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【あらすじ】
場末の釣り堀「カープ・キャッチャー」。そこは、ごくごく普通の人たちが釣りを楽しむごくごく普通の釣り堀なのであったが、なぜか、そこに集う人々に不思議な出来事が起こり始める…。
【感想】
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☆わちゃわちゃな群像劇
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何でも屋をしてる中年男、対人恐怖症の男とその妹、釣り堀でバイトをしてる女子高生、
釣りが得意で神と呼ばれている老人、それなりにお金はあるが心が満たされない主婦。
そして、外国人講師に、お金持ちの老婆に、釣り堀屋の主人。
一見何の関連性もない男女が、ひょんなことから事件(?)に巻き込まれ関わり合いになっていくというストーリー。
ちょっと登場人物が多いので、えっと、この人だれだっけ?みたいな感じになっちゃったんですが…
中盤あたりからは、みんなが集まってわちゃわちゃやってるような展開になったのでその辺はちょっと楽しく読めました。
いろんな思いが交錯する群像劇ってやっぱり面白いですね。
展開的にはありえねーって感じではありますが、わけわかんない感じ、嫌いじゃなかったです。
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☆ヒツギム語謎だ。。。
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あと、作中にオリジナル言語、ヒツギム語、なんてものが出てくるんですが、それがまた日本語っぽくてユニークでした。
「クサイ(いい)」「クンノカ(どうしたの)」「コナイノ(何でもない)」
「サイケツ、オオクテ(愛している、あなたを)」
「ソノヘンガ、ドウモ、オオクテ(それをあなたに渡す)」
そのままの発音が日本語に読めるので、そっちの意味で解釈すると、意味が全く違ってくるのが面白かったです。
なんか、大事なシーンが、採血の話になってる!!(笑)
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【あらすじ】
ワゴン車で料理を売り歩く仕事をしている夏都。彼女は、ある日、自分と同じ仕事をしている女性に間違われ、誘拐されてしまう。それがきっかけで芸能界を揺るがす大スキャンダルを耳にしてしまった彼女は、スキャンダルが流出しないように誘拐犯に協力することにしたのであったが…
【感想】
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☆意外な展開が心地よい
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「人違い」をされたことがきっかけで、なんだかとんでもないことに巻き込まれていくストーリー。
久しぶりに道尾秀介作品読んだんですが…
なんか予想の斜め上を行くような展開でなかなか面白かったです。
これで問題解決して一安心…
と思いきや、どんでん返しにどんでん返しにどんでん返し!
騙されて騙されて騙されて!!
どんでん返し好きなので、怒涛のこの展開好きでした。
まさかのアンタが黒幕だったとはね!!(笑)
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☆お友達いっぱい?
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あと、物語が進んでいくにつれて、仲間が増えていく感じが楽しくてよかったですね。
甥っ子の智弥に、その塾の先生に、アイドルの女の子に、その取り巻き4人衆に…
なんだかわけのわからないまま「事件」に巻き込まれていく関係者が増えていくのが面白かったです。
で、みんなどことなくヌケているので、てんやわんやの大騒ぎ。
でも、全体的なわちゃわちゃした感じ、楽しくてよかったです。
映画か何かで見てみたい雰囲気でした。
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