映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「魔法使いと副店長(越谷オサム)」

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【あらすじ】
憧れのマイホームを購入したものの、非道にも単身赴任を余儀なくされた藤沢太郎41歳。そんな彼のもとに、突然の闖入者が現れた。自分は魔法使いの見習いだと名乗る少女と、人間の言葉を喋る謎の生き物だ。勝手に太郎の家に居候することに決めてしまった彼女らと同居することになってしまった太郎は…


【感想】
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☆魔法少女なお話。
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ある日、中年の「副店長」のアパートに、空から魔法使いの女の子が降ってきたというお話。

うわ!なんだかめっちゃコテコテのファンタジーだ!とちょっとあらすじから思ってしまったんですが…

やっぱりなんかラノベとかと比べると、現実味が増してる展開のような気がしました。


まぁそりゃあ、いきなり空から女の子が降ってきたら、ありえねー!ってなりますよね。

しかも、勝手に居候をし始めたら…「世間体」が一番気になりますよね。やっぱり!(笑)


「あの人、いつのまにか、未成年の女の子を連れ込んで一緒に住んでるらしいわよ。ひそひそ。。」

なんて噂が立ったりしたもんなら、社会的に信用丸つぶれ。

下手をしたら誘拐罪で逮捕されちゃうかも!?

なんてのはなかなかリアルで面白い展開でした(笑)


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☆最後は結構感動的
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まぁそれはさておき、前半は、不思議な魔法少女と、不思議な生き物とのわちゃわちゃな同居生活、

後半は、魔法少女の正体が明らかになって、まぁお約束ではありますが「さようなら」の展開とくるわけなんですが…

思った以上に感動的な展開で、ちょっと読んでてじーんと来ました。。。

途中、うわー、そんな終わり方しないでー!!ってな展開に突き進んで行ったのがちょっと恐ろしかったんですが…

そこまで酷い終わり方にはならなかったのがよかったなーってな展開でした。


とりあえず、なんか映画化しやすそうなお話だったので、映画化されたらいいなーと読んでて思ったお話でした。

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読書記録「いとみち 三の糸(越谷オサム)」

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【あらすじ】
人見知りで口下手な自分を変えるため、メイド喫茶でアルバイトをすることにした相馬いと。そんな彼女も、高校3年生になった。高校3年生といえば受験生。彼女は、受験に専念するため、8月上旬で、約2年間勤めたバイトを休職することになるのであったが…。

【感想】
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☆いとみち3作目!
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人見知りで三味線が得意な女子高生がメイド喫茶でバイトする!というお話第三弾!

1作目では高校1年生で、初々しかったいとちゃんも…

今作では3年生になり、ちょっと成長したなーって思えるシーンが多かったのが良かったです。



学校では新入生だったのが最上級生になって後輩もできて先輩と呼ばれる日々。

メイド喫茶でもたどたどしい新人だったのにいつのまにか後輩ができて、後輩を指導したりなんかしちゃったりして。

そして、3年生なので、卒業後の進路を決めなくてはいけなかったりして。


いとちゃんは、とある目的から、とある大学を受験することにするんですが…

何にも考えずにぼけーっとした毎日を過ごしてなんとなーく大学を決めてしまった自分からすると、すごいしっかり進路を考えててえらいなって感じでした。

夢があって、その夢に向かってひたすら全力で突っ走る。

ときには上手くいかないこともあるけれども、それも含めてなんか青春っていいなーってお話でした。

受験勉強はやり直したくはないですが、その前途洋洋な感じ、うらやましいですね(笑)


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☆武器があるっていいなーと
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あと、いとちゃんには「三味線」という武器があるんですが…

自分の本業とは別に、そういう武器がある人ってやっぱりかっこいいなーって思いました。

ギャップがあればあるほど、なかなかオイシイですよね。


女子高生なのに、三味線が弾けます!

学校の先生なのに、メイド喫茶が大好きです!

メイドなのに、小説書いてます!

力士体型なのに、カメラが趣味です!


なんか、自分もそういうの欲しいなーと思ってしまいました。

…っていうか、メイド喫茶自体一度行ってみたいですね。

ひとりで行く勇気はないですが(笑)
 
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読書記録「くるくるコンパス(越谷オサム)」

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【あらすじ】
普段は地味で目立たない将棋部三人組。そんな三人組が、修学旅行当日に大胆な計画を企てた!修学旅行の班別行動の際、決められた京都を巡るのではなく、大阪まで行ってしまおうというのだ。大阪には幼なじみの佳織がいる。もしかしたら会えるかもしれない。そう考えた3人は、同じ半の女子たちとは別れ、大阪に向かうのであったが…。


【感想】
中学生3人組が、愛しのあの子に会うために修学旅行中に脱走するというお話(笑)

僕は昔っから、言われたことは守る!校則万歳!(?)な優等生タイプだったので、とてもじゃないですが彼らのような行動はできないですが…

ちょっとくらいルールを破って、無謀な挑戦をしてみる!っていうのもそれはそれでいい経験になっていいのかもしれませんね。


鬼のようにこわーい先生に今にも見つかるんじゃないかというビクビク感。

どこに行けば目的地にたどり着くのかがわからずにただ時間だけが過ぎていく焦り。

やばいお兄さんに絡まれて殴られるという絶望感。


まぁこんな体験はあんまりしたくはないですが、そういう体験も、大人になってしまえば古き良き思い出って言えますよね。

あの子に会いたい!ただそれだけで、そんな無謀なことに挑戦できるひたむきさがなんかいいなーって感じでした(笑)


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☆どうしてこう教師ってやつはw
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あと印象的だったのは、教師の横暴さですかねー(笑)

「新幹線に乗る練習」なんてのを延々とやらされた挙句、実際には教師のミスのせいで大混乱!

でも、教師は一切謝罪なしで、大混乱になったのは全部生徒のせい!

生徒としては一生懸命に言われた通りにやったのに、怒られたんじゃ…たまったもんじゃないですよねぇ。

理不尽な理由で怒鳴ってくる教師…僕の学校にも数名いたような気がしますが…

大声を出すことで他人を威圧してくる人ってのはほんと腹立たしいですよね。。。

大人になった今では教師の苦労もわからなくもないですが…

生徒に当たり散らす教師は最低だと思いました。ほんとに(笑)
 
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読書記録「いとみち 二の糸(越谷オサム)」

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【感想】
口下手で人見知りな女子高生メイドのいとちゃんが送る騒動記(?)の2作目ですね。

前作では高校デビュー!でメイドデビュー!初々しいいとちゃんだったんですが…

今作では学校の後輩もできて、メイドの後輩(?)もできて、ちょっとだけ成長したいとちゃんがなかなか微笑ましかったです(笑)

正直なところ、前作ほどのインパクトはなくて、そんなに盛り上がるシーンがあるわけでもないんですが…

いとみちファミリーが送るほのぼの感は健在だったので安心して読み進められたのが良かったかなーって思いました。

この調子なら3作目もありそうなので、そちらもぜひ読みたいなーって思いました。

(つぎは3年生になったいとちゃんかなー?)


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☆いとちゃん写真同好会へ!
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で、今作の見どころは…

なんと言っても、いとちゃんたちが始めた写真同好会でのエピソードでしょうかね。

高校生と言えば青春!青春といえば友情!恋!というわけで、そんなこんななエピソードが盛りだくさんになっていて楽しめました。

特に、写真同好会に後輩として入ってきた鯉太郎くんには注目!

元相撲部で、巨漢で、一見、恋愛には無縁そうに見えるものの…

とっても優しくていざというときにはとっても頼りになる男の子。

男の子とは全く無縁だったいとちゃんに恋心が芽生えるのか!?は秘密にしておきますが、ユニークな鯉太郎くん、かなりいいキャラしてました(笑)


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読書記録「いとみち(越谷オサム)」

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評価:
越谷 オサム
新潮社
¥ 1,365

 【あらすじ】
人見知りが激しくて口下手な女子高生のいと。そんな彼女は密かにメイド服のような可愛い服を着てみたいと思っていたのであったが、ある日、たまたま募集していたメイドカフェのバイトに応募してみたところ、何故か採用されてしまうという事件に遭遇してしまった。人見知りの激しい自分にメイドなんてできるのだろうか?そう不安になるいとであったが…。

【感想】
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☆津軽なメイドさん
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人見知りで口数が少なくて、津軽弁の訛りも酷い女子高生が、何故かメイドカフェでバイトすることになってしまった!というお話。

なかなか突拍子もない設定ではあるんですが…

女子高生なのに津軽弁!

津軽弁なのにメイドさん!

メイドさんなのに三味線が得意!

などなどかなり濃ゆいキャラクターがなかなか萌え〜な感じで楽しかったです(笑)

ちなみに、決めゼリフは「お、おがえりなさいませ、ごスずん様!」

ふざけてやっているわけではなく、大真面目でこんなことをやってる子なので、なんか読んでて応援したくなってきました(笑)

津軽弁を喋る女子高生っていうのがどれくらい生息(?)しているのかは知りませんが、なんか方言いいなーって思っちゃいますね(笑)

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☆おばあちゃんも面白い
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で、そんなメイドっ子には、おばあちゃんもいるんですが、そのおばあちゃんもなかなかユニークで面白かったです。

日本人なので、もちろん日本語を喋ってるはずなんですが、訛りが酷くて読者には解読できないんですよね。

例をあげれば

「△◇△ΠδφΩ」

とか

「ΠTΠT♀」

とか。

おばあちゃん!それもはや日本語じゃないですよ!

なーんてツッコミを入れたくなっちゃうくらい唐突に記号だらけの会話文。

一体実態はどんなんなのかちょっと聞いてみたくなりました(笑)

(津軽弁ってそんなに理解不能なもんなんでしょうかねー?)

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本 【越谷 オサム】 | comments(0) | -

読書記録「せきれい荘のタマル(越谷オサム)」

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 【あらすじ】
厳しい大学受験を乗り越え、静岡から状況してきた石黒寿史。彼は、あこがれの女の子である法村珠美との距離を縮めるため、同じ映画サークルに入ることにしたのであったが、そこには強烈な個性を放つ、田丸大介という男と出会った。たまたま住んでいる部屋も同じアパートの隣の部屋だということもあり、彼はいろいろ寿史の面倒を見てくれることになるのであったが…。

【感想】
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☆強烈な個性を放つ先輩!
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大学入学でひとり暮らしをはじめたところ、隣に住んでたのは強烈な個性を放つ同じ大学の先輩で…って話ですね。

東京に出てきたばっかりで、知り合いもあんまりいなくて、寂しいところに、引越しも手伝ってくれるし、話相手にもなってくれる。

そんな面倒見のいい先輩がいたとしたら最初のうちは確かに心強い気がしますが…

勝手に人の部屋に入ってきたり、朝早くから叩き起こされたり、行きたくないところに無理矢理連れていかれるってのはさすがに…ウザイなって感じでした(^_^;)

でも、これだけ個性が強いキャラクターがいるってことはそれなりにいつも何かしらのトラブルが巻き起こるってわけで…

逆にいえば近くにこういう人がいると、それだけで毎日が楽しそうな感じはしますよね(笑)

いつも側にいるときは気が付かないんでしょうけど、卒業して時間が経ってから振り返ってみると、あの頃は楽しかったなーなんて思ったりするんでしょうねきっと。

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☆京王線沿いが舞台で
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あと、この作品の舞台は京王線の高幡不動らしいんですが…

実際にある地名がちょこちょこ出てくるので、近くに住んでる人はちょっと楽しめるんじゃないかなーって思いました。

知ってるところが作品の舞台になってたりするとやっぱりちょっとうれしいですよね。

ちなみに、このタマルくんたちが通う大学は高幡不動の近くにあるらしいんですが…

どこかモデルになってる大学とかあるんでしょうかね?ちょっと気になりました(笑)

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読書記録「金曜のバカ(越谷オサム)」

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評価:
越谷 オサム
角川書店(角川グループパブリッシング)
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 【感想】
ちょっとおバカな人たちが出てくる短篇集ですね。

ちょっとおバカなんだけど、でも、それでいてなんか愛らしいというキャラクターたちが沢山出てくるので、読んでてなんかほっこりしました。

短編なので意外性はあんまりないですが、気軽にサクサク読める感じがよかったかなって思います。

以下、印象的な短編の感想です。

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☆金曜のバカ
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たまたま女子高生の下着を見てしまった気弱なオタク青年と、たまたま下着を見られてしまった女子高生の話ですね。

気弱な青年はやがてストーカーとなり、その女子高生は、毎週金曜日にそのストーカー青年と戦うハメに…っとちょっとわけわかんないストーリーです(笑)

普通ならストーカー男が出てくる話なら気持ち悪いとか怖いとかそういう雰囲気になりそうなところですが…

そこは越谷さんの作品なので、ほんわか…というか笑える展開で進んでいくのがなかなか楽しかったです。

…っていうかまさしくふたりとも「金曜のバカ」って感じでした(笑)

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☆星とミルクティー
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星が大好きで流星群を見に来た男子高生と、たまたまそこで出会った女子高生の話ですね。

もともとは見知らぬふたりだったのに、共通の趣味の相手にたまたま遭遇して仲良くなっていく。

でももともと学校も違うし、一緒にいるのもおそらく今夜だけ。

そんな感じのちょっとロマンチックな展開がなかなかステキでした。

ラストはちょっとSF入ってるかなーって感じだったんですが、こういう話、結構好きです(^^)

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☆この町
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田舎町に住む高校生が、一念発起して彼女と東京へのお泊りデートを計画して…っていう話ですね。

もちろん、田舎の高校生なので、彼女とお泊りデート!なんてことは大っぴらに公言できるはずもなく、嘘を嘘で固めて…っていう展開がなかなか面白かったです。

親に嘘ついて、友達に嘘ついて、先生に嘘ついて、彼女に嘘ついて。

それだけ嘘で固められた極秘計画が上手くいくのかそれともいかないのか。

まぁ高校生くらいっってそんなおバカなことを考えたりするお年ごろではありますが、そんなおバカな感じが読んでて楽しかったです。


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読書記録「空色メモリ(越谷オサム)」

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 【あらすじ】
文芸部に所属し、メガネを掛け、理屈っぽくて、明らかに女子にモテそうにないハカセこと河本博士。そんな彼に、どうやら春が来たらしい。文芸部に新たに入部した奇特な女子、野村さんに惚れてしまったのだ。しかし、そこは恋愛に免疫のないハカセのこと。親友のブーちゃんこと桶井陸はなんとか彼の力になってやろうと心に決めるのであったが…。

【感想】
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☆非モテ系男子恋をする
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メガネで博士な男子と、太っちょでぶーちゃんな男子が、高校で知り合った女子に恋をする〜☆って話ですね(笑)

いわゆる非モテ系男子の恋。なんか設定こそ電車男みたいな感じではありますが、なかなか初々しいラブストーリーで好感が持てました。

普段は自分の世界が中心で、恋なんて興味ないよー?みたいな態度を取ってたとしても…突然恋に落ちちゃうことってありますよね(笑)

それも、いわゆる「かわいい系女子!」ではなくて、ごくごく普通の女子に対して。


好き!…なんだけど、あんまり女子と話したことがないから何を話せばいいのかわかんない!

今日は部活に来てない!心配!だけど、電話なんてしちゃったらキモいよなぁ!

あ!あの子が男子と歩いてる!!あいつ何者だ!?心配だぁー!!

…みたいな非モテ系男子の心の葛藤が上手く描かれていて面白かったです。

まぁ多感な青春時代。こういうドキドキ感もひっくるめてなんかいいなーって感じでした(^^)

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☆友情のためならなんだって!
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で、上に書いた恋絡みの話も初々しい感じがすごく良かったんですが…

それに加えて、友達同士の友情!みたいな感じの展開もすごく良かったです。

例えば、友達が何か大事なものを盗まれたり、脅迫されたり、苦しんでいるのだとしたら

詳しいことは聞かなくても、全力でその人のことを助けてあげるし、必要であれば体を張ってでも守ってあげる。

若干いい人すぎ?な感じがしなくもないですが、読んでてなかなか清々しい展開でなかなか良かったなーって感じでした(^^)


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小説「陽だまりの彼女(越谷オサム)」

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【あらすじ】
 交通広告代理店の営業をしている奥田浩介は、ある日、営業先で中学時代の同級生である渡来真緒と再会した。頭があまりよくなく、よく勉強を教えてあげた彼女。いじめられっ子で友達がいなかった彼女。そんな彼女が今ではバリバリの社会人として働いているのを目の当たりにした浩介は驚きを隠せず、やがて2人は交際を始めるのであったが…。

【感想】
 ラブストーリーだとはわかって読んだんですが…序盤の甘〜い展開には思わず挫折しそうになりました(^^;

 仕事中は仕事中で2人の仲睦まじい仕事っぷり(?)が描かれ、休日は休日で2人の楽しげなデートの様子が描かれ、あまりにもラブラブというかノロケた雰囲気が続いたのでちょっと読むのが辛かったです(汗) う〜ん、自分はこういう話は嫌いなんだなぁって改めて思いました(^^;

 ただ、中盤以降、彼女である真緒がミステリアスな雰囲気を醸し出し始めてからは俄然面白くなりましたね。ラブラブなカップル…のはずなのに、彼女は何か浩介に言えない隠し事をしているらしいし、彼女の両親も、何故かはよくわからないけれど浩介が彼女と交際するのは反対らしい。それが何なのかは明らかにならないまま、事態は加速度的に急展開を迎えていって...そして、クライマックスまで読んで見ると...うおっやられたっ!って感じです(^^;  

 詳しいことは書けないですが、クライマックスからラストにかけての展開…切ないですがいい話です(T_T) 自分には、冒頭こそちょっと合わなそうな作品だなーって思ったんですが、最後まで読んで良かったなって思います。読後感がなかなかいい作品でした(^^)

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小説「階段途中のビッグノイズ」

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 【あらすじ】
 軽音楽部に所属する神山啓人は、ある日、とんでもない宣告を受けることになった。なんと、先輩2人が学校で麻薬を吸っていたのを発見され、退学となってしまったのだ。当然の如く彼らが所属していた軽音楽部も廃部にすべきという意見が噴出。同じく軽音楽部員である九十九伸太郎の協力もあり、かろうじて存続は認められたものの、教師やクラスメイトの視線は冷たく、また、顧問もバンドのメンバーも集まらず、再出発は苦難が予想されるのであった…。

【感想】
 若干読みにくいなって感じる部分もあったんですが、王道な青春音楽小説でなかなか面白かったです。ストーリーは、よくある音楽モノでほんとベタな感じだとは思うんですが、個性的なメンバーと出会って仲間を集めていく過程とか、魅力的なヒロインがいてその子とちょっとずつ恋仲になっていく過程とか、仲間同士で困難を乗り越えていく様子とか、結構好きな感じのストーリーだなって思いました。

 ただ、これはきっと洋楽に詳しい人の方がもっと楽しめた作品でしょうね。主人公たちが洋楽が好きで、洋楽のコピーを演奏するバンドを組んで、演奏するって話なので、ところどころ洋楽の歌を歌うシーンが出てくるんですよね。僕はほとんど洋楽なんて知らないので(We Will Rock Youくらいなら知ってますが^^;)歌ってるシーンを読んでいてもイマイチピンと来なくて…このシーンでその音楽が頭に流れてくるようだときっともっと楽しめたんじゃないかなぁって思いました。
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