映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「ブランケット・キャッツ(重松清)」

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 【感想】
特定の毛布(ブランケット)があれば、どんなお宅にも行きます!というレンタル猫な話ですね。

まぁこういう商売はおそらく現実的にはやってないんでしょうが…

人間の都合で、あっちの家に行ったりこっちの家に行ったり…ってのはなかなか大変ですよね。猫にとって(^_^;)

やっと慣れてきたなぁって思ったら、お店に戻されて、また違う人に貸し出されて。

知らない人の家を転々としてるんじゃ、心が安らぐ暇もないよなぁって思いました。

…ってまぁ、これは猫可哀想!って話じゃないんですけどね(^_^;)


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☆尻尾のないブランケット・キャット
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クラスでいじめをしてる子がブランケット・キャットを飼う…って話ですね。

いじめられっ子の話はよくあるかと思うんですが、いじめっ子の側の話はあんまり読んだことなかったので、ちょっと新鮮な感じでした。

まぁいじめっ子っていっても、みんながみんな「いじめって楽しい♪」って感じでいじめてる悪いやつばっかりじゃないですもんね(^_^;)

結果的にいじめちゃってるけど…ほんとはいじめなんてしたくない。でも、なんとなくいじめちゃってる。

そんな主人公の微妙な心境が上手く出てて良かったかなって思います。

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☆身代わりのブランケット・キャット
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おばあちゃんが可愛がっていた猫はもう死んでしまったけど、せっかく遊びにくるおばあちゃんを悲しませたくないから、そっくりな猫を借りてきて…って話ですね。

でも、このおばあちゃん、久しぶりに会ったら、思った以上に頭の老化が進んでいて…っていうストーリーがなかなか切なかったです。

息子の立場からすると、自分を育ててくれた親なんだから、何が何でも自分の家で引き取って面倒を見るのがいいのか。

それとも、それなりのお金を払ってちゃんと面倒を見てくれる施設に預けるのがいいのか。

年老いた親がいる世代の方ならみんな通る道…なのかもしれないですが、どちらを選ぶにしても、なんか苦渋の選択って感じでツライですね。。。

うちも実家の祖母は施設に入ってしまったので、それをちょっと思い出して寂しくなりました。。。



本 【重松 清】 | comments(0) | -

読書記録「グラツィオーソ(山口なお美)」

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 【あらすじ】
普門館なんて行けるわけがない。そう思って練習を続けてきた修南高校吹奏楽部に転機が訪れた。水島日名子という名教師が吹奏楽部の顧問としてやってきたのだ。今までと違い、一気に練習量が増え、戸惑う吹奏楽部員たち。しかし、コンクールでの自分たちの演奏の出来栄えは予想以上に素晴らしく、部員たちは皆、感動の嵐につつまれ、来年のコンクールに向けて心機一転がんばろうと心に誓った…はずであったのだったが…。


【感想】
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☆ヌルい部活かアツい部活か
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高校の部活ってただ単に、高校時代の思い出を作ろうよ〜みたいな感じでぬる〜く楽しくやってる部活と、

とにかく頑張って頑張って頑張りまくって上を目指そう!っていう部活の2種類あるかと思うんですが…

これは、突然有力な音楽講師がやってきて、ヌルい部活からアツい部活へと変貌を遂げてしまった吹奏楽部の話ですね。

何気に僕も昔は吹奏楽部に所属していて、しかもそれが「アツい」方だったので、作品内で起こる出来事には割と共感できることも多かったりしたんですが…

「アツい」部活だとほんとツラかったりするんですよね(^_^;)

朝早くから練習して、放課後も遅くまで練習して、土日も休まず練習して…ああ…プライベートな時間は一体どこ?みたいな感じで(^_^;)

ヘッポコな僕は早々に逃げ出してしまったので、そんな青春を3年間ずっと送ってたわけではないんですが…

やっぱりそういう「続けていく人」と「辞めていく人」ってやっぱりなんかどっか違う感じがするなーって思ったのを思い出しました。

ただ、この作品内で起こってることもそうなんですが、やり遂げたからこその充実感とか達成感ってのはものすごいんでしょうね。

「アツい」方の吹奏楽部。それに所属してた方ならきっと共感できる部分が多い作品なんだろうなってのを感じました。


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☆ピュアな感じの恋心
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あと、主人公が女子高生ってこともあって、ちょっとした恋心〜みたいなのも出てくるんですが…

主人公がかなり鈍感なのがちょっと笑えました(笑)

アンタらいつも一緒にいるのに恋人同士じゃないの!?みたいな(笑)

まぁ高校生の青春なんてそんなもん…って言ってしまえばそれまでなんですが、なかなか初々しい人間関係が微笑ましかったですね。

全然進展しない恋話にはちょっともどかしい感じがしなくもないんですが…

部活に恋に友情に、いかにも青春〜って感じの作品が読みたい方にオススメかなって思います。



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本 【その他】 | comments(0) | -

作家別マイベスト(宮部みゆき)

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 作家別マイベスト10回目です。

今回は、ドラマ「パーフェクトブルー」が放映中の宮部みゆきさんでいきたいと思います。

宮部みゆきさん、現代モノは割と読んでるような気がするんですが、時代物はあんまり手をつけてないので前作読破にはほど遠いですね(^_^;)

これは読んどけ!みたいなオススメがありましたらぜひ教えて欲しいです(^^)


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★1位〜5位
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1位:蒲生邸事件(★★★★★)
「2・26事件」の頃にタイムスリップしてしまって…っていう話ですね。「2・26事件」とか出てくると抵抗ある人もいるかと思いますが、そんなことはあんまり気にしなくても楽しめた作品でした。

2位:ステップファザーステップ(★★★★★)
ドラマ化されたのでご存知の方も多いでしょうか?中学生と泥棒が主人公のミステリですね。読みやすくてかつ面白いのがオススメな作品です。

3位:スナーク狩り(★★★★★)
追う者と追われる者が次々と周りの人間を巻き込んでいくドタバタサスペンスですかね。多人数の群像劇って結構好きなので面白かったです。

4位:楽園(★★★★★)

5位:名もなき毒(★★★★★)
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★4個
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小暮写真館
堪忍箱
あかんべえ
クロスファイア
人質カノン
返事はいらない
今夜は眠れない
R.P.G
心とろかすような
魔術はささやく
火車
龍は眠る
レベル7
誰か Somebody
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★3個
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長い長い殺人
チヨ子
英雄の書
夢にも思わない
パーフェクト・ブルー
東京下町殺人暮色


ちなみに、読んだ本は25冊、平均評価は3.96でした。

評価:
宮部 みゆき
毎日新聞社
¥ 1,733

作家別マイベスト | comments(2) | -

読書記録「さよならの次に来る 新学期編(似鳥鶏)」

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 【感想】
ちょっと草食系な美術部員の葉山くんと、頭脳明晰な伊神さんの日常を描いた(?)ミステリですね。

前作の「卒業式編」で探偵役の伊神さんが卒業してしまったので、このあとどう続くんだろう?って思ってたんですが…普通に続くんですね。

謎解きが大好きな(?)伊神さん。卒業しても、事件を解決するために高校にやってくるところが面白かったです(笑)

また、この「さよならの次に来る」っていう作品、なぜか二部構成の「卒業式編」と「新学期編」とに別れていて、なんで別れてるんだろー?って疑問に思ってたんですが…

こっちの「新学期編」に思わぬドンデン返しが含まれていたのが面白かったです。

「卒業式編」に出てきた事件が、あれはあれでちゃんと解決したと思わせておいて、事件の真相は実は…みたいな。

何気に「卒業式編」は伏線貼りまくりで、こっちで颯爽と真相解明!

読んでる立場としては完全に騙されてはいたんですが…なかなか痛快で気持ちよかったです(^^)

興味を持たれた方は、ぜひ「新学期編」じゃなくて「卒業式編」から読んでみてくださいね(笑)

…ってそうそう、その前に「理由あって冬に出る」が1作目でしたので、まずはそちらからですね(^_^;)

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☆ハムスターの騎士
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葉山くんが、たまたまストーカーに怯えている美少女の後輩と曲がり角で「ごつん」してしまい、彼女を守ることに…ってな話ですね。

出だしはかなりベタなラブコメ風ではありますが…彼女を助けるために必至な葉山くんがなかなかいい感じでした。

そして、演劇部のみんなにも協力をしてもらってストーカー退治に!ってな展開がなかなかユニークで面白かったです。

ストーカーに怯えてる立場だったらそんな怖い思いはしたくないでしょうけど、「ストーカー退治大作戦!」みたいなのをみんなでわいわいやるのってなんか楽しそうですよね。

「こちら○○、異常なし!」「こちら○○、不審物発見!」

ちょっとそういう探偵気取りなこともしてみたかったなって思いました(笑)

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☆ミッションS
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友人が「システム管理室」に置き忘れてしまった極秘のDVDを回収するため、職員室からその部屋の鍵をこっそりと盗み出せ!って話ですね。

こちらもなんだか「スパイ大作戦」みたいな展開がユニークで良かったです(笑)

葉山くんは「たまたま」職員室の掃除担当だったから、こっそりと鍵のある先生の引き出しに近づいてこっそりと鍵を…

でも、職員室には他の先生の目もあるし、引き出しを開けているところを見られたら大変なことに!!!

…なドキドキな感じがなかなか楽しかったです。

こちらも演劇部韻のみんなと結託して、敵の目を逸らしたり、罠を仕掛けたり。

本当はちょっといけないことなんだけど、でもなんか楽しそうな、そんな展開が面白かったです(^^)

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本 【似鳥 鶏】 | comments(0) | -

読書記録「よろこびの歌(宮下奈都)」

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【感想】
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☆よろこびの歌
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志望校に入れなかった女子高生が、合唱コンクールで指揮をすることで変わっていくっていう話ですね。

「自分はまわりの人たちとは違うから」みたいなオーラを出していて、クラスメイトとの間に見えない壁を作っていた彼女。

僕もどっちかっていうとそういうオーラを放っていたタイプだと思うので、いろいろ共感できる部分が多くて面白かったです。

ただ、いくら「見えない壁」を作っていたとしても、実際のところはみんなと打ち解けられた方が楽しいってのはありますよね。

合唱コンクールを通じて、段々とクラスメイトに馴染んでいく彼女。

そんな彼女とクラスメイトたちの変わっていく様子がなかなか読んでいて心地よかったです。


あと、途中で、クラスメイトのちょっとしたことがきっかけで、主人公の子が涙するシーンがあったんですが…

このシーンはちょっとぐっとくるものがありました。。。

友だちの何気ない行動が、誰かに感動を与えたりすることってあるんですね。。。

自分もそういう風にさりげなく感動を与えられる人になりたいなって思いました。

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☆サンダーロード
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ほんとは見えないものが見える女の子の話ですね。

そんなんだったら普通は「怖い!」ってなっちゃうかもしれないんですが…

彼女の話、どっちかっていうとほのぼのした感じだったので、こっちも読んでいてなかなか心地良かったです。

あと、この女の子、すっごく「いい人」なので、「見えないもの」が伝えたがってることを、代りに相手に伝えてあげたりもしてるんですが…

この子なかなか勇気があるなぁって思いました。

普通だったら、見ず知らずの人に、見えないはずの人が○○だって言ってた〜って伝えても怖がられるだけですよね。。。

なのに、それを嫌がらずにちゃんと相手に伝える。

その言動が、なかなかすごいなーって感じでした。

そういう大胆さ。僕も欲しいです(笑)


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本 【宮下 奈都】 | comments(0) | -

読書記録「モラトリアムシアター produced by 腕貫探偵(西澤保彦)」

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 【あらすじ】
母親のコネでとある有名女子高の英語講師として働くことになった住吉ミツヲ。生徒と不適切な関係にはならないように!と母から厳しく言われていた彼は、生徒と不適切な関係になることには気をつけていたつもりであったが、気がつくと、目の前には血を流した女性が倒れており、自分の手には血で真っ赤になった包丁が握られているというとんでもない事態に陥っていた。まさか自分が彼女を?殺害時の記憶が全くなかった彼は、一体どういうことなのかと衝撃を受けるのであったが…。


【感想】
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☆名探偵のコラボ?
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公務員が椅子に座ったまま事件を解決する「腕貫探偵」と、大富豪がお金を使って事件を解決する「大富豪探偵」のコラボ作らしいですね。

僕は「腕貫探偵」の方しか読んでないので、「大富豪探偵」の方はあんまりよく知らなかったんですが…

思ったより「コラボ」って感じの展開ではなかったので、そこんところはちょっと残念でした。

もともと安楽椅子探偵で、あんまり事件に積極的に関与するタイプじゃないので、絡ませにくいのかもしれないですが…

「腕貫探偵」の方の出番が思ったよりあんまりないんですよね(^_^;)

もうちょっと「大富豪探偵」との共演を全面に出してきても良かったんじゃないかなーって思いました。

ただ、「腕貫探偵」の方に出てくる登場人物はこっちにも絡んできてるのでその辺はなかなか面白かったですね。

あそこで出てきたあの人は、こっちの主人公の妹で、こんなに情けないキャラクターなんだー!とか。

意外なところで、意外な登場人物が出てきたりすると何気に結構うれしかったりしますね(笑)

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☆序盤から気になる展開で。
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で、そんなこんなな作品なんですが…

序盤から、主人公が赴任した高校で連続殺人事件が発生する〜って展開がオドロキでした。

なんかしょっぱなから出てくるキャラ多いなーって思って読んでたら、まさかの次々殺されていくという展開で。

しかも、そのうちの一人は、主人公の目の前で死んでいて、さらに主人公は血のついたナイフを持っていて!

明らかに主人公が犯人としか思えない状況でどう進んで行くのかなかなかワクワクして読めました(^^)

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☆ドロドロな人間関係。
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で、さらにオドロキだったのは、ドロドロ〜な人間関係ですかね(^_^;)

高校が舞台なのに、あの先生とあの先生が不倫していて、あの先生を奪い合ってあの先生とあの先生が対立していて、あの先生とあの生徒がデキていて、あの先生とあの先生は男同士なのに恋人関係らしくて、あの先生はお母さんと…!!

なんちゅー人間関係ですかね(^_^;)

入り乱れすぎてて相関図を書いてもよくわからないような気がしました(笑)

ちょっと関係を整理するのは大変かもしれませんが、そういうのが好きな人の方が楽しめるかもしれませんね。




本 【西澤 保彦】 | comments(0) | -

映画鑑賞記録「天地明察」

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【あらすじ】
江戸時代中期。碁打ちとして徳川家に仕えていた安井算哲は、ある日、会津藩主の保科正之の命を受け、北極出地の旅に出ることになった。天文好きでもあった算哲は、1年近くかかるその旅に喜んで出向くことになるのであったが…。


【感想】
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☆原作は挫折したけれども…
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何気に原作は挫折して放り投げてしまった本だったりするんですが…映画の方でリベンジしてみました(笑)

結果は…思った以上にいい感じでした。なるほど。こういうストーリーだったのですね(^^)


算術好き、天文好きが功を奏して偉大な仕事を任されるように鳴る安井算哲。

いくら好きとは言え、努力が報われずに、時には挫けて諦めそうになることもあった。

が!愛する妻の支えもあり、この偉業を達成させよう!気持ちに変わりはなかった!

…という前向きなストーリーが見ていて励まされました(^^)


きっと、ノーベル賞を受賞するような方々もこんな感じなんでしょうね。

時には失敗することもある。それでも頑張れば努力はきっと報われるよ。

そんなメッセージが感じられるようないい話だなーって感じました(^^)


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☆音楽がいい感じ
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あと、随所で流れてくるテーマソングがいい曲だなーって感じでした。

どことなく和風な雰囲気が、作品に合っていて癒される感じなんですよね。

洋風な曲が嫌いなわけじゃないですが、たまにはこういう落ち着いた感じの曲を聴くのもいいなーって思いました(^^)


★★★★☆


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映画(最近) | comments(0) | -

読書記録「床屋さんへちょっと(山本幸久)」

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 【感想】
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☆短編同士の繋がりが心地良い感じ
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父親と娘と床屋さんの3つがそれぞれ出てくる短篇集なんですが…

想像してたのより、ちょっと変わった感じで緩〜く繋がってる短篇集だったので独特な感じで面白かったです。

はじめの「桜」では、おじいちゃんが孫を連れて思い出の場所へ行くっていう話で、ちょっと暖かい懐かしい香りのする話だったので全体的にそういうストーリーなのかなって思って読んでいたんですが…

話が進むにつれて、時代がどんどん遡っていって、おじいちゃんがどんどん若返って行くんですよね(笑)


娘が孫を連れて帰ってきたときの話。娘が男を連れてきたときの話。娘が就職したときの話。娘が高校生のときの話。娘が小学生のときの話。

そんな時代時代のエピソードが詰まった短篇集になっていたので、娘を育てた経験のある人ならなかなかしみじみしちゃうんじゃないかなーってのを感じました。


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☆床屋さんへちょっと
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それから、表題作の「床屋さんへちょっと」。

最後の方に入ってる短篇集なんですが、そんな「お父さん」世代の方が読んだら、ちょっと衝撃を受けてしまいそうな展開だったのがオドロキでした(^_^;)

今まで父と娘と床屋さんの回顧録〜みたいな感じでちょっとほのぼのした感じで進んできたので最後までそんな感じなんだろうなーって思ってたのに、まさかの衝撃的なオチ。

詳しいことは書きませんが、世の「お父さん世代」な方が読む場合にはちょっと覚悟を決めておいた方がいいかもしれないなってのを感じました(^_^;)


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本 【山本 幸久】 | comments(0) | -

読書記録「女神のタクト(塩田武士)」

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評価:
塩田 武士
講談社
¥ 1,575

【あらすじ】
30歳にして仕事と男を一度に失った明菜。彼女は、ひょんなことから知り合った老人に頼まれ、一宮拓斗という男をとあるオーケストラに連れていくことになるのであったが、それがきっかけでオーケストラの裏方の仕事を手伝うことになるのであった…


【感想】
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☆弱小楽団再建す
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倒産寸前の弱小オーケストラを再建しよう!っていう話ですね。

予算もない。会場もない。待っているのは解散か!?

…っていうようなどん底状態から、なんとか知恵を振り絞ってやり直そうっていう前向きな展開が読んでいてなかなか心地良かったです。

やっぱり「どうがんばってももうだめだから」なんて諦めるより「だめかもしれないけど頑張ればなんとかなるかもしれない」っていうような考え方の方が応援したくなりますよね。

はじめはみんな消極的だったのが、主人公の明菜に次第に触発されて変わっていくのがなかなか印象的でした。

また、明菜の仕事は裏方さんの仕事なので、割と地味な部類に入るかと思んですが…

そういった地味な仕事でも、前向きにちゃんとこなしてくれているからこそ、表の人たちは安心して演奏できているんだなーってのを感じました。

こういう音楽系の話って楽器を演奏してる人がメインの場合が多いですが、こういう裏方さんの話も面白くていいですね(^^)





本 【その他】 | comments(0) | -

読書記録「サムシング・フォー(有馬カオル)」

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 【感想】
結婚式場を舞台にした作品ですね。

なので、もちろん、出てくる登場人物は、みんな「結婚間近」でハッピーな人たち。

…なはずなんですが、みんながみんなそうとは限らないところがなかなか面白かったです。

まぁ人間いろんな人がいますからね。

「個」と「個」、「家」と「家」がひとつになる結婚式って一筋縄ではいかないんだろうなぁってのを感じました(^_^;)

自分はまだ未婚なので、「結婚式」とか「結婚する」ということがどういうことなのかイマイチピンとこない部分もあるんですが…

もし、実際に結婚間近になったら、マリッジブルーになったり、結婚めんどくせぇなーなんて思ったりするんですかね(^_^;)


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☆サムシング・ボロー
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花嫁とその母、花婿とその母、その4人の意見がこれでもか!ってくらい食い違って、まさかの結婚が破断に!?な話ですね。

花嫁と花婿のための結婚式なのに、両家の母親がしゃしゃりでてきて言いたい放題ってのがなかなか滑稽でした(^_^;)

結婚式なんて当事者同士の問題なんだから、母親がイチイチ口を挟まなくてもいいような気がするんですが…

やっぱり相手の家とか親戚とかへの見栄とか世間体とかが大事なんでしょうかね(^_^;)

自己主張の強い女性に囲まれる新郎さんはなかなか大変そうだなーって感じでした(^_^;)

こういうの読んでると、結婚式ってめんどくさそうーって思っちゃいますね(笑)



本 【その他】 | comments(0) | -
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