映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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映画「ホッタラケの島」

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【あらすじ】
幼い頃に母親を亡くしてしまった女子高生の遥は、
ある日、母から貰って大事にしていた手鏡が
いつのまにかなくなってしまっていることに気づく。
大事にしていたはずなのに、いつのまにか
ほったらかしにして忘れてしまうのは何故だろうと
不思議に思いつつ、手鏡が出てくるように
神社でお祈りする遥であったが、その途中、
不思議な生き物に出くわす。
思わず追いかけてみる遥であったが、
紛れ込んだのはほったらかしにされたもので
できた不思議な島であった。

【感想】
ストーリーとしてはちょっとベタかなぁと
思う部分はあったものの、映像の綺麗さには驚きました。

序盤は、あの「となりのトトロ」を彷彿とさせるような
美しき田舎の風景が展開されていて、綺麗だったし、
(不思議な生き物を追いかけてるシーンもトトロみたいでしたが^^;)
中盤以降はなんかものすごく細かいところまで
作りこんだCGの映像が魅力的でした。

3Dアニメはなんか海外の方が上手いような印象が
あったんですが、日本もなかなか捨てたもんじゃないですね。

あと、不思議な生き物のテオがすごい可愛かったです。
声の方も、キャラクターにフィットしてて良かったですね。


小さい頃には大事にしていたのに、
今ではほったらかしにしてどっかにいってしまった…
そういうものって誰にでもあるかと思いますが、
思い出の品というのは大事にしたいですね。やっぱり。
処分するのは簡単かもしれませんが、
なくなってしまったら二度とは手に入りませんから。
大事な人からもらったものならばなおのこと。

まぁなんでもかんでもとっておくってのは無理なことですが
本当に大事なものはずっと大事にしたいですね。


満足度:★★★★☆

映画(アニメ) | comments(0) | -

小説「スナーク狩り」

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評価:
宮部 みゆき
光文社
¥ 650
Amazonおすすめ度:

 
【あらすじ】
自分を捨てた元恋人の国分慎介に復讐する為、
彼の結婚式場を訪れた関沼慶子は、
突如、彼女の知人の織口邦夫に銃を奪われ、
部屋に閉じ込められてしまう。
慎介の妹である範子と、織口の部下である
佐倉修二によって何とか助けられたものの、
怪我をしてしまい、うまく動けない慶子は、
織口が盗んだ銃には秘密があることを伝える。
織口を犯罪者にさせない為に、織口を追う
ことを決めた修二と範子であったが、
織口は、心の病に倒れた妻のもとへ向かう
神谷尚之とその息子の竹男の車に乗り込み、
既に着々と目的地へと向かっていたのであった。
一方、国分慎介は、式場に慶子が現れたことを知り、
ある計画を立てるのであった…。

【感想】
複数の登場人物が織り成すドタバタサスペンスですね。
メインは、銃を持って逃げる(?)織口と
それを追う修二と範子の話なんですが、
それに加わって、銃を持っていた慶子とか
それを知って何かを企む慎介とか
無関係だったのに事件に巻き込まれてしまった
神谷親子とかいろんな人が関わってきて
いろんな行動をしていくので複雑で面白いです。

あと、この作品になっている「スナーク」とは何か
というところも重要なポイントなんですが、
最後まで読んでみるとなるほどって感じでいいですね。
ラストはちょっと後味が悪い感じがしなくもないですが、
全体的にはワクワクドキドキな感じが面白かったです。

本 【宮部 みゆき】 | comments(0) | -

小説「希望ヶ丘の人びと」

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評価:
重松 清
小学館
¥ 1,785
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
若くして亡くなってしまった妻のふるさとで暮らしたい
という夢を抱いて「希望が丘」へ引っ越してきた田島と
その娘で中学生の美嘉、そして、息子で小学生の亮太の3人。
希望に膨らませて新生活を送るのだったが、
その期待は大きく削がれることになるのであった。
新しく始めた学習塾は、モンスターペアレンツな父兄に
目を付けられたため、生徒が思うように集まらず、
亮太は妻が通っていたという書道教室に通い始めるのだが、
期待していた圭子の思い出は何も覚えていないという。
美嘉は、何も話してくれないが、いじめられている気配が。
何事もうまくいかない田島であったが、さらに
圭子の初恋の相手かもしれないという男の影まで現れて…。

【感想】
まず、作品の雰囲気なんですが、全体的に暖かいです。
ホームドラマチックです。
個性的で愛らしい登場人物がたくさん登場して、
人と人との繋がりがどんどん希薄になっていってるような現代、
こんな人間関係が作れたら素敵だろうなぁと思えるような
暖かいエピソードをたくさん展開してくれます。

また、この複雑に入り組んだ人間関係が面白いです。
入塾してきたマリアという女の子の父親が、妻の圭子の
初恋の相手(?)だったり、その舎弟のショボというヤンキー青年が
息子の亮太が通う書道教室の先生の孫だったり。
塾にクレームを入れてきたモンスターペアレンツの息子が
実は娘の美嘉の同級生だったり、そのモンスターペアレンツの
父親の方は妻の圭子の同級生だったり。

この微妙に複雑で入り組んでる人間関係が色んなトラブルを
引き起こすので読んでいて楽しかったです。
また、トラブルといっても深刻な事態を引き起こすでもなく
円満に解決できていっているのが微笑ましかったですね。


物語としては、全体を通じて1つの長編になっているんですが、
なんか章ごとに、テレビドラマを1話ずつ見ているような
気持ちにさせてくれました。
それぞれの登場人物に愛着が湧いてきて、最後まで
読み終わった後は、「あ〜終わっちゃったぁ」って
気分にさせてくれます。
爽やかで気持ちいい感じで終わるんですが、もっと
この世界に浸っていたいなと思えるような、そんな感じですね。


さすが重松清さんって感じの名作でした。
本 【重松 清】 | comments(0) | -

映画「南極料理人」

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評価:
---
バンダイビジュアル
¥ 2,925
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
南極の中でも特に寒く、生物が全くいないという極寒の地に
調査の為に構えられた南極ドームふじ基地。
そこには、8人の男達が、寒さに耐えながら、日本に帰れる日を
待ちわびつつ、平和に生活していたのだった。
新しいものは何一つなく、存在するのは、自分達で持ち込んだ
漫画やビデオや麻雀といったようなものばかり。
せめて食事だけはと、料理人は腕を振るうのだったが…

【感想】
映画からはなぜかあんまり寒そう…というような感じは
伝わってこなかったんですが、こんな陸の孤島みたいな所に
何年もいたんじゃ気が変になりそう…ってのは感じました^^;

実際に南極料理人として、観測隊に参加された方の
エッセイが原作だそうなので、実際にこういうことを
されていた方がいる(今でもいるのかな?)ってのは
事実なのかもしれませんが、いくらお金を詰まれたからといって
そうそうできる仕事じゃないですよね。これって。
雪ばかりの世界で、毎日毎日が同じことの繰り返し。

サラリーマンとか学生もまぁ毎日毎日が同じことの
繰り返しみたいな面はあるかと思いますが、少なくとも
休日は自由なことができるし、春夏秋冬は味わえますからね。
なんかものすごくつらそうに感じました^^;

ただ、四六時中一緒にいて、生活してきた仲間達との
絆っていうものはそうとう深そうで、そういう関係を築ける
っていうのはなんか羨ましいような気もしましたが…。


なんか「つらそう」って感じの感想をダラダラ書いてしまいましたが、
映画の雰囲気は、全体的に雰囲気が良さそうな人が多いので
(堺雅人さんとかきたろうさんとか、生瀬勝久さんとか)
全体的にはほんわかほのぼのとした雰囲気になっていました。

色々トラブルはあるものの、みんなそれぞれ乗り切って
ちょっとずつ成長して最後にはハッピーエンド。
鑑賞後はちょっぴり暖かい気分にさせてくれる。そんな映画でした。

満足度:★★★★☆

映画(邦画:職業モノ) | comments(0) | -

映画「ナイトミュージアム2」

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評価:
---
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥ 2,733
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
不思議な石版の力により、夜になると自分達で
勝手に自由気ままに動き出すようになってしまった展示物たち。
だが、博物館のリニューアルを機に、展示物たちは
別の博物館へと移送されることになってしまった。
石版は元の博物館に保管される為、彼らが自由に動き出すことは
もはや永遠になくなってしまうのだろうと思われたのだったが、
なんと、石版もろとも新たな博物館へと移送されてしまい、
新しい博物館の展示物も動き出してしまうという事態に
なってしまうのであった。

【感想】
ドタバタコメディで、展示物たちが暴れまくるような内容なので、
ストーリーといえるようなものはほとんど無いようなもんですが、
前回同様、今回も好き勝手に暴れまくってくれるので
見ているだけでもなかなか爽快で楽しいです。

登場人物も、エジプトのカームンラーをはじめ、
ナポレオンやイワン雷帝、アルカポネなど歴史上の有名人(?)から
某人気映画や某人気テレビ番組の登場人物まで
登場しているのでなかなか見所も満載かと思います。
(正直ナポレオン以外はあんまりよく知らなかったりするんですが
 欧米の方では有名なんでしょうかね?)

キャストもスタッフも監督さんも、自由に
楽しんで作ってるんじゃないか?と思えるくらい
ユニークな作品に仕上がっていて面白かったですね。

大人から子供まで楽しめる作品なんじゃないかと思います。

満足度:★★★★☆

映画(洋画:アクション) | comments(0) | -

小説「虹の家のアリス」

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評価:
加納 朋子
文藝春秋
¥ 600
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
サラリーマンから私立探偵へと華麗な(?)転身をした仁木順平と、
それを手伝ってくれる美少女の「アリス」こと亜梨沙。
2人は、わずかではあるもののやってくるクライアントの
悩みを解決するために、色々な事件に首を突っ込むのだった。
例えば、それは育児サークルに相次ぐ嫌がらせの謎であったり、
連続殺猫事件の謎であったり、仁木の息子につきまとう
ストーカー女の謎であったり。
探偵の名にかけて、事件を解決しようとする仁木であったが…。


【感想】
螺旋階段のアリスの続編です。
が、短編集なので、前作を読んでなくても楽しめますね。

日常にありふれた(?)些細な事件の悩みを
探偵さんに解決してもらおうとやってくるお客さんたち
中心の話なので、加納朋子さんらしい暖かいミステリですね。

ただ、前作と比べると、「アリス」の存在感が
ちょっと薄いような気がするのは気のせいでしょうかね…
折角タイトルにもなってるアリスなので、
もうちょっと魅力的な存在になってもいいような気がします。

個人的には、仁木の息子につきまとうストーカー女の話は
なかなかスリリングでドンデン返しありで面白かったです。

私立探偵っていうのは現実社会ではどれくらい存在しているのか
よくわからないですが、ハードボイルド系じゃなくて
こんな感じでのほほんとした雰囲気なら勤めてみたいですね。

本 【加納 朋子】 | comments(0) | -

映画「色即ぜねれいしょん」

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評価:
---
バンダイビジュアル
¥ 3,550
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
仏教高校に通うごくごく普通の男子生徒3人組。
男の子だから、恋もしたいしエッチもしたい。
そんなことばっかり考えているうちに、なんと
どこぞに「フリーセックス」島があるという話が。
ワクワクしながら夢の島へと旅立っていく3人であったが…

【感想】
ちょっぴりエロい青春映画ですね。
…といっても過激な描写があるわけでもなく、
高校生3人組のエロパワーというか高校生男子特有の
エネルギー爆発ぶりの滑稽さをコメディタッチで
明るく描いた作品になっているので爽やかに楽しめました。

登場人物が全体的に変な人が多いような気がしますが、
まぁそれはそれで笑えるツボが多かったのでよかったです。

個人的には主役の渡辺大知さんの好演ぶりがよかったですね。

若いうちはなんでもやっとけ!!みたいなノリがなんかいいですね。


満足度:★★★★☆

映画(邦画:青春・学園モノ) | comments(0) | -

映画「ココ・シャネル」

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評価:
---
東北新社
¥ 3,186
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
世界中で愛され続ける人気ブランド「シャネル」。
その創業者であるココ・シャネルは貧しい家に生まれ、
父親にも見捨てられ、修道院で苦労の日々を送っていた。
大人になり、仕事を始めたシャネルであったが、
天性のファッションセンスから、自分の店を
持ちたいと思うようになるのだったが、
奇抜なセンスはなかなか時代に受け入れられないのだった。

【感想】
「シャネル」については、名前こそ知ってはいるものの
由来だとかどういうものがあるだとかいうことは
全くもって知らないような状態だったので勉強になりました。

有名すぎて、世界中で売れまくってて、さぞかし
お金持ちでギラギラした人生を送ってるんだろうなぁ
なんて鬱屈した先入観は若干持ってたりもしたので、
若い頃はいっぱい苦労してたことを知って驚きでした。

まぁ、どんな人気ブランドでも「始まり」があるわけですもんね。
夢を諦めずに地道に一歩一歩努力してきたからこそ
後の大成功があるわけで、そんなにすぐに
成功なんてするわけがないんですよね…。

努力の部分はちょっと見習いたいくらいです。

ただ、彼女の場合は、「成功」の為に人生を犠牲に
してしまっている面も多いようなので、
そこまで努力すべきかっていうと、疑問ですけどね…。

満足度:★★★★☆
映画(洋画:その他) | comments(0) | -

小説「ポプラの秋」

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評価:
湯本 香樹実
新潮社
¥ 420
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
7歳の頃、父を失ったばかりの私と母は、近くに生えていた
ポプラの木に導かれるかのように、とあるアパートに引っ越してきた。
そこには、ちょっと気難しいおばあさんの大家さんが
住んでいたのだったが、私が風邪を引いたのをきっかけに、
おばあさんとは心を通わせていくのだった。
そして、ある日、おばあさんは私に教えてくれたのだった。
おばあさんは、死んだ人へ手紙を届けることができるのだと。

【感想】
僕もおばあちゃんっ子だったので、子供とおばあさんの
エピソードに関しては、ものすごく共感するような部分が多くて
なんか懐かしいような感じがしました。
また、子供の視点から見る世界観っていうのが
うまく描かれているような気がしました。
小学生の頃よく見た田舎の風景とかそういうのを思い出しました。

暖かくて懐かしい、そんな作品ですね。
おばあちゃんっ子だった人にはオススメな一冊だと思います。

本 【その他】 | comments(0) | -

小説「ミステリアス学園」

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評価:
鯨統 一郎
光文社
¥ 620
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
ミステリアス学園のミステリ研究会。
そこでは、部員たちが、ミステリの研究を行っていたのだったが、
内部では、本格ミステリはが必要か不要かで揉めていた。
そんな中、新入部員として、湾田乱人と薔薇小路亜矢花の
2人が加わるのだったが、湾田はあまりミステリに詳しくないのだった。

【感想】
ミステリアス学園のミステリ研究会で起こる、
不思議な出来事を綴ったミステリ小説です。

個々のミステリは大したことはないのですが、話が進むにつれて、
作者の暴走がどんどんエスカレートしていくような展開なので、
最後まで読むと「なんだこの本は!!」と投げ捨てたくなる人も
いるかもしれませんね。

まぁそういうところがこの作家さんの魅力なのかもしれませんが、
それについていけるかどうかがこの本を楽しめるかどうかの
ポイントかもしれません。
僕個人としては、ラストのオチはともかく、終盤までの展開は
なかなか面白かったですけどね。ありえねーとは思いましたが(笑)


あと、ミステリ研究会ということで、過去から順に
名作ミステリを次々と紹介してくれています。
流行のミステリばっかりじゃなくて、名作も読んでみたいなーと
思ってる人は、この本で選抜されている名作を読んでみるのも
なかなかいいかもしれませんね。

本 【鯨 統一郎】 | comments(0) | -
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