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評価:
J. K. ローリング
静山社
¥ 3,990
Amazonおすすめ度:
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ハリーポッターシリーズ第七巻にして最終巻。
上下巻で1100ページに及ぶ壮大なストーリーだったんですが、
謎解きを巡る冒険や、主人公ハリーの仲間たちと
敵であるヴォルデモート軍団との戦いやらに
グイグイ引きこまれて、けっこうあっさりと読み終えてしまいました。
でも、決して内容が薄っぺらいわけではないんですけどね。
むしろ、最終巻に相応しい濃密な物語でよかったです。
今までは僕は3巻目が一番好きだったんですが、
今作もそれに匹敵するくらい面白かったのでよかったです。
あと、今まで明らかにされていなかった謎の解明の部分は…
よくここまでうまくまとめられたなぁってのが正直なところです。
まぁきっと最初の頃からちゃんと考えて
最後まで執筆されてきたからなんでしょうけどね。
長編ものだと、よくラストは支離滅裂で強引に終わらせてるのが
よくあるかと思いますが(漫画とかだと多いですよね)
この作品はうまく完結させてくれてよかったと思います。
(ラストの十九年後のエピソードは正直いらないかなとも思いますけどね)
あと、最終巻ということで、今までの登場人物がほとんど総登場してますね。
名前だけ登場してる連中も含めると100人くらい登場してるんじゃないかと
思うんですが、けっこう忘れているキャラクターも多かったので、
この人って誰だっけ?って思うこともしばしばありました^^;
ちょっと登場人物が多すぎな気がしなくもないですが、
色んなキャラクターがいるってのもハリポタシリーズの
魅力のひとつなのかもしれません。
(ただその割にはあっさり殺しすぎな人も何人かいましたが…)
まぁなんにせよ、あまり不満が残らない形で完結してくれたのでよかったです。