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評価:
木下 半太
角川書店
¥ 620
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【あらすじ】
とある事情により、早急にお金が必要になってしまったキャバクラ店長のシュウ。彼は、ボーイのコジ、常連客の健さんと結託し、銀行強盗を実行することにした。そして、首尾よく強盗に成功した彼らは、キャバクラ店へと駆け込むのであったが、そこに待ち受けていたのは、お金を巡っての仲間割れであった…。
【感想】
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☆騙し騙されのお金争奪戦!
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何やら映画化されるらしいこの作品。
原作の木下半太さん、結構好きだったので読んでみました。
内容としては、木下さんの代表作の「悪夢シリーズ」と同じ感じで、騙し騙され〜な雰囲気ではあるんですが…
騙したと思ったら騙されて、騙されたと思ったら騙してた!みたいなお互いの騙し合いみたいな展開がなかなか面白かったです。
一転二転三転とどんどん変わる状況に、読む方はなかなかついていくのが大変だったりもするんですが、こういう展開はスリリングでいいですね。
登場人物には誰一人として共感できないし、若干雰囲気がアングラ系で、読んでて気持ち悪くなりそうな描写もあったりするんですが(脳みそなんちゃらとか、手足をなんちゃらとか)
その辺大丈夫な人ならそれなりに楽しめるんじゃないかなーって思いました。
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☆映画の方は…
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ちなみに、映画の方なんですが、主役はなにやら藤原竜也くんらしいですね。
彼はカイジとかインシテミルでも騙されるような役をやってますが…
こういうずる賢くて、転落人生を歩んでるような役柄がよく似合いますね(笑)
さらに、脇役は、元KAT-TUNの田中聖くんに、ブラックマヨネーズの小杉さん、窪塚洋介さん、池畑慎之介さん。。。
本の表紙に写真がついてましたが、皆さん悪人顔がなかなか…(笑)
僕はたぶん見ないと思いますが、興味のある方、映画の方もチェックしてみてください。