映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「アコギなのかリッパなのか(畠中恵)」

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 【あらすじ】
大学生でありながら、大物政治家・大堂剛の事務所の事務員をしている佐倉聖。彼はその頭のキレの良さを買われ、大堂の周りで巻き起こる様々なトラブルの火消し役として、各地を飛び回ることになるのであったが、そのトラブルは、彼の想像に反して、ちょっと変わったものが多いのであった…。


【感想】
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☆政治ミステリ…と見せかけて日常ミステリ?
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政治家事務所の事務員が主人公というちょっと変わったミステリーなんですが…

「政治臭さ」はあんまりなくてなかなか読みやすいミステリでしたね。

後援会員の家に出るという「毛の色が変わる猫」を探したり、ダイエット中なのになぜか太ってきたという商店街の男性の謎を解いたり。

主人公が「政治家事務所の事務員」で、出てくる登場人物が「議員」だったり「秘書」だったり「ボランティア」だったりする意外は普通の「日常系ミステリ」な話でした。

もっと濃厚な政治関連のミステリを期待してしまうと肩透かしを食らってしまう感じになっちゃうかと思いますが、そうではない普通のミステリファンなら、読みやすくていいんじゃないかと思います。

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☆政治の世界も下っ端は辛いよ?
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で、この作品の主人公の佐倉聖くんは、大学生でありながら、政治家事務所の事務員をしてるわけなんですが…

「元国会議員」のオヤジ(?)に振り回されてあっちに行ったりこっちに行ったりのパシリ(?)な感じがなかなか面白かったです。

変な猫が現れれば調査に行き、暴力事件が発生すれば問題解決に乗り出し、宗教団体が絡んでくれば潜入調査(?)みたいなことまでやってのけちゃう。

要はどこぞの探偵さんみたいになんでもありな活躍しちゃってますね(笑)

派手なアクションシーンこそなさそうですが、万能事務員の聖くんがなかなか魅力的でした(笑)

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本 【畠中 恵】 | comments(0) | -

小説「アイスクリン強し(畠中恵)」

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 【あらすじ】
江戸時代が終わり、新たに明治の時代が幕を開けた頃、「東京」に一軒の洋菓子屋・風琴屋が誕生した。居留地で孤児として育ち、菓子作りを学んだ皆川真次郎という男性が、店を開いたのだ。物珍しい洋菓子屋に、若い女性を始め、元幕臣である「若組様」と呼ばれる警官たちもやってくるようになるのであったが、それと同時に騒動に巻き込まれることも増えてくるのであった…。


【感想】
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☆明治なお話
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時代が明治になってから20年余が経過した時代が舞台の作品ですね。

もちろん、当時の時代を生きていた作家さんは、この時代を舞台にして作品を書いていたかと思うんですが…

そうじゃなくて、現代の作家さんが、あえてこの時代を舞台にしてる作品ってのは結構珍しいですよね。

なので、読んでいて世界観が結構斬新で面白いなーってのを感じました。

いくら時代が変わって「明治」っていう新しい時代になっても、それは江戸時代がから続いてるわけで、急に人もモノも全てが一気に新しくなるわけじゃないですもんねー。

新しい文化をどんどん受け入れつつ、でも江戸時代の名残も残ってるような、そんな「明治」な時代が印象的でした。

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☆お菓子な話
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で、タイトルに「アイスクリン」なんてついてるからわかるかと思うんですが…

明治時代のお菓子屋さんが主人公の話なんですよね。

なので、出てくるのが、「アイスクリン」に「ビスキット」に「チヨコレイト」に「シユウクリーム」。

現代の言い方と微妙に違うあたりが、なんか新鮮な感じで良かったです。


で、そんなこんなな洋菓子がいっぱい登場してくるこの作品なんですが…

作品の中身は、おいしそうな洋菓子を作って、食べて、事件が発生してーって感じなんですよねー。

なので、読んでると、だんだんそのお菓子が食べたくなってきちゃって困りました(笑)

しかも、親切なことに(?)文庫版には「西洋菓子帳」なんていう、お菓子の写真付きの冊子のおまけつきで・・・

あー、こんなお菓子作ってるんだなーなんてのを想像してしまって、ますます食べたくなるという悪循環に陥っちゃいました(笑)

甘いものが好きな人は、お腹空いてる時に読むのはあんまりオススメしないですね。


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☆ストーリーは…
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で、「明治」っていう世界観と、「お菓子」っていうアイテムはなかなか良かったんですが…

肝心のストーリーの方がちょっと物足りないのが残念でしたかね(^_^;)

若干ミステリっぽい感じではあるんですが、なんかいまいちぱっとしないというかなんというか…。

まぁこの世界観を楽しむべき作品なんだ!と思えばいいのかもしれないんですが、個人的にはちょっと物足りなさを感じました。

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本 【畠中 恵】 | comments(2) | -

小説「しゃばけ」の感想

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評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 540
Amazonおすすめ度:
 【あらすじ】
江戸の有名薬種問屋のひとり息子、一太郎は、ある夜、人殺しを目撃する。
そして、それ以来、怪奇的な事件が連続して起こるようになる。
とある事情から、犬神・白沢・鳴家などといった妖怪たちに守られて生活していた
一太郎であったが、犯行の間の手はいよいよ彼のもとにまで訪れるのであった・・・。

【感想】
時代物はちょっと苦手だったりするので、敬遠してた部分もあるのですが、
思ったより読みやすくて面白かったです。
「殺人事件」の謎を背負ったミステリの要素もありますしね。
(あと、なんで一太郎が妖怪に守られているのかとか・・・)
その辺の謎解きの部分もなかなか楽しめました。


あとは、殺人事件が絡んできて、展開的にはシリアスな感じのはずなのに、
なんとなく雰囲気がほのぼのしてるので割と好きですね(笑)
妖怪たちも、いろいろ出てくるのに関わらず、怖い雰囲気を持ったのは
全然いなくて、愛嬌たっぷりなキャラクターなので親しみやすいですし、
主人公も、自分が狙われてるのになんとなくズレた感じなのがよかったです。

ただ、難を言えば、ちょっと妖怪たちのイメージがし辛かったことでしょうかね。
僕は想像力があまり豊富ではないので、出てくる妖怪の姿を
うまくイメージすることができなくて・・・^^;
もうちょっと挿絵のイラストが多いとよかったんですけどね^^;





本 【畠中 恵】 | comments(2) | -

小説「とっても不幸な幸運」の感想

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【あらすじ(Amazonより抜粋)】
ややひねくれているけれど、料理自慢で世話好き店長のいる酒場。今日もクセモノ常連客が、いわくつきの「とっても不幸な幸運」の缶を持ち込んだ。缶から現れた物がもたらしたのは「災い」? それとも「幸せ」? 「しゃばけ」シリーズで大人気の作家が贈る現代版ファンタジックミステリー!

【感想】
「とっても不幸な幸運」というタイトルなので、なんかミステリアスな
ファンタジーっぽい物語なのかと思ってたら、意外と普通の現代モノでした。
「酒場」を舞台にその関係者に降り注ぐ不幸のような幸運を
それぞれ描いた短編集って感じですね。

短編集なので、これといって大きな事件がおきるわけではなく、
割と淡々と進んでいくような感じですが、常に「酒場」と
その常連客で話が進んでいくので、アットホームな雰囲気があっていいです。
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