映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「彼女がその名を知らない鳥たち(沼田まほかる)」

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 【あらすじ】
8年前に別れた黒崎のことがどうしても忘れられない十和子。彼女は、その後であった15歳年上の陣治という男と同棲をはじめるのであったが、下品で何の取り柄もない陣治のことがどうしても好きになれないでいた。そんな彼女に突然の出会いが訪れた。とある事情でクレームをつけた店の責任者だ。思わず黒崎に似た雰囲気を感じ取った十和子は、彼に接近することにしたのであったが…。

【感想】
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☆大人の恋愛…なのだろうか?
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沼田まほかるさんの本、読んだのは「9月が永遠に続けば」「猫鳴り」「ユリゴコロ」「アミダサマ」と続いて5冊目なんですが…

なかなかの陰気な雰囲気にちょっと心が折れそうになりました。。。

絶対的に自分を愛してくれる優しい彼はいるし、彼に養ってもらってるから仕事もしなくていいし、一日中DVDを見ていても誰にも怒られない。

そんな、ある意味すごく「幸せ」な環境にいるような感じのする主人公なんですが…なんだか不満だらけで文句ばっかり言ってるんですよね…。

一緒に暮らしてるくせに彼のことは大嫌いで軽蔑しているし口も聞きたくないと思ってる。しかも、こんな境遇になってしまったのはみんな元彼とかこの彼のせいだと思ってる。

幸不幸は自分次第ってのはよくいうような気がしますが…まさしく自分のせいで不幸になっている可哀想な人って感じだったのでなかなか読むのが辛かったです(^_^;)


でも…こんな自分勝手な女をずっと好きなままでいられる彼の方はすごいですよね。

普通だったら…いくら自分が相手のことを好きだからって言ったって、あからさまに自分のことを嫌ってくる人とは一緒に暮らしたくないですよね(^_^;)

それとも、恋は盲目って感じで、嫌われていようがいまいが、一緒にいれるだけで幸せ〜☆って感じなんでしょうか??

僕だったら、絶対こういう人とは付き合えないなーって感じでした(笑)

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☆ふたりの恋の行方は…
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で、そんなこんななふたりの恋の行方なんですが…

途中、案の定、いろんな男とか女とか、いろいろぐちゃぐちゃドロドロ登場してきて…やっぱり読むのがツラかったです。。。

クライマックスこそ、愛ってすごいんだなーってのを感じざるは得なかったんですが…

読後感もあんまりよろしい感じじゃなかったんですよね。

やっぱり僕はこの作品はキライな感じでした(笑)

もうしばらくまほかるさんは読みたくないなぁ。


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小説「アミダサマ(沼田まほかる)」

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 【あらすじ】
会社員の悠人は、ある日、突然聞こえてきた謎の声に従い、産廃処理場にあった冷蔵庫の前にやってきた。彼は、同じく何者かに呼ばれてやってきたと思われる男と一緒に、その冷蔵庫を開けてみることにしたのであったが、中にあったのは、幼い少女の姿であった…。


【感想】
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☆ホラー…か?
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冷蔵庫の中の少女を助けだして、家に連れて帰ったら、少しずつ世界がおかしくなりはじめた…って感じのホラーですかね(^_^;)

今まで「九月が永遠に続けば」「猫鳴り」「ユリゴコロ」って読んできて、結構ドロドロした話を書く人だなぁーって思ってたんですが…

今作ではなんか「ドロドロ」というより、得体のしれない何かが纏わり付くような「ヌメっと」した気持ち悪さがずっと漂ってた作品でした(^_^;)

ごくごく「普通の人」だったはずの周りの人たちが、少しずつ「侵食」されて、おかしくなっていく…

いい年をした老人たちが盛りが来たように色気づいたり、可愛がっていたペットを容赦無く殺害したり。

死んだはずの動物が、人間に乗り移ったかのように振舞ったり。

そんな様子が怖いっていうより、生々しくてほんと気持ち悪いって感じでしたね(^_^;)

このゾッとするような感覚がたまらない!っていう人もいるのかもしれませんが…

個人的にはちょっとこの作品は微妙だったかなーって思います(^_^;)

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☆アミダサマ
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あと、タイトルにもなってる「アミダサマ」なんですが…

僕のイメージでは作品の表紙に写ってる女の子のイメージだったんですが、実際は「阿弥陀様」のことなんですね(^_^;)

カタカナで書くのと、漢字で書くのって、こんなにもイメージが違ってくるものかと、ある意味驚きでした(^_^;)



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小説「ユリゴコロ(沼田まほかる)」

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評価:
沼田 まほかる
双葉社
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 【あらすじ】
父を末期がんだと宣告され、母を交通事故で亡くし、最愛の彼女は謎の失踪を遂げるという、不幸のトリプルパンチを食らった亮介。そんな彼に、さらなる悲劇が襲った。父か母が書いたと思われる、殺人記録を綴ったノートが発見されたのだ。父か母は殺人鬼だった!?衝撃の記録に、戸惑う亮介であったが…。

【感想】
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☆グロい。。。
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前読んだ、「9月が永遠に続けば」「猫鳴り」がちょっとドロドロ系〜な感じだったので、今回もそんな感じかなーってちょっと思ってたんですが...

ドロドロ系〜っていうよりは今回はグログロ系〜って感じでしたね(^^;

物語の前半部分に登場してくる殺人記録がなかなか生々しいんですよね。。。Σ( ̄ロ ̄lll)

幼少時代に、同級生の女の子が池に溺れて苦しんでるのを見てホッとしてたり、男の子がマンホールに挟まれそうになっているのを見かければ、力を加えて殺したりΣ( ̄ロ ̄lll)

次から次へと人を殺しまくってる記述が出てきて、しかもけっこう生々しい感じで描かれていたので、さすがにちょっと続けて読むのは気持ち悪くなって来たりしました。。。


幼い頃から、人が死んだり苦しんだりしてるのを見て快感を覚える人。。。

そういう人も実在するのかもしれないですが…さすがにちょっとゾッとしますねΣ( ̄ロ ̄lll)

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☆でもすごい家族小説。。。
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でも、この殺人ノートの話だけだとほんとグログロ系でやな感じ〜で終わってしまうんですが...

それだけでは終わらないのがこの作品のすごいところだなーって思いました。


自分の子供が、殺人鬼で、人を殺しまくっていることに気づいたときは、その両親はどうするのか。

あるいは、その配偶者や兄弟姉妹はどうするのか。

警察に自首させたとしても、こんな連続殺人鬼である子供は死刑になるか、どこかに閉じ込められて一生出てくることはない。

最愛の人に、親として、配偶者として、兄弟姉妹としてそんなことをさせることができるのか。

苦渋の選択として、家族が選んだ道が、なかなか切なかったです。。。


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☆で、さらにドンデン返し
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で、ここのところで、物語が終わったとしてもそれなりに波乱万丈なストーリーではあるんですが…

それに輪をかけてクライマックスでドンデン返しが炸裂するのがなかなか凄まじかったです。


しかも、ちょっと泣けてくるような展開で…。

始まりが始まりなだけ、こんな話で泣けてくるなんて思わなかったんですよね。。。

んー。なんかちょっと悔しい。こんなグロい話で泣くなんて。。。

作者にまんまとやられた!って感じです。恐るべし。沼田まほかる(ノД`)


なんかいろんなところで絶賛されてるだけあって、それなりのことはあります。

ちょっとグロいのは難点なんですが、そういうのが苦手じゃない人はこれはオススメです。


やばい。沼田まほかるかなり苦手だと思ったのに、自分の中でめちゃくちゃ高評価です。。。(ノД`)


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小説「猫鳴り(沼田まほかる)」

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 【あらすじ】
なかなか子供が授からず、やっとできた子供も流産してしまうという悲しみを抱えた中年夫婦の藤治と信枝。そんなふたりのもとに一匹の子猫が現れた。家の側に捨てられていたのだ。気の毒だとは思いつつも、猫を飼うつもりのない信枝。彼女は、その子猫をさらに捨ててくることにしたのだったが、そんな信枝に負けずに子猫は帰ってきてしまうのであった。そんな子猫に根負けした信枝は、結局、その子猫にモンと名付け、飼うことにしたのであったが…。

【感想】
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☆やっぱりちょっと暗いような…
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なんかいろんなところで大絶賛されているので如何なもんかと思ってたんですが…

やっぱり沼田まほかるさんの本ってことで…なんか暗さが目立ちました(^^;

子猫が近くで鳴いているのに、放っておけば勝手に死ぬだろう…とか、きっと死んでしまうだろうけど、どこかに捨ててこようとか…カラスに連れていかれればいい…みたいな。

ちょっとあんた鬼ですか!?みたいな仕打ちのシーンから始まるので…やっぱりなんか暗いなーって印象でした(^^;

描写もなんか生々しいというかドロドロした感じで…傷ついた子猫の描写なんてそんなにリアルに想像したくないですってば!ってな感じでしたね(^^;


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☆暗さのあとに…
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…とまぁなかなか暗ーい感じの話だなーって思ってたんですが、3部になるとちょっと雰囲気が変わったので良かったかなーって思いました。

1部で拾ってきたモンちゃんが、20年経過して年老いて…って話なんですよねー。

生まれた時から一緒で、長年一緒に暮らしてきて、その相棒が死を迎えようとしている…そういった状態を描いた話なので...

やっぱり長い間共に連れ立って暮らしてきたペットを看とった経験がある人には共感できる部分があるんじゃないかなーって思いました。

うちの実家にも長年両親と連れ添った(?)老猫がいるんですが、だんだん年老いて元気がなくなってきてる感じがするので、死んじゃう時はきっとこんな感じなのかなぁってちょっと感じました。

(ただ、猫って死ぬ前に自分からどっかいっていなくなっちゃうことが多いですよね?看とってやることができないってのもなんか寂しいんですが。。。)


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小説「九月が永遠に続けば(沼田まほかる)」

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 【あらすじ】
一人息子で高校生の文彦が行方不明になった。夜中にゴミを捨てに行ったきり家に戻らないのだ。財布も部屋に置いたままで、自分の意思で出ていったとは思えない。何か事件にでも巻き込まれたのではないかと不安になる佐知子。そんな佐知子に、別れた元夫の娘の冬子が、頻繁に文彦と会っていたという情報が入るのであったが…。

【感想】
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☆思った以上にドロドロ〜な感じ(*_*)
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なんか普通のミステリーかと思ってたんですが…思った以上にドロドロな展開でした(*_*)

登場人物同士の人間関係が…なんか気持ち悪くなるくらい入り混じってるんですよね( ̄Д ̄;)

主人公の佐知子は、元夫の再婚相手の娘・冬子が付き合っている男性と関係があったり…

冬子は冬子で、その男性以外に、佐知子の息子である冬彦と付き合ってるようだったり?(^^;

ほかにも、この人とこの人ってそういう関係!?って思えるような人たちがわんさか(*_*)

登場人物の相関図なんて書いてみると、ありえない!ってところに線が引かれまくりです。。。

なんか思った以上にドロドロ〜な感じでちょっと辛かったです。。。

ストーリーは意外性に満ちてて面白いっちゃ面白いんですが…読んでて疲れますね。。。

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