映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「銀翼のイカロス(池井戸潤)」

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評価:
池井戸 潤
ダイヤモンド社
¥ 1,620

【あらすじ】
新たに、経営再建中の帝国航空を任された半沢直樹。だが、そこには、政権交代により結成されたタスクフォースにより、500億円にも上る債権放棄要求がなされた。そんな国家権力による横暴に屈しない、そう考えた半沢直樹は、タスクフォースに抵抗するのであったが…。

【感想】
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☆今度の敵は国家権力
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ご存知半沢直樹シリーズの4作目ですね。

人気で予約いっぱいで当分読めないなーって思ってたんですが…

発売から3年が経ち、人気もなくなったようで(?)図書館にふつーに置いてあったので借りてきました(笑)

まぁそれはさておき、今回は相手が政治家とか官僚みたいな感じのストーリーなんですね。

某民○党の某ナントカさんをイメージさせられるような女性大臣が出てきたり、

政権交代が起こって、今までの政策がガラッと変わって、右往左往させられたり。

当時は事業仕分けとかやっていて、政府が正で逆らう奴らは悪!みたいな風潮でしたが…

一方的に切られて煮え湯を飲まされる方はたまったもんじゃないですね。確かに。。。

銀行の側から描いた政権交代の裏側みたいな感じ、なかなか面白かったです。

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☆最後はスカッと
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あとは、この作品はやっぱり半沢直樹シリーズなので…

最初は横暴に振る舞ってる連中を、最後はズバッと切り捨ててくれる感じがいいですねー。

若干マンネリ感はあるものの、スカッと終われる感じはいいなって思った作品でした。

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本 【池井戸 潤】 | comments(0) | -

読書記録「七つの会議(池井戸潤)」

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評価:
池井戸 潤
日本経済新聞出版社
¥ 1,620

【感想】
とある会社で起こったちょっとおかしなことを、色んな人の視点から描いていく連作短篇集ですね。

パワハラで上司を訴えたり、夜食代わりに車内でドーナツを販売するのを提案してみたり。

最初のうちは、割とどこの会社でも起こりえそうな事柄が出てくるので、社会人やってる人ならいろいろ感じるところがありそう!って思って読んでたんですが…

途中から、なんかおかしいぞ?ってところが、巨大な事件につながっていく感じがなかなか面白かったです。

突如行われる降格人事に人事異動。関与した人物が次々にいなくなる怪。

明らかに誰かの圧力によって何かが隠蔽されているおかしな社内空気。

全ての企業がこういう選択をするとは思わないですが、正義とはなにかを考えさせられる作品でした。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆居眠り八角
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やる気のない古参社員が、自分を叱ってきた年下上司をパワハラで訴える!というお話。

営業部員でみんな必死になって外回りしているのに、遅くに会社を出て早く戻ってくる彼。

そして、会議に出れば居眠りしているような、そんなやる気のない彼なんですが…

古株なだけに上の方に顔が利く、ってのがなかなか生々しくてすごかったです(^_^;)

普通ならやる気のない社員は叱られて当然!かと思いますが…

彼の場合は、それをパワハラだ!って訴えちゃうんですよね(^_^;)

何故いつもやる気のない態度をしているのか、何故上司を訴えるまでに至ったのか。

ある意味物語のキーパーソンと言える彼。

段々明らかになっていく彼の本性がなかなかすごいなって感じでした。

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☆ねじ六奮闘記
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ねじの下請け業者のお話。

元請けの担当者が変わった途端、コストカットを要求され、できなければ容赦なく切り捨て。

こっちにも従業員がいるし、コストカットをしすぎたら食べていけないのに、そんなのお構いなしに無理難題を押し付けてくる発注業者。

景気が悪くて大手企業も苦しくて、コストカットが必須!ってのはわからなくはないですが…

そのしわ寄せを下請けに回されたんじゃ、たまったもんじゃないですよね(^_^;)

下請けの中小企業は給料も少なくてカツカツのところを頑張って働いてるのに全然報われない。

なんか世の中不公平だなぁと感じてしまったお話でした。

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☆コトブキ退社
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社内不倫をしていた女性が、彼と別れたのをきっかけに会社を辞めることになる、というお話。

そんな彼女が、最後に、自分がやった成果として「社内ドーナツ販売」を始めよう!というのがなかなか面白かったです。

ただただ会社の歯車として働き、大した成果も出せなかった彼女。

でも、今回は自分から発案した企画だし、夜にお腹を空かせている社員のためにぜひともこの企画は通したい!

社内根回しをして、ドーナツ屋さんを開拓して、なんだか面倒くさい関門をひとつひとつクリアして…

社内企画をひとつ通すだけでも結構めんどくさいんだなーってのを感じた作品でした。

ただ、なんか前向きな感じのする展開だったのが結構好きでした。

他の話は全部おっさんが主人公なので、これだけが紅一点って感じですね(笑)
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本 【池井戸 潤】 | comments(0) | -

読書記録「民王(池井戸潤)」

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評価:
池井戸 潤
ポプラ社
¥ 1,620

【あらすじ】
総理の突然の辞任により、急遽跡を継いで総理大臣になることになった武藤泰山。彼は、総理大臣としての任務に気合が入るのであったが、そんな彼に待ち受けていたのは、バカ大学生である翔との突然の入れ替わり事件であった。まさか、自分のバカ息子に総理大臣をやらせなくてはならない羽目になるとは!漢字もロクに読めない息子に、なんとかして国会を乗り切ってもらうため、頭を痛める泰山であったが…。

【感想】
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☆総理とバカ息子が入れ替わり!?
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銀行とかが舞台の割と真面目系な作品が多いイメージのある池井戸潤さん。

今作も、政治が舞台なものの、きっとお固い感じのストーリーなんだろうなーなんて思いつつ読んでみたんですが…

まさかの、かなりコメディ色の強い作品になっていたのが、かなり楽しくてよかったです。


元総理である某氏をモデルにしたかのようなキャラの総理大臣が、まさかの、バカ息子と入れ替わっちゃうんですよね(笑)

当然のことながら、バカ息子は政治のことなんかさっぱりわからないから、国会答弁もしっちゃかめっちゃか。

優秀な秘書にせっかく書いてもらった原稿も漢字が読めないからミゾウユウの事態に陥ってしまったり(笑)

そして、それに同調するかのように、問題発言を繰り返す閣僚たち(笑)

なんか、どこかで見たことあるようなシーンがオンパレードで…

ニヤニヤが止まりませんでした。


しかし、池井戸さんってこんなライトな作品も書けるんですね。

なんか色んな意味で意外性があってよかったなって思えた作品でした。


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☆でも痛快なシーンも。
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ただ、そんなこんなで、ライトな面もありつつ…

いつもの池井戸節が感じられるシーンも結構多かったのがやっぱり痛快で良かったですね。

例えば、入れ替わってしまった大学生になってしまった総理大臣が、息子の代わりに面接を受けに行くシーン。

本当ならば、大人しく面接を受けて、内定をもらわなきゃいけないんですが…

今の政治家を馬鹿にするような面接官だったら、現役総理大臣としては見過ごすわけにはいかないですよね(笑)

単なる学生だと思って甘く見ていたのに、思わぬ反論にたじろぐ面接官。

そして、現役総理大臣の息子だと知り、さらに慌てふためく面接官。

相手によって態度を変えるような人間ってサイテーだと思いますが、まさにそんな人達が慌てふためくサマが見ていて痛快で良かったなって思いました(笑)
 
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本 【池井戸 潤】 | comments(0) | -

読書記録「シャイロックの子供たち(池井戸潤)」

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【感想】
大人気の池井戸潤さん原作の銀行を舞台にした連作短編集ですね。

最近も、ドラマをバリバリにやっていて、僕も実際に見ちゃってるので、若干、なんか見覚えがあるようなシーンだな〜なんて思ってしまうことがしばしばあったりするんですが…

まぁどれも銀行が出てくるので、似通っちゃうのはある程度仕方ないですかね(笑)

ただ、この作品は、半沢直樹とか、花咲舞みたいな、啖呵を切ってくれる登場人物がいないのが、若干モヤモヤが残りますね(^_^;)

なんか理不尽な思いをした人物がいたりしつつも、反撃の機会がないまま終わってしまう…みたいな。

個人的には、もっと痛快な方がいいなって思ってしまったので、この作品はちょっと物足りなかったかなって思いました。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆みにくいアヒルの子
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銀行からなくなってしまった現金100万円を、盗ったんじゃないかと疑われてしまった女子行員のお話。

その子が盗んだ!なんて証拠は全くないのに、一方的にそいつが盗ったんだ!と決めつける上司。

現金が出てこなくて、焦ってしまう気持ちはわからなくもないですが…

一方的に部下のせいにするってのは、上司として失格ですよね(^_^;)

いいことは自分の手柄にして、悪いことは全部部下のせいにする。

そんな上司のもとでは働きたくないなぁ〜なんてしみじみ思ってしまった作品でした。

ただ、かばってくれる仲間がいればまだマシですが、周り全員敵!ってなってしまったらいたたまれないですね。。。

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☆キンセラの季節
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突如行方不明になってしまった銀行員の足取りを探す男のお話。

出世コースからは外れていたものの、同僚たちからの信頼もあつく、失踪するような理由も見つからないその銀行員の男。

その男が、実は、なくなった100万円の行方を探していた…ということから話はだんだんきな臭くなっていきます(笑)

証拠と思われる物証も集め、容疑者のしぼりこみまで行っていた形跡がある男。

そんな男が突如失踪してしまったのは何故なのか。

これだけでなにやら怪しげな雰囲気がプンプンですが…

こんな調査をしてる主人公の彼の周りでもおかしなことが起こり始めたりするのが、ゾワゾワっと恐怖と駆り立てる感じで面白かったです。

行方不明になっちゃった男がどうなったのか。気になりますねぇ(笑)



本 【池井戸 潤】 | comments(0) | -

読書記録「ようこそ、わが家へ(池井戸潤)」

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  【あらすじ】
真面目なだけが取り柄の会社員である倉田太一。彼はある日、駅のホームで割り込みをしてきた男に注意をしたことがきっかけで後々嫌がらせを受けるようになった。どうやら、あの後、彼の後を尾行し、自宅を突き止められたらしいのだ。次々にエスカレートする犯行に、彼は恐怖を抱くようになるのであったが...


 【感想】
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☆こわいよストーカー
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「ようこそ、わが家へ」っていうタイトルから、割とアットホームな雰囲気の作品なのかと思ってたんですが…

ストーカーもどきの嫌がらせに怯えるサスペンス風な作品だったのでちょっと驚きでした(^_^;)

駅のホームでマナーを守らない人にちょっと注意したら、逆切れされて、家まで尾行されて、花壇を荒らされたり車に傷をつけられたり。

相手がどこの誰だかわからないのに、相手からは自分のことがまるわかり。

次々にエスカレートしていく犯行がなかなか不気味で嫌な感じでした(^_^;)

でも、まだ自分だけの範囲内でことが収まってるならいいですけどね。

自分の家族にまで被害が及び出してくると思うと、ゾッとしちゃいますね。

やっぱり多少他人のマナーに苛立ったことがあっても、見ても見ぬふりが最近の最善策なのかなぁと思いました。

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☆仕事でもトラブルが…
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で、そんなこんなでプライベート面でドタバタしてた主人公なんですが、それに加えて仕事面でも苦労してるのが可哀想でした。

明らかに不正をしてるやつを見つけて問いただしても、逆ギレされて、社長にまで文句を言われる始末。

悪いのは自分じゃなくて、あいつなのに!っていう悶々とした気持ちが読んでてなかなかツラかったです。

色々提案とか助言しても一切聞く耳持たないくせに、その上で失敗したら全部自分のせいとかありえないですよね(^_^;)

ほんと、読んでてむかつく上司にむかつく同僚だなって思ってました(^_^;)

ただ、このむかつく同僚!池井戸作品なので、最後にはコテンパンにのしてくれるのがやっぱり読んでて気持ちがよかったです。

プライベートであれ仕事であれ、途中までは結構むかつく展開ではありますが、最後はスカッとするのはやっぱり読んでて気持ちいいですね。


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本 【池井戸 潤】 | comments(1) | -

読書記録「ロスジェネの逆襲(池井戸潤)」

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評価:
池井戸 潤
ダイヤモンド社
¥ 1,575

  【あらすじ】
東京中央銀行から出稿し、子会社のセントラル証券にやってきた半沢直樹。そんな彼のもとにとある案件がやってきた。IT業界の雄、電脳雑技集団から、ライバル企業であるスパイラルを買収したいとの相談があったのだ。アドバイザーとして買収を成功させれば大きなチャンスとなる。そう考えた彼らは、アドバイザーになることにしたのであったが、そこには親会社である東京中央銀行からの横槍が入るのであった…。

 【感想】
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☆勉強になります!
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最近ドラマも始まった「半沢直樹」シリーズの3作目ですね。

今作では、銀行を追われて子会社の証券会社に出向させられてしまった半沢直樹が、とある企業買収工作に巻き込まれていくっていう話なんですが…

TOB(株式公開買い付け)とか敵対的買収とかホワイトナイトとか、なんかニュースとかではたまに見かけるものの、イマイチよくわかってなかった単語が実際に使われてる場面が出てくるので色々と勉強になりました。

単純にどこどこがどこどこを買収しました〜なんてニュースだと、ほんと、「ふーん。そうなんだー。」みたいな感じで終わってしまうことが多かったんですが…

一概に買収とか言ったって、そこで働いてる社員もいるし、お金も沢山絡んでくるし、なかなかそうすんなり行くもんじゃないですよね(^_^;)

しかも、相手が買収なんてされたくない!って思ってるのに、無理矢理買収しちゃえ!みたいに思ってるやつが相手だったら尚更。

会社の経営とかはあんまりよくはわからなかったりするんですが、社長とかが汗水たらして大きくした会社を、どこぞの金持ちがカネだけポーン!と出して買収されちゃったんじゃたまったもんじゃないなーって思いました。

それから、企業買収の裏工作とか、それに対抗する防衛策とか、ニュースの一言では見えない部分で、色んなドラマが巻き起こってるんだなぁってのを感じました。

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☆最後はスカッと
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それから、池井戸作品と言えば、悪いやつを最後にはギャフン!と言わせてやるような痛快さがウリだと思うんですが…

今作でもそういうところが充分活かされていたのがやっぱり面白かったです。

子会社だからって色々圧力かけてきたり、仕事を横取りしてくるような銀行とか、色々裏工作して力づくて買収を進めてくる大企業だとか。

相手が子会社の人間だからとか、中小企業の人間だからっていつもエラソーな態度をしてくるやつってほんとムカツキますよね。

そんな連中を、これでもかー!というくらい叩きのめしてくれるこの作品。

日頃の鬱憤が発散できるようで読んでて楽しかったです。

やっぱり悪いやつをやっつけてくれるような作品は読んでて気持ちいいですねー。


紹介してくれたゆいこさん、どうもありがとうございました(^^)


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本 【池井戸 潤】 | comments(0) | -

読書記録「株価暴落(池井戸潤)」

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 【あらすじ】
大手スーパー一風堂を狙った連続爆破事件が発生した。当然の如く一風堂の株価は暴落。一風堂の巨額支援要請に対し、白水銀行では審査部の坂東と企画部の二戸が対立を繰り広げるのであったが…。

【感想】
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☆事件と株価と
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経営苦に陥っている某大手スーパーが、爆弾事件に巻き込まれたことをがきっかけで株価が暴落して…って話ですね。

普通の小説だったら、爆弾魔は一体誰なのか?ってところがメインで話が進んでいくかと思うんですが…

そこはこれは池井戸潤さんの小説ということで…犯人探しと同時に、そんな「ヤバい会社」を銀行が救済するのかどうかっていうやりとりが裏で繰り広げられていくのがなかなか面白かったです。

世間的に見れば、爆弾事件は犯人確保が最優先事項。

だけど、被害者(スーパー)にとっては犯人確保も大事だけど、それよりも株価だったり、銀行の融資の可否の方が大事!

起こるかどうかもわからない爆破予告を鵜呑みにしてお店を閉鎖してしまっては売上が大幅に減ってしまうくらいなら、

爆破予告なんてなかったことにしてしまえ!なんて考え方をする会社…が実際にあるかどうかはわからないですが、確かに存在していてもおかしくはなさそうですね(^_^;)

消費者の身の安全よりもカネカネカネ!

そんな悪徳企業は潰れてしまえ!…なんてことを読んでて思ってしまった話でした(^_^;)

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☆大手と中小と
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あと、気になったのは大手企業か中小企業かでの銀行とか国の対応の差…ですかね。

従業員が何万人もいたりするような大企業。

そんな大企業が倒産なんてしたら、経済に与えるダメージは計り知れない。

だから、国も銀行も大手企業を倒産させるなんてことはありえない。

なんて考え方で、自由気ままに経営を行なってきて、経営が悪化すると国や銀行に助けを求めてくる大企業。

中小企業だったら平気で見捨てるくせに、大企業だから救済される…っていうのはやっぱりなんか不公平ですよね(^_^;)


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読書記録「銀行総務特命(池井戸潤)」

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 【感想】
銀行内部のトラブルを解決するために特命を受けた指宿という青年が、銀行内部に蔓延る不正を正していく…って話ですね。

何か犯罪が起こって刑事が事件を解決して…っていうストーリーなら刑事モノとしてよくある話かと思いますが、

今回は”銀行内部で”事件が起こって、”銀行内部で”解決するというちょっと変わった設定だったのである意味新鮮でした。

ただ、銀行内部っていってもちょっと事件が起こりすぎな気がしなくもないですけどね(^_^;)

銀行が舞台な話なだけにお金を巡った不正はもちろんのこと、ストーカー事件やら、誘拐事件やら、詐欺事件まで起こって、ついには死者まで!

実際の銀行内部がこんなに問題だらけ…とは思わないですが、もしかしたらこれに近いことは起こってたりするのかなとちょっと思ってしまいました(笑)


というわけで、印象に残った短編の感想です。

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☆官能銀行
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銀行内の女子社員のうち誰かが、問題あるビデオに出演しているらしいという噂が広まって…っていう話ですね。

ビデオに出る出ないはまぁ本人の勝手じゃない?って思えなくもないですが…

まぁ有名企業だったりしたら、それだけでイメージダウンになっちゃうから問題なのかな(^_^;)

ただ、そういうものって一度世に出てしまったらなかなか消えないだろうし、あんまり自分を安売りしてしまうのもどうかなって感じがしてしまいますよね。。。

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☆ストーカー
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とある女子社員がストーカーに追い回されているらしいが、その相手も銀行員らしくて…という話ですね。

つまりは、身内の犯罪が高いから、警察に引き渡すんじゃなくて穏便にすませよう!ってことでしょうか。

個人のストーカー問題を仕事として解決しなきゃいけないってのもなかなか大変かと思いますが…

そもそもそういうことを仕事としてやらせるってのもなかなかすごいなって思いました。

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☆ペイオフの罠
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銀行が破綻してしまって、預金が戻ってこなくなってしまったお婆ちゃんの話ですね。

ペイオフ…今まであんまり気にしたことなかったですが、実際に銀行が破綻してしまったら、

1000万円以上預けていたらお金が帰ってこない!なんてことも実際に起こりうるわけなんですよね(^_^;)

1000万円以上も、今のところ預けてないのでそんな心配はないのかもしれないですが、怪しげな銀行じゃなくてちゃんとした銀行を選ぶってことも大事なんだなってのを感じました。

あと、銀行マンに騙されてお金がなくなっちゃったお婆ちゃんが可哀想でした。。。





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読書記録「架空通貨(池井戸潤)」

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 【あらすじ】
高校教師をしている辛島の教え子の麻紀が失踪した。原因は父親が経営する会社の倒産の危機らしい。もともとは商社マンをしていた辛島はなんとか麻紀の力になろうと、会社のカネについて調べ始めるのであったが、そこで見つかったのは、とある大企業によって作られた「架空通貨」の存在であった…。


【感想】
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☆お金がお金じゃなくなるって…怖い
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「架空通貨」っていうタイトルから、偽札の話とか、ネット上でだけ通用する通貨の話かとちょっと思ったんですが…

とある特定の地域でしか通用しない、「円ではない通貨」の話でした。

といってもなんかピンとこないかもしれませんが、要するに、特定の地域でのみ使用できる商品券みたいなもんですかね。

給料の代わりにその「通貨」が支払われ、その「通貨」で買い物もできる。

ただ、正式な「お金」ではないので、銀行に行っても「両替」はしてくれない。というちょっと変わった「通貨」。

まぁ普通に買い物ができるうちは、それはそれで特に問題ないかと思うんですが…

それが普通に買い物ができなくなったときはものすごく怖いんだなーってのを感じました。


「買い物できない通貨」=「ただの紙っきれ」と同じ。

つまり、それをたくさんもっていた人はみんな大損をして、個人であれば破産。会社であれば倒産していく。

そして、倒産する会社が多くなってくれば、その会社と取引があった会社も経営が苦しくなって連鎖的に倒産していく。

今までは国が破産するとか円が紙くずになるとかあんまり意味がよくわからなかったんですが…

通貨の価値がなくなるってのはこういうことなんだなぁってのがよくわかりました。

今まで必死で貯めてきたお金がぱーになるってのは…想像しただけでも怖ろしいですね。。。




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本 【池井戸 潤】 | comments(0) | -

読書記録「果つる底なき(池井戸潤)」

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 【あらすじ】
銀行で債権回収の担当をしている坂本が亡くなった。死因は蜂に刺されたことによるアレルギーによるものだという。しかし、亡くなった現場は蜂がいるような場所ではない。不審に思った同僚の銀行員の伊木は、坂本が最近何をしようとしていたのか、調べてみることにしたのであったが、彼の周辺からは明らかに不審な点がいくつも見つかるのであった…。


【感想】
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☆ハードボイルドか…
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池井戸さんといえば、経済小説とかお仕事小説とかそういったイメージが強かったんですが…

今回は結構ハードボイルド色が強い作品だなーって印象でした(^_^;)

一応、銀行マンが主人公なので、お仕事小説っぽい面もあるんですが…人がバンバン死んでいくんですよね。

知ってはいけない秘密を知ってしまった仲間が殺されたり、証拠を握ってる人物が殺されたり、主人公も殺し屋(?)に命を狙われたり。

銀行マンの仕事ってこんな危険な仕事なんだっけ?とちょっと思ってしまうようななかなかすごい展開だったのでついていくのがちょっと大変でした(^_^;)

ハードボイルド系が好きな人ならいいのかもしれないですが、いつものお仕事小説として読んでしまうと違和感を感じずにはいられないでしょうね(^_^;)


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