映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「春、戻る(瀬尾まいこ)」

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評価:
瀬尾 まいこ
集英社
¥ 1,296

【あらすじ】
結婚を間近に控えた、さくら36歳。そんな彼女のもとに、自らを「兄」だと名乗る若者が現れた。明らかに自分より年下だし、そんな「兄」がいるような覚えが全くないさくらは、一体何者なのかと彼を訝しむのであったが…。

【感想】
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☆年下の「兄」現る
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36歳のさくらのもとに、「兄」だと名乗る24歳の男の子が現れる、というお話。

36歳の女性の「兄」なのに24歳!?いったいどーゆーこと!?と思って読み始めたんですが…

本人には、彼が誰なのかまったく心当たりがなく、それなのに、妙に親しげに接してくる彼がミステリアスで楽しめました。

普通だったら、自分のことを「兄」だなんて言って近寄ってきたら、もう胡散臭くて逃げ出したくなってしまうかと思いますが…

なんだかんだで何故かどんどん仲良くなって、一緒に遊びに行ったり、家に上げてしまうような関係になっちゃうんですよね。

しかも、本人だけじゃなくて、婚約者や、そのお母さんまで、本当の「兄」のように接してしまって(笑)


明らかにおかしい!のに、いつのまにかそこにいるのが当たり前!みたいな完璧な社交性。

明らかに僕には持ちあわせていない才能なので、その彼の人懐っこさがすごく羨ましいなーと感じてしまったお話でした(笑)

 
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読書記録「僕の明日を照らして(瀬尾まいこ)」

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【あらすじ】
母親の再婚により、歯科医である優ちゃんと一緒に暮らすことになった僕。優ちゃんはとっても優しくて、一緒にいて楽しくて、スナックで働いている母親とは違って、夜も一緒にいてくれるとっても頼もしい存在…なんだけど、優ちゃんと僕には誰にも言えない秘密があった。そう、優ちゃんは僕に暴力をふるうのだ。暴力を振るわれるのはもちろん嫌!でも、大好きな優ちゃんに嫌われたくない僕は、一生懸命ばれないように工夫をこらすのであったが…。

【感想】
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☆まさかの暴力話!
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いつもはほのぼのほんわかなお話が多い瀬尾作品。

今回もタイトルからして、なんだかあったかそうなお話☆と期待してたんですが…

まさかの家庭内暴力な話でしたΣ( ̄ロ ̄lll)

しかも、実の父親とか母親からの暴力ではなくて、母親の再婚相手からの暴力Σ( ̄ロ ̄lll)


普通だったら、なんだよこのクソオヤジ!バカヤロー!ってな感じになりそうなもんですが…

この主人公(中学生男子)もちょっと変わってて、虐待を受けてるのに、その父親のことが大好き!というなかなかフクザツなお話でした。。。


まぁほんとに大好きでたまらない!っていうような相手なら、多少の暴力を受けても、我慢しちゃうのかもしれませんが…

大好きな相手から暴力を受けるってのもなかなか悲しい話ではありますねぇ。。。


ちなみに、こんな風に書いてると、さぞかし過酷なストーリーなんだろう。って思っちゃうかもしれませんが…

全体的な雰囲気はいつもの瀬尾さんのまんまなので、暴力話なのに、どこかほんわかしてるという、謎な雰囲気を醸し出してました(笑)


普段はとっても優しくて、一緒にいると楽しい、素敵なお父さん。

なのに、ちょっと機嫌を損ねると、すぐ自分のことを殴ってくる凶暴なお父さん。

でも、殴った後は、いつもなんてダメな父親なんだろうとすぐめそめそする弱気なお父さん。

まぁなんとなく悪い人ではないような感じはしますが、やっぱり暴力はよくないですねー。暴力は。


ちなみに、この作品、どんな風に終わらせるんだろうって興味津々で読んでたんですが…

なかなか読後感の悪い形で終わってくれました。。。

なんかモヤモヤして嫌だなこの終わり方。。。

どうせならやっぱり楽しい終わり方がいいですねぇ。
 
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本 【瀬尾 まいこ】 | comments(0) | -

読書記録「僕らのごはんは明日で待ってる(瀬尾まいこ)」

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【あらすじ】
友達もなく、日々たそがれている毎日を送っていた高校生の葉山くん。そんな彼は、ある日、体育祭で、同じクラスの女子である上村さんと一緒に米袋に入ってジャンプするという変な競技に出場することになってしまった。同じ競技に出場するということで、必然的に彼女と一緒にいることが多くなってしまった彼は、やがて、彼女に告白されるという、想定外の事態に陥ってしまうのであったが…。

【感想】
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☆地味男くんの恋
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休み時間は一人で読書!をしてるようなタイプの男子高校生が恋をする!というお話。

まさかのラブストーリーだったので、ちょっと瀬尾さんっぽくないかなーと思いつつ読んでみたんですが…

うん、全体的に瀬尾さんっぽい雰囲気は健在でした(笑)

「飲み物はアクエリアスじゃなくてポカリ派」

「私、鶏肉は嫌いだけどケンタッキーは好き」


なんかどうでもいい会話ではあるんですが…

そのどうでもいい感じの会話がなんか全体的にほのぼの感を醸し出してました(笑)

波瀾万丈なラブストーリーが好きな人には向かないこと間違いなし!な作品ではあるんですが…

まったりほのぼのな感じの雰囲気が好きな方にはオススメな恋愛小説ですね。


ちなみにお相手の彼女の方は…

休み時間は一人で読書してて、一人でお弁当食べてて、近づくな!オーラを出してくる男の子に近づいてきて、無理矢理心を開いてしまうタイプ。

なかなか強引ではありますが、それくらい強引に近づいてくれた方が、心を閉ざしてる人からするといいのかもしれませんね。
 
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読書記録「あと少し、もう少し(瀬尾まいこ)」

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【感想】
中学校の駅伝を舞台にしたこの作品。

みなさんの評価が高いようなので読むのを楽しみにしてたんですが…

読んでみて納得!な感じで面白かったです(^^)

マラソンとか陸上競技だったりすると、個人戦なので部員同士の仲が悪かろうが、チームワークが悪かろうがあんまり成績には関係なさそうな気がしますが、駅伝は団体戦ですからねー。

誰か一人でも手を抜いて走ろうもんなら決して勝てないだろうし、逆にみんなのためと思えば実力以上の結果が出せたりもする。

何にも考えてなさそうに見えて実はいろんな思いを込めてたすきを繋いでいく中学生たちの思いが読んでて心地よかったです。

自分はスポーツとは無縁の学生時代を過ごしてしまいましたが、こういう経験ができるってのはちょっとうらやましいなーなんてのも感じちゃいました(笑)


以下、印象的だったメンバーについての感想です。
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☆2区 大田
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金髪でいわゆるヤンキーな大田くんのお話。

いつも突っ張っていてなんか怖いし、近寄りがたい雰囲気を常に醸し出している大田くん。

でも実際は強がってるだけで、実は優しい性格でみんなと楽しみたい!なんて思ってる裏の顔がなかなかステキでした(笑)

いわゆるヤンキーな人たちって、実は弱い内面を見透かされるのが怖くて、強がってる…って人も多いのかもしれませんね。

勉強の成績も悪いし、周りの人立ちにバカにされてるような気がするから、ますます強がってしまって孤立してしまう。

そんな気持ちなんとなくわかるなーって思ってしまいました。

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☆3区 ジロー
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いつも笑顔でムードメーカーなジローのお話。

どんなときでも楽しそうに笑っていて、いつも楽しそうな彼。

でも、そんな彼でも、実はいろいろ考えていて…っていうところが深いなーって感じでした。

自分は足が決して速くないことがコンプレックスだったり、自分は足手まといなんじゃないかと悩んだり。

でも、そんな気配を微塵も出さずにいつも明るく振る舞える人ってのはホント尊敬しますね。

根っから明るい人ならともかく、努力してそう振る舞ってるってのはすごいと思います。。。

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☆6区 桝井
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みんなのまとめ役、桝井くんのお話。

運動神経はいいし、みんなの人気者だし、いじめられっ子だったりヤンキーだったりといった、ちょっと癖のある子とも差別しないで普通に接することができる彼。

まさに完全無欠のスーパーマン!みたいに描かれてた彼なんですが…

そんな彼でもいろいろ悩みを抱えていたり…ってところがまたリアルで良かったかなって思いました。

なんでもできちゃってすごいなーって思う人でも、意外と弱点とか弱みってあったりするもんなのかもしれませんね。

すごい人!なんだけど意外と普通の人間っぽいところもあったりして、結構親近感が湧く彼でした(笑)
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本 【瀬尾 まいこ】 | comments(0) | -

読書記録「ありがとう、さようなら(瀬尾まいこ)」

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 【感想】
作家をしながら、「せんせい」の仕事を続けていた3年半を描いたエッセイですね。

瀬尾まいこさんっていえば、癒し系でほのぼの系で暖かい作風がすごく印象的な作家さんなんですが…

そんな瀬尾さんが普段どんな教師生活を送っていたのかーってのが描かれていてなかなか面白かったです。

癒し系な作品を書いてるだけあって普段から癒し系なんだろうなーってイメージもあったんですが…

京都の田舎町で、純朴な教え子たちと和気あいあいとした毎日を送ってるあたり、まさに想像通り!って感じでしたね(笑)

運動苦手なのに駅伝大会に出場して金メダルを取っちゃったり、生徒に好き嫌いしないように!って言ってるのに自分は鯖が嫌いだったりと、なかなかお茶目な面もある瀬尾さん。

性格の方もなかなかユニークな個性を持ってる方だなーって思いました(笑)


以下、印象的だったエピソードです。
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☆修学旅行
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教え子たちと修学旅行に言って、ホテルに泊まった際、オートロックだから鍵を忘れないように!と注意したのにも関わらず、自分が鍵を忘れてしまって入れなくなってしまった!という話。

なんかどこぞの漫画の世界でよくありそうなネタではあるんですが…実際にやっちゃう人もいるんだなーってのが面白かったです。

しかも、やっちゃうのが生徒じゃなくて先生の方!

生徒にバレたら先生の面目丸つぶれですねー!なんて思っちゃったんですが…

こんなエッセイのネタにしちゃうくらいなんで本人は全然気にしてなさそうなあたりもなかなか素敵でした(笑)

ただ、この本、教え子の親たちに読まれたらどう思われるんだろー?とちと思いました。

この先生面白いわねー!で済めばいいんですが、こんなマヌケな先生にうちの子は任せられん!…なんてことになっちゃったら大変ですね(^_^;)

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☆超思春期
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教え子は中学生!ということは、もちろん相手は思春期真っ只中!デリケートな問題(?)がややこしい〜って話ですね。

性的なネタに敏感なのか、「感じる」とか「いく」とか「やる」とかいう言葉尻を捉えては大騒ぎする彼ら。

当時20代の若手教師な瀬尾先生にとってはなかなかやりにくそうだなーってのを感じました。

ただ、お相手が若い女教師だからこそ、大騒ぎしてみたい!ってのもあるんでしょうねー。きっと。

男子生徒が着替えてる側を通りかかったら、覗かないでエッチ!みたいなことを言われたり、逆に、ケータイに自分の写メールを送ってきたり(笑)

おバカな男子生徒との日常、なんだか読んでてほんわかしました(笑)

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☆誕生日
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もうすぐ30歳の誕生日を迎える…ということで、未だに結婚していない自分に生徒たちが大騒ぎする!というお話。

世間的には30歳なんてまだまだ大丈夫!な年齢かと思うんですが…

教師なんてやってると、生徒たちの質問攻めはなかなか大変そうな感じはしますよね(^_^;)

先生結婚しないのー?とか彼氏いないのー?とか。

既婚だったり、完全にタブーだったりするとその辺は空気を読んで(?)何も質問しないのかもしれませんが…

こういうのにも付き合わなきゃいけないってのはなかなか大変だなぁって思いました。

逆に結婚します!なんてなったら、喜びもひとしおなんでしょうけどね〜。

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本 【瀬尾 まいこ】 | comments(0) | -

「見えない誰かと(瀬尾まいこ)」

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 【感想】
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☆瀬尾さんらしい感じ
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瀬尾まいこさん初のエッセイ集らしいです。

瀬尾まいこさんっていうと、なんか全体的にいい人がいっぱい出てきて、ほんわかほのぼの〜♪って感じの作品が多かったので、きっと本人もほんわかほのぼの〜♪な感じなんだろうなーっていう想像はしてたんですが...

今作も、その想像に違わず、瀬尾さんの魅力たっぷりなエッセイ集になっていて癒されました(笑)

なんかほんと毒がないんですよねー。

こんなに面白い校長先生がいたんですよーとか、こんな素敵な友達に出会ったんですーとか、こんなに温かいクラスを受け持ってたんですーとか、そんな感じの暖かいエピソードが綴られているので、なんかほんとに読んでて暖かい気持ちになってくるんです。

本人は人見知りが激しくて、他人と打ち解けるのも時間がかかる〜とか言ってますが...絶対この人、他人と触れ合うのが好きなタイプなんだろうなーって思います(笑)

他人の長所とか見つけるのが上手くて、生徒たちを暖かく包んであげられて、一緒に成長していけるような、そんないい学校の先生なんだろうなーっていうのもすごく感じたので、読んでるとだんだん自分もこの人のクラスになりたかったなーって思えてきちゃいますね。


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小説「おしまいのデート(瀬尾まいこ)」

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 【あらすじ】
 スーパーで働く三好には、毎月給料日にうどん屋でデートする相手がいた。…といってもお相手は彼女ではない。62歳のじいさんだ。三好が上じいと呼ぶそのお相手は、彼が高校生のころにお世話になった先生で、よくこのうどん屋で親子丼を食わせてもらったお礼に、給料日になると、彼にご馳走してあげて恩返しをしているのだ。そして、そんな関係は2年間続いていたのであったが…。

【感想】
 ちょっと変わったデートを扱った5つの短編ですね。

 祖父と孫娘のデート。元教師と元教え子のデート。男同士のクラスメイトのデート。捨て犬を介しての大学生とOLのデート。保母さんと園児の父親のデート。形はそれぞれ違えども、どれも瀬尾さんらしい、どことなくほんわかした雰囲気の作品だったので読んでいて心地よかったです。ちょっと設定的には無理があるんじゃない?って思えなくもないのもいくつかありましたが、個人的にはなかなか良かったんじゃないかなって思います。

 好きだったのは、あらすじにも書いた「元教師と元教え子のデート」の話と、「捨て犬を介しての大学生とOLのデート」の話ですかね。

 前者は、卒業しても恩師に恩返しするような話で、そこまで律儀な生徒はなかなかいないだろうなぁとは思いつつも、いい話だなぁって思って読んでました。やっぱり、お世話になった人に感謝するって気持ちは大事ですよね。

 後者は、捨て犬に別々に餌をあげている2人の男女が知り合って、いつの間にか不思議な連帯感が生まれて…って話なんですが、こちらはなんか普通にラブストーリーっぽい感じが素敵でした(^^ ちょっといい感じのところで終わってしまっているので、この後2人はどうなったんだろう?っていう思いは残るんですが、こちらもなんかほんわかしていい話だなって思いました。

  瀬尾さんの本ってやっぱり読後感がほんわかほのぼのする感じが魅力的ですね(^^

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本 【瀬尾 まいこ】 | comments(2) | -

小説「図書館の神様」

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評価:
瀬尾 まいこ
筑摩書房
¥ 525
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
文学の興味がないのに文芸部の顧問になってしまった清。
小説どころか漫画すらあまり読まない清は、文芸部といっても
どんな活動をすればいいのかわからなかい有様であった。
仕方なく、文芸部唯一の部員である垣内君に
相談してみる清であったのだが…。

【感想】
高校の文芸部で、しかも文学に興味がないという
女の先生の話なので、物語の舞台は高校の図書館。
そして、主人公の清が、ちょっと暗い過去を持つことと、
自信が不倫をしていることを除けば、至って地味な
設定で、これといった大事件が起こるわけでもないので
淡々と進んでいく地味〜な小説です。

ただし、雰囲気はどの瀬尾作品にも通じる暖かさ、
ほのぼのさが根底を流れているので、作品の雰囲気は
瀬尾作品ファンの人であれば好きになれるはずです。

これといって面白いわけではないんですが、
なんか読んでいて心地よい。そんな作品ですね。

あ、あと僕も文学部には縁がなかったですが、
文学部ってこういうことをやってるのかな?
というイメージはできました。
イマイチ何をしてるのかわかりにくい部ですよね。
文学部って。

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小説「温室デイズ」

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評価:
瀬尾 まいこ
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 500
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
中学3年生のみちるは、ごく普通の女子中学生であったのだが、
通っている中学校はとても荒れた中学だった。
なんとかしてまともな中学にしようと思い立ったみちるであったが、
誰も同調する者はなく、みちるはいじめの標的にされてしまうのだった。
親友であった優子も、いじめに加わることこそなかったが、
いじめが横行している教室にいれなくなり、保健室登校を開始。
助けてくれる者も誰もいなくなったみちるであったが…

【感想】
瀬尾さんの作品は、暖かくてほんわかした感じの作品が多いのですが、
今回はいじめをテーマにしているだけあって、重いですね。
いじめに負けずに、学校崩壊を食い止めてまともな中学にしようという
前向きな気持ちを持った女の子が主人公なので、少しは希望が
持てるような展開だったのですが、やっぱりこの作品には、
瀬尾さんの良さが活かされているように思えませんね^^;
瀬尾作品は、暖かい雰囲気の作品がいいように思います。

もうちょっと学校再生・学級再生の過程を上手く描けてたら
もっと面白い作品になったんじゃないかと思いますが、
どっちかっていうと崩壊のシーンの方が多かったので、
読んでいてちょっとつらい感じですね。

「なんとかして現状を打破しよう」という気持ちは素晴らしいと思いますが、
気持ちだけで一人で突っ走っても何も解決しないこともあるんですよね。
なんかそんなことを感じてしまいました。
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小説「強運の持ち主」

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 【あらすじ】
ある所に、よくあたると評判の占い師、ルイーズ吉田という女性がいた。
彼女は実のところ、占いの実力はなく、相談者の話に
親身に取り組み、適切なアドバイスをしているにすぎなかったのだが
いつのまにか行列ができるほどの人気占い師になっていた。
そんな彼女の元には、色々なお客さんが訪れるのだったが、
その中には、父と母のどちらを選ぶべきかという深刻な相談を
してくる小学生や、意中の人を振り向かせる為に何度も何度も
足を運んでくる女子高生など実に様々な人々がいたのだった。

【感想】
実力のない偽占い師の話…となるとなんだか詐欺の話みたいで
適当なことを言ってお金儲けしてるような悪いやつが出てくる…
そんなのをちょっと想像してしまったりするのですが、
この本の内容は全然そんなことはなくて、ほのぼのして
暖かい雰囲気な話になっているのが、さすがという感じでした。

まぁこの作家さんの本はどれを読んでもほのぼのして
暖かい雰囲気のものばかりなので、読んでいて癒されるというか
そんな感じがする部分が大きかったりするので、人によっては、
どれも同じ話のように感じてしまう人もいるかもしれませんけどね。

僕個人としては、この路線はすごく好きなので
作風を変えずに癒し系の小説をどんどん書いていってほしいです。

物語の内容としては、あらすじにも書いた小学生や女子高生など
占いに訪れた人たちの謎の真実に迫るような感じなので
若干ミステリっぽい雰囲気もありますね。
小学生の「父」と「母」は一体どんな人物なのかとか
女子高生はなんでその人をそんなに振り向かせたいのかとか…。
気軽にミステリを楽しみたい人には向いているかもしれません。

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