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【あらすじ】
某大学キャンパスの奥の奥、人知れず「富穰(ふじょう)寮」という極貧学生寮が存在した。そこには、奇抜な学生たちが住んでおり、日々妖しげな生活を送っていたのであったが…。
【感想】
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☆こわーい学生寮
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激安で、なんかちょっと変わった人たちが住む寮に引っ越したところ、体中から血を流している「ヨリコさん」が見えるようになってしまったというお話。
タイトルからは何の話なのか想像もつかなかったんですが…
まさかのホラーでした(笑)
しかも、「100億人の」とついている通り、そこらじゅうに「ヨリコさん」が現れるように…。
普通の人には見えない「ヨリコさん」がやたらと出没するようになったら、そりゃあ怖いですよね。。。
寝て目が覚めると、天井に血だらけのヨリコさんが張り付いてこっちを見ている。
トイレに行くと、ヨリコさんから流れ出た血が水の変わりに流れてくる。
1人で部屋にいると、ヨリコさんが部屋に入ろうと、ドアをガチャガチャやってくる。
こわい。こわすぎです。そんな寮絶対に住みたくない。。。
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☆ヨリコさんこわーい
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で、そんなこんななお話なんですが…
後半に進むにつれて、「ヨリコさん」がパワーアップしていくのがすごかったです。。。
普通に歩いてると、突然目の前に現れるヨリコさん。
車を運転してても、突然フロントガラスの前に現れるヨリコさん。
飛行機を運転してても、突然空に現れるヨリコさん。
怖い。。。怖いですって!!
終盤はなんか強引に終わらせたような気がしなくもないですが、
なんか似鳥さんっぽくない似鳥作品、こういうのもありなのかなーと思った作品でした。
(個人的にはこういうホラーじゃなくてミステリの方がいいですね)
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