映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「深泥丘奇談(綾辻行人)」

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【感想】
日本のどこかにあるという深泥丘という場所で起こった怪奇現象を描いた短篇集ですね。

主人公は、某作家さんで、原因不明の目眩がきっかけで、深泥丘病院で診察を受けることにしたんですが…

それ以来、怪奇現象が起こる起こる起こる(笑)

壁に人の顔が見えるようになり、自分の周りには何かに取り憑かれたかのような人間が現れ、山奥に入れば人ではない何かを目撃してしまう。

正直なところ、怖い!っていうようなエピソードはそんなに多くはないんですが…

なんか全体的に、読んでて気持ち悪い!って思ってしまうような描写が多かったのが生々しかったですね(^_^;)


怪奇現象が起こって人が次々と死んでいく!というような展開ではないですが…

ちょっと気味が悪い、そんな感じの綾辻ホラー、興味がある方は読んでみてください。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆長引く雨
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長雨が続くと何かよくないことが起こる!というお話。


長雨が続くと何が起こるのかはその地に代々伝わる話であり、主人公も知らないはずはない!

のだけれども、何故かその件についてなにも思い出せない主人公。

周りの人のうわさ話に耳を傾けてみると、どこどこの誰々さんが亡くなっただとか、遺体がどうのこうのだからもう大丈夫だとかわけのわからないことを言っている。


何かよからぬ企てを周りのみんながしてるのに、自分だけ意味が通じない…ってのは怖いですよねぇ(^_^;)

よくないこととは一体なんなのか。

誰かが死ぬと何が起こるのか。

ホラーめいた展開にちょっとゾッとしました(^_^;)


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☆サムザムシ
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虫歯菌を退治してくれるという虫のお話。

南九州のとある島にいるというサムザムシ。

その虫を使い、虫歯治療を行っているという歯医者さんがあるという話なんですが…

いくら虫歯菌を退治してくれるといっても、自分の口の中に得体の知れない虫を入れるってのは気持ち悪いですよね∑(゚д゚lll)

しかも、治療中だけってわけじゃなくて、治療が終わったあともずっとその虫を口の中で飼い続けないといけないという。。。

なかなか衝撃的で、気持ち悪いお話でした。。。
 
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読書記録「Another エピソードS(綾辻行人)」

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【あらすじ】
とある中学の関係者が次々に謎の死を遂げるというあの事件が起こったあの夏。関係者のひとりである見崎鳴は、家族で訪れた別荘で、不思議な体験をしていた。それは、死んだはずの人間、すなわち「幽霊」に鳴は会ったというのだ。確かに自分は死んだはずなのに、葬式もあげてもらえず、死体もどこかに隠されてしまったと言い張る彼。そんな彼とのエピソードを鳴は語り始めるのであったが…。


【感想】
映画化もされた「Another」のスピンオフ作品ですね。

大量の死人が出た「Another」の事件の夏、見崎鳴が体験した不思議な出来事を描いた作品になっています。

で、実は僕、「Another」の大ファンで、かなーりワクワクドキドキして読んだ記憶があるので、この作品も似たような系統のお話なのかなーと思って結構期待して読んでしまったんですが…

あっちの作品と比べてしまうと、だいぶ見劣りした内容になってますね(^_^;)

あっちは、謎が謎を呼ぶような、ハラハラ・ドキドキの展開で、いったいどうなっちゃうの!?ってな感じで目が話せなかったんですが…

こちらは、幽霊の正体はちょっと気になるものの、さほど盛り上がる感じでもなく、なんか淡々としちゃった感じで。

肝心のどんでん返しの部分も、正直なところ、なんだかなぁといった感じでちょっと微妙な感じで。

「Another」ばりの面白さを期待してしまったのがいけないんだとは思いますが、ちょっと期待はずれ感が強くなってしまった作品でした(^_^;)

ただ、良かったなーって思えたのは、ラストの意味深な終わり方な部分ですかね?

あんなことになってしまった某人が、その後どうなっていくのか、たぶん続編で描かれるんだとは思いますが、そこんところが気になりました。

続編こそは「Another」レベルの作品であることを期待して、気長に待ってみることにします(笑)

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☆幽霊になるってどんな気分なんだろー
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ちなみに、この作品、謎の死を遂げてしまった「幽霊」が主人公っぽかったりするんですが…

「幽霊」になって生きていく(?)っていうのがなかなか寂しそうだなーってのを感じました。

まぁ幽霊なので、基本誰にも見えない(?)わけですからねー。

誰かと話をしたくても、相手には自分の姿は見えないし、自分の声は聞こえない。

成仏したいと願っても、何故か家族はお葬式もあげてくれない。。。

まぁ盛大なお葬式は望まないですが、「死んだ」という事実さえ無視されてしまうような死に方だけはしたくないですねぇ。。。

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☆注意事項
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あと、ちょっと注意事項なんですが…

この作品は「Another」のスピンオフ作品なので、「Another」未読な方は読まないでください(笑)

「Another」のネタバレがちらほらと出てきちゃってますよん。

逆に言えば、あの人とこの人にこんな因果関係が!みたいな見方もできるので、その辺も掘り下げてみるとちょっとおもしろいかもしれないですね。
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読書記録「奇面館の殺人(綾辻行人)」

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 【あらすじ】
容貌の似ている知人に頼まれ、「奇面館」という不思議な館にやってきた鹿谷門実。そこでは、彼は、同じく館を訪れた5人の男たちと出会うことになるのであったが、突然の大雪により、彼らは館に閉じ込められてしまうのであった。過去にも似たような事態に何度も遭遇している鹿谷門実は、その事態に嫌な予感を感じるのであったが、それを裏付けるかのように、館内では殺人事件が発生してしまうのであった…。


【感想】
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☆シリーズ9作目?
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綾辻行人さんの「館シリーズ」9作目ですね。

10作で一区切りつきたいという話らしいので、完結編(?)前の作品ってことになるんでしょうか。

怪しげな館に閉じ込められて、殺人事件が起こる。

そんな「お約束」〜な部分は今までと同様なんですが、登場人物がみんな「仮面」をかぶってたり、館にいる人がみんな同じ年齢で、同じような体格の男性ばっかりという、ちょっと特殊な状況下で発生した事件なので、所々遊び心が散りばめられてるような印象がありました。

殺されてるのは本当にあの人なのか?誰かが実はすりかわってるんじゃないか?

…みたいな舞台設定は、なかなか凝ってるなぁって感じでした。

登場人物の名前も、実際の名前じゃなくて「○○の仮面」みたいに、仮面で呼んだりするので、ちょっとややこしかったりもするんですが、そういう面も含めて、もしかしてこれがこうだからこうなんじゃないか〜?みたいなのを推理してみるのも面白いんじゃないかと思いますね。

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☆連続殺人事件…?
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ただ、館に閉じ込められて、事件が次々発生して、次に殺されるのは自分じゃないか?って思うような、ハラハラどきどきな展開ではなかったので、そこはちょっと残念でしたね。

どっちかっていうと、推理合戦を繰り広げてるような感じなので。

他の「館シリーズ」みたいな、大掛かりなトリックが仕掛けられていたり、大量連続殺人事件が発生したりするわけじゃないので、そこらへんは個人的にちょっと物足りない感じでした。

次作でラストなのであれば、なんかもっとド派手な展開を期待したいですね。


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小説「眼球綺譚(綾辻行人)」

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 【あらすじ】
ちょっと変わった「特別料理」が味わえるというお店「YUI」。とある界隈では有名なその店に、私は、妻の可菜を連れて訪れてみることにしたのであったが…。


【感想】
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☆衝撃的な「特別料理」
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ちょっとグロ系なホラー短篇集なんですが…一番インパクトがあったのがこの「特別料理」でした。

「特別料理」っていうと、さぞかし「美味しそうなごちそう」が出てくるのかな?って思ってしまうところですが...

そうは問屋が下ろさないぞ。ってところがこの作品のインパクトがでかいところですかね(^_^;)

ちょっと変わったお店が舞台になってるんですが、出てくる料理がいわゆる「ゲテモノ系」なんですよね。。。

ゴ●●●からはじまってミ●●と来て、サ●●●●、ヒ●と続く。。。

この作家さんも結構文章力があって結構生々しく描かれているので、読んでるとだんだん気分が悪くなってきます。。。

食前に読むと食欲がなくなり、食後に読むと吐き気を催すこと間違いなしなので、食前・食後に読むのはやめておいた方が無難かと思います。。。


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☆不思議な「再生」
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で、一番好きだったのは「再生」ですかね。

「自分の体はいくら傷つけられても必ず再生する。」という不思議な体を持った女性の話です。

指を切ってしまっても生えてきて、足を切ってしまっても生えてきて、絶対に死なない(?)女性。

じゃあ頭を切っちゃったらどうなるの?って話なんですが…。

ホラーなのでやっぱりちょっとゾクゾクっとするような展開ですね(^_^;)


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小説「びっくり館の殺人」

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 【あらすじ】
 とある街に不思議なお館があった。その名も「びっくり館」。なぜ「びっくり館」という名前なのかはさだかではなかったのであったが、とにかく、その館には怪しげな噂が流れていた。そんな「びっくり館」に住む少年、俊生と仲良くなった三知也は、ある日、同級生の湖山あおい、そして、俊生の家庭教師をしていた大学生の新名努と共に、その「びっくり館」を訪れることになったのであったが、そこで、館の主人である古屋敷氏が何者かによって殺害されているのを発見してしまうのであった。

【感想】
 子供向けの「ミステリーランド」発の作品なので、若干今までの「館シリーズ」とは毛色が違うかな…といった印象でした。主人公が小学生だったり、連続殺人事件が起こるわけでもなかったり、途中でホラー小説っぽい(?)挿絵が挿入されていたりで、「不思議な館で殺人事件が起こる」といった部分は今までの作品を踏襲しているんですが、正直言って「館シリーズ」ってするには違和感を感じたんですよね…。

 館に住んでいる俊生、そして、祖父、姉、母。それぞれみんな怪しげに描かれているんですが、結局、最終的にはなんだったのか…という部分もちょっと消化不良なような気がします。やっぱりなんかホラー小説っぽい終わり方…にもみえるんで、どっちかっていうと「囁きシリーズ」に加えてあげた方がいいような気がしますね。

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小説「Another」

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評価:
綾辻 行人
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,995
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
とある事情から、夜見山北中学という田舎の中学校へと転校することになってしまった榊原恒一は、そこで奇妙な光景を目撃する。教師も含めたクラスの全員が、とある女子生徒が存在しないかのように振舞っているのだ。恒一にはもちろん彼女が見えているし、話しかければ返事もする。何かのいじめなのかと違和感を感じた恒一であったが、ある日、恒一がいるクラスには「死んだはずの人間」が紛れ込んいるのだという噂を耳にする。まさか彼女は本当にお化けなのかという疑惑が頭をよぎる恒一であったが…。

【感想】
クラスメイトやその関係者がどんどん死んでいくという学園ミステリ(学園ホラー?)の作品なんですが、ものすごく面白かったです。雰囲気としては昔流行った「バトルロワイヤル」とか、辻村深月さんの「冷たい校舎の時は止まる」に近いでしょうか。学園が舞台で、仲間がどんどん死んでいく恐怖と、誰かが”犯人(お化け)”なんだという疑心暗鬼になってるような心理状態が上手く描かれてると思います。
結構前から綾辻行人さんのファンで、密室がでてくる「館」シリーズとかけっこう好きな作品は沢山あったりするんですが、この作品が、今まで読んできた中で一番良かったですね。綾辻ファンならばきっと誰でも満足できる出来になってるんじゃないかと思います。
ちなみに、まだ1月であんまり冊数を読んでいないのでなんですが、早くも自分の中で今年NO1の作品になりそうな気がします。久しぶりにハラハラドキドキするような小説に出会いました(笑)次々に人が死んでいくような話なので、そういうのが嫌いじゃなければオススメです。

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小説「緋色の囁き」

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評価:
綾辻 行人
講談社
¥ 750
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
実の叔母と名乗る人物が突然現れ、今まで本当の両親だと信じて疑わなかった両親が赤の他人だったと知った冴子は、叔母の薦めにより、叔母が経営する聖真女学園に転入し、そこで寮生活をすることとなった。しかし、彼女が転入してから数日後、事件は発生する。なんと、彼女と同じ部屋で生活していたクラスメイトの恵が焼身自殺してしまうのであった。彼女が自殺するはずはないと信じる冴子であったが、さらに事件は起こってしまうのであった。

【感想】
綾辻さんの「囁き」シリーズなんですが…学園が舞台の連続殺人モノなので、結構楽しめました。やっぱりラストとか犯人がちょっと強引な気がしなくもないんですが…物語の展開は楽しめたのでよかったです。
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小説「黄昏の囁き」

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評価:
綾辻 行人
講談社
¥ 620
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
謎の転落死を遂げた兄の死の真相を探る為、帰郷してきた弟の翔二は、兄の通っていた予備校の教師をしていたという占部と出会う。兄の死に不審な点があることを聞いた占部は、翔二に協力することを誓い、共に兄の知人に会ってくれることになったのだったが、出会った兄の同級生達は皆何かに脅えたような仕草を示すのであった。そして、事件は再び起こる。兄の同級生達が次々と殺害されていくのであった。

【感想】
綾辻さんの「囁き」シリーズの作品なんですが…正直「館」シリーズと比べるとなんか大分劣ってるような印象が強いですね。特にこの作品。中盤まではけっこう面白いなーって思うんですが、ラストがひどいです…。この人が犯人でこんな犯行動機だなんて無茶苦茶でしょう…。正直ガッカリな作品ですね。

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小説「フリークス」

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評価:
綾辻 行人
光文社
¥ 580
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
醜い容姿の為、コンプレックスを持った男J・M。
彼はそのコンプレックスを解消する為に、
子供を誘拐しては、その子供に改造を施し、
醜い怪物へと造り替えてしまっていた。
両手両足を切断されてしまった「キャタピラー」
片目を潰されてしまった「サイクロプス」
皮膚を鱗にされてしまった「スケイルフェイス」
背骨を曲げられてしまった「パンプバック」
新たな手を付けられてしまった「スリーアームド」
その家にはそんな5人の子供達がいた。
だが、ある日、そのJ・Mが何者かに殺害される
という事件が発生した。
果たしてJ・Mを殺害したのはいったい誰なのか…


【感想】
「フリークス」というタイトルの通り、
ちょっと特異体質な人々が登場する作品です。

設定も特殊、登場人物も特殊で
特殊だらけの内容なんですが、
ストーリーの方はなかなか
凝っていて面白かったです。
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小説「殺人鬼」

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評価:
綾辻 行人
新潮社
¥ 540
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
とある人里離れた山荘に、TCメンバーズという団体が
夏合宿としてやってきていた。構成員は老若男女様々で
親睦を深める為に和気藹々と盛り上がっていたのだったが、
翌朝、メンバーのうち3人の姿が消えていることに気づく。
不審に思う残されたメンバー達であったが、消えた3人は
既に何者かによって殺害されてしまった後であった。

【感想】
感想は…思っていた以上にグロテスクでした。
次々に登場人物が殺害されていくっていうのは
普通のミステリでも多く登場する展開なので、
そんなに刺激的って感じはしないかと思いますが、
この作品は、殺害される様子を生々しく描いているので
かなりグロテスクです。
読んでいると段々気分が悪くなってくる…そんな小説です。

登場人物がリアルに殺害されていく描写がたまらない
というような読者はあんまりいないかと思いますが
(スプラッタ系の映画なら少なからずファンはいるようなので、
  こういう小説も需要があるってことでしょうか?)
ここまで生々しく描かなくてもいいんじゃないかと疑問です。

あと、小説のオチの方も、ちょっとこれはないだろー的な
展開だったのが残念でした。ある意味反則技な気がします。
こんなんなら殺人鬼の正体とか謎のまま終わっていた方が
スッキリするような気がしますが…。
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