑ましくてよかったです。

でも、絵馬に書いただけでお嫁さん(?)がホントに来ちゃうってのは効果絶大ですねー。

そんな絵馬が存在するのなら、ぜひとも何かお願いをしてみたいです(笑)

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☆ラストは…
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で、そんなこんななふたりなので、ラストはきっと爽やかななハッピーエンド!

…と思いきや、予想外な方向に進んでしまったところが、ちょっとしんみりして切なかったです。

ふたりの運命や如何に!?ってところは読んでみてくださいってことにしておきますが…

僕はこの終わり方はちょっとあんまり好きじゃなかったですねー。

作品の雰囲気は割と好きだったんですが、ちょっと残念な感じがしました。


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本 【原田 マハ】 | comments(0) | -

読書記録「旅屋おかえり(原田マハ)」

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評価:
原田 マハ
集英社
¥ 1,470

 【あらすじ】
通称「おかえり」こと丘えりか。彼女は、唯一のレギュラー番組が旅番組で、旅をするのが大好きという売れない女子タレントだったのだが、その唯一の旅番組が打ち切りになってしまった。仕事がなくなってしまった彼女は、新たに、「旅行に行けない人の代わりに旅行に行く」という「代理旅行」のビジネスを始めることになるのであったが…。

【感想】
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☆読んでてほっとするような作品
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売れないアラサータレント「おかえり」こと丘えりかが、旅をするって話ですね。

読む前はちょっとどんなもんかなーって思ってた部分があったりするんですが…

読んでみたら、想像していた以上にほのぼのするような、読んでて心地良い感じがする作品で面白かったです。

仕事として単に旅するだけじゃなくて、周りの人を笑顔にしていくようなキャラクターなんですよねー。おかえりさん。

旅好きな人はもちろん、旅好きじゃない人も、ちょっと旅をしてみようかなって、そう思わせてくれる一冊じゃないかなって思いました。

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☆楽しそうな旅
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で、どの辺が良かったのかっていうと、やっぱり「おかえり」さんがお送りする「旅」の部分ですかね。

東京からはるばる電車に乗って、ローカル線に揺られてようやく目的地にたどり着いて。

東京とは違った空気の冷たさに驚いてみたり、東京では見られない景色に喜んだり。

地元の人に声かけられて一緒に笑ったり、地元でオススメ料理をおいしい!って食べてみたり。

今まで他人が旅してるところを見て何が面白いの?って思ってた部分があったんですが…

愛すべきレポーターが道案内をしてくれて、彼女と一緒に自分も旅をしている。

そんな感覚が味わえるなら、旅番組も見てみると楽しそうだなーってのをちょっと感じました。

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☆旅番組ってちょっと羨ましいよね
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でもよく考えてみると、旅番組のレポーターってなんかちょっとうらやましいですよね。

会社のお金で旅が出来て、プロのスタイリストさんやメイクさんが、衣装や化粧を用意してくれて、プロのカメラマンが撮影してくれて、プロの編集者が編集してくれて、おいしい料理が食べられて、ギャラまでもらえちゃうという。

まぁテレビ番組なので有名人か、あるいはそれなりに可愛い子とか楽しい子じゃないと無理なんでしょうけど、旅好きな人からするとちょっと羨ましい職業なんじゃないかなーって思いました。

そういう意味では、この「おかえり」さん、ブレイクもせずに、好きな旅ができる旅番組のレポーターになれて良かったねぇってちょっと思っちゃいました(笑)

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本 【原田 マハ】 | comments(0) | -

読書記録「キネマの神様(原田マハ)」

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 【あらすじ】
映画好きでギャンブル好きな父が病に倒れたことがきっかけで始めたインターネット。その投稿がきっかけで、父はその会社のブログで映画の評論を書くことになるのであったが、それは思いがけず話題となり、思わぬ方向へと事態は発展していくのであった…。


【感想】
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☆とある映画好きに起こった奇跡
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とある映画好きなおじいちゃんが、映画サイトに書き込みをしたら、それがきっかけで奇跡が起こるっていう話ですね。

この「奇跡」がだいぶすごいことになってるので、どんなに文章が上手かろうが、書き込みしたくらいじゃ普通こんなこと起こらんだろ!というツッコミは入れたくなりますが…

なかなか味のあるほんわかした雰囲気だったので、読んでいて気持ちがよかったです。

「キネマの神様」ってほんとにいるのかも?と思わせてくれるようなステキな展開がなかなか良かったですね(^^)

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☆レビューすることの意義
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で、このおじいちゃん、映画サイトに映画評を寄稿することになるんですが…

書評とか映画評とか書いてる方ならわかるかと思いますが、これってなかなか楽しいですよね(^^)

自分と感性が似ている人に出会えて共感しあえたり、記録がどんどん溜まっていく感がたまらなかったり。

そして、自分のレビューがきっかけで、その作品の良さをたくさんの人に伝えられるってのがなんかうれしかったり。

自分が好きな作品はやっぱり色んな人に知ってもらいたいし、自分のレビューがきっかけで、この本読んでみたよ!とかこの映画観てみたよ!ってのが広がってくれるっていうのは、やっぱりなんか感動モノですよね(^^)

さすがにこの作品内で起こったような「奇跡」までは自分の周りでは起こっていないですが、好きなことをして、いろんな人に喜んでもらえるってのはいいなーってのを感じました(^^)



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読書記録「楽園のカンヴァス(原田マハ)」

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 【あらすじ】
ニューヨーク近代美術館に勤めるティムのもとに一通の手紙が届いた。伝説のコレクターと呼ばれる「バイラー」という男性が所有しているアンリ・ルソーの名作の調査を自分にお願いしたいというのだ。こんな機会はめったにあるもんじゃない!そう考えたルソーは、極秘にチューリッヒへと向かうことにするのであったが…。

【感想】
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☆アンリ・ルソーを巡るミステリ
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アンリ・ルソーの「夢をみた」という幻の作品を巡るミステリですね。

そのような作品がこの世に存在することは知られておらず、果たしてそれは本当にアンリ・ルソーが描いた作品なのか、それとも偽物なのか。その謎に迫る!っていうようなストーリーです。

僕は絵画とか美術関係にはほんと疎くて、アンリ・ルソーって誰?って状態だったんですが…

登場人物たちが、アンリ・ルソーって人に情熱をかけているところを読んで、アンリ・ルソーってすごい人だったんだなーってのを感じるようになりました(^_^;)

でも、生きている当時は、ほとんどその価値が認められなくて、死んでから人気になった…ってのはやっぱりなんか不思議な感じですよね。

特に、「稚拙な絵」と嗤われていたような絵が、いつのまにやら「すごい絵」になってるだなんて…。

わかる人にはわかる!のかもしれませんが、普通の絵と、教科書に名前を残すような偉大な画家が描いたすごい絵の違いってもんを教えて欲しいなーってのを感じました(^_^;)

一度いわゆる名画というやつを見て「これはすごい!!」ってのを感じてみたいもんですね(^_^;)

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☆キュレーターというお仕事
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あと、この作品に出てくる「キュレーター」っていうお仕事。

美術作品を収集したり、展覧会を企画したりする仕事らしいんですが…それがなかなか興味深かったです。

例えば、今はまだあんまり知られてないけど、いいと思える画家の展覧会を企画して、知名度向上に貢献するとか。

美術だけじゃなくて音楽とか文学でもそういうプロデューサーみたいな仕事ってあるかとと思うんですが、

自分が企画したイベントがきっかけで、自分が大好きな作品が世に広まったとしたら、やっぱりうれしいですよね(^^)

すごくやりがいのある仕事なんだろうなーってのを感じました。




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