映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「迷子の王様(垣根涼介)」

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【感想】
リストラ請負人のお話第5弾。

このシリーズ結構好きで、いよいよ5作目まで読んだんですが…

これで完結っぽい終わり方だったのがちょっと残念でした(^_^;)

リストラの話っていうと、結構ドロドロした雰囲気を想像してしまいますが…

この作品は、リストラされる側の人間の背景がしっかり描かれているから、結構共感できて面白かったんですよねぇ。

会社を辞めるにしろ、会社に残るにしろ、まだまだ先は長いその人の人生。

ホントに、人生いろいろって思えるような作品でした。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆トーキョー・イースト・サイド
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化粧品の美容部員として順風満帆な人生を送ってきたが、会社が買収されたことで一転、出世街道から外れてしまった女性のお話。

毎日一生懸命仕事をしてきたし、会社のためにたくさん貢献をしてきたとしても…

環境が変化することで、一転して、全く評価されなくなってしまう、ってのはなかなかいたたまれない感じではありますね。。。

会社なんていつどうなるかわからない。

だから、どこにいっても通用するようなスキルを!

そう思いたくなるようなお話でした。

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☆迷子の王様
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家電メーカーのエンジニアとして活躍してきたが、会社の業績悪化でリストラ対象になってしまった男性のお話。

この会社に入れればもう安泰だ!とまで言われてたような大手であっても、時代が変われば一気に赤字続きでどうしようもなくなってしまう、そんな時代。

長い人生、先を読むことは容易ではありませんが…

もし、今自分がいる業界が青息吐息な状態になったとしても、別の業界に行ける可能性は広げていきたいなと感じたお話でした。

でも、自分のスキルを他の分野に活かす!ってのはそう簡単じゃないですよねぇ。。。
 
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本 【垣根 涼介】 | comments(0) | -

読書記録「勝ち逃げの女王(垣根涼介)」

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【感想】
企業に依頼されて人員整理を行う、いわゆる「リストラ請負人」の第四弾ですね。

一言で「リストラ」と言ってしまうと、問答無用でバッサバッサと社員を解雇していっちゃうようなイメージがありますが…

この作品では、強引な手法で無理矢理社員をやめさせるのではなくて、その人の将来を考えた上でどうするのがベストなのかを問う感じで進んで行くのが、すごく興味深くて面白かったです。

リストラを行うくらい傾いている会社なのだから、そのまま会社に残ったとしても給料は激減、会社自体もいつ倒産するかわからない。

かといって、会社をやめたとしても、年齢が行ってる人や、スキルがない人は再就職が難しいかもしれない。

あるいは、やりたいことが他にあるなら、思い切って転職してしまった方がいいかもしれない。

人それぞれに違った人生があるのだから、十把一絡げにぶった切るのではなく、その人の人生のアドバイスをしてあげるような、そんな展開が今作もなかなかステキでした。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆勝ち逃げの女王
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会社更生法が適用された、航空会社のお話。

といっても、今回はリストラ要員を決める話ではなくて、退職希望者の中から、一部の優秀な社員を引き止めるというお話。

退職の募集をかけておいて、集まりすぎたから今度は辞めるのを辞めて欲しい!なんて言い出すなんて、なんて自分勝手な!と思ってしまいますが…

まぁ社員がみんないなくなってしまったら会社は成り立たなくなってしまうので、ある程度は仕方ないのかもしれませんね。


で、そんなこんなな航空会社でのお話なんですが…

必死に会社にしがみつこうとする人と、いくら引きとめようとしても優雅に去っていく人との差が対照的で面白かったです。

ものすごい倍率を勝ち抜いてようやく入った一流企業。

もちろん、そこで働き続けるのもまた正しい道なんだとは思いますが…

そんな一流企業に未練もなく去っていく人材がすごくかっこよかったです。

まさしく勝ち逃げの女王!

自分もそんな生き方してみたいですが…間違いなく無理ですね(笑)

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☆永遠のディーバ
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仕事の業績もぱっとせず、会社にとっては必要でない人材であることは間違いない男性。

彼はどんな待遇であろうと会社に残ろうと考えていたのであったが…というお話。

普通の人間で、他に何のとりえが在るわけでもなく、やりたいことがあるわけでもなく…っていったら、嫌でも会社にしがみつくっていうのがベストな選択なんでしょうね。きっと。

ただ、給料も待遇も悪くなり、仕事も面白く無いんじゃ…なんか人生ツライですよね。。。

人生どん詰まりになるんだったら、思い切って違う道を歩んでみるのもいいのかなぁなんてちょっと思えたお話でした。

でも、日本だと年行ってからのリスタートって厳しいですよねぇ。。。
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本 【垣根 涼介】 | comments(0) | -

読書記録「人生教習所(垣根涼介)」

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 【あらすじ】
東大に入学したはいいものの、ひきこもりになり、大学を休学してしまった浅川太郎。彼は、親の薦めもあり、現状を打破すべく、とあるセミナーに参加することにした。小笠原で開かれるという、ちょっと変わったそのセミナーは、最終合格者に就職を斡旋してくれるということもあり、人気のセミナーらしいのだったが…。

【感想】
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☆若干説教臭い…かな?(^_^;)
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東大に入ったはいいものの引きこもりになってしまった青年、人間関係が苦手で仕事もうまくいかないフリーライター、ヤクザ上がりの無職男など、

人生に挫折を経験した人々が、小笠原で行われるセミナーに参加して、人生やり直そうって話ですね。

セミナーに参加してってあたり若干自己啓発本っぽいなーって感じはしたんですが…

案の定、若干説教臭い面はありましたね(^_^;)

例えば、「人生つまらない」なんて考えてる人は、「自分がつまらない人間だからだ」…みたいな感じのエッセンス。

僕は自己啓発本も結構好きだったりするので平気だったんですが、そういうの苦手な人は若干アレルギー反応しめすかもしれないですね(^_^;)

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☆小笠原の歴史
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ただ、小笠原の歴史については全く知識がなかったので、読んでてすごく勉強になりました。

戦後しばらくは沖縄と同様にアメリカに占領されていて、欧米系の人とか、南方のポリネシア系の人がたくさん住んでいて、英語が母国語だったとか

日本に返還されることになったときも、うれしい!っていう反応じゃなくて、悲しいとかそういう反応だったとか。

確かに、戦前からの日本人ならともかく、欧米系の父祖を持ち、英語を喋って、アメリカを母国と崇めていた人々からしたら…

急に、返還になりましたから、日本人になるか、アメリカに帰って下さいなんて言われたらたまらないですよね(^_^;)

学校も、今まで英語で行われていたのに急に日本語になったり、変換前は内地に行ってた日本人たちが大挙して戻ってきたり。

戦後のアメリカ統治時代に小笠原で生まれ育った人からすると、日本返還ってある意味大変な話だったんですね(^_^;)

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☆小笠原行ってみたい
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あと、小笠原が舞台になってるだけあって、小笠原の魅力満載な描写もなかなか良かったです。

一応東京都に所属するものの、東京から南に1000キロも行ったところにある諸島なんですよね。

しかも、飛行機ではいけなくて、船でも24時間くらいかかるような遠い所で、日本なんだけどまるで日本ではないかのような南方の島々。

世界遺産に登録されるような大自然に囲まれて、お客さん大歓迎!な風土。

なかなかそう簡単には行ける機会はないかと思いますが、一生に一度くらいは行ってみたいと思っちゃいますね(^^)

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本 【垣根 涼介】 | comments(2) | -

小説「張り込み姫」

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評価:
垣根 涼介
新潮社
¥ 1,575
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
リストラ請負人の仕事をしている村上真介は、業績の悪化した会社の社員に希望退職を促す為、日々面接を行っている。当然、様々な人生を送ってきた人間と接することとなり、その仕事は楽ではない。今回真介が担当することとなったのは、「英会話学校の講師の女性」「大手旅行代理店の営業」「自動車ディーラーのメカニック」「大手出版社の雑誌記者」といった人々。彼らは、リストラを勧告されたとき、一体どのような対応をするのであろうか…。

【感想】
リストラ請負人の話で、前作、前々作が面白かったので、期待して読んだんですが、今作も期待に外れずなかなか面白い作品になっていました。リストラ…の話なんですけど、どうやって首を切ろうか…とかそういうえげつない話ではなくて、リストラ対象の個人個人の人生にスポットを当てて、この人は、こういう人生を送ってきた人で、こういう悩みを抱えていて、だから、こういう決断をしたんだっていう姿がリアルに描かれているのですごく面白かったです。業界・業種の違いこそあれ、働くってことは大変なことで、人間の人生において、どう働くかっていうこともすごく重要なことなんだなぁってことを感じさせてくれた作品でした。
あと、リストラの話なんですけど、スポットが当たってる登場人物って、みんな前向きで、リストラされることによって、むしろ新しい人生がスタートしたって感じで描かれているのがすごく好感が持てました。リストラされちゃった…お先真っ暗…人生もうおしまいだぁ〜みたいな展開だったら、読後感最悪で読む気が失せてしまうでしょうが、そうではなくて、自分の新しい未来に一歩足を踏み出したって感じで終わってるので読後感が爽やかな感じで読み心地がよかったです。今の会社にいることだけが人生じゃないよ、もっと別の選択肢もあるよ、っていう励ましのメッセージが伝わってくるような感じがして、前向きな気持ちになれました。
本 【垣根 涼介】 | comments(0) | -

小説「クレイジーヘヴン」

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評価:
垣根 涼介
幻冬舎
¥ 630
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
旅行会社勤務、脇坂恭一27歳。ヤクザと同棲する美人局の田所圭子23歳。
一度、偶然出会っていた2人であったが、ある日、ヤクザを介して
2人は再会してしまう。運命のいたずらに翻弄され、堕ちて行く2人であったが・・・

【感想】
「君たちに明日はない」「借金取りの王子」などの本が好きだったので、
こっちにも手を出してみたんですが・・・いやぁ雰囲気違いすぎですね^^;
あっちは割と爽やかな感じだったかと思うんですが、
こっちはエロくてグロくてドロドロしてて暗くて重いような感じですね・・・
まぁヤクザとヤクザの女がからんできて堕ちて行く話なので
必然的にそんな雰囲気になっちゃうのも無理はないのかもしれませんが。

ただ、必要以上にエロいシーンが多かったのが印象的・・・というか下品でしたね。
読んでいてあんまり気持ちのいいものではありませんでした・・・。

でも、やっぱりストーリーというか文章の方は上手いので
引き込まれちゃうんですけどね〜。
本 【垣根 涼介】 | comments(0) | -

小説「借金取りの王子」の感想

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評価:
垣根 涼介
新潮社
¥ 1,575
(2007-09)
Amazonおすすめ度:
「君たちに明日はない」の続編。
今回もほかの会社からリストラ候補者の首切りを行うお仕事の話。

前作よりも、リストラ候補者個々人に重きを置いているようで、
いろんな人の人生を感じることができます。
仕事について、改めていろいろ感じさせてくれる一冊ですね。

もちろん、ストーリーの方も前作同様、面白いです。
このシリーズもっと続いていってほしいです。
本 【垣根 涼介】 | comments(0) | trackbacks(0)

小説「君たちに明日はない」の感想

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評価:
垣根 涼介
新潮社
¥ 620
(2007-09-28)
Amazonランキング: 644位
Amazonおすすめ度:
リストラ請負会社に勤める主人公と、
リストラされる側の人間たちの物語。

リストラ…の話なので、暗くてドロドロしてるのかと
ちょこっと思いきや…全然そんなことはなくて
むしろ爽やかでカラッとした雰囲気な小説でした。
なので、読後感も悪くなくて面白かったです。
期待以上に面白くてこれはよかったです。

内容的には、リストラ対象のターゲットごとの短編集に
なっているんだけど、人物描写がうまくできているので、
思った以上に感情移入してました。
んで、「働く」ということをちょっと考えさせられる
そんな感じの1冊でした。

垣根 涼介…他の本も読んでみたいです。
映画のヒートランドも面白かったし。
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