映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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3月総括

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3月の総括です。

3月に読んだ本は14冊、見た映画は5本でした。
先月と比べると半減しちゃってますが…まぁこんなもんかな。

オススメの本は、五十嵐貴久さんの「年下の男の子」です。タイトルのまんまの年上の女性と年下の男性のラブストーリーなんですが、思った以上に純愛で面白かったです。

映画の方のオススメは、「時をかける少女」と「ライアーゲーム」です。「時をかける少女」は昔の映画版を見たことある人は多いような気がしますが、こちらは平成版ということで、ファンだった人はもちろん、見たことがない人にも見てほしいですね。切ない純愛SFラブストーリーでした。「ライアーゲーム」の方は、テレビ版を見ていた人にオススメです。怒涛の騙しあいの展開に酔いしれること間違いなし!です(笑)

 [3月に読んだ本]
・★★★☆☆ はなうた日和(山本 幸久)
・★★★★☆ ラットマン(道尾 秀介)
・★★★★☆ カッコウの卵は誰のもの(東野 圭吾)
・★★★★☆ Nのために(湊 かなえ)
・★★★★☆ 安政五年の大脱走(五十嵐 貴久)
・★★★★★ 年下の男の子(五十嵐 貴久)
・★★★★★ ツール&ストール(大倉 崇裕)
・★★★★☆ 映画篇(金城 一紀)
・★★★☆☆ 凸凹デイズ(山本 幸久)
・★★☆☆☆ Run!Run!Run!(桂 望実)
・★★★★☆ 格闘する者に○(三浦 しをん)
・★★★★☆ 平等ゲーム(桂 望実)
・★★★★☆ 夢見る黄金地球儀(海堂 尊)
・★★★★☆ インシテミル(米澤 穂信)



[3月に見た映画]
・★★★★★ 時をかける少女
・★★★☆☆ スパイ・アニマル Gフォース
・★★★☆☆ シャーロック・ホームズ
・★★★☆☆ パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
・★★★★★ ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

評価:
五十嵐 貴久
実業之日本社
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:

評価:
大倉 崇裕
双葉社
---
Amazonおすすめ度:

月別お気に入り本・映画 | comments(0) | -

映画「時をかける少女」

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評価:
---
アニプレックス
¥ 2,990
Amazonおすすめ度:

 
【あらすじ】
 交通事故に遭い、重症を負ってしまったにも関わらず、「深町一夫に会いに行かないと…」と必死な母・芳山和子の願いを叶える為、1972年の4月に行くことを決心した娘のあかりは、半信半疑ながらも、過去の世界にタイムリープすることを決意する。しかし、実際にたどり着いたのは、1974年の2月。なんと、日にちを間違えてタイムリープしてしまったのだ。仕方なく、偶然出会った大学生の涼太にも協力してもらい、その時代の深町一夫を探すことにしたのだったが…。

【感想】
 原作は未読、昔の映画も見たことはなくて、唯一アニメ版の「時をかける少女」だけは見たことがあるんですが、この作品は、どれとも話が違っていて、完全なオリジナルストーリーなんですね。昔の「時をかける少女」の主人公の和子が、今回の主人公のあかりのお母さんって設定で、昔和子が出会った深町一夫に、あかりが会いに行くっていう話でした。ちょっとややこしいですが…昔の映画を見たことがある人にはけっこうオイシイ設定なのかもしれませんね。
 で、肝心のストーリーはどうだったかっていうと…思っていた以上に純愛ラブストーリーな展開が面白かったです。お約束といえばお約束みたいな展開なのかもしれませんが、ちょっとラストのあたりは泣けてきました。切なかったです。こんな悲しい結末にしないで!とちょっと思っちゃったりしましたが、後味も悪いわけでもなく、なんか「いい話だったな」っていうそんな終わり方なので、これはこれでよかったような気もします。
 お母さんの和子が、なんでそこまでして深町くんに会いたかったのかっていう理由に関してはちょっと釈然としない部分もあったんですが、(この辺はきっと昔の映画を見てるとスッキリするんでしょうね)まぁその辺を差し引いても面白かったです。
 アニメ版の「時をかける少女」は大好きな作品だったんですが、こっちの「時をかける少女」も大好きな作品になりました。オススメです。

満足度:★★★★★


映画(邦画:青春・学園モノ) | comments(0) | -

映画「スパイ・アニマル Gフォース」

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評価:
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
¥ 2,664
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 レナード・セイバーという億万長者が、家電を利用して世界征服を企んでいるという事実を知ってしまったアメリカ政府は、とある特殊部隊に任務を与えた。それは、高度な知識と特殊技能を備えたGフォースと呼ばれるモルモットたちの部隊であった。彼らは、なんとかしてレナード・セイバーの陰謀を阻止すべく活動を開始するのであったが…
 
【感想】
 ストーリーとしては、正義のヒーローが悪をやっつけるって話なので、単純明快ですね。で、動物達が大活躍する話なので、動物好きな人とか子供なら結構楽しめるかもしれません。あと、3Dでも上映してるので、やっぱり3Dで見ると迫力があるシーンも多くて見ごたえがあっていいかもしれませんね。ただ…面白いかと言われるとちょっと物足りない感じがします。やっぱり子供向け映画ですかね^^;

満足度:★★★☆☆
映画(洋画:SF) | comments(0) | -

映画「シャーロック・ホームズ」

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 【あらすじ】
 19世紀末のロンドン。若い女性が次々と殺害されるという事件が発生した。しかし、名探偵として名高いシャーロックホームズの活躍もあり、犯人は黒魔術を使うというブラックウッド卿であるとすぐに明らかにされ、彼の処刑によって事件は無事に解決したのであった。しかし、実のところ、事件はそれだけでは終わってはいなかった。なんと、処刑されたはずのブラックウッド卿が蘇り、新たな事件を起こしているというのだ。恐怖に慄くロンドンで、シャーロックホームズは再度事件の真相を推理するのであった…。

【感想】
 シャーロックホームズは読んだことがなかったりするんですが、思った以上にアクションシーンが多かったのが印象的でした。シャーロックホームズってどっちかっていうと安楽椅子探偵っぽいイメージがあったんですが…バリバリ戦ったり走り回ったりしてたので全然イメージが違いましたね^^;思ってた以上にカッコよかったです。ホームズも、ワトソンも。
 ストーリーの方も重厚な雰囲気が出ていてミステリとしてなかなか凝ってるなって感じがしました。ただ、ちょっと最初の方のテンポが悪かったかなって感じがしなくもないんですが…。
 あと、音楽が作品にすごく合っていてよかったなって思います。うまく書けないですが、あのジャラジャラしたような音楽が聞き心地がよかったです。
 
満足度:★★★☆☆

映画(洋画:ヒーローモノ) | comments(0) | -

小説「はなうた日和」

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評価:
山本 幸久
集英社
¥ 500
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 母親と喧嘩をしてしまい、別居中の父親の家に駆け込んだ会田一番は、その家に見知らぬ男の子が住んでいることを知る。どうやら父親の愛人の息子らしかったのだったが、父親が彼のことを大事にしていることを知るのだったが、一方で、彼に自分のことをたくさん話していることも知り、複雑な気持ちになるのであった。
 
【感想】
 父親のところに逃げてったら、そこには父親と同居している見知らぬ子供がいた…。設定としてはなかなかユニークで面白かったです。こんな感じのお話がいくつか入ってる短編集なんですが…1話1話が短いので、短編集が苦手な僕としてはやっぱり物足りない感がいっぱいでした。雰囲気としては暖かい感じのが多かったので良かったですが、やっぱり短編じゃなくて長編が読みたいなぁって感じです。

本 【山本 幸久】 | comments(0) | -

小説「ラットマン」

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評価:
道尾 秀介
光文社
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 高校時代から共にバンド活動をしてきた、姫川、竹内、谷尾、そして、ひかりとその妹の桂の5人。彼らは、愛用していたスタジオが閉鎖されることを知り、最後の練習を行っていたのだったが、その最中、ひかりが機材に押しつぶされて亡くなるという事件が発生した。おそらく事故であろうと判断された事件であったが、ひかりの恋人である姫川には不審な点が見られたのであった。

【感想】
 道尾作品らしく(?)主人公の姫川の思考がちょっと暗かったです。にも関わらず、ひかりと桂の2人に二股をかけようとしているなかなかいけ好かない主人公でした(笑)物語の展開としては、他の作品とちょっと似てるかな?って思える部分もあったので、ちょっと物足りない感じがしなくもないですが、こいつが犯人だろう!と思わせておいて実は全然違った真犯人が!!という展開のもっていきかたはやっぱり上手いです。
 あと、タイトルの「ラットマン」。同じ絵にもかかわらず、見方によって、「ネズミ」に見えたり、「人」に見えたりする絵のことらしいです。こういうのってなんか面白いなーって思いました。

本 【道尾 秀介】 | comments(0) | -

小説「カッコウの卵は誰のもの」

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評価:
東野 圭吾
光文社
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 元スキーのオリンピック選手であった緋田は、一人娘である風美を一流のスキー選手に育て上げるのが長年の夢であった。しかし、ある日緋田はとんでもないことに気がついてしまう。なんと亡くなった妻には出産の記録がなく、また、それと同時期に、行方不明になっている赤ん坊がいたというのだ。風美は妻が連れ去ってきてしまった子供なのではないかと苦悩する緋田であったが…。
 
【感想】
 今まで自分の娘だと信じてきた娘が、本当は自分の娘じゃないということを知ってしまったら…というような話です。単なる養子縁組の関係で血が繋がっていないというのであれば、血の繋がりなんて関係なくて、強い絆で結ばれた親子関係があれば、それはそれでいいとは思うんですが、養子じゃなくて、誘拐してきたことにより成り立っていた親子関係だとしたら…悩んでしまう父親の気持ちもよくわかります。実の両親に会わせるべきか、娘に本当のことを話すべきか…。こういうややこしいシチュエーションを考えるの上手いですね。東野さんは。
 あと、遺伝子調査を行って、運動能力が優れているかどうかの判断を行って、優れた遺伝子を持った人間をスカウトするって話も出てくるんですが、遺伝子によって優劣がわかってしまうってのもなんか嫌ですよね。彼が頭がいいのは遺伝子がいいから。スポーツがよくできるのも遺伝子がいいから。僕は遺伝子がよくないからなにをやってもダメ。なんでも遺伝子の優劣で結果がわかってしまって、努力なんて意味がない。そんな世の中はやっぱりなんか嫌です。知らないほうがいいことも世の中にはあるってことでしょうかね。
本 【東野 圭吾】 | comments(0) | -

小説「Nのために」

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評価:
湊 かなえ
東京創元社
¥ 1,470
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 1月某日、野口貴弘という男と、妻の奈央子が自宅で殺害されるという事件が発生した。現場に居合わせたのは、彼らの友人であり、事件当日に食事に招待していた杉下希美と、安藤望、そして、食事の出張サービスとして現場を訪れていた成瀬慎司と、奈央子の不倫相手であり、花屋の店員を装って現場に現れた西崎真人の4人であった。4人の証言が一致したこともあり、犯人は西崎真人に間違いはないと判断されたのだったが、事件の真相は全く別なところにあるのであった…。

【感想】
 登場人物にやたらとNさんが多くて、それぞれの登場人物が、Nさんのためにそれぞれが行動した結果、悲劇が発生してしまうという感じの話で、その人間関係の複雑さが凝っていて面白かったです。(このNのために…のNが誰なのかっていうのがポイントなんでしょうか?)「告白」もそうだったと思うんですが、一つの物事を別の角度から見れば全然違った風に見えるって感じの作品を描くのはすごく上手いですね。湊さんは。面白かったです。
 で、今まではちょっと後味が悪くなるような暗い話が多かったんですが、今回は、復讐とかそういう話じゃなくて、Nを守ろうとした結果そうなってしまったという話なので、読後感はそんなに悪くはないかもしれないです。ただ、そこまでしてNを守ろうとするっていうのは…どうなんでしょうね?愛する人のためならば、誰かを(自分も含む)犠牲にしても構わないっていうのは…ちょっと違和感を感じてしまいますね。
本 【湊 かなえ】 | comments(0) | -

小説「安政五年の大脱走」

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評価:
五十嵐 貴久
幻冬舎
¥ 720
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 時代は江戸末期。とある小藩に、美雪姫という美しい姫がいた。彼女は、普通の平和な日々を送っていたのであったが、何とかして彼女を自分の側室に迎えたいと考えた大老井伊直弼により、謀反の疑いをかけられ、藩士と共に山奥に幽閉されてしまうのであった。謀反の疑いを晴らしたければ井伊直弼の側室になれ。さもなくば藩士たちの命は保障しない。そんな脅し文句を告げられる姫と藩士たち。直助の側室にはなりたくはないが、藩士たちも見殺しにはできない。なんとかして脱出する方法はないかと思慮に暮れる美雪姫であったが…。
 
【感想】
 まず、井伊直弼という実在する歴史上の人物が出てくるのが驚きでした。まさか実話…というわけではないでしょうが、井伊直弼が美しいお姫様を攫ってきて幽閉してしまうという話だったとはびっくりでした。設定がよくあるゲーム(マリオとかドラクエとか)みたいでなので。
 話の内容としては、山奥に幽閉されたお姫様とその部下の武士達がなんとかして脱走しようという話なんですが、それだけでこのボリュームってのも驚きでした。でも、けっこう厚い本にも関わらず、面白く一気に読めてしまうようなテンポの良さは、さすがだなって思いました。ラストは…ちょっと意外な終わり方だったので、びっくりでした。結末まで侮れない感じですね。
本 【五十嵐 貴久】 | comments(0) | -

小説「年下の男の子」

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評価:
五十嵐 貴久
実業之日本社
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:

 【あらすじ】
 37歳で独身の川村晶子は、ある日、仕事のミスが原因で、フリーペーパーの作成を依頼している会社の児島くんという23歳の青年と一緒に徹夜作業をすることになった。仕事自体は大変だったもののなんとか無事に終わり、いつもの平穏な日々が戻るのだろうと思っていた晶子だったが、なんと、児島くんから食事の誘いが来るようになったのであった。社交辞令だろうと何度か食事を重ねる晶子。しかし、彼が本当に自分のことを好いているのだとわかるにつれて、14歳もの年の差に悩んでしまうのであった。

【感想】
 ラブストーリーはあんまり好きじゃなかったりするんですが、この作品は素直に楽しめました。僕は、川島さんと児島くんの間くらいの年齢なので、どっちに対しても共感できる部分が多いんですよね〜。年上の人に憧れてしまう気持ちとか、年下の子を好きになってしまうんだけれども、年齢差が気になってしまうところとか(笑)僕の年齢からすると、14歳年下っていうと中学生になってしまうので、さすがにそれは犯罪になってしまってありえないんですが、その半分の7つ下の大学生でもやっぱり年の差から無理って感じはしてしまうので、その気持ちはよくわかりますね。逆に、14歳年上の人と付き合えるかというと…上に関しては全然気にならないので、こっちも児島くんの気持ちはよくわかります(笑)なので、どっちに対しても親近感が沸いて楽しめました。
 また、大人同士のラブストーリーなので、ドロドロしてたり、過激な話も入ってたりするのかと思ってたんですが、シンプルな純愛ラブストーリーだったので、爽やかな感じで楽しめました。最後の方の話はちょっと展開が速すぎて、強引な感じがしなくもなかったですが、全体的に面白かったです。
本 【五十嵐 貴久】 | comments(0) | -
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