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評価:
海堂 尊
宝島社
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【あらすじ】登場大学医学部附属病院の不定愁訴外来を担当する田口公平は、高階病院長に呼ばれ、とある会議に参加することになった。高階病院長の依頼にはろくなものがないと感じていた田口であったが、その予感はやはり当たっていた。依頼の元が過去に色々トラブルを巻き込んだ厚労省の白鳥だったのだ。かといって断ることもできない田口は、しぶしぶその会議に出席することにするのであったが…。
【感想】
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☆難しい...
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元々このシリーズって登場人物が多くて、用語が難しくて、読むのが辛いなーって思うことがあったんですが…
なんかどんどん複雑になって来てるような感じがしますね(^^;
医療現場っていろんな人の思惑が入り乱れて、一筋縄ではいかない複雑な事情を抱えているーってことなのかもしれませんが...
うーん…なんだか理解力があんまりよくない自分からすると、登場人物がごっちゃになってきちゃって辛かったです(^^;
このシリーズだけじゃなくて、他の作品にも出てきてる登場人物もいるみたいだから、読んでる順番がちょっと良くないんですかね〜?(^^;
登場人物が多くて人間関係が複雑だったので、読んでてちょっと疲れました。。。
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☆会議は特定の人物の掌の上で踊る...
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ただ、中盤からラストにかけての展開はなかなか爽快ですね。
「意見」ばっかり言ってなんにもしようとしない連中をばっさばっさとなぎ倒していく感じ。
で、会議の方向性を意図的に、自分の考えた方向に持っていくという。
いわゆる「抵抗勢力」によって、会議の内容って遅々として進まないことってよくあるかと思うんですが…
計算によって、自分の意図する結論に持っていくなんてことできちゃったりするんですねぇ。
そんなこと会議で考えたことなんてなかったので、もしそういうことができる人がいるとしたら、なんかすごいなーって思いました。