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【感想】
遊園地を舞台にしたエンタテインメント小説ですかね。
遊園地で働くスタッフ、常に笑顔で踊り続けるダンサー、裏方のメンテナンスの整備員。
そんな、遊園地で働く人々のエピソードが出て来るんですが…
普段あんまり遊園地のことなんて考えないので、新鮮な気持ちで読むことができました。
途中から、遊園地内発火事件とか、脅迫状が届いたりしてなかなか過激になっていくんですが…
それを差し引いた普通のお仕事小説としてもなかなか面白いと思った作品でした。
以下、印象的だったお話の感想です。
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☆神様のいたずら
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インフォメーションセンター担当のスタッフとして働くことになった新人くんのお話。
顔に傷があることがコンプレックスで、接客業には自信がないと常々思っていた彼なんですが…
予想に反して生き生きと仕事をしていくような雰囲気になっていったのが印象的でした。
まぁ自信がないからといって、できないって決めつけてもやってみないとわからないって面もありますからね。
主にクレーム担当なので、理不尽な思いをすることも多そうで、読んでて大変な仕事なんだろうなーって思ったんですが…
それ以上になんかやりがいもあるようで、なかなか面白そうな仕事でもあるのかなって思ったお話でした。
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☆夢へのステップ
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パレードで踊っているダンサーのお話。
パレードや劇場で、一日中踊っていなきゃならないだけあって、体力勝負なこの仕事。
スキルも容姿も当然求められるのは当たり前なんですが…
それに反して薄給っていうのがなかなか世知辛いなーって思いました。
しかも、少しでも怪我とかしたら、降ろされて若手に仕事を奪われてしまうという弱肉強食の世界。
踊るのがただ好きなだけじゃやってけないんですね。。。
夢を追いかけて、遊園地から卒業していく人、挫折して夢破れていなくなる人
遊園地のダンサーってみんな苦労してるんだなーって思ったお話でした。。。
JUGEMテーマ:読書
【あらすじ】
23歳の時に大きな交通事故を起こしてしまった相馬克己は
植物状態もやむをえない重態に陥っていたのだが、
母の懸命な介護もあって、8年のリハビリを経て
奇跡の復活を遂げたのだった。
しかし、完全に回復したのではないため、
23歳以前の記憶は全くなくなってしまっていた。
昔の自分は一体どんな人物だったのか。
何も教えてくれないまま亡くなってしまった母には
もはや聞くこともできない為、自分で自分の
過去を調べることにしたのだが…
【感想】
「奇跡の人」というタイトルからして
きっと感動的な話なんだろうなと思いつつ
読んでみたのですが…
なんか想像していたのとは大分違いました^^;
主人公の性格が異常に悪くて、全く共感できなかったので、
感動したというよりは、読んでいて
イライラすることの方が多かったですね^^;