映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「丕緒の鳥(小野不由美)」

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 【感想】
やっと来ました十二国記最新刊!

12年ぶりの新刊ということで楽しみに読んでみたんですが…

読んでみた感じとしては意外と地味な印象。。。

どこぞのレビューでちらっと見たんですが、今までのが「国の物語」だとするとこちらは「民の物語」

お偉いさんたちが、上の方でドロドロした政治抗争を繰り返してたとしても、民はそんなの関係なく生きていかなきゃいけないんですもんね。

国に期待しても裏切られるだけ。

自分の人生、自分で生き抜け!みたいな、そんな必死さを感じました。


以下、印象的だった短編の感想です。
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☆落照の獄
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何人もの人間を殺害した極悪人がいたとして、その人間を「死刑」に処するというのは有りかなしかというお話。

まぁ日本は死刑制度を保持していて、割と受け入れられているかと思うので、「有り」だと答える人が多いのかもしれませんが…

実際に「死刑」を導入したからといって、犯罪が減るのかと言われれば、それはちょっと懐疑的ではありますよね。

また、人を殺すことはいけないこと!だと言ってるのにも関わらず、法が人を殺す判決を下す!っていうのもまぁなんか矛盾しているし、

実際に死刑の実行を命じる大臣や、死刑台のボタンを押す人は、間接的に人を殺してることにもなるわけで、人を殺してしまった!という悩みに苛まされることもありえそうではありますよね。

死刑問題って改めて難しいことなんだなって感じました。

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☆風信
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女人追放令とかいうとんでもない法律が成立したせいで家族を殺され、内乱が起こったせいで家を焼かれた少女の話。

国は民を守るのが当然!っていう意識は割と誰にでもあるかと思いますが…

民を守るはずの法律が、民を苦しめる方向に向いてきたら…怖ろしいことではありますよね。

○○をしたら死刑!✕✕をしたら追放!とか。

国のせいで家族を失い、家を失い、友人を失う。

今も某国ではそんな感じなんでしょうけど、犯罪を犯さなければ平和に生きていける日本は改めていい国なんだなぁって感じました。

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読書記録「華胥の夢(小野不由美)」

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 【感想】
十二国記シリーズの短篇集。

前作までで戴の国が大変なことになっていてその続き…

ではなくて、今までに出てきた登場人物たちが主人公になってたりするスピンオフ作品集みたいな感じですね。

でも、短篇集だからといって侮る事なかれ。

相変わらず色々と「政治」について考えさせられることが多くて面白かったです。

国を治めるっていうのはやっぱり大変なことなんだなって思いますね。


以下、印象的だった短編の感想です。
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☆華胥
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国民の期待を背負って王位についたものの、国を傾かせてしまった王様のお話。

これって日本の政権交代が起こるはるか昔に書かれた話ではあるんですが…

日本の未来を暗示しているかのような展開がなんかすごいなって感じでした(^_^;)

前王が腐敗の限りを尽くし、国を傾かせてしまったから、今度は国を発展させようと躍起になる現王。

でも、悲しいことに、現王は国を担う能力に欠けていて。

毎日一生懸命に働いて、頑張っているのは誰もが認めている。

でも、その頑張ってる方向が間違っていて、一向に成果がでないっていうのは…

やっぱり一国を担う王としてはふさわしくはないってことですよね。

悪政を強いる王もよくないですが、無能の王も同じくらいよろしくない。

国を統べるってのは改めて難しいんだなってのを感じました。

批判は誰にでもできますが、批判してる人に実際にやらせてみて実際にできるかっていうとそうとも限らないのですね(^_^;)

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☆帰山
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とある長寿国が、滅びゆく周辺の国々を眺めているというお話。

なんか日本みたいな平和な現世に暮らしていると、国が滅びるっていうことがイマイチどういうことなのかピンとこなかったりするんですが…

かつて一大勢力を誇ったローマ帝国や、モンゴル帝国といった大帝国でさえも歴史の波に飲まれて滅びていったわけですもんねぇ。

それはきっと目に見えるようなハッキリとした衰退の仕方ではないのかもしれませんが…

どんな国でも栄えて滅び行くのが運命なのだとしたら、なんだか不思議な感じがするなぁと思ったお話でした。

(長い不景気にさらされている日本は果たして滅びの道を歩んでいるのでしょうか…?)


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読書記録「魔性の子(小野不由美)」

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 【あらすじ】
とある高校に教育実習生としてやってきた広瀬。彼は、そこでひとりだけ異質な空気を放つ少年を発見した。決して目立った生徒ではないのだが、周りの彼に対する態度がどことなくおかしいのだ。噂によると、彼は幼い頃に神隠しに遭ったことがあり、それ以来、彼の周りでは不審な事件が繰り返し起こっているのだという。広瀬はそんな噂を半信半疑で聞いていたのであったが…。


【感想】
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☆祟る子
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危害を加えると、必ずと言っていいほど祟られるという噂のある少年のお話。

同級生がその子をいじめれば、いじめた子は謎の死を遂げ、

教師がその子をしかれば、その教師も謎の死を遂げ、

その子は呪われているんじゃないかと噂話をすれば、噂した者は謎の怪我をする。

ひとり、またひとりと少年の周りから人が消えていく様は…読んでいてなかなかぞっとしました(^_^;)

本人に復讐の気があって、陰で呪いでもかけているならまだしも、

自分の意思とは関係なく周りで人が死んでいって、自分の周りには誰もいなくなるってのはたまったもんじゃないですね(^_^;)

呪われた子だと敬遠され、家族にも学校にも守ってもらえない少年。

こんなんだったら死にたくなってもおかしくないよなぁと思ってしまいました。

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☆あのお話の裏側
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で、そんなこんなな少年の話なんですが…

実は十二国記の「黄昏の岸 暁の天」の裏側の話だっていうのが奥が深いなーって感じました。


十二国記が未読なら、単にホラーめいた少年の話、で済む内容の話ではあるんですが…

十二国記を読んでると、途中で出てくる謎の手とか、謎の犬(?)とか、謎の女の正体が明らかになるんですよね。

少年にまとわりつく祟りの原因は一体なんなのか。とか、

少年が過去に遭遇した神かくしとは一体なんだったのか。とか、

なぜ少年はこんな目に遭わなくてはいけないのか。とか。


それはすべて十二国記の方で明らかになる内容ではあるんですが…

十二国記の「黄昏の岸 暁の天」が出版されるよりかなり前に書かれたこっちで、これだけ緻密にリンクしてるなんて、改めて小野不由美さんってすごいなって感じた作品でした。


十二国記は長そうだからちょっと…という方でも、こちらは日本が舞台のホラー作品なので、ホラーが苦手じゃなければ楽しめると思います。

十二国記の入り口として読んでみるのもありかと思うので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

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読書記録「黄昏の岸 暁の天(小野不由美)」

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 【あらすじ】
十二国のうちの一つ「戴」そこは、長年の間王が不在であり、ようやく現れた王により、国が整えられはじめていたのであったが、ある日発生した大規模反乱により、王は行方不明となってしまうのであった。一方、王と並び国を守るはずの麒麟も、時を同じくして消失。戴は再び混乱の世に陥っていくのであった…。


【感想】
えっと、十二国記シリーズ6作目…かな?

今回は、以前出てきた「戴」という国の王と麒麟が行方不明になってしまった…というお話。

ファンタジー作品ではあるんですが、相変わらず政治色が強いので色々考えさせられました。

例えば、他国が内戦状態に陥った時、隣国は軍隊を派遣すべきか否かとか。

現実社会でも最近内戦してる国がありますが…

他国のことだからといって多くの民が虐殺されていくのを見過ごすのが正しいのか、

あるいは、他国のことなのに、自国の軍隊を出兵させて、自国民の兵隊の血を流させるのが正しいのか。

自国のことだけを考えるのであれば、出兵させないのが正しい選択なのでしょうけど、他国のことだからといって多くの人が殺されていくのを黙って見過ごすっていうのもなんか後味悪いですよね。。。

日本も憲法改正したとしたら、こういう決断を下さないといけない時も来る。

なんか複雑だなぁってのを感じました。


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☆オールスター総登場
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あと、印象的だったのは、今までのメインキャラクターが総登場ってところですかねー。

「戴」の国を救うために、各国が協力して事に挑む!って雰囲気は、これから何かが始まるぞー!って感じでワクワクしました(笑)

そして、それにくわえて、今まで謎だった、「天」の存在がチラホラと。

「天」というものが本当に存在して、神様が本当にいるのだとしたら、何故罪もない人々が苦しんで殺されるような事態になってしまうのか。

あるいは、所詮この世の中は「誰か」が作ったゲームの中のことで、人の生き死には単なる「ゲーム」でしかない、のか。

見方を変えれば、現実世界にも当てはまるようなこの問いかけ。改めて奥が深いなぁって思いました。




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読書記録「図南の翼(小野不由美)」

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 【感想】
十二国記5作目ですね。

今回は王が倒れてから27年も王がいないまま国が荒れ果ててしまった「恭」という国のお話。

王がいなくなって、こんなに国が荒れ果ててしまっているのに、一向に王が起つ気配がない!

こうなったら自分が王になるしかない!と、まだ子どもな少女が登極の旅に出る…というストーリーですね。


自分たちの周りにいる大人たちは、政治が上手くいっていないことに不満を言ったり、嘆いてはいるものの、

自分たちは決して何も変えようとしないで、きっと誰かがなんとかしてくれるだろうと待っているだけ。

みんながみんなそう思っていたら、国なんてよくなるわけがないですね(^_^;)

そんなにこの国の政治がだめなら自分がそんな政治を変えてやる!

それくらいの意気込みを持った若い人たちがたくさん出てきてくれれば、世の中変わるのかなって思いました。

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☆助けるか、見捨てるか
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あと印象的だったのは、目の前で食糧不足で苦しんでいる人がいたとして、彼らに対して施しをするのが正しいのか、見捨てるのが正しいのかってところ。

目の前で食糧不足で苦しんでいる人たちがいて、その人に食料を分け与えることで、その人たちはその日だけは助かることができるかもしれない。

でも、明日は?明後日は?そういう人は明日も明後日も食料不足で苦しむはず。

ましてや、食糧不足の人たちに食料を配り続けたら、いずれは自分たちの食料が尽きてしまう。そうなったらどうするのか。

みんなと一緒に餓死するのが正しいのか、それとも、やはり見捨てていくのが正しいのか。

ちょっと哲学チックで難しい問いかとは思うんですが、なかなか奥が深いなーって感じました。


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読書記録「風の万里 黎明の空(小野不由美)」

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  【感想】
十二国記シリーズ4作目です。

今作は慶の国の景王が王位についてからの話〜ということで、だいぶ政治色が強くなってきてはいるんですが、いろいろ考えさせられることも多くて、面白かったです。

王を選ぶ「麒麟」によって、突然、王にさせられてしまった景王。

しかし、王になったことなんてもちろんあるわけがないし、政治のことなんて右も左もわからない。

そんな景王は、やがて部下に舐められ、無能扱いされ、さらには誰も彼女の言うことは聞かないお飾り状態に。

…っていうような話なんですが、いくらやる気があると言っても、部下が言うことを聞かないってのはなかなか厳しいですよね。

王様もなかなか大変ねーっていうような感じのお話でした。


ただ、そんな景王もただ黙ってやられてるだけ!じゃないってところが痛快で良かったですね。

正義は勝つ!ってわけじゃないですが、言うこと聞かなかったり、足を引っ張ってくるようなムカつく部下をバッサバッサと切り捨てていくラストはなかなか読んでて気持ちよかったです。

現実の政治でも総理が何か決めたとしても、それに従わなかったり、足を引っ張ってくるようなお役人や政治家が多いような気がしますが…

そんなのに負けずにリーダーシップを発揮していって欲しいなって思いました(まぁ難しいのかもしれませんが)


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☆悪い王とは…
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で、上記は良い王様の見本!って感じではあったんですが、悪い王様ってのも色々出てきてたのが面白かったです。

政治にあまり熱心ではなくて、側近の言いなりになって国を傾けさせてしまった王。

国民のことは顧みずに、自分に都合のいい法律ばかりを作ってしまった王。

方針としてはよかったものの、法律を違反した場合の罰則が厳しすぎて処刑されてしまった王。


つまりは、やる気がなかったり、無能で自分で何も決められなかったり、有能であっても人望がなくて周りが言うことを聞かなかったりしたら君主として存在してる意味がないし、

はたまた、リーダーシップが強くても、その方向が間違っていたりして、自分の好き勝手にやってしまうと独裁政治になってしまって国民にとってはよろしくないってことなんですよね。

ただ頑張ればいいってわけじゃない政治。良い君主になるのもなかなか大変そうだなーって感じました。

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読書記録「東の海神 西の滄海(小野不由美)」

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 【あらすじ】
雁国の麒麟である六太。彼が突如何者かによって誘拐されるという事件が発生した。どうやら、雁国の一部である元州を収めている斡由という人物が謀反を起こす際の人質として六太を誘拐したらしい。麒麟である六太が死ねば王も死ぬ。究極の危機に陥った延王は…。

 【感想】
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☆十二国記3作目
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十二国記シリーズ3作目ですね。

今回のお話は、名君と呼ばれている延王が王に即位する前と、即位してから数年が経過した後の物語。

いかに名君と言われようとも、やはり即位したての王じゃ経験も浅いし、名君には程遠い〜というような扱いを受けていたのが印象的でした。

まぁ中には王になればすぐにその能力を発揮して、みるみる改革を実現させて、国をどんどん富ませて行ける〜って人もいるんでしょうけど、

そうじゃないなら最初のうちはやっぱり上手くいかないことだってありますよね。きっと。

日本の場合はここ数年トップが変わりまくってますが…

もうちょっと長い目で見てあげたら化ける人もいたのかも…とちょっと思いました。

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☆王は何のために存在するのか?
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あと、「王は何のために存在するのか?」がテーマになっているらしく、そこんところも印象的でした。

自分の私腹を肥やすため?

民を虐げるため?

それとも、民を守るため?

国を富ますため?

まぁこれは王様ごとに考え方が違ってくることなんでしょうけど…

国民からしたら私腹を肥やすためだったり、国民を虐げるためだったら悲惨ですよね(^_^;)


ちなみに、日本の昨今の政治家はどっちの方を向いて政治を行ってるのかちょっと怪しいですが…

自分だけ儲かればいい!とか、国民なんてどうでもいいさ!なんて考え方で政治を行なっていないことを祈りたいなーって思いました。


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読書記録「風の海 迷宮の岸(小野不由美)」

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  【あらすじ】
「王」を選ぶことを使命として生まれた神獣「麒麟」。その麒麟が蝕という災害によってどこかに流されてしまった。麒麟が不在のままでは王を選ぶことができず、王が不在の国は乱れてしまう。麒麟の守護を命ぜられていた女怪である汕子は、10年の時をかけ、ようやく麒麟が蓬莱(日本)にいることを突き止めるのであったが…。

 【感想】
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☆少年の転機
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日本で生まれ育った少年が、実は、異世界の「麒麟」という生物で、王を任命するという宿命を背負っていた…という話ですね。

日本から無理矢理異世界に連れて来られて…っていう部分は、前作の主人公「陽子」に似通った部分はあるんですが…

あちらはわけも分からず一人で生きていかなければならなかったのに対して、こちらは、大事な大事な「麒麟」として、女官たちに育てられることになったってあたりがだいぶ違っていました。

ただ、いきなり連れて来られて、あなたは実は身分の高い方なんです、と言われて、新たな王様を探してきてください。って言われても困っちゃいますよね(^_^;)

しかも、今まで日本で暮らしてきたせいか、本来の麒麟であればできるはずの転変(本来の姿に変身すること)も出来なくて。

自分は欠陥品なんじゃないか。と悩んでしまう主人公がある意味可哀想でした。

ただ、少年が苦悩するだけの話じゃなくて、ちゃんと少年が成長していく話なのが前向きな感じで良かったですね。

こっちの世界のことは何もわからず、ただ戸惑ってばかりの少年が、この後どうなっていくのか。そこんところが気になりました。

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☆一応続き物だけれども…
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あと、物語としては、一応「月の影 影の海」の続編になっているんですが…

時代設定としては、「月の影 影の海」の主人公の陽子がこっちの世界にやってくるより前の話っていうのがユニークでした。

そして、前作では主に「雁」と「慶」と「巧」の国が舞台だったのに対して、今作は「蓬山」と「戴」が舞台。

改めてスケールのでかい話だなーと思わずにはいられないストーリーでした(^_^;)

(2作目まで来ても出てくる国がまだ3分の1にしか満たないです(^_^;))


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読書記録「月の影 影の海(小野不由美)」

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  【あらすじ】
髪の色は若干赤毛がかっているものの、性格は真面目で優等生な女子高生である中嶋陽子。彼女は毎日普通に学校に通う平凡な日々を送っていたのであったが、ある日、その平凡な日々が壊されることになった。ケイキと呼ばれる謎の男が彼女の前に現れ、無理矢理彼女を連れ去ったのだ。そして、彼女らを追いかけてくるのは、見たこともないような化け物たち。一体自分はどうなってしまうのか。陽子は途方に暮れるのであったが…。

 【感想】
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☆十二国記シリーズ1作目
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大人気ファンタジーの十二国記シリーズの1作目ですね。

なにやら最近新作が数年ぶりに出た!ということで、最新刊を読む前にシリーズを最初から読み直すことにしました。


ちなみに、十二国記っていうのは、この現実世界じゃなくて異世界に存在する十二の国々を舞台にした物語なんですが…

今作はその最初のお話…ということで、主人公の女子高生の陽子が、ケイキと呼ばれる謎の男にどこかに連れ去られてしまう…というところからスタートしてます。

ごくごく平凡な普通の女子高生だったのに、ある日突然見知らぬ男に連れて行かれてわけわかんないところに置き去りにされてしまった陽子。

そして、周りにいるのは明らかに日本人ではない人々と、見たこともないような妖魔と、得体のしれない喋る生き物たち。

この人は優しい人だと思って信用すれば売春宿に売り飛ばされそうになり、役所を頼れば犯罪者のように追われ、村の外に出れば怪物たちに襲われる。

なかなか悲劇的な展開で、今後一体陽子はどうなってしまうのか!?ってところが読んでて気になっちゃいますね(^_^;)


ただ、そんな冒険ファンタジーとして読んでも面白いんですが…

それ以上に、三国志とかああいう歴史物に匹敵するような、壮大な世界観がこの作品の見どころですね。

なにせ「十二国記」なだけあって国が12個も出てくるので、王様も12人くらい出てくるし、それを補佐する武将たちもわんさかわんさか。

歴史物が苦手な人だとちょっとこんがらがっちゃうかもしれないですが、どことどこの国が仲良しで、どこの国の王様が暴君で、どこの国が荒廃してて、とかそういう細かい設定満載なので読んでて楽しいです。

三国志とかそういうのが好きな方は絶対ハマれると思うので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。


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読書記録「鬼談百景(小野不由美)」

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評価:
小野不由美
メディアファクトリー
¥ 1,680

 【感想】
割と身近にありそうな怪談話を集めた短篇集ですね。

ただ、単に怪談をいくつか集めた短篇集ってだけならさほど珍しくはないかと思うんですが…

「鬼談百景」ってタイトルから想像できるように、怪談を「約100編」集めた短篇集ってところがなんかすごかったです。

短編がそもそもあんまり得意じゃないせいもあるのかもしれないですが、なんか読んでも読んでも読んでも読んでも終わらないような感じで。。。

しかも、約100編もあるせいか、意外と似たような話も混じってたりして、あれ?これさっきも読まなかったっけ?みたいな違った意味のホラーを感じたり。。。

小野不由美さんの作品は割と好きだったんですが、これはまた読んでて疲れる作品でした(^_^;)


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☆よくある学校の怪談
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で、一番多く収録されてたのはやっぱり学校の怪談ですかねぇ。

僕は学生の頃、怪談話なんて全然聞かなかったので、自分の母校にそんな怪談とかあったのかどうかは全くわからないんですが、普通は学校の怪談ってあったりするもんなんですかね?

○○の教室で誰かが自殺した!とか、誰かが事故で死んだ!とか、誰もいないはずの教室から声が聞こえるとか。。。

お化けが出る!とかいうのはさすがにあんまり信じたくないですが、長い歴史を持った学校だったら、

生徒の一人や二人、亡くなってる人がいてもおかしくはないし、そう考えると、やっぱりちょっと不気味な感じがしなくもないですよね。。。

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☆よくある家の怪談
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あと、他に多く収録されてたのは、家の怪談ですかね。

誰もいないはずの部屋から足音がしたり、寝ていると誰かが上に乗っているような気配がしたり、いないはずの人の姿が見えたり。。。

学校の怪談の方はもうさすがに学校に行くことはないので、読んでてそんなに気にすることはないんですが、

家の怪談の方は、もしかしたら、この家にもいるかも!なんて思えてきちゃうので、ちょっと読んでて怖くなりますね(^_^;)


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