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評価:
蛇蔵,海野凪子
メディアファクトリー
¥ 998
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【感想】外国人に日本語を教える日本語教師が、実際に体験したことをもとにして描いたコミックエッセイですね。
今までは日本が舞台で、日本で日本語を勉強してる生徒たちが相手だったんですが…
今回は海外編ということで、海外各国で日本語を勉強してる人たちと触れ合ってます。
日本で勉強しているのとは違って、ホンモノの日本には行ったことがない人たちもたくさんいるということで…
日本で日本語を教えているのとはまた一味違ったネタが散りばめられていて結構楽しいですね。
コミックなので気軽に読めるし、それでいて知らないことも盛りだくさん!で勉強になる。
結構オススメのシリーズなので未読な方はぜひ読んでみてください。
以下、ちょっとだけ面白かったネタを。
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☆知らなくてすみません
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外国の日本好きな人はアイドル好きが多い!ということで、現地でAKBやらジャニーズやらの質問を浴びせられた先生。
嵐が…KAT-TUNが!と盛り上がっているのに、先生はジャニーズに詳しくないから会話に入れない。
下手に赤西くんが…なんて言おうもんならそれちがーう!な展開になってしまった!というお話。
若い子ならある程度ジャニーズ情勢には詳しいかもしれませんが…
そうじゃないと日本に住んでいながらもジャニーズのことなんてあんまりよくわかんないですよね(^_^;)
SMAPとか嵐ならともかく、キスマイやらせくしーぞーん?なんてのは僕もメンバー全然わかりませぬ。。。
ただ、外国でも日本のアイドルが人気!ってのはそれはそれでなんかうれしいですよねぇ(笑)
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☆漢字と歴史
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大学の院生クラスの授業に参加してみたところ、「文禄の朝鮮軍が…」という質問が!
日本人の自分たちでも「???」な感じなのに、院生たちは当たり前のように「小西行長が…」「加藤清正が…」と答えるというお話。
小西行長、加藤清正…まぁ歴史が好きな人なら知っていて当たり前なのかもしれませんが、歴史の授業ではおそらく出ては来ない人名ですよね(^_^;)
そこら辺の内容までがスラスラと出てくる外国人、おそるべし!って感じでした。
ただ、日本人である自分より、外国人である彼らの方が日本の歴史に詳しかったりしたら、それはそれでなんか悔しいですよね(^_^;)