映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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小説「the TEAM」

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評価:
井上 夢人
集英社
¥ 700
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 人気霊能力者の能城あや子。テレビ番組でも相手の悩みをズバッと見抜き、すぐに解決へと導くその実力に、人気は日に日に高まっていくのであったが、実は彼女には霊能力などというものは備わっておらず、実際は彼女をサポートするチームが、依頼者の素性を調査し、原因を究明していたのだった。そして、そのチームのメンバーである賢一と悠美は今日もまた、依頼者の調査を行うのであった…。

【感想】
 インチキ霊能力者の話なんですが…インチキして単純に金儲けをするような話ではなくて、依頼者の悩みを適切に取り除いてあげるような話なので、なかなか爽快な感じで面白かったです。たとえインチキであっても、依頼者の不安が取り除かれて、元気になるのであれば、それはそれでアリのような気がしますよね。(調査の為に空き巣に入るってのはちょっと問題あるかと思いますが^^;)
 それから、このインチキ霊能力者のウソを暴いてやろうとする「敵」も当然の如く出てくるんですが、それとのバトルも面白かったです。いくら「敵」と言えども、みんな何かしら悩みを抱えていたりするわけで、「敵」のワナをさらっと回避して、逆に「敵」の悩みを解決してあげちゃったりする展開はスカッとしてよかったです(笑)また、依頼者はそれぞれ謎を抱えていたりするので、その謎の真実に迫っていくような展開もワクワク感があって面白かったです。
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小説「メドゥサ、鏡をごらん」の感想

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評価:
井上 夢人
講談社
¥ 800
Amazonおすすめ度:
【あらすじ】
作家・藤井陽造は自らの体をセメントで固めるという衝撃的な方法で自殺を遂げる。
そして、その傍には、「メドゥサを見た」という謎の文章が添えられていた。
その事件の真実を探るため、主人公は調査を始めることにするが、
彼もまた、不可解な現象に襲われるようになる…。

【感想】
メドゥサ…髪の毛が蛇で目を見ると、見たものは石になってしまうという
女の怪物(?)なんですが…その話を上手い具合に絡ませてますね。
物語の途中で、メドゥサがどうして怪物になってしまったのかという
神話(?)の部分も登場するんですが、その神話は知らなかったので、
興味深くて面白かったです。
(女神アテナに嫉妬された女性が、アテナによって怪物にさせられ、
その後、怪物として人間のペルセウスに退治させられてしまうという
意外と可哀想な女性の話だったんですね^^;)

また、物語自体は自殺の真相を探る…と言った部分から始まるので、
ミステリっぽい展開ですが、この本はホラー小説なので、
最後までに謎がすべて解決したりはしません。
(一応自殺した間接的な原因は判明したりするんですが)

でも、ホラーとしての魅力は溢れているので、続きが気になって
けっこう最後まで一気読みできるんじゃないかと思います。
次から次へと怪奇現象が発生し、遺書に残されていた「メドゥサ」の
真実を知ったときはけっこう衝撃的でした。

ただ、後半からラストにかけては、
やや物語自体が支離滅裂になりつつあるような気がしなくもないですね^^;
正直つじつまがあってるのかどうかもよくわかりません。
(僕の理解力が乏しいだけなのかもしれませんが)
色々手を広げすぎて収拾がつかなくなって無理矢理終わらせた感じが
しなくもないんですが…まぁホラーなので、こういうのもありかなとも思います。
個人的にはすごく面白かったので★★★★★って感じですね。
本 【井上 夢人】 | comments(0) | -

小説「風が吹いたら桶屋がもうかる」の感想

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理屈っぽいイッカク、超能力が使えるヨーノスケ、
そして、なんの能力もない平凡な男シュンペイの3人は
倉庫のような部屋に3人で同居していたが、
そんな彼らのもとには、超能力が使えるという噂を
聞きつけた美女たちが次々とやってくるようになる。
ある女性は行方不明の彼を探して欲しいといい、
ある女性は、トイレで聞こえる謎の声を除霊して欲しいといい、
またある女性は、箱の中身を当てて欲しいという。
彼ら3人は、それぞれ彼女たちに協力するのだが…。

7つの短編集なのですが、中身はそれぞれ違えど、
お決まりのパターンで起承転結が構成されているので、
ある意味単調な展開と言えるかもしれないです。
(まぁでもミステリの短編集はどれもそんなもんかな?)

ただ、登場人物は非常にユニークでいいですね。
事件の推理はするものの、大幅にミスリードしてくれるイッカクと
超能力に没頭してほとんど何もしないヨーノスケ。
そして、さらに話を聞いてるだけ状態のシュンペイ。
すごく個性的で、アニメでも見てるような感覚でした。


あと、最後に「風がふいたら桶屋がもうかる」ってタイトル、
小説とは全く関係がないんですね…。
「風が吹いたら…桶屋がもうかる」のことわざ(?)みたいに
もっと些細な出来事が後々の章に影響してって
最後にはなにかドカンとやってくれるのか勝手に想像してたので、
そこら辺はちょっと残念でした。
でもそもそもなんでこのタイトルなんだろう??

ちなみに、各短編のタイトルは、以下の通り。
風が吹くとなんで桶屋がもうかるのさ!って思ってたら、
途中はこういうストーリーなんですねぇ(笑)

 風が吹いたらほこりが舞って
 目の見えぬ人ばかりふえたなら
 あんま志願が数千人
 品切れ三味線増産体制
 哀れな猫の大量虐殺
 ふえたネズミは風呂桶かじり
 とどのつまりは桶屋がもうかる
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小説「ダレカガナカニイル…」の感想

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評価:
井上 夢人
講談社
¥ 980
(2004-02)
Amazonおすすめ度:
ある事件をきっかけに、その事件で焼死したはずの女の声が
聞こえるようになってしまった男の物語。
その声の正体と、焼死事件の真実を巡るミステリ。

死んだはずの女の声が聞こえる(誰かが自分の中にいる)…
なんかまさしくホラーっぽい展開ですが、
そんなに怖い雰囲気ではかかれていないので読みやすいです。
不可解現象が起こってる話なので、SFとか
そっちの雰囲気が近いかもしれません。

なんにも謎は解決されないまま終わるのかなーと思ってたんですが、
意外と最後には謎解きまで入っていてなかなか面白かったです。
ちょっと分厚い本ですが、読み応えがあってよかったですね。
(ラストはやや納得いかない感じもしなくはないですが…)

本 【井上 夢人】 | comments(0) | trackbacks(0)

小説「パワー・オフ」の感想

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評価:
井上 夢人
集英社
¥ 840
(1999-07)
Amazonランキング: 121374位
Amazonおすすめ度:
ウィルスによる脅威をテーマにした小説。

まず、いまからだいぶ昔に書かれた小説なのに、
設定を現代に置き換えてもほぼ遜色なく読める
…ってところがすごいですね。
まだインターネットが普及してなくて、
パソコン通信の時代だというのに、ウィルスとか
人工生命とかそういうのを扱っていて、
現在を通り越して、進化するウィルスまで
登場しちゃってて、すごい面白いです。


本 【井上 夢人】 | comments(0) | trackbacks(0)

小説「もつれっぱなし」の感想

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評価:
井上 夢人
講談社
¥ 650
(2006-04-14)
Amazonランキング: 103745位
Amazonおすすめ度:
宇宙人、四十四年後、呪い、狼男、幽霊、嘘の6つの短編集。
全部が会話文だけで構成されているんですが、
突拍子もない話を突然されても信じるのって難しいですよね…
そんな短編集です。

○宇宙人の証明
ナメクジ型の宇宙人を助けたと主張する彼女と
それを信じることができない彼氏のお話。
一見普通のナメクジにしか見えないナメクジを
宇宙人だと突然言われても困りますよね…。

○四十四年後の証明
四十四年後から電話をかけてきた孫娘と、
その事実を信じることができない若い頃の祖父のお話。
これもまた、突然電話がかかってきて、
四十四年後から話してますと言われても…(笑)

○呪いの証明
ある日火事で死亡した上司は実は私が呪い殺したんだと言う彼女と
またまたそれを信じられない彼氏のお話。
呪いで人を殺したって言われても…普通は信じませんね(笑)

○狼男の証明
犬にかまれて依頼、満月の夜に狼男になってしまうタレントと
そのマネージャーのお話。
男の妄想なのか、それとも真実なのか…
その証明をしよう!ってところで話が終わってるので、
これはちょっと中途半端な終わり方…続きが気になります。

○幽霊の証明
自分は事故で死んでしまった幽霊なんだと言い張る彼女と
またまたまたそれを信じられない彼氏のお話。
これもまた、彼女の妄想なのか、真実なのか
証明をしよう!ってところで終わってるので、中途半端です…。
結論は一体どっちなのさ!

○嘘の証明
万引きをしていないと主張する女子高生とその先生のお話。
これが一番ちゃんと完結してる感じ。
オチもついていて面白かったです。


全体的に、変なことを言い出す人とそれを信じない人の
会話のもつれを楽しむ小説ですね。
やや中途半端なのがあるのが残念ですけど
なかなか面白かったです。
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小説「プラスティック」の感想

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プラスティック
プラスティック
井上 夢人

個人的評価:★★★☆☆

元岡嶋二人のメンバーの作品。
最近ちょこちょこ岡嶋二人の本を読んでたので
井上さんの作品にも手を出してみました(笑)
でもこの作品は…やや物足りない感じがしますかねー。
大体の人は、途中で謎を解決しちゃいそうな感じがしますし(笑)
ラストのラストでドンデン返し!!ってのは
今回はあんまり期待しない方がよろしいようです。

でもでも話の流れはグイグイと引き込まれちゃうので、
決してつまらない内容ではないです。
ストーリーは、とある女性の身辺に起こる不可解な事件をもとに書かれた
日記からスタートし、その周辺人物のインタビューや手記を交えつつ
ラストに向かって話が進んでいく…というスタイルをとっています。
独特な書き方だとは思うんですが…最後まで読むと
その手法にも理由があったんだなぁと理解できるので
なかなかスッキリ終わってくれるんじゃないかと。

岡嶋二人の作品が好きな方にオススメですね♪
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