映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「何が困るかって?(坂木司)」

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評価:
坂木 司
東京創元社
¥ 1,512

【感想】
坂木司さんの短編集(ショートショート?)ですね。

想像していた以上に、1話1話が短くて…

短編ですらちょっと苦手傾向がある自分としては読むのつらかったです。。。

ちょっと読んで話のあらましをつかめたかなーってところで終わって

また次の話ってなるんで、ちょっと疲れちゃうんですよね。。。

個人的にはあんまり好きじゃない作品となってしまいました。。。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆勝負
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バスの降りるときに押すボタンをどっちが遅く押すかの勝負のお話。

ほんとは降りるんだけど、自分では押さずに、他の人が押してくれるのを待ってるーみたいな。

まぁチキンレースのバス版みたいな感じなんですね(笑)

話の発想はユニークだなと思ったお話でした。

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☆神様の作り方
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何でもないところに、花をたむける。

何でもないところに、お菓子を備える。

何でもないところで、祈る。

そうするとやがて、他にも同じことをやってくれる人があらわれる…というお話。

まぁねつ造ってわけなんだけど、嘘が真実になっていく…って感じが面白いお話でした。

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本 【坂木 司】 | comments(0) | -

読書記録「肉小説集(坂木司)」

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評価:
坂木 司
KADOKAWA/角川書店
¥ 1,512

【感想】
「肉」をテーマにした短編集。

自分はそんなに肉が好きってわけでもないので、肉の部位を言われても

それってどこのこと?って感じではあるんですが…

改めて肉の部位っていろいろあるんだなーって感じたお話でした。

…っていうか肉の部位をテーマに小説を書くなんてすごい!

個人的にはあんまり好きな感じのお話ではなかったのが残念なんですが…

なかなかユニークな短編小説集だなーと思った作品でした。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆肩の荷(+9)
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簡単に言っちゃうと加齢のお話。

トウモロコシとかお肉とか食べると、歯の間にモノが詰まるっていうお話。

昔は爪楊枝なんて使わなくてなんで置いてあるんだろう?って思ってたし、

シーハーシーハーやってるオヤジを汚らしく思ってたのに、今ではわかっちゃうお話。

ホルモンなんて食べた日にゃ、噛み切れなくて、ついぽろっと口からこぼれ落ちちゃうこともあるってお話。


なんか読んでて物悲しくなりました。。。

自分も最近歯にモノがよく挟まるので爪楊枝はありがたいアイテムです。

年は取りたくないですね。はうー。


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☆魚のヒレ
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好きな人の家に呼ばれて、やらせてくれとお願いしたら、面白い話をしろという無茶ぶりをされるというお話。

やらせてくれないんならなんで家に呼んだんだー!って感じではありますが(笑)

なんか淡々とふたりで話をしてるのもなんかいい感じーというお話でした。

っていうか豚にヒレなんてあるんですね。知らなかった!(^_^;)

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本 【坂木 司】 | comments(0) | -

読書記録「女子的生活(坂木司)」

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評価:
坂木 司
新潮社
¥ 1,620

【あらすじ】
女子的生活を送るため、ひとり状況して、OLとして働く主人公。見た目はとってもキレイなお姉さんでガールズライフを満喫中…なのであったが、実は彼女は男の子なのであった…

【感想】
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☆ちょっと複雑
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身体は男。でも心は女。でもでも恋愛対象は女。というトランスジェンダーな男の子(女の子?)が主人公のお話。

ちょっと変わった(かなり?)設定なので、ちょっと理解できない部分もあったりするんですが…

まぁそういう人が主人公ってことを受け入れられれば割りと楽したお話でした。

(今までの坂木さんの作風とはだいぶ違うような気がするけど…)


女の子の格好をして、女の子として合コンに参加する。

女の子の格好をして、女子会に参加する。

女の子の格好をして、女の子をナンパする。


女の子の格好をして合コンに参加してたら誰かキレないの?とか

女の子の格好をした男の子は「女子」なの?とか

女の子の格好して女の子を口説いて成功するの?とか

なんかいろいろと違和感はあるんですが…

まぁちょっと不思議な世界を味わえたような(?)そんなお話でした。


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☆男の娘?
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あと、普通(?)の男の子を女装させちゃうようなお話も出てきたんですが…

最近なんか割りとボーダーレス(?)というか女の子っぽい男の子(?)は増えてるような気はするので

そういう願望がある男の子も増えてきてたりするんですかね?

男だけど可愛いものが好き。

男だけど可愛い格好がしたい。

今の自分とは違った自分になりたい。

女装したいとまでは思わないですが、可愛いものは自分も好きだったりするので

なんとなく気持ちはわかるかなーと思ったお話でした。

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本 【坂木 司】 | comments(0) | -

読書記録「僕と先生(坂木司)」

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評価:
坂木 司
双葉社
¥ 1,728

【感想】
人が死ぬような小説が苦手な大学生と、美形で頭のいい中学生コンビが送るシリーズ第二弾ですね。

前作もなんだかぽわーんとするような、ほんわかするような、そんなストーリーが読んでて心地よくて好きだったんですが…

そんな雰囲気は今作でも損なわれず、相変わらずほわほわした感じが読んでて心地よかったです。

一応ミステリなので、若干悪意(?)が感じられるシーンがなくはないんですが…

天才的(?)にいい大学生と、素直で純粋な中学生コンビに浄化されていいカンジにまとまってるのがよかったです。

ほのぼのしたい時に読むのがおすすめですねー。やっぱり。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆レディバード
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1粒2000円の高級チョコレートが1粒だけ盗まれた!というお話。

まぁチョコレートが1粒盗まれたくらいで誰かが困るわけでもないし(まぁお店的には困るでしょうけど)

全部盗んでいくわけじゃなくて1粒だけ盗んでいく、ってのがなんか印象的なお話でした(笑)

結構大胆な方法でチョコレートを盗んでいくので、さすがに真似をする人はいないでしょうけど…

1粒2000円もするチョコレートが一体どんな味がするのか、ちょっと食べてみたくなるお話でした。

ちなみに、僕もチョコレートは大大大好き!ですが、そんな高価な代物は勿体無くてとてもじゃないけど買えません。。。

1粒2000円だなんて、そんな。。。

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☆優しい人
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友達がバイトしてるお店の店長さんが、非常に優しくて紳士なんだけど、何故か警察や救急車を呼ぶのを拒んでいる…というお話。

まぁ普通に考えたら、何か後ろめたいことがあるからってなっちゃうんでしょうけど…

まぁワケありの人にはワケありな人の事情があるんだねぇってカンジでした。。。

まぁそれはさておき、このお話は、出てくる料理がとっても美味しそうなお話でした。

スイートチリソース味のナポリタン。ナシゴレン風の焼き飯。

一体どんな食べ物なんでしょう?

食べあるきをして、最近食にも興味が湧いてきたせいか、美味しいもの、食べてみたいです(笑)

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☆差別と区別
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就職活動中にエントリーシートを隠されてしまった人の話。

話題が話題なだけに、就職活動について熱く議論してたのが印象的でした。

例えば、遠くに住んでる人が近くに住んでる人より採用されにくい(かもしれない)という話。

まぁ、本人からしたら、どんなに遠くても通ってやる!ってなれば、問題ないのかもしれませんが…

会社からしてみたら、同じくらい優秀な人がいるなら、交通費がかからない人の方がいいですもんね。。。

物事を差別と捉えるか区別と捉えるか。

見方によって見えてくる結果が異なるものって結構あるのかな、と感じたお話でした。

 
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本 【坂木 司】 | comments(0) | -

読書記録「大きな音が聞こえるか(坂木司)」

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評価:
坂木 司
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 2,052

【あらすじ】
高校へ進学したものの、ぱっとしない毎日を送っていた八田泳。彼は、このまま自分は腐ってしまうのかと考えるようになったのだったが、そんなとき、ブラジルには終わりがない波「ポロロッカ」という現象があることを知る。これはもう行くっきゃない!そう考えた彼は、自らお金を貯めて、アマゾンへと向かうことにしたのであったが…。

【感想】
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☆少年、アマゾンへ行く!
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代わり映えのしない毎日にうんざりしていた男子高校生が、思い切ってアマゾンへ行こうと決意するお話ですね。

しかも、単にアマゾンに行くだけ!っていうわけじゃなくて、アマゾンで発生する波がアマゾン川を逆流していくという「ポロロッカ」という現象のときにサーフィンをしよう!というなかなか大胆なお話で。


普通だったら、単なる高校生にはそんなこと無理でしょ!?って感じで終わってしまいそうな話ではあるんですが…

この主人公、行動力がハンパなくて、どんな困難でも乗り越えて、夢に向かって突き進んでいく感じがものすごくエネルギッシュですごかったです。


同じアジアに行くならば、海外旅行でも十万円くらいあれば行けそうな気がしますが、行くのは日本の裏側のブラジル。

しかも、行くのは空港があるような都市部じゃなくてアマゾンの奥地だから、必要なお金は数十万円。

当然一人で行くとなると、ブラジルの言葉であるポルトガル語も喋れなくちゃいけないし、

アマゾンでサーフィンをやろうなんて無謀な挑戦なわけだから、両親も説得しなきゃいけない。

まさに「前途多難」って感じなんですが…それに挫けない!ってのがすごかったです。

やらなきゃ!って思ってもなかなかできないことって多いかと思いますが、思い立ったらすぐ行動!みたいな彼の思考回路は見習いたいなって思いました。

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☆人生観変わりそう
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あとは、実際にアマゾンに行ってみたあとで、日本で感じた後日談みたいなところが印象的でしたね。

日本とアマゾンでは、もちろん文化が違うから、生活のすべてが違う!って言っても過言はないかと思うんですが…

話す言葉とか食べるものはもちろんのこと、物事の考え方とか生活スタイルとかも全然違っちゃって。

清潔で快適な部屋で、暖かくて美味しい料理を食べられるのが当たり前!なんて思ってると、アマゾンでの生活はカルチャーショックがものすごそうだなーってのを感じました。


あと、外国のフレンドリーな感覚で育った人たちからすると、日本の人間関係の希薄さは余計に目につくんでしょうかね。

電車とか隣通しで乗り合わせてるのに、基本誰も話しかけたりはせずに、みんな黙ってスマホをいじってるだけ(笑)

日本にずっと住んでると、もはやそんな光景って当たり前!って感じですが、外国の感覚と比べると異様だっていう感じ方、面白いなーって感じでした。
 
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本 【坂木 司】 | comments(0) | -

読書記録「ウィンターホリデー(坂木司)」

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【感想】
今は宅配便をやってる元ホストと、離れて暮らしているものの愛おしくてたまらない一人息子のお話第二弾ですね。

若干マンネリ気味な感じがしなくもないものの、読んでてなんかほのぼのしてくるようなこの雰囲気はまだ健在なので、なかなか楽しめました。

こんなに息子ラブ!な父親って珍しいような気がしなくもないですが…

イケメンなのに息子を溺愛しすぎてボケボケしてる感じがギャップがあってよかったです。


自分には素っ気ないメールしか来ないのに、友人には顔文字いっぱいの長ーいメールが届いていて落ち込んだり、

今度会える日をいまかいまかと待ち構えていたり(笑)


おそらく3作目も出るであろうこの作品。

ふたりの関係が今後どうなっていくのかがちょっと楽しみでした(笑)


以下、印象的だったお話の感想を。
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☆歳末特別配送
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年末の大晦日とかに荷物を運んでもらったことなんてなかったので全然気づかなかったのですが…

大晦日って宅配便業者さんって大忙しな日なんですね。「おせち」の配達で(^_^;)

もちろん元旦に間に合うように届けなきゃいけないし、落として台無しにしちゃったら作り直してる暇なんてない!

中にはとんでもない金額のおせちもあったりして…

たかがおせち。されどおせち。

高価なおせちを落とさないように気をつけながら、たくさん、しかも時間通りに運ばなきゃいけない宅配便屋さん、大変だなぁと思いました(^_^;)

個人的には、高いおせちと安いおせちの区別がつかなそうな気がしなくもないんですが…素材が違うんですかね?やっぱり。

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☆ハート配達人
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バレンタインデーのチョコレートって手渡しが基本!なのかと思ってたんですが、意外と配達も多いんですね。

なので、バレンタインデーは宅配便屋さんは大忙し!というお話。

しかし、ある意味理不尽な日ではありますよねー。

みんなの人気者!でモテてモテて仕方ないような人のところにはたーくさんチョコは届くんだろうけど…

モテなくてモテなくて仕方がないような人のところには一切届かないという。。。

たくさんもらっちゃった人ってチョコをどうしてるのかが密かに気になります(笑)

全部食べてるんでしょーか?そんなわけないよね?どこぞに流れていくのでしょうか?(笑)

誰か知ってる人いたら教えて下さい(笑)
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本 【坂木 司】 | comments(0) | -

読書記録「和菓子のアン(坂木司)」

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 【感想】
デパ地下にある和菓子屋さんを舞台にしたミステリですね。

洋菓子店を舞台にした作品は沢山あるけど、和菓子屋さんを舞台にした作品はなかったから…

というようなあとがきを読んだんですが、確かに和菓子をメインに持ってきた作品ってのは初めてだったのでなかなか楽しめました。


でも、ひとことで「和菓子」って言っても、いくつも種類もあるし、それぞれ歴史とか意味があったりするもんなんですね。。。

例えば「兜」だったら端午の節句が想像されるから男性向け…だとか、「薔薇」だったら可愛いから女性向け…とか。

今まで和菓子なんて「食べ物」とか「お菓子」としか認識したことがなかったので、ある意味目から鱗的な感じでした。

読んでるとだんだん和菓子に対しての興味が湧いてきますね。


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☆萩と牡丹
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ある日杏子が接客をしていると、頭に「ヤ」がつく仕事をしてそうなお客さんがやってきて、失態を犯してしまった杏子はそのお客さんに「腹切りだ」とか言われて怯えてしまって…って話ですね。

確かに、怖そうなお客さんにそんなこと言われたら怖くてたまらないような気がしますが…

そのお客さんの正体と、「腹切り」の意味が意外な感じでなかなか面白かったです。

色んな仕事に応じて「業界用語」ってのはあるかと思いますが、そういうのって普通の人にはわからないからなかなか面白いですよね。


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☆辻占の行方
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お正月に得られている「辻占」の結果が、意味がわからなくて困っている…というお客さんの話ですね。

実は「辻占」なんてものは食べたことがなくて、そんなものがある事自体知らなかったんですが…

その「辻占」の意味。なぞなぞを解いているかのような展開が読んでいてなかなか楽しかったです。

ただ、普通の人だったらそこまで深読みはしないだろうなーって感じだったんですけど(^_^;)


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小説「夜の光(坂木司)」

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 【あらすじ】
黒髪美人なお嬢様「ジョー」、お調子者でキザな芸術家「ゲージ」、お洒落でかわいいギャル「ギィ」、大男で冷静な部長の「ブッチ」。一見すると「高校生」という点以外では共通点がなさそうで、好みがバラバラな四人。しかし、実は彼らには以外な共通点があった。それぞれ極秘任務を携えた「スパイ」であり、普段の姿は仮の姿なのだ。そして、彼らは秘密基地である「天文部」に集うのであったが…。

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☆高校生が描く非日常
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「スパイ」…なんて言っちゃってますが、そんな過激なストーリーが飛び出てくるわけでもなく、高校生の日常を描いたミステリーですね。

季節外れに現れたホタルの謎とか、文化祭で自分にだけ商品を売ってくれない女の子の謎とか、学校で猫を燃やそうとしていた女の子の謎とか、そんな感じのちょっとした謎の調査をするっていう感じの話です。

ミステリーの内容自体はそんな大したことないんですが…やっぱ高校生が主人公ってのと、4人の登場人物がすごく個性的だったのでなかなか面白かったです。

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☆本当の姿は…
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あと、この4人の高校生なんですが…普段の姿が本当の自分じゃない…ってのが面白いなーって思いました。


いい子ちゃんに見えるけど…ほんとはいい子ちゃんじゃない。

チャラチャラしてそうに見えるけど…ほんとはちゃらちゃらしてない。

遊んでそうに見えるけど…ほんとは遊んでない。

強そうに見えるけど…ほんとは強くない。

それはみんな演じているだけ。ほんとの自分じゃない。


本当の自分を守るために、あえて違ったキャラを演じる。

やっぱりそういうことって少なからずありますよね。

なので、そんな彼らにちょっと親近感が湧いちゃいました(笑)



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小説「動物園の鳥(坂木司)」

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 【あらすじ】
お人好しな営業マンの坂木司と、その友人でひきこもりがちな鳥井真一。そんなふたりなもとに、新たな事件が舞い込んだ。知人である高田安次郎さんが働く動物園で、最近、野良猫が虐待されているというのだ。罪もない動物が傷つけられるのを放ってはおけないと思った坂木は、鳥井を連れて動物園に行くことにしたのであったが、そこで出会ったのは思いがけない人物であった…。


【感想】
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☆3部作完結編
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ひきこもり探偵シリーズの完結編ですね。

なので、今まで登場してきた「お友達」が総登場して、鳥井がひきこもりになってしまった原因とか、坂木がこんなに鳥井べったりなのはなぜかってところが明らかになってます。

若干登場人物が多すぎる感じがするので、この人だれだっけ?みたいな人が何人かいたのも事実なんですが、まぁ完結編だし、大団円なゴージャスな感じはなんかいいですよね(^^)


あと、物語のキモだった鳥井がひきこもりになった原因と、坂木が鳥井べったりになってしまった原因…。

個人的にはすげぇ!感動した!!…とまではいかなかったのがちょっと残念なんですが、なるほどなーって感じで良かったと思います。


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☆自分の意見がない人…
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あと、作中で「自分の意見がない人」ってのが出てくるんですが…

自分がそんな感じなのでちょっと耳の痛い話でした(^^;

誰か声の大きい人が「あなたもそう思うよね?」って言ってくれば「うん、そうだよね...」ってなっちゃうし、

大多数の人がこれが好きーって言ってるとなんとなく自分もそれに引きづられて「そうだねー」って言っちゃう(^^;

周りにあわせてばっかりで自分の意見のない人。みんなと同じで個性がなくてつまらない人(^^;

やっぱりなんか自分の思うことははっきり言える人になりたいですね(´・ω・`)

(ネット上ではかなり自由奔放に書き殴りまくっちゃってますが(笑))

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本 【坂木 司】 | comments(0) | -

小説「仔羊の巣(坂木司)」

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 【あらすじ】
鳥井というひきこもりの友人を持つお人好しの営業マン坂木司は、ある日、同僚の男性から相談を受けた。彼の話によると、同期の女性の様子がおかしいから調べてほしいというのだ。彼女の様子がおかしいなどとは思っていなかった坂木はその話に驚きを覚えつつも、彼に協力して彼女の調査をすることにしたのであったが…。

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☆相変わらずいい人
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ひきこもり探偵シリーズ第二弾です。

前作に引き続き「いい人」な坂木くんが主人公なのですが…今回もいろんな事件(?)に巻き込まれて友達を増やしていくのが読んでいて楽しかったです。

会社の同僚の悩み相談に乗ってみたり、駅で怪しげな行動をしてる少年を心配してみたり、いきなり罵倒してきた女子高生に心を痛めたり(笑)

で、そこで出会った少年とか、駅員さんとか、罵倒してきた女子高生と仲良くなっちゃう坂木くん。

普通なら、そんな人とは友達になれないだろーって感じなんですが、そんなことお構いもなく家に招待する坂木くん。

もちろん、前作で登場してきた「お友達」も登場してくるんで、友達いっぱい楽しいなー状態(笑)

ちょっといい人すぎる気はしますが、とことん「いい人」だとなんか読んでてほっとしますね(笑)

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