映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「千年ジュリエット(初野晴)」

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 【感想】
吹奏楽部に所属する、ハルタとチカが送るハルチカシリーズ第4弾です。

読んだと思ってたのに、どうやら読んでなかったらしいので、文庫版を買って読んでみました。

今作はちょっと番外編みたいな感じなんですね。

今までは、ハルタとチカが吹奏楽の大会を目指して、それに関連する事件(?)を解決して仲間を増やしていくって感じだったんですが…

今作では、ハルタとチカはやや脇役モードになって、文化祭で起こった事件を他人目線で見ていく感じがなんか楽しかったです。


しかし、なんだか次から次へと事件が巻き起こって、そこにハルタとチカが巻き込まれていく感じがなんかすごいですねー。

しかも、同時間軸上でいくつも事件が起こっちゃってるので、ふと客観的に見てみると、あっちでわちゃわちゃして、こっちでわちゃわちゃして、なんだか忙しいなーと(笑)

まぁ文化祭なんてそんなもんなのかもしれませんが、一言で文化祭って言っても、いろんな場所でいろんなドラマがある!

そんなのを感じさせてくれた、なかなか面白い作品でした。


以下、印象的だった短編の感想です。
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☆エデンの谷
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祖父が孫娘に遺した鍵を探すお話。

祖父は明らかに孫娘に鍵を渡したはずなのに、孫娘はそんなものは祖父からもらっていないという。

もらってないって言ってる鍵がどこにあるのかを探すっていうのはなかなか難易度の高い問題なような気がするんですが…

最終的に見つかった鍵の在処はなかなかユニークで面白かったです。

まさかの思いがけない結末。おじいちゃんなかなかステキ!でした。

↑ちょっと読んでない人には意味不明ですね。すみません。


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☆失踪ヘビーロッカー
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文化祭でライブを行う予定だったバンドのボーカルが、何故か学校前までタクシーでやってきたのに、すぐさまタクシーでいなくなってしまったという話。

しかも、タクシーの運転手の話によると、学校に来るまでは見た目こそパンクな格好をしていたものの、礼儀正しい好青年だったのに、

学校についた途端に豹変して、言葉遣いも荒くなって、行き先も言わずにこの街をグルグル回れとかわけわかんないことを言い出したんだとか。


ボーカルは何故学校前まで来たのにタクシーに乗って去ってしまったのか。

何故、タクシーで街をグルグル回るなんてことを咄嗟にはじめたのか?

なかなかミステリアスな事件ではありますが、こんな話を聞いたら、理由を知りたくなっちゃいますよねぇ?

僕も結構答えが気になって、これは一気読みしちゃったんですが…

なかなか独特な真相に、ちょっとビックリでした。

まぁありえないっちゃありえない話ではありますが、このボーカルさん、漢だなぁと思いました(笑)

↑こちらも読んでない人には意味不明ですね。すみません。。。

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小説「空想オルガン(初野晴)」

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評価:
初野 晴
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,575

 【あらすじ】
 部員がたったの3人という、廃部寸前の状態から、部員をかき集め、なんとか演奏が出来る状態にまで吹奏楽部を立て直した穂村千夏と上条春太。彼らは、数々の苦難を乗り越え、ようやくコンクールの地区大会へとたどり着いたのであったが、そんなすんなり事が進むはずもなく、チカとハルタの2人は大会当日にもトラブルに巻き込まれてしまうのであった…。

【感想】
 ハルチカシリーズ3作目ですね。内容自体はちょっと小粒な感じがするんですが、まぁ今までのシリーズを読んできた人ならおなじみの登場人物もいっぱい出てくるので、それなりに楽しめるんじゃないかなーって思います。

 個人的に面白かったなって思ったのは1つめの「ジャバウォックの鑑札」と2つめの「ヴァナキュラー・モダニズム」ですかね。

 最初のやつは、ハルタが高級な迷い犬を見つけてきてしまって、それを飼い主に返そうとしたところ、自分が飼い主だーっていう人が2人出てきちゃって、どっちが本物の飼い主なんだろー?って話です。高級な迷い犬を見つける…なんてことはまぁ普通はないかと思いますが、どっちが本当のことを言ってるのか!?っていう犯人探しじゃないですけど、飼い主探しがなかなか面白かったです。

 2つ目はハルタが引っ越すことになって、格安のアパートを見に行くことになったんですが、そのアパートがなにやらお化けが出るらしいってことで、そのお化けの正体を探すって話しです。防音加工がされているアパートの中なのに、チャリンチャリンと僧が錫杖を振る音がする。想像してみると、ちょっとゾッとするような話ではありますが、この話のオチはなかなかユニークで面白かったです。ちょっと突拍子もない展開ではありますが、こういうのもありかなーって思いました。

 なんかちょっと期待していたよりはあっさりしてるかなって感じがして、若干個々の登場人物の個性が薄くなってしまっていたような感じがしたことろは残念なんですが、ハルチカシリーズらしさは出ていて良かったかなって思います。

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小説「初恋ソムリエ(初野晴)」

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評価:
初野 晴
角川書店(角川グループパブリッシング)
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 【あらすじ】
 春。新入生が入ってくる季節。県立清水南高校2年生の穂村千夏と上条春太が所属する吹奏楽部は部員は17人。コンクールに出場するためにも新入部員の確保が至上命令であった彼らは、必至になって新入部員の勧誘を行うのであったが、そんな中、奇妙な出来事が起こり始めていた。朝、部員たちが登校する前に、何者かが音楽室に入った形跡があるのだ。当然吹奏楽部員ではなく、教師でもないらしい。一体誰が音楽室に・・・と不審に思う彼らであったが・・・。

【感想】
 ハルチカシリーズ2作目です。

 タイトルになっている「初恋ソムリエ」の話は、学校内の話じゃなくて、部外者を巻き込んで、なんかすごい昔の話まで出てきて、ちょっと話が飛躍しすぎてない?って思ってしまったので、それはちょっと微妙だったんですが、他の「スプリングラフィ」「周波数は77.4MHz」「アスモデウスの視線」の話は、学園ミステリって雰囲気だったので面白かったです。

 特に3つめの「アスモデウスの視線」は、1ヶ月の間に3回も「席替え」を行ったクラス担任の先生が、突然謎の謹慎処分を受けることになってしまった〜という謎を解く話なんですが、こちらはなかなか凝った設定で面白かったです。「席替え」っていうテーマなら、誰にでも経験がありますもんね。それが意図的に3回も行われた〜ってことは一体どういうことなのか。ちょっと考えてみるだけで色々推理できそうで面白かったです。

 あと、このシリーズ、話が進むにつれてだんだんと「仲間」が増えていくような展開になっているんですが、そのあたりがなんかゲームのRPGで仲間探しをしているような感覚が楽しめて良かったです。シリーズ1作目では、部員がほとんどいなくて、廃部寸前だった吹奏楽部が、話が進むにつれてどんどん仲間が増えていって、「吹奏楽部」としてのレベルもどんどん上がって華やかになっていくという。なんかそんな「吹奏楽部」が成長する過程が見られるのがすごく面白いなって思いました(若干今作では、前作のキャラの影が薄かったですが^^;)

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小説「退出ゲーム」

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評価:
初野 晴
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 580
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 廃部寸前の弱小吹奏楽部に所属する、高校1年の穂村千夏と上条春太は、文化祭開催を直前に控えたある日、とある事件に遭遇する。化学部の部室から劇薬である硫酸銅の結晶が盗まれてしまったのだ。文化祭を中止にしろという脅迫状も届き、このままでは文化祭が中止になってしまうという危機的状況を迎え、文化祭の実行委員でもある千夏は、なんとかして事件を解決しようと春太に協力を求めるのであった。

【感想】
 よくある学園ミステリと言ってしまえばそれまでなんですが、個性豊かな登場人物たちがユニークでよかったです。チカとハルタの息が合ってるような合ってないような名コンビは面白いし、他の脇役も、チカ曰く「頭のおかしな連中ばっかり、わたしのまわりに集まってくる」なので、ちょっと変わった変人が多くて楽しいです。チカとハルタとある人物もちょっと変わった三角関係を築いてますし、細かい設定とかも結構楽しめたりもしますね。

 また、物語としては、学校で起こった身近なミステリを扱った連作短編集みたいなもんなんですが、話が進むにつれて、新しい登場人物が増えていくのが楽しかったです。普通ならその短編の途中で出てくるようなゲストキャラクターは、その話が終わったら出てこなくなっちゃうことって多いと思うんですが、この作品だとその次の話にも出てくることが多いんですよね。吹奏楽部の仲間も段々増えてくるし、どんどんにぎやかになっていく様子が楽しくてよかったです。
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小説「1/2の騎士」

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評価:
初野 晴
講談社
¥ 1,020
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 アーチェリー部の主将である女子高生のマドカは、ある日、ちょっと変わった幽霊である「サファイヤ」に出会う。そして、それと同時に街で変わった事件が起こるようになる。中学生は「幸運のさる」に夢中になり、盲導犬が飼い主の目の前で殺害されるという事件も発生した。マドカとサファイヤも次第に事件に巻き込まれていくことになるのであったが…

【感想】
 ちょっと変わった主人公なんですが、やっぱり高校生が主人公ってことでなんか瑞々しい雰囲気が良かったです。ページ数が多くて読むのはちょっと大変だったんですが、個性的な登場人物がいっぱい出てきてミステリな要素も多くて面白かったです。
 また、章毎に別々の事件になっていたので、1話完結型のテレビドラマを見ているような感覚で楽しめました。事件が起こるたびに新キャラも増えていって、仲間(?)がどんどん増えていくような感覚も楽しかったです。普通のドラマとか小説だったら、前の事件のゲスト的な人は、その事件が終わったらもう出てこないのが当たり前だと思うんですが、この小説では、次の事件にもちゃっかり出てくる登場人物が多いんですよねー。その辺はなんかちょっとうれしかったです。
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