映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「双月高校クイズ日和(青柳碧人)」

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  【あらすじ】
クイズが大好きで、高校でクイズ同好会を結成しようと考えた鹿川幸彦。彼は1年の頃からメンバー集めに躍起になっていたのだったが、その甲斐もなく2年になってしまうのであった。しかし、そんな彼にも転機が訪れた。彼が声をかけた新入生が数人興味を持ってくれたのだ。5人集まれば同好会を結成できる!彼は、残りの部員集めに精を出すのであった…。

 【感想】
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☆青春クイズ小説!
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高校のクイズ同好会を舞台にした青春小説ですね。

サッカーとか野球とか、そういうスポーツ系だったら本とか漫画になってるのって結構多いような気がするんですが…

「クイズ」がメインになってるこ作品は読んだことなかったので、新鮮で面白かったです。

で、具体的にどんなところが良かったか〜っていうのは…

やっぱり、最初はメンバーが全然いなくて、同好会としてすら認められていなかった状態からスタートして、だんだん仲間を増やしていく〜ってところですかね。

地味系男子、地味系女子から始まって、かわいい系女子、サッカー男子、ヤンキー女子、プレイボーイまで。

みんな最初はクイズなんて…って馬鹿にしてたのに、いつのまにかクイズに惹かれていて、「全国高校クイズ選手権大会」目指して頑張っていたりして。

スポーツ小説じゃないのに、スポーツ小説並にアツい感じが読んでてなかなか楽しかったです。

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☆6人の出場枠に7人のメンバーが…
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で、あと印象的だったのは、部員が7人いるのに対して、大会に出られるのは6人!一体誰が出場するべきか!ってところですかね。

もっと大人数なら話は別なんでしょうけど、部員が7人で6人しか出場できないってのは…かなーり気まずい感じですよね(^_^;)

あからさまに○○さんが出なければいいんだよ!なんて言ったら揉める元だし、これだけ頑張ってるんだから自分も出たいし。

実力主義で勝てそうな人選をするのか、それとも、年功序列みたいな感じで決めるのか、はたまた入部順で決めるのか。

なかなかの難問を彼らは一体どう解決するのか。そこんところがなかなかの見どころでした。

個性豊かなキャラクターが集まってるたら、こういうのって一筋縄ではいかないですよね(^_^;)


ちなみに、この作品は輿論さんの紹介でした。面白かったです。どうもありがとうございました(^^)

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作家別マイベスト(瀬尾まいこ)

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 作家別マイベスト17回目です。

今回は、瀬尾まいこさんです。

なんかもっと沢山読んでるかと思ったんですが…まだこれだけだったんですね(^_^;)

新しめのやつはまだ読めてないのが多いのでそのうち読んでみたいとおもいます。

全体的に優しいというかほんわかというか心温まる雰囲気の作品が多い瀬尾さん。

皆さんはどの作品がお好きですか??


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★1位〜3位
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1位:戸村飯店青春100連発(★★★★★)
中華料理屋の2人の兄弟の話。僕も男だけの兄弟なので読んでて共感できる部分がいろいろあったりで面白かったです。

2位:強運の持ち主(★★★★★)
占い師の話。…といってもサスペンスとかミステリとかそんな感じではなくて、優しい雰囲気な話が素敵でした。占ってもらって凹むような占いよりは、占ってもらって元気がでる占いをして欲しいですね(^^)

3位:天国はまだ遠く(★★★★★)
自殺しようとしていた人が再生していくストーリー。癒し系な感じが良かったです。

4位:優しい音楽(★★★★★)
短篇集。ほとんど記憶にない状態になっちゃってますが、★5個って書いてあるからには面白かったはず(^_^;)

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★4個
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見えない誰かと
おしまいのデート
図書館の神様
卵の緒

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★3個
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温室デイズ


ちなみに、読んだ本は9冊、平均評価は4.33でした。評価高いです!(^^)
作家別マイベスト | comments(2) | -

読書記録「Rのつく月には気をつけよう(石持浅海)」

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  【感想】
大学時代の仲間3人組に、ゲストを1人お招きして、たまたま話題に出た謎をみんなで推理して…っていう短篇集ですね。

みんなでお酒を飲みながら、ゲストが体験したちょっとした謎をあーでもないこーでもないって話し合う。

ホワイトデーのお返しに『硬いパン』を返されたのに何か意味があるのだろうか?とか、元カノが別れ間際に硬い豚の角煮を作ってきたのは何故だろう?とか…

全体的に、アンタちょっと深く考え過ぎ!って内容が多かったような気がしなくもなかったですが...

自分的には全く気にもとめないであろう事柄に、真剣に悩む人もいるんだなーってのがある意味面白かったです(笑)

でも、物事に意味があるのかないのかイチイチ考えて悩むのは面倒くさいので、やっぱり何も気が付かない暢気な性格が一番ですね。

僕は気づいちゃうとうだうだ悩んじゃうタイプですが、気づかないことも多いのでその点はいい性格してるのかなってちょっと思いました(笑)

紹介してくれたゆいこさん、どうもありがとうございました(^^)


以下、印象的だった短編の感想です。
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☆Rのつく月には気をつけよう
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みんなでカキ料理を食べていたのに、ひとりだけカキにあたってしまったという女性の話。

普通なら、運が悪かったねー。で終わる話だと思うんですが…

どうして彼女だけカキにあたってしまったのか…で話が膨らむ膨らむ(笑)

彼女がカキにあたったことはどういう意味があって、それは誰が仕組んだことだったとか、その結果こうなったはずだだとか…ほんと深く考え過ぎ!(笑)

たかがカキ…でも意図的に誰かにあたるように仕向けられた…とか考えたら人間不信になりそうなので、真相はともかく、僕は知りたくないなーって思いました(^_^;)

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☆火傷をしないように
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バレンタインデーに板チョコを5枚送ったら、ホワイトデーに硬いパンを返されたという話。

彼女は『硬いパン』がどういう意味だったのかって悩むんですが…こんなので悩みたくはないですよね(^_^;)

真相はけっこうあっという感じの意味が込められていた!で終わるんですが…普通こんなこと気づきませんって!(笑)

ありえねー!って感じではあったんですが、ネタとしては楽しい作品でした(^^)

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本 【石持 浅海】 | comments(0) | -

映画鑑賞記録「県庁おもてなし課」

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 【あらすじ】
観光促進のため、新たに設置された高知県のおもてなし課。そこでは新たなことを始めようと、掛水ら職員が躍起になるのであったが、しかしそこは公務員。お役所仕事の域からは逃れられないのであった。そんな折、観光大使を依頼した作家の吉門から連絡があった。民間感覚が足りないというアドバイスのもと、若い女性である明神多紀をメンバーに加え、彼らは、観光プロデュースに力を入れることになるのであったが…。

 【感想】
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☆高知の魅力がたっぷり
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高知県の県庁に新しく発足したおもてなし課で、何か新しいことを始めて、県内の観光客を増やそう〜ってな感じの話ですね。

原作も読んでて結構好きだったので、映画の方も楽しみに見てました。

良かったところとしては…やっぱり映像だと「高知県の魅力」が伝わって来やすいところですかね〜。

高知県には行ったことがないので、出てくる観光スポットの描写を読んでいてもなんとなくなイメージしかできていなかったんですが…

映画だとやっぱり視覚的に「魅力」が訴えてくるので、そこんところはすごくよかったです!

高知県の魅力は自然だ!って映画の中で言ってましたが、映画の中で出てくる海のシーン、山のシーン、空のシーン、川のシーン、それぞれがほんと美しくて、実際に見てみたいなーって思っちゃうんですよね。

きっと自分の足でそういう景色が綺麗なところまで行ってみるとなると結構たいへんなんだとは思いますが、ほんと、いいなー高知!って思えた作品でした。


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☆錦戸くん&真希ちゃん良い感じ
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あとは、主役の錦戸亮くんと堀北真希ちゃんのどことなくほのぼのするコンビもなかなかいいなーって思いました。

錦戸くん演じる、カッコいいんだけど、どことなくズレていてほのぼのする掛水さんと、

堀北さん演じる、なんかすごくしっかりしてそうに見えるんだけど、実は弱い面も兼ね備えていたりする多紀ちゃん。

コテコテのラブストーリーで、ベタベターな感じだったら見ててツラくなりそうな気がするんですが、爽やかでちょっと癒し系で鈍感なふたりのカップルが見ていてほのぼのしました(笑)

喋っててたまに「にゃ」とか入ってたりするし、なんか方言が可愛くてよかったです(笑)

土佐弁ってなんかいいですねー。


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☆最後のシーンは余計かも…
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それから、若干気になると噂されてた方が何人かいた最後のシーン。

確かに、僕もちょっとあのシーンはいらなかったかなっていうような印象でした(^_^;)

最後の「締め」のためにああいうシーンを入れたのかもしれないですが、なんか逆にそこだけ「浮いてる」感じがしますよね(^_^;)

原作が最後どう終わったのかあんまりよく覚えてないのでなんとも言えないですが、ラストのシーンはちょっと残念だったかなぁって思いました。


★★★★☆


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読書記録「昨日まで不思議の校舎(似鳥鶏)」

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  【あらすじ】
超自然現象研究会が配布した「市立七不思議」特集の冊子。その特集が影響を与えたのか、葉山くんの通う高校で立て続けに事件が発生した。それぞれ七不思議の一つである「カシマレイコ」「口裂け女」「トイレの花子さん」を意識したかのような事件が起こったのだ。美術部も被害にあっていたこともあり、葉山くんは事件の真相を探ることにしたのであったが…。

 【感想】
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☆学校の7不思議…
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「口裂け女」「トイレの花子さん」などよくある学校の7不思議。

葉山くんの通う学校でも当然その類の7不思議はあるものの、その7不思議にまつわる事件が発生して…って話ですね。

誰もいない密室状態の放送室からは実在しない「カシマレイコ」を呼び出す放送が流れ、

吹奏楽部や演劇部やミス研では「口裂け女」を連想させる形で、ギターにフルートが、マネキンにサーベルが、ポスターにサバイバルナイフがそれぞれ突き立てられ、

用務員室では「花子さん」を連想させる形で、赤いインクで血まみれ状態を連想させられた人形がおかれていたという話。

実際に花子さんとか口裂け女が出てくるわけじゃないんですが、連続する怪事件に、読んでて興味津々な感じでした。

一体誰が、何のためにこんな事件を起こしたのか。

それぞれの事件の犯人は一人なのか、それとも複数犯なのか。

自分で考えてみてもさっぱりわからん。な感じのこの事件。

例のごとくあの名探偵さんはさらりと解決しちゃうんですが…なかなか凝った感じで面白かったです。

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☆若干ホラーめいてる…かな?
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で、名探偵さんのおかげで事件は無事に解決するんですが…その後の続きの展開がすごく面白かったです。

詳しいところは読んでみてくださいってことにしておきますが…思わずちょっとゾッとしてしまうような、そんな展開で。

しかも、過去のシリーズで起こったあの事件までもが今回の事件に絡んで来てしまっていて。

今までどんだけ伏線貼りまくって来たんだろうって思えてしまうくらいの展開にオドロキでした。

なんか今までの集大成みたいな感じになってたので、今回で終わり?とちょっと思わなくもなかったんですが、作者によるとまだ続くようです。

この後どう続いていくのか、気になりますね(^^)
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本 【似鳥 鶏】 | comments(0) | -

読書記録「九月の恋と出会うまで(松尾由美)」

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  【あらすじ】
とある事情により、新しいマンションに引っ越すことになった北村詩織。彼女は、ある日、エアコンの穴から人の声がすることに気がついた。思わず話しかけてしまった彼女は、1年後から話しかけているというその穴の声の人物から、隣の部屋に住む人間を尾行して欲しいと頼まれてしまうのであった…。

 【感想】
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☆未来からの声が聞こえる!
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エアコンの穴から変な声が聞こえてきて、自分は1年後の未来から話かけていて、隣人を尾行して欲しい!とかわけのわからないことを言ってきて…っていう話ですね。

エアコンの穴から声がするだけでも充分変ですが、その声の相手は1年後から話かけていて、しかも尾行の依頼をしてくるってのがなかなか奇想天外な展開で面白かったです。

何故その相手は隣人の尾行なんて依頼してきたのか。

そんなことをして一体どんな意味があるのか。

そして…尾行した相手はなんで不可解な行動をしているのか。

まさに謎が謎を呼ぶ〜って感じで次から次へと湧き出てくる不可解な出来事!

そんなミステリアスな展開が、読んでてすごくワクワクして面白かったです。

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☆でもってラブストーリー!
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で、ここまでだと単なるSF〜って感じなんですが…この作品のタイトルにもなってる「恋」の部分がこれまたすごく良かったです。

あんまり詳しく書いてしまうとこれまたネタバレ全開になってしまうのでやめておきますが…

僕的にはかなりドツボにハマりました(^^)

いいですねー。こういうコテコテなラブストーリー(笑)

SFだと思って読み進めてたのに、いつのまにかラブストーリーになっていて、読み終わった後にはすごくほっこり。

読後感もすごく良かったしすごく素敵な作品でした。

紹介してくれましたぺんぎんさんどうもありがとうございました(^^)


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本 【その他】 | comments(0) | -

読書記録「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(ロバートキヨサキ)」

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  【感想】
先日感想を書いた金持ち父さん…の続きですね。

こちらも貸してもらったので読みました。

印象的だったのは「クワドラント」っていう考え方ですかね。

世の中の人は誰しも「従業員」「自営業者」「ビジネスオーナー」「投資家」の4つのクワドラントのうちのどれかに所属していて、

それぞれのクワドラントに属する人たちは、そもそもの根本的に違うっていう話なんですが…確かに、なるほどなって感じでした。


「従業員」は誰かに雇われていて、いくら頑張って働いて利益を生み出しても、その大多数を「ビジネスオーナー」や「投資家」に持っていかれてしまう。

「自営業者」は誰かに雇われてはいないので、頑張って働いた分だけ自分の利益になるが、収入源は自分だけであり、自分が頑張らない限りは収入がなくなってしまう。

「ビジネスオーナー」は「従業員」を雇って利益を生み出させるので、「従業員」が頑張って利益を生み出せば生み出すほど、儲かる。

「投資家」は「ビジネスオーナー」に投資するので、ビジネスが成功すれば、儲かる。自分では何もしなくてもお金が生まれる。


誰かのためにあくせく働くか、自分のためにあくせく働くか、自分のために誰かを働かせるか、要はそういうことなんでしょうね。

これを読んでて、誰かのためにあくせく働き続けるのは正直言って嫌だなって思ってしまったんですが…

かといって誰でも「ビジネスオーナー」や「投資家」になれるとは到底思えないので、そういう才能のない人間は一生懸命「従業員」として頑張るしかないんですかね(^_^;)


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☆ひなびた村の話
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あと、「ひなびた村」の話が、載ってたんですが、これが結構印象的でした。


むかしむかし、あるところに、水の便がよくないひなびた村がありました。

ある男は、遠く離れた川から水を運んでくることを商売として始め、毎日せっせと運ぶことによって生活費を稼いでいました。

ところが、ある日、別の男がやってきて、川から村までのパイプラインを開通し、蛇口を捻れば水が出るようにしてしまいました。

毎日バケツで水を運んでいた男は、パイプラインから出る水よりも、自分が運んだ水を安くすることで生活費を稼ぐことにしましたが、生活は苦しくなりました。

一方で、パイプラインを開通した男は、開通後は自分では何もせずにお金を得ることができるようになり、さらには別の村にもパイプラインを開通することにより、彼は働かなくても大量のお金を手にするようになりました。


...という話。

これって結構現代のサラリーマンにも当てはまる話のような気がしますよね。

いくら頑張って働いてもバケツ男のように段々生活は苦しくなって行くばかり。

コンピュータの自動化とか、外国の低コストに押されて、ある日突然、今までやってきた仕事がなくなってしまうことすらあるかもしれない。

同じ「従業員」としての生き方で行くにしても、ずっと「同じ仕事」だけで生きていくってのはかなり難しそうな感じがしますよね。。。

いきなり水道男みたいなビジネスを始められるとは思えませんが、バケツ男じゃなくて、別の生き方ができるように、つぶしが効くスキルを身につけて行きたいなって感じました。


本 【ビジネス・健康系】 | comments(0) | -

読書記録「教室に雨は降らない(伊岡瞬)」

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評価:
伊岡 瞬
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 740

  【感想】
公立小学校で音楽の臨時教師として働く森島巧が、次々に学校で発生する事件を解決する…っていう連作短編集ですね。

「教室に雨は降らない」っていうタイトルだったので、教室で血の雨が降るような衝撃的な事件が起こるのかなって勝手に思ってたんですが…

そういうセンセーショナルな事件ではなく、「モンスターペアレント」とか「体罰」とか「学級崩壊」とかそういう、割と実際にありそうな事件をテーマに扱っていたので、結構リアルな感じで読めました。

学校の先生って教えるのが好き〜とか、子どもが好き〜ならそれなりにつとまるのかなって思ってた面もあるんですが、こういうの読んじゃうと学校の先生ってほんと大変だなって思いますね(^_^;)

学校では何が起こっても不思議じゃない…自分が学校に通ってたころにはあんまり思わなかったですが、学校って怖ろしいところだなって感じました(^_^;)


以下、印象的だった短編の感想です。
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☆ミスファイア
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モンスターペアレントの住む家の近くで連続放火事件が発生して…っていう話ですね。

まぁ連続放火事件…っていうのはそうそうあるような事件ではないかと思いますが、この「モンスターペアレント」ってのは最近割と多そうですよね。

自分の教えてる子の担任が「新人」だからとか、「女性」だからとかで「任せておけない!」とばかりに、アラ探しをしては徹底的に叩くモンスターペアレント。

さすがに、それを根に持った教師が復讐のために連続放火を…なんてのは普通はありえないですが、「それもあなたがやったんでしょ!」と非難してくるのはいくらなんでも酷すぎですよね(^_^;)

いわゆる保護者による教師いじめ。

学校の先生って子どもの面倒を見てるだけじゃなくて、保護者にも気に入られなきゃいけないわけで、いろいろ大変なんだなーって感じました。

自分だったらちょっとノイローゼとかになっちゃいそうな気がしました(^_^;)

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☆やわらかい甲羅
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動物園から亀がいなくなって…っていう話ですね。

そのとき小学校の児童が遊びに来てたから、犯人はその中の誰かに決まってるから、同伴してた教師に責任があるだろ!みたいな感じ。

動物園から亀がいなくなったのも、教師の責任!ってなかなか理不尽な気がしなくもないですが…

子どもがやった(かもしれない)ことはみんな教師の責任!ってことなんですかね(^_^;)

これまたなかなか酷い責任転嫁だなぁって思ってしまいました(^_^;)

で、一応ミステリなので、亀がいなくなった理由も明らかになるんですが…

これまたなかなかいたたまれない真相だったのがちょっと悲しかったですね…。

教師として生きていくのも大変ですが、このご時世、子どもも生きて行くのは大変なんですね(^_^;)


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映画鑑賞記録「舟を編む」

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【あらすじ】
玄武書房に勤める馬締光也。彼は、真面目な性格が故か、配属された営業部では浮いた存在だったが、そんな彼に天職に就くきっかけがやってきた。辞書編集部にスカウトされたのだ。新しい辞書「大渡海」も編纂されることが決まり、馬締は辞書作りにのめり込んでいくのであったが…。

【感想】
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☆辞書編纂というお仕事
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とある出版社が新しい辞書を作る!っていう話ですね。

原作は読んでいたので、大まかな流れは覚えてはいたんですが…

映像で見てみると改めて、辞書作りって大変な仕事なんだなーってのを感じました。

企画してから実際に出版されるまで、10年近くかかってしまったりするもんなんですね。。。

10年なんて長い期間だから、当初の企画に携わっていた人がいなくなってしまったり、あるいは、新しい人が入ってきたりもする。

でも、作っている人自体はいろいろ変わったりしながらも、先輩たちの意思を受け継いでひたすら辞書完成を目指してがんばっていく。

作業自体は間違い探しみたいなことだったり、すごーく地味であるんですが、情熱を持って一つの仕事にのめり込むってのはなんかカッコいいなって思いました。

そして、それだけ一生懸命に作り上げたものだからこそ、完成したときの喜びもひとしおで。

それだけ達成感とかやりがいのある仕事に打ち込めるってのはなんかいいなって感じました。

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☆松田龍平さん、オダギリジョーさん良い感じ
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あと、マジメな馬締役の松田龍平さんと、チャラ男な西岡役のオダギリジョーさんが出演してたんですが、彼ら意外と似合っていてよかったなーって感じでした。

松田龍平さんとか、結構アクションシーンとかが似合うような役柄が多いような気がするんですが、今回は真逆のマジメな役。

正直言ってどんなもんなんだろーって思ってたんですが…意外と野暮ったい真面目君役もイケるんですね。

どことなく不器用だけど、仕事にも恋にも一途な好青年。

なかなかいいキャラでした。

一方で、そんな馬締君の相方として登場するのがチャラ男役のオダギリジョーさん。

こちらも僕はそんなにチャラチャラした印象はなかったので違和感あるかなー?って思ったんですが…

オダギリジョーさん、チャラ男役上手いですね(笑)

若干、ウザって思えなくもないようなチャラ男っぷりがハマっていてなかなか好感が持てました。

一見相性もよくなさそうなマジメ男とチャラ男。

そんな彼らの友情も見事に表現されていて、なかなか楽しかったです。

★★★★☆

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読書記録「金持ち父さん貧乏父さん(ロバートキヨサキ)」

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評価:
ロバート キヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士)
筑摩書房
¥ 1,680

  【あらすじ】
 ロバートには2人の父親がいた。一人は、金持ちな父さん。もう一人は貧乏な父さんであった。片方は、高学歴で頭が良くいつも裕福な暮らしをしていた。一方、もう一人の父さんは、ハイスクールしか出ていなかったが、仕事熱心に働き、稼ぎも悪くはなかったのだったが、いつも貧乏であった。ある日、ロバートは、2人の父さんに、金持ちになる方法について聞いてみたのであったが…。

 【感想】
金持ちな人の考え方と貧乏な人の考え方は何が違うのか…っていうのを小説風に書いた本ですね。

オススメ頂いて、貸してもらったので、読んでみました(一応再読ですが)

感想としては…確かに考え方も違うし、住んでる世界も違うんだなぁってことですかね(^_^;)

貧乏な人は、誰かに雇われて、一生あくせく働いて、それでも、国やお金持ちに搾取されて生きて行かなければならない。

その一方で、お金持ちな人は、誰かを雇って、あるいは、誰かに何かを貸すことによって、働かなくてもお金が入ってきて、お金にも時間にも縛られることなく自由に生きていくことができる。

どっちの生活がいいですか?って言われたら、もちろん普通の人なら後者の方がいいんだろうけど…

なかなかそう簡単には後者になる!ってわけにも行かないですよね(^_^;)


ただ、「負債」じゃなくて「資産」を作るべき!ってところはなるほどなって思いました。

お金はただ持ってるだけとか、借金の返済のためとか、生活費に使う…だけじゃお金を産むことはないですが、

お金で「不動産」を買って誰かに貸せば家賃収入が入るし、「会社」を買えば利益が出たら配当をもらえて、お金を産んでくれますからね。

こういうのってリスクは大きいし、まとまったお金も必要だし、なかなか普通の一般人には真似できるようなことだとも思えないですが、

ある程度お金に余裕があるのなら、貯金だけしておくよりは、何かに投資してみるのもいいのかなってちょっと思いました。



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