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【あらすじ】
中学3年生の真は、ある日、たまたま見つけた古城のデッサンに触ると、そのデッサンに入れてしまうことを知る。同じく、中学3年生の珠美とデッサンの中を冒険してみることにしたのであったが。。。
【感想】
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☆ゲームの世界みたい
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たまたま見つけた古城のスケッチに触ると、絵の中に入れてしまった!というお話。
ひょんなことから異世界へ!
なんかゲームとかアニメの定番のような気はしますが…
こちらは主に出てくる登場人物が3人+αくらいだったので
その辺がちょっと物足りなかったかなーって印象でした。
折角異世界に迷い込んじゃうなら、もうちょっと仲間がいてもよかったかなーなんて。
ただ、その分、出て来る主人公3人組はそれぞれアクが強くていいかなとも思いましたが。
メインはごくごく普通の中学生のおとこのこ。
ヒロイン(?)は絵が得意でいじめられっ子の中学生のおんなのこ。
サブ(?)は漫画家のおっちゃん。
ひとりがいじめられっ子ってところがまた、若干闇を映し出してる感じがしますが…
まぁその辺もいろいろ描かれててよかったかなって思います。
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☆ちょっと怖い感じ
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あと、印象的だったのは、絵に入ると、すごーく苦しくなるところですかねぇ。。。
絵に入って出たあとは、すごーくお腹が空いて、すごーく気持ち悪くて、めまいがしたり、身体が痛かったり。
ひどくなると、黄疸が出たり、血尿が出たり、臓器に異常が見られたり。
ちょこっとお気楽に異世界に遊びにいってきまーす♪って感じなら楽しいかもしれないですが
行く度に、健康でなくなっていくのはなかなかつらいものがありますね。。。
JUGEMテーマ:読書
【あらすじ】
今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎。彼は、たまたま乗り合わせたバスでバスジャックに遭遇し、人質として捕らわれてしまうのであったが…。
【感想】
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☆かなりの大作。。
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かなーりひさしぶりに読んだ宮部みゆき作品。
700ページもある超大作なので、読書欲が低減しまくりの昨今、果たして読み切れるのだろうかと思いつつ読んでみたんですが…
うん。かなーり読むのがつらかったです(^_^;)
さすが宮部みゆきさんって言うべきなんでしょうけど、かなーり重厚なんですよね。。。
最近軽めの本(?)ばかり読んでいたせいなのか、なかなかページが進まない。。。
宮部みゆき作品、昔は好きだったのに、こんなに苦手になってしまったのかと思わずにはいられない作品でした。。。
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☆善と悪か…
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まぁそれはさておき…
話の内容の方もなかなかぎっしり詰まった感じで読み応えがありました。。。
突然のバスのハイジャックから物語はスタートしていくんですが、
なんか読み進めて行くうちに、何が善で何が悪なのかよくわからなくなってくるんですよね。。。
誰かにとっては悪い人、でも、その人は違う誰かの大事な人かもしれない。
誰かにとっては悪い人は、みんなにとっては悪い人じゃないかもしれない。
でもでも、一方的に悪だと決めつけて攻撃してくる「正義」な人もいる。
悪だと思ってる人が悪じゃなかったり、正義だと思ってる人が悪かもしれなかったり
なんだか社会って複雑にできてるよなーって感じるような、そんなお話でした。
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