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【あらすじ】
母親を交通事故で失うという悲しみを味わって以来、「誰かが死ぬ」という予知夢を幾度も見るようになってしまった中西志乃は、なんとかして彼らを救えないものかと、自ら行動を起こすことを決意した。そして、最近見た予知夢で登場した、車に轢かれて亡くなってしまう少女をなんとかして見つけ出し、救出しようと誓うのであった。
一方、探偵事務所に勤める真田省吾は、クライアントからの依頼を受け、とある人物の尾行を行っていたのであったが、その真っ最中に、志乃が探していた女の子が車に撥ねられそうになっている現場に遭遇してしまう。咄嗟に少女を救出しようとする省吾であったが…。
【感想】
心霊探偵八雲シリーズの作家さんの、別シリーズ「天命探偵シリーズ」だそうです。八雲シリーズ、最初の1冊目しか読んでなかったりするんですが、それと比べると、こっちの方がテンポがよくって面白かったような気がします。志乃が予知夢を見るようになってしまった理由とか、省吾の過去の秘密とか、一連の事件の意外な黒幕とか、そういうミステリな要素も色々詰まっていて、なかなか楽しめました。主人公の省吾が特殊な能力を持っているわけではないので、八雲と比べるとインパクトはちょっと弱い気もしますが、省吾と志乃のコンビは息が合っていて良かったと思います。機会があったら続編も読んでみたいです。