映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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小説「悪の教典」(若干ネタバレあり)

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評価:
貴志 祐介
文藝春秋
¥ 1,800

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貴志 祐介
文藝春秋
¥ 1,800

JUGEMテーマ:読書

 【あらすじ】
 蓮見聖司。高校教師。「ハスミン」という愛称で生徒からも親しまれ、同僚の教師達からの信頼も厚く、まさに「いい先生」との評判も高かった蓮見であったが、彼には裏の顔があった。彼は自分が邪魔だと感じた人間に対しては、策略を巡らし、悉く「排除」するのだ。人気のある教師ではあるものの、その一方で、彼のことを快く思わない生徒や教師・保護者に手を焼いていた蓮見は、抱いていた計画を次第に実行に移していくのであったが…。

【感想】
 最初のうちは、生徒に人気の「いい先生」っぽい感じで描かれていたので、全然悪いやつじゃなさそうじゃん。と思って読んでいたんですが、段々化けの皮がはがれてきて、事件を次々と引き起こすようになってくると、とんでもない思考回路の先生だなって実感するようになりました^^;●●から始まって●●や●●・●●まで引き起こし、ついには●●●●まで発展するいう、どんどんエスカレートしていくものすごい展開が驚きでした。表の顔と裏の顔が違う人ってのは多かれ少なかれいると思うんですが、ここまで表の顔が善人で、裏の顔が悪人ってのも凄まじいですね^^;
 
 で、上巻は、この蓮見が表では「善人」を演じつつ、裏では「悪人」となり、周りにバレないように粛々と任務を遂行していくというギャップがスリリングで面白かったのと、次はどんな事件を引き起こすんだろうっていうのが面白かったんですが、下巻は上巻とはまた全く違った雰囲気を醸し出していたのが面白かったです。
 
 上巻は、ミステリとかサスペンスとかそういった雰囲気なんですが、下巻は完全にホラーなんですよね。しかも、嵐の孤島とか怪しげな館に閉じ込められて、そこでどんどん人が殺されていくというようなサバイバルホラー系の。犯人は予めわかっていて、犯人側の視点から描かれているので、得体の知れない怪物に襲われる恐怖っていうのはなんかあんまりないんですが、逆に、犯人が生存者はあと何名ってカウントしていくので、「狩り」のゲームをしているような感覚になって面白いんですよね^^;(どんどん人が殺されていくのが、面白いっていうのはなんかヤバイ思考のような気がして怖いですが^^;)「バトルロワイヤル」みたいな雰囲気なので、ああいう系の話が好きな人にはこの下巻は楽しめるんじゃないかと思います。

 …とまぁ、上巻・下巻通して、一気読みできるような面白さがあった作品だったんですが、難を言うと、結末部分がちょっと想像できてしまったのと、ラストがあっさり終わりすぎてしまった感があるところが残念ですかね。ここまで過激にやってきた蓮見ならば、最後の最後まで暴れまくって終わってほしかったような気がします。
 
 あと、この本が「バトルロワイヤル」みたいに映画化とかして大ヒットしてしまうと…それと同様に、ものすごく叩かれるような気がしてしますね^^;作品としては面白いんだけれども、問題作と言ってしまうと問題作のような…^^;

本 【貴志 祐介】 | comments(0) | -

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