映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
<< October 2011 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

ブログランキング・にほんブログ村へ

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | - | -

小説「公園で逢いましょう(三羽省吾)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
とあるアパート近くにある「ひょうたん公園」。上から見下ろすとちょうどひょうたんのような形をしていることから、そう呼ばれるのであったが、そんなひょうたん公園には、日中、様々なママさんたちが集まってくるのであった。地味な服装で目立たないママ。逆に派手派手な格好で目立ちまくるママ。子供に興味がなさそうなヤンママ。落ち着きがあってみんなのまとめやくのベテランママ。一言で言ってしまえば「母親」と括られてしまう彼女たちであったが、彼女たちにもそれぞれの事情を抱えた人生があるのであった…。

【感想】
--------------------------------------
☆ママだって子供だったんだ。。。
--------------------------------------
なんか…ママさん同士の公園での交流の話かと思ったんですが…

ママさんたちの子供時代の話が中心だったので、そのへんはちょっと意外でした。


でも、子供の視点から見たら、自分の両親も子供だったーなんて時代を想像するのなんてのはちょっと難しいですが、事実、どんな大人も昔は子供だったんですよねー。

で、自分たちと同じように、いろいろなことで悩んだり、苦しんだり、楽しんだり、恋をしたりして、大人になって今に至る…と。

自分たちの両親とか、祖父母とか、おじさんおばさんとか、みんなすっごく大人で、子供の頃は叱られて悔しい思いとかしたこともあったかと思うんですが、そんな彼らも、昔はみんな似たような子供だったんだなーって想像してみると、なんか面白いですね(笑)

どんなに偉そうにしてたとしても、自分と同じ血を引いてたら、子供時代に考えてたこととか、学校の成績とかは似たり寄ったりですよね。きっと(笑)


--------------------------------------
☆気になった言葉
--------------------------------------
「嘘っぱちでも、一人の人間を幸せに出来るなら、それはとっても素敵なことじゃない?」

嘘をつくことはよくないことかと思いますが、その嘘をつくことによって、幸せになる人がいるなら…

それはやっぱりついてもいいと思いますよね。

真実を告げられて苦しい思いをする人がいるのなら、それを優しい嘘で包み込んであげるのも時には大事なんじゃないかなってのを感じました。

もちろん、そういう嘘でもダメって人はなかにはいるんでしょうけどね。

本 【その他】 | comments(0) | -

小説「ジェネラル・ルージュの凱旋(海堂尊)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
不定愁訴外来担当の医者であり、リスクマネジメント委員長でもある田口のもとに、内部告発の文書が届いた。内容は、旧迷宮センター部長の速水晃一が特定の業者と癒着しているというのだ。内容が内容なだけに無視するわけにもいかず、高階病院長に相談することにした田口であったが、高階は自ら動く気はなく、田口をたらい回しにするのであった…。

【感想】
--------------------------------------
☆前作とのリンクが面白い
--------------------------------------
なんだかよくわからないまま読み始めてしまったんですが…

前作の「ナイチンゲールの沈黙」と時間的にほぼ同じ時間に起こっていた事件を扱った作品だったんですね。

なので、「ナイチンゲールの沈黙」で起こってた事件とか登場人物とかが、こっちにも登場してたりして、そのリンクの具合が面白かったです。

あんなことやってる裏ではこんなことが起こってたんだーみたいな。

他の作品も読んでると楽しめる作品ってのはなんかちょっとうれしくていいですね(笑)

--------------------------------------
☆白鳥&速水が小気味いい
--------------------------------------
あとは…いやーな連中と白鳥&速水が全面対決ーってシーンがあるんですが…

「権威」とか「倫理」とか「法律」とかそういうのを武器に、えらそーにしてるやつらに対してこれでもかーってくらいに口撃してくれるのがなかなか爽快で良かったです。

やっぱりおっきい組織にもなってくると理不尽なことを言ってくる輩ってのは多くなるんだと思いますが、そういう連中をやっつけてくれるようなヒーローがいるとスカっとしますよね(笑)

全体的になんかむかつくことも多い白鳥ですが、今回はなんかグッジョブって感じで良かったです(笑)


本 【海堂 尊】 | comments(0) | -

「「新ぶら下がり社員」症候群(吉田実)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 --------------------------------------
☆ゆとりより30歳が危ない
--------------------------------------
仕事は70%主義、出世もしたくなくて転職する気力もない、プライベートを優先して、頑張らない。でも仕事を辞める気もない。

そんな状態の人が30歳近辺で増えてきているそうです。

まさに自分がそんな感じなのでちょっとグサッときました(^^;

子供の頃にバブル崩壊を経験し、就職活動してるころは氷河期の真っ只中。頑張っても給料は上がらないし、転職適齢期にはリーマンショックで転機を奪われ、会社にしがみつくしかない。

まさにその通りで、人生あきらめモードに入っちゃってる人が多いってのもなんとなく頷けます(^^;

ただ…その下の若い世代よりもやる気がないって調査結果が出てるのはなんかショックですね(^^;

もっと若いときは素直に仕事に情熱を傾けられてた人も次第にやる気を失っていく…。

でもその先に待ち受けているのは結局のところ「誰にも期待されないお荷物社員」とか「リストラ」とか「会社の倒産」なんですよね(^^;

自分の身は自分で守るしかないこの時代。

「がんばらない」って選択肢を選んでる時点で自分で自分の首をちょっとずつ締めて言ってるいってるようなもんかもしれないですね(^^;

JUGEMテーマ:読書
本 【ビジネス・健康系】 | comments(0) | -

小説「夜の光(坂木司)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
黒髪美人なお嬢様「ジョー」、お調子者でキザな芸術家「ゲージ」、お洒落でかわいいギャル「ギィ」、大男で冷静な部長の「ブッチ」。一見すると「高校生」という点以外では共通点がなさそうで、好みがバラバラな四人。しかし、実は彼らには以外な共通点があった。それぞれ極秘任務を携えた「スパイ」であり、普段の姿は仮の姿なのだ。そして、彼らは秘密基地である「天文部」に集うのであったが…。

--------------------------------------
☆高校生が描く非日常
--------------------------------------
「スパイ」…なんて言っちゃってますが、そんな過激なストーリーが飛び出てくるわけでもなく、高校生の日常を描いたミステリーですね。

季節外れに現れたホタルの謎とか、文化祭で自分にだけ商品を売ってくれない女の子の謎とか、学校で猫を燃やそうとしていた女の子の謎とか、そんな感じのちょっとした謎の調査をするっていう感じの話です。

ミステリーの内容自体はそんな大したことないんですが…やっぱ高校生が主人公ってのと、4人の登場人物がすごく個性的だったのでなかなか面白かったです。

--------------------------------------
☆本当の姿は…
--------------------------------------
あと、この4人の高校生なんですが…普段の姿が本当の自分じゃない…ってのが面白いなーって思いました。


いい子ちゃんに見えるけど…ほんとはいい子ちゃんじゃない。

チャラチャラしてそうに見えるけど…ほんとはちゃらちゃらしてない。

遊んでそうに見えるけど…ほんとは遊んでない。

強そうに見えるけど…ほんとは強くない。

それはみんな演じているだけ。ほんとの自分じゃない。


本当の自分を守るために、あえて違ったキャラを演じる。

やっぱりそういうことって少なからずありますよね。

なので、そんな彼らにちょっと親近感が湧いちゃいました(笑)



JUGEMテーマ:読書
本 【坂木 司】 | comments(0) | -

映画「天国からのエール」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
沖縄で弁当屋を営む大城陽は、ある日、地元の高校生たちが、バンドの練習をする場所がなくて困っていることを知る。自分たちはプロになりたい。そんな夢を語る少年少女たちの力になりたいと考えた陽は、弁当屋の側に音楽スタジオを建設し、高校生たちに無料で貸し出すことにしたのであったが…。

【感想】
--------------------------------------
☆夢が向かって進むってのはいいなー
--------------------------------------
高校生がバンドでプロデビュー目指して頑張ってるのを、弁当屋のおっちゃんが全面的にバックアップして支えてあげるーっていう話なので、夢に向かってがんばってる姿っていいなーって思ったのと、がんばってる人を後ろから支えてあげるのっていいなーってのを感じました。

ちょっとあまりにもトントン拍子で出世街道まっしぐらーみたいな感じになっちゃってるので、そこんところはちょっと出来過ぎだろ!ってツッコミを入れたくなってしまったりもしますが、やっぱり、がんばってる人って応援したくなっちゃうし、自分が応援してる人が成長してるのを目の当たりにするとなんかうれしくなっちゃいますよねー。


自分がちょうど高校生と、弁当屋のおっちゃんとの中間くらいの世代なので、どっちの気持ちにも共感できて面白かったです(笑)

さすがに、今から夢を追い求める…なんてことはできないかと思うので、せめて誰かの夢を応援してあげられるような人になりたいなーって思いますねー。


--------------------------------------
☆沖縄弁がなんかほのぼの
--------------------------------------
あと、なんか良かったのが、「沖縄弁」

さすがにキャストがみんな沖縄の人ってわけじゃない(と思う)ので、本場の方言とは違うんでしょうけど、なんか東京とは違ったイントネーションがちょっとほのぼのするんですよねー。

かっこつけて喋ってる(ようにみえる)のに訛ってる(笑)

なんか田舎の高校生ーって感じがしてよかったです。

東京の言葉とか喋り方ってなんかすんごく冷たい感じがするときあるので、方言とか出てくるテレビとか映画見るとなんかほっとします(笑)


--------------------------------------
☆若手キャストがいいな…と
--------------------------------------
あと、高校生のキャストが、まだそんなにブレイクしてない若手キャストだったーってのも良かったですね。

桜庭ななみちゃんは若干売れてる感じもしますが、その他の男子生徒はまだほぼ無名な状態で。

なので、フレッシュな雰囲気がすごく良かったです。

★★★★☆

JUGEMテーマ:映画
映画(邦画:青春・学園モノ) | comments(0) | -

小説「動物園の鳥(坂木司)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
お人好しな営業マンの坂木司と、その友人でひきこもりがちな鳥井真一。そんなふたりなもとに、新たな事件が舞い込んだ。知人である高田安次郎さんが働く動物園で、最近、野良猫が虐待されているというのだ。罪もない動物が傷つけられるのを放ってはおけないと思った坂木は、鳥井を連れて動物園に行くことにしたのであったが、そこで出会ったのは思いがけない人物であった…。


【感想】
--------------------------------------
☆3部作完結編
--------------------------------------
ひきこもり探偵シリーズの完結編ですね。

なので、今まで登場してきた「お友達」が総登場して、鳥井がひきこもりになってしまった原因とか、坂木がこんなに鳥井べったりなのはなぜかってところが明らかになってます。

若干登場人物が多すぎる感じがするので、この人だれだっけ?みたいな人が何人かいたのも事実なんですが、まぁ完結編だし、大団円なゴージャスな感じはなんかいいですよね(^^)


あと、物語のキモだった鳥井がひきこもりになった原因と、坂木が鳥井べったりになってしまった原因…。

個人的にはすげぇ!感動した!!…とまではいかなかったのがちょっと残念なんですが、なるほどなーって感じで良かったと思います。


--------------------------------------
☆自分の意見がない人…
--------------------------------------
あと、作中で「自分の意見がない人」ってのが出てくるんですが…

自分がそんな感じなのでちょっと耳の痛い話でした(^^;

誰か声の大きい人が「あなたもそう思うよね?」って言ってくれば「うん、そうだよね...」ってなっちゃうし、

大多数の人がこれが好きーって言ってるとなんとなく自分もそれに引きづられて「そうだねー」って言っちゃう(^^;

周りにあわせてばっかりで自分の意見のない人。みんなと同じで個性がなくてつまらない人(^^;

やっぱりなんか自分の思うことははっきり言える人になりたいですね(´・ω・`)

(ネット上ではかなり自由奔放に書き殴りまくっちゃってますが(笑))

JUGEMテーマ:読書
本 【坂木 司】 | comments(0) | -

小説「僕の小規模な奇跡(入間人間)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
大学入学直後、とある女の子に一目惚れした僕は、彼女に告白することにした。が、何故か彼女は僕の彼女になってくれないらしい。仕方なく、後日また彼女に告白することにした僕。すると今度は、僕のことは好きではないけど、付き合ってもいいという。ただし、命がけで彼女を守れとの条件付き。なんであれ彼女と付き合うことができるのであればいいと考えた僕はその条件を飲むことにしたのであったが…。

【感想】
--------------------------------------
☆究極のポジティブ思考
--------------------------------------
ひたすら彼女にぞっこんーな彼と、ひたすら彼に冷たい感じの彼女の話なんですが…

どんなに彼女に冷たくされようが、常にポジティブでまっすぐに突き進む「僕」がなんか面白かったです。

冷たく「さよなら」と言われても「また明日ー」と何事もなかったかのように返事し、「ずいぶん前向きなのね」と皮肉を言われても、そのままの意味で受け取り「すっげー嬉しい」と返す。

「期待はずれね」と言われても「期待してくれてたんだー嬉しい」と返す。

つまらない講義を受けていても、「好きな人の側にいるから楽しい」という。


なんか結構彼女からは凹むようなセリフを散々浴びせられてるのに、一向に気にせず、いや、むしろ褒め言葉だと捉えて元気になっちゃうその性格がうらやましかったです(笑)

こういう性格だったら、くだらないことに凹まずに、人生楽しく歩んでいけるんでしょうねー。

身近にいる人からすると、こいつウザイ…って感じになりそうではありますが、いい性格してるなーって思いました。


--------------------------------------
☆ストーリーは…
--------------------------------------
ストーリーは、そんな彼と彼女と、彼の妹とその彼氏(?)の4人が織り成すラブストーリーって感じですかね。

ちょっと文体とか会話調とか癖があるなーって感じがしたので、若干読みにくい面もあったんですが、中盤からクライマックスにかけての展開はけっこう面白かったです。

そういう話だったのかぁー。みたいな。ちょっとミステリのドンデン返しみたいな感じがありますね。

JUGEMテーマ:読書
本 【入間 人間】 | comments(0) | -

小説「疾走(重松清)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
評価:
重松 清
角川書店
---

【あらすじ】
先祖代々その地に住む「浜」の人々と、新たに干拓されたことにより移り住んできた「沖」の人々が、それぞれお互いに相手のことを嫌悪し、決して交流しようとしないという特殊な地域に生まれ育ったシュウイチとシュウジの兄弟。彼らは、そんな歪んだ環境の中、精一杯生きていたのであったが、ある日、兄であるシュウイチはそのストレスを爆発させ、犯罪を犯してしまう。一気に「犯罪者の家族」となってしまったシュウジの家族。それは、「沖」からも「浜」からも相手にされない村八分になるということであったが、そんなシュウジにはさらなる過酷な運命が待ち受けているのであった…。

【感想】
--------------------------------------
☆重い。。。
--------------------------------------
重い話だってのはわかってたんですが…読んでみて…やっぱり重かったです(^^;

なんかページをめくるにつれて、どんどん酷い状態に陥っていくんですよねぇ。

最初のうちの、学校でいじめられたりーなんてのは可愛いもんだ…って思えちゃうくらい酷いストーリーでした。


堕ちて、堕ちて、堕ちて…もうこれ以上ないだろーて思ったら、さらに堕ちて、堕ちて、堕ちて…。

途中からはもう、人間として扱われてないですもんね。。。

そろそろ、彼にもいいことがあるんだよね?ね?ね?と思いつつクライマックスに突入して…

結局のところ、最後の最後までとことん落として、トドメをさす。

ある意味潔いっちゃ潔いんですが…うーん。やっぱりダークすぎるっす(T_T)


たとえ、会社とか学校でひどい目にあったとしても、彼ほど酷い事態になることはないんだから元気だせよ!ってことが言いたかったんでしょうかね?

救いようのない話はやっぱり好きじゃないっす。気分が沈みますね。。。




本 【重松 清】 | comments(0) | -

小説「ビブリア古書堂の事件手帖(三上延)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
鎌倉のとある場所にある古書店「ビブリア古書堂」。そこは、古めかしい古書店には似つかわしくない美人の店主・栞子が経営していたのであったが、ある日、そんな「ビブリア古書堂」にお客が訪れた。買取ではないのだが、持ち込んだ漱石全集に書かれたサインが本物かどうか見て欲しいというのだ。早速その本について調べる栞子。しかし、本に詳しいだけでなく頭も鋭い栞子は、その本に隠された秘密を感じ取ってしまうのであった…。

【感想】
--------------------------------------
☆本をめぐるミステリー
--------------------------------------
古本屋さんが舞台で、本をめぐるミステリーです。

なので、本好きな人ならきっと楽しめる1冊じゃないかなーって思います。

自分が本好きなので、「本屋さんが舞台」だったり、「本好きな人が出てくる話」だったり、「本がメインの話」だったりするとどことなくうれしいんですよね(^^)

読んでいてなんかワクワク〜というかちょっとふわふわ〜な感じで読んでました(笑)


ちなみに、物語に登場する本は「漱石全集(夏目漱石)」「落穂拾ひ(小山清)」「論理学入門(ヴィノグラードフ・クジミン)」「晩年(太宰治)」ですね。

僕はどれも未読だったりするんですが、これらの本を読んでたら、もっと身近な感じがするかもしれません。


--------------------------------------
☆ミステリーの内容もちょっとほんわか
--------------------------------------
あと、メインであるミステリーの内容もなんかほんわかした感じで良かったです。

漱石全集に書かれた見知らぬ男の名前の謎とか、古本を盗んだ女子高生の謎とか、夫が売りに来た本を買わないようにと説得しに来る妻の謎とか。

まさしく「古本屋」が舞台の作品ならではだなーって感じなんですが、その謎の真相も、そんなにダークな話もないし、ちょっとほのぼのするような感じで良かったなって思います。

続編も出るらしいのでそっちもぜひ読みたいと思います(^^)



ラノベ出身の作家さんらしいので、文体も読みやすいし、雰囲気もいいと思うのでオススメです(^O^)/


JUGEMテーマ:読書
本 【三上 延】 | comments(0) | -

映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」

ブログランキング・にほんブログ村へ
 【あらすじ】
アルツハイマーの特効薬として開発された新薬。その新薬の実験として、とあるチンパンジーに薬が投与されたのであったが、結果は失敗。そのチンパンジーは死亡してしまうのであった。しかし、その実験は失敗ではなかった。研究者であるウィルロッドマンに引き取られた彼の子供が、異常な知能指数を示し始めたのだ。人間以上の知能と運動能力を備えた彼は、やがて隣人たちを諍いを起こすようになるのであったが…。


【感想】
--------------------------------------
☆ストーリーは…
--------------------------------------
「猿の惑星」なので、猿と人間がドンパチドンパチやるような話なのかと思ってたんですが…

そういったストーリーなのは物語の後半部分だけで、前半部分はむしろ動物系な感じのストーリーって印象でしたね。

チンパンジーと人間の共同生活〜みたいな。


で、このチンパンジーのシーザー。

ぱっと見た感じだと明らかに「可愛くはない」んですが、ずっと見てるとどんどん愛くるしくなってきて…。

あんなにおっきいのに人懐っこくて甘えてきたりするのでなんか可愛いなーって思えてくるのが不思議でした(^^)

癒し系のストーリーではないはずなんですが…なんかちょっとシーザーを見ていて癒されましたね(笑)


ただ、それだけ彼に愛情をいだいてしまうので…後半はなかなか見るのが辛い展開ですね。。。

ストーリーとしてはなかなか面白かったなーっていう印象なんですが…可哀想な話ではありますね。やっぱり。

--------------------------------------
☆チンパンジーの視点が斬新
--------------------------------------
で、一番印象的だったのは、そんな天才的な知能を兼ね備えたチンパンジー「シーザー」の視点で画面が動いていくシーンですね。

棚とか照明とかつり革とかを上手く利用して家の中を移動していくようなシーンがあったんですが、いろんなものにぶら下がってぴょんぴょん飛び跳ねたり、軽快にサクサク移動していくので、結構見ていて気持ちよかったです。

ちょっとしたアトラクションに乗ったような気分が味わえたので、結構爽快な感じがしました。

自分の意思であれくらい俊敏に動けるとしたら、きっと見てるだけよりもずっと気持ちいいんでしょうね。

★★★★☆



JUGEMテーマ:映画
映画(洋画:SF) | comments(0) | -
AMAZON LINK