映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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映画「ゴールデンスランバー」

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評価:
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アミューズソフトエンタテインメント
¥ 4,466
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
大学時代の友人に呼び出され、意図的に凱旋パレード中の首相の近くにいることになってしまった青柳は、その直後に発生した首相暗殺事件の容疑者にされてしまう。警察官に追われ、マスコミには容疑者扱いされつつも、身に覚えのない青柳は大学時代の友人を頼りつつ逃亡を続けるのであったが…。

【感想】
原作は既読なんですが、こういうサスペンスものはやっぱり本よりも映像の方がスリリングで迫力があっていいなーって思いました。主人公の青年が、首相殺害の容疑者として仕立て上げられて逃げていくサマを描いた作品なんですが、拳銃とかバンバンぶっ放されたりして追いかけられる恐怖感と、意図的に殺人犯に仕立て上げられていくという、違った意味での恐怖感が上手く伝わってきてハラハラドキドキで面白かったです。ただ、その反面、逃げているばかりで反撃する機会があまりないので、国家権力の横暴に対しては、結構イライラを感じてしまって歯がゆい思いをすることも多々ありました^^;明らかに犯人じゃないってことはわかりきってるのに、何が何でも犯人に仕立て上げようとする連中の行動には結構ムカついてしまいますねー(笑)
また、最後まで見ても謎が何も解決しないっていう点は原作と同じなので、そこはやっぱりモヤモヤ感が残ってしまいました。誰の命令で首相暗殺が行われたのかとか、何で青柳が犯人に仕立て上げられてしまったのかとか、わからない点が多いのでなんかちょっとスッキリしないんですよねー。細かいところは気にするなって言ってしまえばそれまでなんですが。
あと、最後になりましたが、やっぱり主役の堺雅人さんと、竹内結子さん上手いですね〜。この作品の世界観に上手くマッチしていたように思います。

満足度:★★★★☆

映画(邦画:その他) | comments(0) | -

映画「サロゲート」

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評価:
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ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
¥ 2,880
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
時は近未来。人間は、「サロゲート」と呼ばれる人間そっくりのロボットを操り、それを自分の代わりの肉体として行動させることで、自分の体で動く必要はほとんどなくなってしまった。そんな中、「サロゲート」を破壊し、それを操っている人間をも殺してしまうという破壊兵器を使用した殺人事件が発生した。FBI捜査官のグリアーはその殺人事件と破壊兵器の調査を行うのであったが…。

【感想】
自分の体ではなくて、代わりの体を使って活動する…設定は「アバター」と似ていると言えば似ているんですが、こっちの方が日常的にロボットを使って生活しているという設定なので、近未来っぽい雰囲気はありました。
老いたり太ったりすることもなく、理想の容姿を簡単に手に入れられる、さらには、自分が動かなくても、代わりに何でもやってくれる、そんなことが可能なのであれば、誰でもこの「サロゲート」を使いたくなってしまう気持ちはよくわかりますね(笑)ただ、車とかコンピュータでもそうだと思うんですが、技術がどんどん進化して、人間が自分でやらなくても済むようになってくると、「人間らしさ」がどんどん失われていくような気もします。何もしなくていいから人間は「寝てロボットを操っていればいい」っていうのは…どうなんでしょうね?人類が目指すべき最終地点ってそこなんでしょうか…。なんかそんなことを考えさせられる映画でした。


満足度:★★★★☆
映画(洋画:SF) | comments(0) | -

映画「つむじ風食堂の夜」

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評価:
吉田篤弘,久保裕章
エピックレコードジャパン
¥ 2,980

 【あらすじ】
月舟町にはつむじ風食堂というちょっと古風な食堂があった。そこには、いつも常連たちが集まり、いつも同じような雰囲気を醸し出していたのだったが、ある日、そこに新顔がやってきた。雨降りの研究をしているというその男は、やがて「先生」と皆から呼ばれるようになり、常連の仲間になっていくのであった…。

【感想】
一言で言ってしまえば非常に「地味」な作品でした。なんか取り立てて派手なイベントが発生するでもなく、なんか「先生」と「常連さん」たちのやりとりが淡々と続くだけ…のような感じの作品でした。まぁそのやりとりがなんかほのぼのとしてていい感じなので、作品の雰囲気としてはそんなに悪くはないのかなとも思うんですが、見方によっては退屈な映画…と言えなくはないかもしれませんね。ただ、お店の常連さん同士の「コミュニケーション」はなんか暖かくてよかったです。どんな時でも自分を受け入れてくれるような暖かい雰囲気のアットホームなお店っていうのはなんかいいですね。お店の常連さん同士の交流があるお店って最近はなかなかないと思いますので。(あったとしても余所者はなかなか受け入れてくれないですよね^^;)

満足度:★★★☆☆
映画(邦画:その他) | comments(0) | -

映画「レイトン教授と永遠の歌姫」

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 【あらすじ】
大学の有名な教授であるレイトンのもとに、かつての教え子であり、現在はオペラ歌手をしているジェニスから手紙が届いた。それは、1年前に亡くなった友人が、7歳の女の子に乗り移って現れたというものであった。その謎を解明する為、レイトン教授は、ルークを連れて、ジェニスのもとへと向かうのであったが…。

【感想】
ゲームの方は未体験なんですが、映画を見てしまいました(笑)でも、特にゲームをやってない人でもとっつきやすいような感じのストーリーでしたね。割とシンプルだったので。でもやっぱりゲームのファンの人が見たほうが楽しめるんだろうと思いますが。きっと。
で、物語の方ですが、なんか思ったより淡々と進んでいったような感じですかね。謎解き云々って言うよりもなんかいかにも子供向けアニメっぽい展開でしたね。悪いやつがいて、最後にはそれをやっつけるーみたいな。面白いかと言われるとちょっと微妙な感じでした。

満足度:★★★☆☆

映画(アニメ) | comments(0) | -

小説「デパートへ行こう」

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評価:
真保 裕一
講談社
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
閉店後のデパート。そこは、本来ならば見回りの警備員以外は誰もいないはずの場所だが、その夜は多くの部外者が侵入していた。ヤクザに追われるままデパートに逃げ込んだ男。会社をリストラされ、妻と娘にも出て行かれ自分に自信を失った男。会社に復讐する為、高額商品を盗んでやろうと企む女性社員。そのことに気づき、それで脅迫してやろうと企む上司。さらには、家出してきたカップルに、一般社員の振りをして紛れ込んだ社長まで。それぞれが密かに侵入しただけあって警備員に見つかるわけにもいかず、こっそりと行動していたのだったが、これだけの人数が侵入していれば何も起こらないはずがなく、あちらこちらで大騒ぎが巻き起こるのだった。

【感想】
閉店後のデパートで繰り広げられる、侵入者と警備員たちによるドタバタコメディです。こういうドタバタコメディモノって好きなので、なかなか楽しめました。侵入者Aがトイレ移動すれば、侵入者Bに遭遇してドタバタを繰り広げ、さらにAが地価に移動すれば、侵入者Cと遭遇しドタバタを繰り広げ…今度はAがフロアに移動すれば侵入者Dと遭遇しドタバタを繰り広げ…っていうふうにそれぞれが勝手に動き回ってどんどんトラブルを撒き散らしていくので、それ面白かったです。実はBとDが知り合いで…みたいな設定もいっぱい隠されているし、読み進めていくのが楽しくなる作品でした。ただ、難をいうとすれば、ラストがちょっとあっさり終わりすぎな感じがするので、もうちょっとお祭り騒ぎの余韻を感じさせてくれるような終わり方になればもっとよかったような気がしますね。

本 【真保 裕一】 | comments(0) | -

小説「龍神の雨」

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評価:
道尾 秀介
新潮社
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
父が出て行き、母も死亡し、母の再婚相手である継父、中学生の妹の3人で生活をしていかなければならなくなってしまった蓮は、ある日、継父が妹を性欲の対象として見ていることを知ってしまい、継父を殺害することを決意する。そして、ある台風の日、継父が一人で家に残っていることをチャンスととらえた蓮は、継父を一酸化中毒死と見せかけて殺害しようと計画したのであったが…。

【感想】
「向日葵の咲かない夏」のようにまたダークな道尾作品かと思ってしまったんですが、思ったほどダークではなかったのでよかったです。…とは言っても、継父を殺すというような話なので、ダークといえばダークなのかもしれませんけどね^^;ただ、兄と妹のお互いを思いやる家族愛は感じることが出来たので、ダークな中にも温かみのある作品だったと思います。
物語の方は…ミスリードの仕方がとにかく上手いです。読者だけじゃなくて、登場人物まで見事に騙してくれてます(笑)なので、ラストに全てが明らかになる直前の、トンチンカンな会話の流れが変で面白かったですね。さすが道尾さんって感じの作品でした。面白かったです。
本 【道尾 秀介】 | comments(0) | -

小説「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」

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評価:
辻村 深月
講談社
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:

 
【あらすじ】
幼馴染だったみずほとチエミ。かつては親友同士だった2人もやがて疎遠になり、30歳を迎える頃にはあまり連絡も取らない間柄になってしまっていた。そんなある日、チエミが母親を殺害し、逃走をしているという噂がみずほの耳に届いた。事件を知ったみずほは自らチエミを探してみようと思うようになったのであったが…。

【感想】
辻村深月さんの作品って、今までの作品も心理描写が細かくって丁寧に登場人物が描かれてるなーって感じがしてたんですが、この作品は、その印象が特に強かったです。作者と同年代の女性が主人公ってことで、友達とか恋人に対する考え方とか、距離の取り方とかその他諸々の考え方とかを物語に表現しやすかったのかもしれないですが、アラサー女性の感性が鋭く描かれていたように思います。まぁ僕は男なので、そういうのをちゃんと理解できているのかというとそうではない気がするので、同年代の女性が読んだらもっと共感できる部分があるのかもしれませんね。
で、物語として面白いかと言われると…つまらなくはないんですが、なんか全体的に「重い」なぁって印象でした。心の中をえぐり出していくような展開なので、読んでてなんか疲れるんですよね。人物描写はほんとすごいし、チエミがお母さんを殺してしまった理由も意外性があって良かったんですが、ちょっと生々しすぎな感じがしましたね^^;

本 【辻村 深月】 | comments(0) | -

小説「陰謀の日」

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評価:
シドニィ シェルダン
アカデミー出版
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Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
海軍情報局に所属していた、ロバート・ベラミー中佐は、国家安全保障局のヒリアード将軍より極秘の任務を与えられた。それは、スイスに墜落したというUFOの目撃者全員の所在を確認しろと言うものだった。手がかりはほとんどなく、調査は難航するものと思われたが…


【感想】
かなり久しぶりにシドニィ・シェルダン作品読みましたが…やっぱり読みやすいですね。上下巻に分かれてて結構ページ数はあったりするんですが、それほど時間はかからずにスラスラ読めちゃったりします。ただ、展開が推測しやすくてワンパターンだなって感じるのと、物語自体が途中で終わっちゃってるような感じがするのが残念なところですね。ここで終わっちゃうんかい!って感じでなんか勿体無かったです。

本 【その他】 | comments(0) | -

小説「インディゴの夜」

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評価:
加藤 実秋
東京創元社
¥ 714
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
「クラブのようなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」という話から産まれたホストクラブの「indigo」。そこのオーナーは高原晶という女性がフリーライターという仕事の傍らに経営していたのであったが、人気はなかなかの上々であった。しかし、このホストクラブには一つ謎が存在していた。何故か次々とトラブルに巻き込まれるのだ。仲間意識が強いindigoのメンバーは結束してトラブルに対応していくのだったが…。

【感想】
ホスト達がトラブルに巻き込まれてみんなで事件を解決する。設定としてはなかなか面白いとは思うんですが、キャラクターにあんまりインパクトがないのが残念でした。キャラクターの服装は妙に凝った描写をしていたので、そこはなんか頭に残ったんですけどね^^;個人的にはちょっと微妙な作品でした。

本 【その他】 | comments(0) | -

小説「Another」

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評価:
綾辻 行人
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,995
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
とある事情から、夜見山北中学という田舎の中学校へと転校することになってしまった榊原恒一は、そこで奇妙な光景を目撃する。教師も含めたクラスの全員が、とある女子生徒が存在しないかのように振舞っているのだ。恒一にはもちろん彼女が見えているし、話しかければ返事もする。何かのいじめなのかと違和感を感じた恒一であったが、ある日、恒一がいるクラスには「死んだはずの人間」が紛れ込んいるのだという噂を耳にする。まさか彼女は本当にお化けなのかという疑惑が頭をよぎる恒一であったが…。

【感想】
クラスメイトやその関係者がどんどん死んでいくという学園ミステリ(学園ホラー?)の作品なんですが、ものすごく面白かったです。雰囲気としては昔流行った「バトルロワイヤル」とか、辻村深月さんの「冷たい校舎の時は止まる」に近いでしょうか。学園が舞台で、仲間がどんどん死んでいく恐怖と、誰かが”犯人(お化け)”なんだという疑心暗鬼になってるような心理状態が上手く描かれてると思います。
結構前から綾辻行人さんのファンで、密室がでてくる「館」シリーズとかけっこう好きな作品は沢山あったりするんですが、この作品が、今まで読んできた中で一番良かったですね。綾辻ファンならばきっと誰でも満足できる出来になってるんじゃないかと思います。
ちなみに、まだ1月であんまり冊数を読んでいないのでなんですが、早くも自分の中で今年NO1の作品になりそうな気がします。久しぶりにハラハラドキドキするような小説に出会いました(笑)次々に人が死んでいくような話なので、そういうのが嫌いじゃなければオススメです。

本 【綾辻 行人】 | comments(0) | -
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