映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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映画鑑賞記録「ダイ・ハード/ラスト・デイ」

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【あらすじ】
しばらく会っていなかった息子に会うため、はるばるモスクワまでやってきたジョン・マクレーン。しかし、息子のジャックは何やらテロ事件に関与しているらしい。再びトラブルに巻き込まれることになってしまったマクレーンは、ジャックと共に事件を乗り切ろうとするのであったが…。

【感想】
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☆不死身の男再び
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ダイハードシリーズの5作目ですかね。

シリーズ全部見てるわけじゃないので、それほどファンってわけじゃないんですが、派手なアクションでストレス発散できそうかなーって見て来ました。

で、感想は…確かに、アクションシーンはド派手ですごいなーって感じでした。

若干見ていてイラッとする感じがしなくもなかったので、ストレス発散できたかというちょっと微妙な気もしますが、

アクション映画が好きな人はそれなりに楽しめるんじゃないかと思いました。

ただ、それにしても、どんなにピンチに陥っても、絶対死なないんですよねー。この主人公。

どんだけ車に追突しまくっても元気に走り回ってるし、どんだけ高いビルから飛び降りてもほとんど無傷で。

さらに、どんだけマシンガンの雨の前を走ってても決して当たらないという。どんだけラッキーなんだこの人は(笑)

まぁ決して死なないってのがお約束なんだと思うんで、ファンの人が見ると安心して見れるってのもあるのかもしれませんが、ちょっと強引な気がしなくもないなーって感じでした(笑)

★★★☆☆

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映画(最近) | comments(0) | -

読書記録「花嫁(青山七恵)」

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評価:
青山 七恵
幻冬舎
¥ 1,470

 【あらすじ】
大学生の麻紀の兄が結婚することになった。今度、結婚相手を家に連れてくるらしい。だが、麻紀はその事実に納得できなかった。大好きな兄さんを取られてしまうような気がしたし、新たに家族が増えるということに違和感があるし、自分の居場所が自分の居場所でなくなってしまうような気がしたのだ。しかも、今までやっていたように、兄さんのベッドに潜り込んで一緒に寝ることもできなくなるらしい。そんなこんなで、麻紀は兄の結婚を辞めさせようとするのだったが…。

【感想】
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☆結婚に対する複雑な心境が…
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「長男が結婚する」という出来事にともなって、妹の、本人の、父親の、母親の複雑な心境と秘め事が次々と明らかになっていく…って感じのストーリーですかね。

割と軽めなコミカルな家族小説なのかなーって思って読んでいったんですが、妹と本人の話はともかく、父親、母親…ってなっていくにつれてどんどん話が重くなっていくのがなかなかすごかったです(^_^;)

ミステリではないんですが、最後まで読むと、うわぁ!な感じになっちゃいますね(^_^;)

真実を知ったあとでもう一度読むと、この家族に対するイメージがだいぶ変わっちゃうんじゃないかなって思いました(^_^;)


ただ、どんなに仲のいい家族って言っても多かれ少なかれ隠し事って持ってたりしますよね。

そういう隠し事を下手に暴露されて家族の信頼関係が崩れてしまうくらいなら、ずっと知らないままでいた方が幸せだろうなーってのを感じました。

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☆お兄ちゃん大好き!?
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あと、1話目の主人公は、長男の妹で、「お兄ちゃんが大好き!」な妹の話なんですが…

その「お兄ちゃん大好き!」な度合いがものすごかったです。

20歳にもなるのに、寂しいときはお兄ちゃんの布団の中に潜り込んで一緒に寝たりしてる妹。

そんな仲のいい(?)兄妹が世の中にどれくらいいるのかよくわかりませんが…

それだけ「お兄ちゃん大好き!」な子だったら、「お兄ちゃんが結婚してしまう」っていう事実が「世界が崩壊してしまう」のと同じくらいショックを受けてしまう気持ちもわからなくもないですね。

なんかちょっと普通じゃない感じのする妹ではあったんですが、花嫁に対する嫉妬が半端無いので読んでて楽しかったです。

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本 【その他】 | comments(0) | -

映画鑑賞記録「ゼロ・ダーク・サーティ」

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【あらすじ】
911の首謀者であるビンラディンの行方を探し、日々調査を行なっていた捜索チーム。だが、捕虜たちは口を閉ざし、目ぼしい情報はなかなか得られずにいた。そんな中、高度な能力を持つCIAアナリストのマヤが新たにチームに加わった。同僚が無残にもテロの犠牲になってしまったこともあり、マヤはビンラディンの行方の追求に全力を尽くすのであったが…。

【感想】
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☆ビンラディン殺害までの裏側
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9.11の同時多発テロから、ビンラディン殺害までの裏側を描いた作品ですね。

ビンラディンのアジトとかテロの内容を知るために、捕虜に対してどういう仕打ちを行ったのかとか、ビンラディン殺害時の様子はどうだったのかとか

そういうのが結構生々しい感じで描かれていたので、見ていてなかなか迫力がありました。

ただ、よくあるハリウッド映画とは違って派手な感じではなく、割とリアルを追求した感じで進んでいくので、ちょっと見ていて疲れました。

時間も2時間45分くらいあってちょっと長めなので、もうちょっと簡潔な方がよかったかなって思いますね。

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☆でも謎にはあんまり触れられてないような?
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あと、一時期、殺害したのは本当にビンラディンだったのか?とか、なぜ捕らえずにいきなり射殺したのか?とかそういう謎が流行ってたような気がするんですが…

その辺、もう少し明らかになるのかなーって思って期待してたんですが、そういうところはほとんどなかったのが残念でした。

あそこにいるのがビンラディンだ!っていう決定的証拠がないまま突入しちゃってたんですねぇ。。。

なんかそういう強行突破しちゃうあたり、さすがアメリカって気がしなくもないですが...なんかちょっとしっくりこないですね。

最後まで見ても、殺されたのはほんとにビンラディンだったのか?ってちょっと思ってしまいました(^_^;)

★★★☆☆


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映画(最近) | comments(0) | -

読書記録「女たちの内戦(桂望実)」

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 【感想】
20代から40代の女性の生き様を描いた連作短編集ですね。

未婚で仕事をしながら婚活をしている女性、既婚で仕事を探している女性、未婚でバリバリ仕事をしている女性、離婚して仕事もうまくいかない女性の4人が出てくるんですが、

結婚してるかどうかとか、仕事をしてるかどうかでライフスタイルとか価値観とか結構変わってくるもんなんだなーってのを感じました。

一言で「大人の女性」って言ってしまっても、人生いろいろ、生き方いろいろなんですねぇ。

まぁなにはともあれ、どういう人生を送ってようが、すべては自分が歩んできた道。後悔しないように生きたいなって思いました。


以下、印象に残った短編の感想です。
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☆真樹 29歳の戦い
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もうすぐ30歳…ということで、結婚相手を求めてひたすら合コンを繰り返す女性の話ですね。

誰か男性と知りあえば、その相手と結婚したときのことを妄想したりして…ありえない!と繰り返す真樹。

他人のこと勝手に、「デブ」だとか「寿司職人」だとか「歯並びが汚い」だとか勝手に評価しては、イライラしてる真樹に、読んでるこっちもちょっとイライラ…しそうではあったんですが、読んでる分にはなかなか面白かったです。

ただ、実際にこういう人が近くにいるとしたらちょっと関わりあいにはなりたくないタイプですね(^_^;)

30歳目前にして、結婚に焦りたくなる気持ちもわからなくはないんですが…なんか嫌な女〜って感じの話でした。

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☆佳乃 34歳の戦い
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結婚生活も順風満帆…なんだけど専業主婦の刺激がない毎日から脱皮したくて新しいことを始めたいと思ってる女性の話ですね。

ほんとは、今のまんまで充分幸せなんだけど、それに気づかずに、周りの人の方が恵まれていると思い込んで、こんなはずじゃなかった…みたいなことを考えてしまう佳乃。

例えば、好きで結婚したのに独身でいる友達のことが羨ましく思えたり、結婚しても仕事を続けている友達のことがかっこよく見えたり。

こういうことって僕も結構よく考えたりするので、意外と共感できる部分も多くて楽しめました。

誰でも隣の芝生は青く見えちゃうもんなんですよね(^_^;)



本 【桂 望実】 | comments(0) | -

読書記録「てふてふ荘へようこそ(乾ルカ)」

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評価:
乾 ルカ
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 620

 【感想】
とある「てふてふ荘」というおんぼろアパートには、お化けが住んでいて…っていう話ですね。

お化けが出てくる〜っていうとなんか怖そうって思ってしまうかもしれないですが、ところがこの作品は、怖い!というよりは読んでてほのぼのするような感じだったので読後感が良かったです。

得体のしれないお化け〜だったりすると確かに怖いかもしれないですが、姿形がハッキリ見えて、普通に会話もできちゃったりするお化けだと、あんまり人間と変わらないから怖くないのかもしれないですね。

ちなみに、ここのお化けたち1部屋に1人(?)ずついて、それぞれの部屋の住人たちと同居(?)しているんですが、それぞれ個性的なメンツで読んでて楽しかったです。

陽気で一緒にお酒を飲んでくれたり、可愛くて元気をもらえたり、落ち込んでたらはげましてくれたり、そんなお化けだったら、身近なところにいてくれてもいいかなーなんてちょっと思ったりしました。


以下、印象的だった短編の感想です。
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☆一号室
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とある悩みを抱えた大学生がてふてふ荘に引っ越してきたら、部屋には可愛い女の子がいて…っていう話ですね。

冴えない大学生と、元気で可愛いお化け。

この設定だけでなんとなく話がわかっちゃうような気がしなくもないですが…うん。面白かったです。

落ち込んでる人を元気づけてあげられる、そんな人っていいですねー(正確には人じゃないけど(笑))

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☆三号室
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ムショ上がりの男性と、事故死してしまった女性タレントのお化けの話ですね。

こちらは、運の悪い男と女の話なんですが…あまりにも不運すぎてちょっと笑えました。

でも逆境にもめげずにがんばって…っていう展開だったので、読んでてなんか励まされました。

つらいときに身近に応援してくれる人がいるっていうのはいいですね。

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☆六号室
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イラストレーターの男性と小学生のお化けの話ですね。

で、この部屋の話だけ、お化けの小学生が男性を殺そうとしてくる!というちょっと他とは違った雰囲気だったんですが…

小学生のお化けがなぜこうなってしまったのかっていう真相はちょっと切ない真実でちょっと共感しちゃいました。

同居人を呪い殺す!っていうのは穏やかじゃないですが、なんとなくわからなくもなかったです。その気持ち。


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本 【乾 ルカ】 | comments(2) | -

作家別マイベスト(伊坂幸太郎)

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 作家別マイベスト14回目です。

今回は、伊坂幸太郎さんで行きたいと思います。

「陽気なギャングが地球を回す」「死神の精度」「フィッシュストーリー」

「アヒルと鴨のコインロッカー」「重力ピエロ」「ゴールデンスランバー」などなど

数多くの作品が映画化されてるので、一冊は読んだことある!って人も多いんじゃないですかね?


ちなみに、僕もだいたいは読んでるつもりではあるんですが…読んでないのもあるかな?

一時期ちょっと哲学チックというか、政治チックなノリになってて困惑した時期もあったんですが、

最近はまた昔風の伊坂さんに戻ってきてるような感じで読んでて楽しいのが多いのがいいなって思います。

皆さんがお好きな作品はどれでしょうか?


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★1位〜6位
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1位:オーデュボンの祈り(★★★★★)
初めて読んだ伊坂作品なんですが、これを読んで伊坂さんに魅了されました。喋るカカシとか出てきてファンタジーっぽい世界観ではあるんですが、読んでて楽しかったです。(といいつつだいぶ忘れてたりもするんですが(笑))

2位:陽気なギャングの日常と襲撃(★★★★★)
陽気なギャングシリーズの2作目ですね。1作目では描かれなかったギャングたちの日常から始まって…いつのまにかすごいことになってる感じがすごく好きでした。

3位:マリアビートル(★★★★★)
たまたま乗った新幹線内で次から次へと殺し屋に襲われて…って話ですね。ありえない展開ではあるんですが、ドタバタな感じが面白かったです。

4位:オー!ファーザー(★★★★★)
お父さんが何故か4人もいて…っていう話ですね。こちらもありえない話ではあるんですが、伊坂作品!って感じで楽しめました。

5位:残り全部バケーション(★★★★★)
いつもちょっと悪いことをしてる二人組が繰り広げるドタバタ劇ですね。こちらもありえない設定と、どことなくほのぼのする展開が好きでした。

6位:終末のフール(★★★★★)
あと●年で地球が滅びることが確定してしまった人たちの話ですね。もうすぐ死ぬってわかったとき人はどうするのか。なかなか興味深いテーマで楽しめました。


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★4個
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3652
死神の精度
夜の国のクーパー
フィッシュストーリー
陽気なギャングが地球を回す
バイバイ、ブラックバード
モダンタイムス
砂漠
魔王
チルドレン
アヒルと鴨のコインロッカー
重力ピエロ
ラッシュライフ

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★3個
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PK
SOSの猿
あるキング
ゴールデンスランバー
グラスホッパー

ちなみに、読んだ本は24冊、平均評価は4.04でした。

評価:
伊坂 幸太郎
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,680

作家別マイベスト | comments(2) | -

読書記録「鬼談百景(小野不由美)」

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評価:
小野不由美
メディアファクトリー
¥ 1,680

 【感想】
割と身近にありそうな怪談話を集めた短篇集ですね。

ただ、単に怪談をいくつか集めた短篇集ってだけならさほど珍しくはないかと思うんですが…

「鬼談百景」ってタイトルから想像できるように、怪談を「約100編」集めた短篇集ってところがなんかすごかったです。

短編がそもそもあんまり得意じゃないせいもあるのかもしれないですが、なんか読んでも読んでも読んでも読んでも終わらないような感じで。。。

しかも、約100編もあるせいか、意外と似たような話も混じってたりして、あれ?これさっきも読まなかったっけ?みたいな違った意味のホラーを感じたり。。。

小野不由美さんの作品は割と好きだったんですが、これはまた読んでて疲れる作品でした(^_^;)


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☆よくある学校の怪談
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で、一番多く収録されてたのはやっぱり学校の怪談ですかねぇ。

僕は学生の頃、怪談話なんて全然聞かなかったので、自分の母校にそんな怪談とかあったのかどうかは全くわからないんですが、普通は学校の怪談ってあったりするもんなんですかね?

○○の教室で誰かが自殺した!とか、誰かが事故で死んだ!とか、誰もいないはずの教室から声が聞こえるとか。。。

お化けが出る!とかいうのはさすがにあんまり信じたくないですが、長い歴史を持った学校だったら、

生徒の一人や二人、亡くなってる人がいてもおかしくはないし、そう考えると、やっぱりちょっと不気味な感じがしなくもないですよね。。。

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☆よくある家の怪談
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あと、他に多く収録されてたのは、家の怪談ですかね。

誰もいないはずの部屋から足音がしたり、寝ていると誰かが上に乗っているような気配がしたり、いないはずの人の姿が見えたり。。。

学校の怪談の方はもうさすがに学校に行くことはないので、読んでてそんなに気にすることはないんですが、

家の怪談の方は、もしかしたら、この家にもいるかも!なんて思えてきちゃうので、ちょっと読んでて怖くなりますね(^_^;)


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本 【小野 不由美】 | comments(0) | -

読書記録「幸福ロケット(山本幸久)」

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 【あらすじ】
父親の事情でお花茶屋小学校に転校してきた山田香な子。彼女は、普通の転校生が思うように、新しい学校に馴染めるかどうか不安に思っていたのであったが、そんな心配もよそに、香な子はすぐにクラスの仲間に溶け込んでいったのであった。そんなある日、香な子は、友達の町田さんにとある相談を受けた。彼女は、香な子と仲がいい小森くんのことが好きになってしまったから香な子にも協力して欲しいというのだが…。

【感想】
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☆クラスで8番目にかわいい女の子の日常
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自称クラスで8番目くらいにかわいいと思っている小学5年生の香な子ちゃんの日常を描いた作品ですね。

クラスで1番!でもなくクラスで最下位!でもないごくごく普通のレベルの女の子の香な子ちゃん。

クリスマスイブが誕生日で、みんなに祝ってもらえないのが嫌だったり、親の都合で転校しなきゃいけないのが悔しかったり、あいつにだけは負けたくない!みたいなライバルがいたり。

いかにも小学生の女の子!って感じの視点で進む物語が読んでてほのぼのして心地よかったです。

アニメのちびまる子ちゃん…ってほど笑える感じではないですが、同じ小学生の女の子の話なので、ちょっと似てる感じがいいですね。

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☆小学生だって恋もするさ
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で、そんな香な子ちゃんなんですが…友達との間で三角関係に巻き込まれていくあたりがなかなか面白かったです。

自分が好きになりかけてた男の子を、友達が好きになってしまって、どうしたらいいのか悩む。。。

そんな、ある意味ラブストーリーの王道パターンではあるんですが...

出てくるのがみんな小学生なだけあってこれまたなんか和む感じで(笑)

小学生同士の恋愛(っていうか恋愛ってレベルでもないですが)ってなんか微笑ましくなりますねぇ。

自分も云十年前はこんな頃があったのかなぁ〜なんて過去を思い出そうとしてみましたが...

全く記憶にないってのがちょっと悲しかったです(笑)



本 【山本 幸久】 | comments(0) | -

読書記録「吹雪の山荘ー赤い死の影の下に」

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評価:
笠井 潔,北村 薫,若竹 七海,巽 昌章,法月 綸太郎,岩崎 正吾
東京創元社
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 【あらすじ】
とある事情により、とある山荘にやってきたナディア・モガールたち。彼女たちはそれぞれ心に抱いた目的を達そうとするのであったが、そんな彼女たちを待ち受けていたのは、女装した首なし死体なのであった…。

【感想】
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☆名探偵揃い踏み
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ナディア・モガール、刈谷正雄、若竹七海に法月綸太郎、有栖川有栖に、あの人。

知る人ぞ知る名探偵たちが”たまたま”やってきた山荘で、事件が起こる…って話ですね。

これだけ「名探偵」が集まってりゃ、そんな事件なんてすぐ解決できそうな気がしなくもないんですが…

みんな我が強い人たちが集まってるだけあって、「自分が自分が!!」って感じでしゃしゃり出てきて、事件を解決に導く…

んじゃなくて、事件をますます混乱させていくあたりがなかなか読み応えがありました。

ただ、僕はイマイチ読んだことのない名探偵ばっかりだったので、逆に個性が強すぎて読むのがツラかったんですけどね。。。

この中のどれかの名探偵のファンならもっと楽しめたんでしょうけど…僕はちょっと面白いとは思えなかったです(^_^;)

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☆迷走っぷりが半端無くて…
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あと、この作品、それぞれの「名探偵」を書いてる人が交互にストーリーを進めていく、リレー小説なんですが…

一番最初の「山荘が消えた謎」とか「突如現れたお化けの正体は?」とかそういう設定はなかなか面白かったんですが、

執筆者が変わる2話あたりから迷走しはじめて、3話、4話、5話…って続いていくうちにどんどん話の方向がおかしくなっていくのが堪らなかったです。。。

事件の真相を知らないままそれぞれの執筆陣が書いてるせいか、なんかどんどんおかしな方向に物語が進んでいくんですよねぇ。。。

ちょっとこれはありえないだろ!みたいなオチが続いてたり、明らかに登場人物のキャラが途中で変わってたり。。。

1章から6章まで執筆陣がそれぞれ好き勝手に話を広げまくって、最後はどうまとめあげるんだろうってちょっと心配になったんですが…

うまくまとめて完結させてしまったのはさすがプロの作家さんだなって感じですね(^_^;)


ただ、読んでてものすごく疲れてしまったので、しばらくこの作家陣の本は読みたくないなって思いました。。。

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本 【その他】 | comments(0) | -

読書記録「せきれい荘のタマル(越谷オサム)」

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 【あらすじ】
厳しい大学受験を乗り越え、静岡から状況してきた石黒寿史。彼は、あこがれの女の子である法村珠美との距離を縮めるため、同じ映画サークルに入ることにしたのであったが、そこには強烈な個性を放つ、田丸大介という男と出会った。たまたま住んでいる部屋も同じアパートの隣の部屋だということもあり、彼はいろいろ寿史の面倒を見てくれることになるのであったが…。

【感想】
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☆強烈な個性を放つ先輩!
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大学入学でひとり暮らしをはじめたところ、隣に住んでたのは強烈な個性を放つ同じ大学の先輩で…って話ですね。

東京に出てきたばっかりで、知り合いもあんまりいなくて、寂しいところに、引越しも手伝ってくれるし、話相手にもなってくれる。

そんな面倒見のいい先輩がいたとしたら最初のうちは確かに心強い気がしますが…

勝手に人の部屋に入ってきたり、朝早くから叩き起こされたり、行きたくないところに無理矢理連れていかれるってのはさすがに…ウザイなって感じでした(^_^;)

でも、これだけ個性が強いキャラクターがいるってことはそれなりにいつも何かしらのトラブルが巻き起こるってわけで…

逆にいえば近くにこういう人がいると、それだけで毎日が楽しそうな感じはしますよね(笑)

いつも側にいるときは気が付かないんでしょうけど、卒業して時間が経ってから振り返ってみると、あの頃は楽しかったなーなんて思ったりするんでしょうねきっと。

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☆京王線沿いが舞台で
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あと、この作品の舞台は京王線の高幡不動らしいんですが…

実際にある地名がちょこちょこ出てくるので、近くに住んでる人はちょっと楽しめるんじゃないかなーって思いました。

知ってるところが作品の舞台になってたりするとやっぱりちょっとうれしいですよね。

ちなみに、このタマルくんたちが通う大学は高幡不動の近くにあるらしいんですが…

どこかモデルになってる大学とかあるんでしょうかね?ちょっと気になりました(笑)

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本 【越谷 オサム】 | comments(0) | -
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