映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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小説「平等ゲーム」

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評価:
桂 望実
幻冬舎
¥ 1,575
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 島の収入は全て平等に分配され、仕事も4年に一度、定期的に交代し、決め事はすべて島民の投票で決められるという、すべてが「平等」である鷹の島。そんな島が瀬戸内海のとある場所に存在していたのだったが、誰でも自由にその島に住むことができるのではなく、抽選で選ばれたもののみがその島に住む権利を与えられていた。そんな島に住む権利を得られた当選者に島の説明をするために「勧誘係」として”本土”を訪れた芦田耕太郎は、今日も勧誘活動を行っているのだった。

【感想】
 近年格差社会がどうのこうのと騒がれていますが、格差がない「平等」な社会がどういうものか、ということを考えさせられる作品でした。
 「平等」ということは、すなわち、誰かが誰かよりも優れているとかそういう評価をつけることはない社会ということなので、例えばどれだけ仕事でがんばったとしても、給料が上がるわけでもないし、出世するわけでもない、そんな社会ってことなんですね。だから、頑張った分だけ評価して欲しい人とか、他人の上に立ちたいと思ってる人、現在、普通の人よりいい生活をしてる人っていうのは、結局のところ「平等」な社会では満足できないんだろうなってことを感じました。もちろん、現在、他人よりも給料が安いとか、能力面で他人より優れてると言い難い人にとっては、余計なコンプレックスを抱く必要のない、「平等」な社会は理想郷になるのかもしれませんが…何でもかんでもみんなと同じっていうのはなんか逆に窮屈そうな感じがしましたね。
 頑張っても怠けていても、結局のところ「同じ」と判断されるのであれば…人間はどんどん楽な方向へ流れるような気がしますし、となると、社会はどんどん衰退していくような気がします。あくまでも最下層の人たちのセーフティネットとしての「平等」は必要かとは思いますが、それ以外の人はむしろ「平等」ではない方がいいんじゃないかとこの本を読んで思いました。


本 【桂 望実】 | comments(0) | -

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