映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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小説「ダークゾーン(貴志祐介)」

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評価:
貴志祐介
祥伝社
¥ 1,890

【あらすじ】
 将棋のプロ棋士の卵である塚田裕史は、ある日、気が付くと、おかしな世界に紛れ込んでいた。自分は「赤の王将」であり、仲間である18体の駒を操り、敵である「青の王将」を殺さなくてはならないというのだ。無事に元の世界に戻るためにも、よくわからないが、敵である青の軍勢と戦うことにした塚田であったが・・・。

【感想】
 もし、自分たちがゲームの世界に入り込んでしまったら…っていうような話です。

 具体的に言うならば、「ファイアーエムブレム」とか「タクティクスオウガ」とかああいった感じのシミュレーションRPGの雰囲気でしょうか。

 一体一体駒を動かして、敵に近づいていって、敵を攻撃してやっつけて。で、敵をいっぱいやっつければレベルが上がってクラスチェンジで強くなる〜みたいな。でも、どんなに強いやつでも、単体で突っ込んで行っちゃうと、敵に袋叩きにされてあっけなく死んじゃうこともあるし、敵がどう動くのかを見極めて戦略を練って戦っていくのが大事〜みたいな。

 なんかそんな感じの雰囲気がうま〜く小説になってたので面白かったです。こういう戦略的な戦闘シーンの描写って、全部を文字にしちゃうと、結構単調なのが続いていくだけなので、面白さなんて伝わりにくいと思うんですが、そこんところを面白いって思わせてしまうあたりがすごいなって思いました。


 また、「ゴーレム」とか「サラマンドラ」とか、知る人ぞ知るって感じのモンスターがいっぱいでてきて楽しかったです。しかも、それぞれのモンスターにもそれぞれ特徴があって、「ゴーレム」は何にたいしても強いけど「ラミア」に対しては弱いとか、「サラマンドラ」は必殺技で一度にたくさんの敵を倒せるけど、一度必殺技を使ってしまうとしばらくは使えないとか、そういう細かい設定がいっぱいあって奥が深かったです。

 どちらかの王将が4回死ぬまで戦いは繰り返されるので、彼らの出番は沢山あるし、倒したり倒されたり、色んな戦略によって有利になったり不利になったり、なんかほんとにゲームをしているかのような感覚になって面白かったです。


 対局は●回も繰り返されるので、正直言ってそこらへんはちょっとくどい感じがしなくもないですが、この戦略的なストーリーは画期的で面白くて良かったです。「新世界より」といい、「悪の教典」といい、なかなかインパクトのある作品を生み出してきますね。次回作も目が離せない感じがします。


JUGEMテーマ:読書
本 【貴志 祐介】 | comments(0) | -

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