映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 小説「会社、売ります(阿川大樹)」 | main | 小説「真夏の方程式(東野圭吾)」 >>

小説「永遠の0(百田尚樹)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
 大好きだったおじいちゃんが、自分達と血の繋がった祖父ではなく、本当の祖父は戦時中に亡くなっていたということを知らされた慶子と健太郎の姉弟。自分達の本当の祖父である「宮部久蔵」が一体どんな人物だったのか。それを知りたいと思った彼らは、彼のことを覚えているという人たちに会って話を聞くことにしたのであったが、彼らから聞かされた話は想像した以上に過酷な戦争の体験と、何が何でも生きようとしたという宮部久蔵の姿であった…。

【感想】
 皆さんの評価の高い話題の本ですね。

 正直なところ、戦争モノは苦手なので、戦争について淡々と語る部分はあんまりちょっと…(^^; な感じだったんですが、やっぱり話題な本だけあって、色々考えさせられる点は多かったです。「特攻隊はテロリストなのか」とか、「特攻隊に志願した人は本当に自分から死にに行ったのか」とか「戦時中に生きて帰りたいと思うことは悪なのか」とか。

 なんかイメージとしては、やっぱり「天皇陛下万歳」とか「喜んで戦地に赴きます」とかそういうイメージがあったので、天皇陛下のため、国のために死ぬことは本望だと思ってた人が多かったのかなぁって思ってたんですが、やっぱりみんながみんな喜んで死にに行くわけないですよね(^^; それなのに、敵機に突っ込んで自爆するためだけに訓練をさせられて、有無を言わさず特攻隊に乗せられて、出撃させられる。なんかちょっとあんまりだなぁ…って思いました。爆弾をくくりつけたような飛行機に生身の人間を乗せて突撃させてきたのは日本だけ…ってどっかに書いてあったような気がするんですが、確かにその考え方はひどいですよね(^^; 人間を人間として扱ってない…。しかも、部下だけ突撃させておいて、その上官たちは何も責任を取らず戦後も生き延びたという…ひどすぎです…。

 ただ、そんな過酷な状況だからこそ、「卑怯者」と罵られつつも、懸命に生きて帰ろうとした宮部久蔵像がリアルに浮かび上がってきてカッコいいなって思いました。でも、それで見えてくる、それだけ「生きて帰ること」に拘っていたのに、なんで最後に何故特攻隊に志願し、死ぬことになってしまったのかという謎。その謎の真相は、物語のラストで明らかになるんですが、これがまたいい話で衝撃的で良かったです。皆さんが泣ける〜って話題になってたのはここの部分だったんだなーって妙に納得できました(笑) 自分はさすがに泣きはしなかったんですが、宮部久蔵は最後までカッコよかったんだなーって思いますね。


 戦争っていうとやっぱりもう70年近く昔なことなわけで、実際に戦争に行って苦労した…って人はもうだいぶ少なくなってきているのかもしれませんが、やっぱり戦争がどんなものだったかっていうのは、この過ちを繰り返さないためにも、日本人としてしっかり知っておくべきなんだなーって思いますね。

JUGEMテーマ:読書
本 【百田 尚樹】 | comments(6) | -

スポンサーサイト

ブログランキング・にほんブログ村へ
- | - | -

この記事に対するコメント

私はこの本、昨年のベスト1でした(^^;
くどくど書いてある部分もあったけれど、戦争の
悲惨さは決して忘れてはいけないと思いました。
多くの人に読んでもらいたい作品です。
百田さんの作品の「風の中のマリア」は読みましたか?
これも面白いです♪
戦争ものの小説や映画は基本的にはあまり好きでは
ありませんが、
二つの祖国(山崎豊子)
終戦のローレライ(福井晴敏)
はよかったです(^◇^)
ゆこりん | 2011/07/30 8:01 PM
>ゆこりんさま
ベスト1ですか〜。僕はちょっとそこまではいかなかったですね(^^;
ただ、やっぱり戦争の悲惨さは忘れちゃいけないですよね。
「風の中のマリア」「二つの祖国」「終戦のローレライ」どれも未読ですが…
戦争モノはやっぱり苦手なので手を出しにくいですね(^^;
管理人 | 2011/07/30 9:40 PM
精緻な描画に惹かれますね。

百田さんの作品の「風の中のマリア」も「ボックス」も
そうなんですが、描写がとても精緻です。

なんか人気になる理由が分かる気がしますね。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm

遅咲きですが、相応の役割は果たせるそうです。
しかし適職まで30年はかかるなんて。
物語ですよね、百田さん自身が・・・。
他の本も読んでみたくなりますよ。
ラン | 2011/08/05 11:37 PM
>ランさま
コメントありがとうございます。
確かに、百田さんの作品は、精緻な描写が多いような気がしますね。
なかなか奥が深くて面白いです。
「風の中のマリア」は買ってみたので、今度読んでみます。
管理人 | 2011/08/06 10:19 PM
「二つの祖国」はけっこう胸にずしっときます。
「風の中のマリア」は戦争ものではないです(^^;
書き方が悪くてごめんなさい!!
ゆこりん | 2011/08/07 3:11 PM
>ゆこりんさま
「風の中のマリア」は買ってみました^^
ぼちぼち読んで見ますヽ(^o^)丿
「二つの祖国」は戦争モノですよね(^^; ちょっとしばらく戦争モノは手を出したくないなって感じなのでおあずけです(^^;
管理人 | 2011/08/08 10:06 PM
コメントする









AMAZON LINK