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評価:
三浦 しをん
大和書房
¥ 1,470
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【感想】
三浦しをんさんが送る書評集ですね。
僕も結構本を読む方だと思っているので、多少は読んだことある本が紹介されているんだろうなぁと思いきや…
見事に1冊も該当せず、全滅してしまったのがちょっとショックでしたΣ( ̄ロ ̄lll)
しかも、紹介されている本の方も、ざっと読んでみたものの、読みたいと思えた本があんまりなく…
同じ本好きだとしても、好みが違うとこんなにも合わないもんなのね…と妙なところに納得してしまいました(^_^;)
でも、明らかに自分の視野には入ってこないジャンルの作品が多かったので、こういう本もあるんだなぁって知れるのはなんかいいですね。
きっと自分では明らかに手に取らない本を読んでこそ、知見が広がるってもんですよね。
ちょっと三浦しをんさんを見習って(?)知らない世界にも足を踏み入れてみようかなってちょっと思いました(笑)
以下、ちらっと印象に残った部分の感想を書いてみます。
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☆読まずにわかる「東海道四谷怪談」
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有名な四谷怪談にまつわるお話です。
しをんさん、四谷怪談がお好きなのか何故かこれだけ24ページも割いて解説されていたのが印象的でした(笑)
特に、四谷って「東海道」じゃないのに「東海道四谷怪談」って呼ばれているのが謎だ〜的な部分が面白かったです。
確かに、あそこは東海道じゃないですよね(笑)
なんで東海道じゃないのに東海道四谷怪談っていう名前になったのか。
そこんところ、僕も気になりました。
あと、四谷怪談にはあの有名な(?)お岩さんの話も含まれていた!ってのも知らなかったのでそこんところも良かったです。
一応同じ名前のよしみということで(?)、なんとなーく親近感が湧いたりするんですが…
結構可哀想な話だったりするんですね。お岩さんの話。
詳しくは知らなかったんですんが、何やら嫌な女に、顔が崩れる薬を飲まされた挙句、その女に主人を取られて、自分は井戸に身を投げて死んでしまった…っていう話だったんだとか。
そんな仕打ちを受けたら、確かに呪い殺したくもなるかもなーとちょっと思ってしまいました。
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☆切ないおかめ顔王朝の心(「小袖日記」柴田よしき著)
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現代人が源氏物語の時代にタイムスリップしたら、おかめの大群に遭遇して悲鳴をあげたとかいう話(?)
源氏物語のイメージがらすると美男美女がわんさか!な感じがしますが、確かに当時の美的感覚からするとおかめの大群!になっちゃうんでしょうね(^_^;)
おかめ顔の登場人物だらけの源氏物語もちょっと見てみたいなって思いました(笑)