映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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小説「名もなき毒(宮部みゆき)」

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評価:
宮部 みゆき
幻冬舎
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 【あらすじ】
今多コンツェルンの広報室に勤める杉村三郎。彼は、職場トラブルを抱えつつも、平凡な日々を送っていたのであったが、ある日、連続毒殺事件の被害者の遺族と知り合う。犯人も捕まらず、心に闇を抱えてしまった遺族の事情を知るにつれ、そこから立ち直る手助けになればと考えた杉村は、やがて、事件に大きく足を突っ込んでしまうことになるのであったが…。


【感想】
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☆無差別殺人事件
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飲み物に毒物を注入して相手を殺害する、連続無差別殺人事件を扱った作品ですね。

連続無差別殺人事件ということで…猟奇的な犯人が出てきて、ドロドロ生々しい展開が続くのかと思いきや…

そんなことは全然なくて、犯人と、被害者家族と、容疑者にされてしまった家族の心理描写を上手く描いた作品になっていて読み応えがありました。

また、連続無差別殺人事件の犯人とかいうと、さぞかし人相が悪くて、頭のおかしいやつなんだろうなーってイメージしてしまうこともあるかと思うんですが…

実際にそういう事件の犯人って、あのおとなしい子がどうして!?みたいな優等生タイプの人だったりすることってありますよね。

そんな「普通の人」がどうして連続殺人鬼になってしまったのか...みたいなことが上手く描かれていて面白いなってのを感じました。

最後まで読んでみると、連続殺人鬼憎し!って感じじゃなくて、ちょっと犯人に同情したくなっちゃう面もありましたね(^_^;)


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☆モンスターガールとポジティブガール
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あと、何に対しても人のせいにして言い訳ばっかりしてる「モンスターガール」と、何に対しても喜んでばっかりいる「ポジティブガール」のふたりの登場人物が出てくるんですが、そのふたりの対比が面白かったですね(^_^;)
(「モンスターガール」と「ポジティブガール」は勝手に名づけました(笑))

「モンスターガール」の方は、何に関しても言い訳と嘘ばっかりで、仕事はできないし、できないことを覚えようともしない。

で、できないのは人のせいにして、怒られれば逆切れして、セクハラされただの差別されただのの嘘を作り上げて、逆に上層部に訴える。

そんな女なんですが…

痛々しさが際立っていて、彼女行動がある意味すごいなって感じでした(^_^;)

しかも、これだけじゃ収まらなくて、どんどん問題がエスカレートしていくんですが…

まぁ何が起こるかは本作の見所でもあるので、興味がある方はチェックしてみてください。

で、一方「ポジティブガール」の方は...

「モンスターガール」の真逆で何をやっても明るくて前向きな子なんですよね(^_^;)

ご飯をおごってもらえれば、「ああおいしい。私、幸せ〜。」みたいな(笑)

ちょっとのことでも幸せを感じられる性格ってのもそれはそれで楽しそうでいいなーってのを感じました(^^)


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本 【宮部 みゆき】 | comments(0) | -

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