映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
<< March 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

ブログランキング・にほんブログ村へ

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | - | -
<< 小説「青い鳥」 | main | 映画「ソルト」 >>

小説「桐島、部活やめるってよ」

ブログランキング・にほんブログ村へ
評価:
朝井 リョウ
集英社
¥ 1,260
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 バレー部のキャプテン桐島が部活を辞めた。ほんの些細な出来事ではあったのだったが、それは何人かの学校生活に影響を与えた。あるバレー部員は桐島の代わりに試合に出れるようになったし、桐島の彼女は彼が部活を終えるのを待たずに済むようになった。と、同時に、彼女に付き合って一緒に待っていた彼女の友達も部活が終わるのを待つ必要がなくなったし、同じく桐島の部活を終わるのをバスケをしながら待っていた男友達も待つ必要がなくなった。さらには、そのバスケを眺めていた吹奏楽部員はちょっとガッカリしたのであったし、バドミントン部は、バレー部が体育館を占有しなくなったので、体育館を使えるようになったのであった。17歳。高校3年生の少年少女たちは、少なからず桐島の退部に影響を受けていたのであった。
 
【感想】
 まず、「桐島、部活やめるってよ」というタイトルなので、桐島くん中心の話なのかと思ってたんですが…思った以上に影が薄かったですね。彼。
 
 メインとなる高校3年生の登場人物が何人かいて、その人たちの視点で物語が進んでいくんですが、たまに彼らの会話の中に出てくる程度で、彼本人が全然出てこないんですよね…。で、彼に関する話題も、「桐島、部活やめるってよ」程度の浅い会話で、彼が一体どういう人なのかが全然わからない…。本のタイトルになっているくらいの登場人物なはずなのに、こんなに影が薄くていいんですかっ!とちょっとツッコミを入れたくなるくらいの存在感のなさでした。まぁ、あらすじにも書いた通り、何人かの人には明らかに影響を与えてはいるので、全く存在感がないってわけでもないんですが…なんで部活辞めたのかってところはもっと掘り下げて欲しかったなぁって思います。
 
 と、ここまではちょっと酷評っぽくなってしまったんですが、17歳という独特な世代の描写は上手いなぁって思いました。自分が高校生だったのはもう何年も昔の話なので、最近の高校生がこんな雰囲気だという断定は僕にはできないのですが、確かに最近の高校生ってこんな雰囲気を持ってそうな感じがあります。作者が現役大学生なだけあって、自分の高校生活の雰囲気をリアルに描けるのかもしれませんね。ただ、逆に言えば、これだけリアルな雰囲気で高校生や大学生を描けるのは、その登場人物たちとの年齢差が少ない今だからこそできるのであろうし、そう考えると、今後どういう作品を書いていくのかなぁって気になりました。
 
 物語としてはちょっと薄い感じがしなくもないですが、「高校生らしさ」を感じられる作品だと思うので、青春モノが好きな人は楽しめるんじゃないかなと思います。
本 【朝井 リョウ】 | comments(0) | -

スポンサーサイト

ブログランキング・にほんブログ村へ
- | - | -

この記事に対するコメント

コメントする









AMAZON LINK