映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「蜜姫村(乾ルカ)」

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評価:
乾 ルカ
角川春樹事務所
¥ 1,575

  【あらすじ】
大好きなアリの研究のため、山奥の農村にしばらく暮らすことにした山上と和子の夫婦。麓の街とはあまり接点がないその生活に、彼らは驚くのであったが、それ以上に、村人たちが彼らによそよそしいところが彼らには気になった。どうやら村人たちは何かを隠しているらしい。そう彼らは感じるのであったが…。

 【感想】
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☆ミステリーか、ホラーか?
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引っ越してきた山奥の村はよそ者には知られてはならない秘密があった…っていう話ですね。

よそ者である主人公たちにはいつもよそよそしい村人たち。

よそ者は足を踏み入れてはいけないという謎の場所。

高齢者だらけの村のはずなのに、医者にかかってる人はいなくて元気な人ばかり。

なんかナゾだらけでミステリアス〜な感じが読んでてなかなか面白かったです。


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☆いや、ファンタジーなのか?
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ただ、途中まではこんな感じのミステリーというかホラーっぽい雰囲気を醸しだしているんですが…

途中からガラリと雰囲気がかわってファンタジーっぽくなってるのが印象的でした。

村人たちがひたすら隠していた村の秘密が明らかになったとき、その真相がなにやらファンタジーめいてるんですよね…

こんな山奥にこんなものがいて、こんな信じられない生活をしているなんて!!

描写はややグロかったり、エロかったりする描写が多くて、なんか今まで読んできた乾さんとは雰囲気違うなーって思ってしまったんですが、

なかなか迫力があってよかったなって思います。


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☆いやいや、ラブストーリーかも
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で、驚くべきところは、ファンタジーかと思って読み進めて言ったら、今度はまさかのラブストーリーに突入してるところ。

なんなんですかね、このめまぐるしくジャンルが変わるありさまは!(笑)

愛する人を守るためなら、自分なんかどうなったっていい!

そんな生き方がすごいなって思いました。


見方によってはものすごく迷走してるような気がしなくもないんですが…

なんかこういうのもありかなって思いました。


紹介してくれた、ゆいこさん、かめさん、ゼルエルさん、どうもありがとうございました。

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本 【乾 ルカ】 | comments(0) | -

読書記録「エール!」

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評価:
大崎 梢,平山 瑞穂,青井 夏海,小路 幸也,碧野 圭,近藤 史恵
実業之日本社
¥ 630

  【感想】
大崎梢さん、平山瑞穂さん、青井夏海さん、小路幸也さん、碧野圭さん、近藤史恵さんの豪華6人が送るお仕事小説アンソロジーですね。

で、テーマが「お仕事」ということで、このお仕事ってこういうことする仕事だったんだなーなんて新たな発見があると同時に、この仕事ちょっと面白そう〜って思えたのがいろいろあったのが良かったです。

読後感もなんか良い感じのが多くて、よし僕もがんばろー!って思えるような作品が多かったのが良かったです。

オススメいただいたゆいこさんどうもありがとうございました。


以下、印象に残った短編の感想です。
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☆ウェイク・アップ
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古いと言われて連載が打ち切りになってしまった漫画家さんのお話。

売れっ子漫画家さんだったりすると、やっぱり映画化!ドラマ化!アニメ化!とかでお金ががっぽがっぽ入ってきて儲かってるイメージがあるんですが…

やっぱり売れない漫画家さんだと食べていくだけでも厳しいんでしょうね。

人気低迷=連載打ち切り=収入ゼロ!

サラリーマンならある程度は収入が保証されている面がありますが、こういう自営業だと切られたら怖いですよね。

ただ、収入ゼロでお先真っ暗!な展開じゃなくて、前向きな気持ちになれるような展開が読んでて心地良かったです。

漫画家以外の仕事も積極的にチャレンジしてみて、人生経験を積んだ上で、本業の漫画にも再チャレンジ!

一つのことだけに集中してるんじゃなくて、時には脇道にそれてみるのもそれはそれで人間の幅が広がっていいのかも〜と思わせてくれた作品でしえた。

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☆6畳一間のLA
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通信教育の講師をしている先生のお話。

通信教育って、ただひたすら生徒から送られてくる回答の丸付けをしてるだけの地味〜な仕事かと思ってたんですが…

生徒からの質問に答えたり、メールでのやりとりをしたりして、意外と人との接点もある仕事なんだなーってのを感じました。

ただ、ものすごく沢山の質問が送られてくる中で、それに全部回答しなきゃいけないってのは…やっぱり大変ですよね(^_^;)

いろんな人とメールしてみるってのは、いろんな人との個性と触れ合うってことで、なんかちょっと面白そうって思えた面もあったんですが…

やたらとプライベートに干渉してきたり、付きまとわれたりする…ってのはやっぱりちょっとカンベンですね(^_^;)

ただ、親身になってやりとりをした相手だと、無事に卒業できたりしたら、それはやっぱりうれしいだろうなぁーってのを感じました。

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☆金環日食を見よう
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プラネタリウムの解説員のお話。

最近プラネタリウムがどれくらい流行ってるのかはよくわからないですが…

さすがに大人気でいつも満員!ってことはなさそうですよね(^_^;)

というわけで、解説員もリストラの危機でひええー!な感じが大変そうでした。

ただ、それを打開すべく、案を考えるーってのは建設的でいいですよね。

前例がないから認められない!とか、誰が責任を取るの?とか、否定的な意見ばかり言う上司にはうんざりでしたが…

一生懸命によいプラネタリウムにしよう!と企画して、イベントを立ちあげて…っていう展開はなんか楽しそうでよかったです。

自分の好きなものを仕事にして、自分の好きなように企画を立ちあげて、それで大成功を収めたら、もはや言うことなしですね。

まぁそんなにすんなり行くわけはないんですが、目標に向かって突き進んでいく感じがすごく良かったです。



PS:評価の方は、6編とも全部がよかった!というほどではないので★4つで(笑)

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本 【その他】 | comments(0) | -

読書記録「海を見に行こう(飛鳥井千砂)」

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  【感想】
海辺の近くの街が舞台になっている連作短編集ですね。

そこは、知人が住んでる爽やかな場所だったり、長年住み続けた当たり前の場所だったり、かつて自分が住んでいた思い出の場所だったり。

やっぱりそこに住んでるか否かで抱く感情は全く別のものになるのかと思いますが…

そこが思い出の場所だったり、地元だったりして、なにかコンプレックスがあったりすると、特殊な気持ちを抱いちゃいそうですね。

連作といいつつあんまり繋がりがなかったのが残念ではあるんですが、なかなかいい感じにまとまってる作品なのかなって思いました。


以下、印象的だった短編の感想です。
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☆海風
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家出をして親戚を頼りに思い出の旅館に行ってみたら、そこはラブホテルに変わっていた!という話ですね(^_^;)

思い出の場所がラブホテルに変わっていたら、懐かしい思い出も崩壊しちゃいそうな気がしますが…

家出をしてしまった以上、実家に帰るわけにもいかず、ラブホテルで働きながらしばらく生きて行こう!ってひたむきな主人公が健気でした(^_^;)

ただ、普通の若い女の子だったら、ラブホテルでなんか働きたくないです…よねぇ?

見知らぬ男女の生々しい痕跡が残った部屋の後始末が主なお仕事。

明らかに触りたくはない物体がそこら辺に落ちてたりするのを掃除するなんて…ラブホテル従業員も楽じゃないですね(^_^;)

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☆キラキラ
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いつも一緒に花火を見に行っていた女友達が一緒に行けなくなってしまって寂しい思いをしている中学生の女の子のお話。

そんな彼女が、ちょっと気になる男の子がいて、その子は花火見に行ったのかなぁ〜なんて考えてる片思いな感じが微笑ましくて良かったです。

この話以外は、大人の男女の話が多くて、若干ドロっとした展開だったので、この話は爽やかな感じが良かったなって思います。


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☆海のせい
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普段は優しいんだけど、すぐ機嫌が悪くなったり、仕事が長続きしない彼。

そんな彼といつまでも付き合っていていいんだろうか?って思ってしまう彼女のお話ですね。

もうすぐ30歳だし、別れるなら早く別れた方が…と思っていてもなかなか別れられない彼女。

好きなんだけど、別れた方がお互いのため…っていうのはなかなか決断するのが大変ですよね。

頭ではわかっているものの、気持ちが追いついていけないというかなんというか。

きっとこういうタイプはずっとズルズル続いちゃうんでしょうけど、そんな彼らの将来は一体どうなってしまうのか、がちょっと気になりました。

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本 【飛鳥井 千砂】 | comments(0) | -

読書記録「僕はお父さんを訴えます(友井羊)」

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  【あらすじ】
ある日、中学生の向井光一が飼っていた愛犬のリクが何者かによって殺害されるという事件が発生した。友人の沙紗とともに犯人探しを開始した光一は、ある証拠を発見し、自分の父親が犯人なのではないかという疑念を抱くようになるのであったが…。

 【感想】
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☆インパクトのあるタイトルで
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「僕はお父さんを訴えます」っていうこのタイトル。

ぱっと見ただけでもかなりのインパクトがあって、一体どんな本なんだろう〜?って思っちゃうようなタイトルですよね。

僕も、このタイトルのインパクトに惹かれて、思わず読んでしまいました。


内容はというと…

そのまんま、息子が父親を訴える!という内容だったのでちょっと驚きました。

しかも、主人公である中学生の少年が大事にしていた愛犬が、父親に殺されてしまって、その恨みで訴えてやる!ということで。

父と息子の関係が上手くいっていたなら、きっとこんな裁判になんてなることはありえないんでしょうけど、

親子関係がギクシャクしていて、会話もままならない状態だと、こんな事態にもなりかねないのかもしれませんね。


ただ、息子にここまで嫌われてしまう父親もどうかと思いますが、ここまで嫌わなくてはならなかった息子も可哀想ですよね。

そして、そんな親子関係に巻き込まれて死んでしまった愛犬ならなおさら。

動物好きな方が読むとちょっと辛い展開かもしれません。

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☆裁判のお話なので
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あと、この作品、息子が父親を訴えるという裁判の話なので、裁判ネタが随所に散りばめられていたのが面白かったです。

裁判って、未成年だったら訴えることができなくて代理人が必要だったり、裁判を起こすだけでも多額のお金がかかったりするもんなんですね。

まぁそうやたらめったら裁判なんて起こされたら裁判所もやってらんないよ!ってなっちゃうからかもしれませんが、やっぱり裁判って色々面倒臭いなーってのを感じました。

裁判官とかも、毎日悪意のぶつかり合いなんて目の当たりにしてたら、なんか毒されそうで大変だなーってのも感じました(^_^;)

裁判官も楽じゃないですねー(あたりまえか)



この作品はぺんぎんさんの紹介本でした。どうもありがとうございました。

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本 【友井 羊】 | comments(0) | -

読書記録「東の海神 西の滄海(小野不由美)」

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 【あらすじ】
雁国の麒麟である六太。彼が突如何者かによって誘拐されるという事件が発生した。どうやら、雁国の一部である元州を収めている斡由という人物が謀反を起こす際の人質として六太を誘拐したらしい。麒麟である六太が死ねば王も死ぬ。究極の危機に陥った延王は…。

 【感想】
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☆十二国記3作目
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十二国記シリーズ3作目ですね。

今回のお話は、名君と呼ばれている延王が王に即位する前と、即位してから数年が経過した後の物語。

いかに名君と言われようとも、やはり即位したての王じゃ経験も浅いし、名君には程遠い〜というような扱いを受けていたのが印象的でした。

まぁ中には王になればすぐにその能力を発揮して、みるみる改革を実現させて、国をどんどん富ませて行ける〜って人もいるんでしょうけど、

そうじゃないなら最初のうちはやっぱり上手くいかないことだってありますよね。きっと。

日本の場合はここ数年トップが変わりまくってますが…

もうちょっと長い目で見てあげたら化ける人もいたのかも…とちょっと思いました。

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☆王は何のために存在するのか?
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あと、「王は何のために存在するのか?」がテーマになっているらしく、そこんところも印象的でした。

自分の私腹を肥やすため?

民を虐げるため?

それとも、民を守るため?

国を富ますため?

まぁこれは王様ごとに考え方が違ってくることなんでしょうけど…

国民からしたら私腹を肥やすためだったり、国民を虐げるためだったら悲惨ですよね(^_^;)


ちなみに、日本の昨今の政治家はどっちの方を向いて政治を行ってるのかちょっと怪しいですが…

自分だけ儲かればいい!とか、国民なんてどうでもいいさ!なんて考え方で政治を行なっていないことを祈りたいなーって思いました。


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本 【小野 不由美】 | comments(0) | -

読書記録「限界集落株式会社(黒野伸一)」

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  【あらすじ】
都会での生活に疲れ、かつて祖父が住んでいた田舎へとやってきた優。彼は、そこがいわゆる「限界集落」と呼ばれる地域であることに気がついた。病院もなく、バスもなく、お店もない。そんな場所ではあったが、彼にはこの村の過疎化を食い止めたい。そういう思いが湧き出てくるのであった…。

 【感想】
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☆限界集落再生物語
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市にも見捨てられ、病院もなく、バスも走ってなく、お店もなく、住んでるのはほとんどが老人だけ。

そんな限界集落を舞台にした、農村再生の物語ですね。

少子高齢化がどんどん進み、日本の人口自体が減り始めた以上、国がこの問題をなんとかしない限り、根本的に過疎問題が解決するってのはありえないかと思いますが…

ただ単に指をくわえて村が滅びるのを待ってるだけ〜じゃなくて、最後の悪あがきって感じでなんでもやってやる!な前向きな雰囲気は読んでて気持ちよかったです。

やっぱり自分が生まれ育った土地がなくなってしまう…ってのは抵抗ありますもんね。

できない理由を探すんじゃなくて、どうすればできるかを探しだしてやってみる。この精神は大事だなーってのを感じました。

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☆適材適所
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あと、印象的だったのは、「人を活かす」って部分ですかね。

頭でっかちなエリートサラリーマンだけだったら、机上の空論だけになってしまって実現性が乏しくなってしまうだろうし、

かといって現場の農家の人間だけじゃ、斬新なアイディアが出てこないから、今までの改良程度に収まってしまう。

また、明らかに農業に向かないであろうひょろひょろっとした頼りない若者も、コンピュータやネットには詳しかったりするから、

「野菜のネット販売」とか「ネットを使った広報活動」とかには案外向いてたりもする。

自分の苦手分野でも頑張って続けていく〜ってのももちろん大事かとは思いますが、わざわざ苦手なことをやらせるより、その人の長所を伸ばすような人の使い方も大事なんだなーってのを感じました。


ストーリーの展開としてはちょっとうまく行きすぎな感が否めないですが、斬新なアイディアがバンバン出てくるし、読んでて前向きな気持ちになれるのが良かったです。

紹介してくれたかめさんどうもありがとうございました(^^)
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本 【黒野 伸一】 | comments(0) | -

読書記録「おさがしの本は(門井慶喜)」

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  【感想】
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☆図書館のお仕事
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図書館のリファレンスセンターで働いてる青年を主人公にしたミステリーですね。

つまり、「こういう本を探しているのですが〜」って言ってくるお客さんに対して、適切な本のありかを答えてあげるお仕事ってことですね。

当然、質問にくるくらいだから、ほとんど要領を得ないような質問をしてくるわけなんですが…

その内容が「赤い富士山が表紙の本で…」とか「ハヤカワなんとかが出してる本で…」とか「モリリン太郎が書いてる本で…」とか、なかなかムチャぶりをしてくる感じが面白かったです。

ちなみに、最後の「モリリン太郎」っていうのは、森林太郎、すなわち森鴎外のことだったりするんですが…

普通の人だったら、「モリリンの本を探してる!」なんて言われてもなんのこっちゃ?って感じですよね(^_^;)

図書館のお仕事ってのもなかなか大変なんだなーってのを感じた作品でした。

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☆図書館の存在意義は?
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あと、図書館の存在意義は?みたいなテーマも投げかけているんですが…

そこら辺もなんかなかなか奥が深い問題だよなーって感じでした。

学校や病院は市民にとっては絶対必要なものですが、図書館は絶対必要かと言われると…絶対必要ってわけでもないですからね(^_^;)

市民の知識レベルの向上の為とか言われても、図書館行かない人はそもそも図書館に行かないわけで、知識レベルが向上するわけもないし、

貸本屋じゃダメなんですか?って言われると、なんかうーん…な感じがしなくもないですし(^_^;)

ただ、人気作品をたくさん仕入れてきて、こんなに貸出数が増えてます!みたいなことを言われてもなんか違うような気がしますよね…

図書館の存在意義。なんか難しいなぁと感じました。


この本はかめさんの紹介本でした。どうもありがとうございました(^^)

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本 【その他】 | comments(0) | -

読書記録「きっと、よくなる!(本田健)」

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 【感想】
オススメ頂いたので読んでみました。本田健さんの「きっと、よくなる!」

タイトルからもなんとなくわかるかと思いますが、人生をもっとよくするためにはどうしたらいいか〜ってのが書かれていました。

具体的には、「楽しいことで人生を満たす」ってことですかね。

確かに、楽しい!って思えることをやって、自分の欲しいものに囲まれて、自分に合った人たちと付き合って…ってことを毎日やっていけたなら「いい人生」って言えるんでしょうね。

金銭的な兼ね合いとかもあるので、毎日を自分の好きなことで〜っていうのはちょっと難しい気がしますが...

少なくとも「休日」は自分の「理想の休日」には近づけるはずですよね。

家でゴロゴロしてて、1日何をやってたのかもよくわからなくて、後になって後悔。。。な休日じゃなくて、「楽しい休日」を送れるようにしたいなって思いました。

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☆歓びの種を淡々と蒔く
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あと、この「喜びの種を淡々と蒔く」ってのも印象的でした。

具体的にはどういうことかっていうと、他人に親切にしよう!っていうことですね。

誰かに親切にすることによって、誰かに喜んでもらえて、そしてその誰かがまた誰かに親切にすることによって、親切の輪が広がっていく…。

なんか最近逆ループに陥ってることが多いような気がするんですが、どうせループに嵌り込むならこっちの方がいいですよね。

ペイ・フォワード。

なかなか、他人に親切に〜っていうのも難しいですが、ちょっとずつでも他人に喜んでもらえることをしていきたいなって思いました。

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☆幸せは得るものではなく、気づくもの
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同じような仕事をしてる人でも、つまらなそうに嫌々やってる人と、楽しそうにいきいきやってる人っていますよね?

どっちが幸せな人生を送ってるかって言われると…きっと後者の方ですよね。

幸せは得るものではなく、気づくもの。

物事を無理矢理幸せだ!って思い込むようなポジティブ思考じゃなくて、自分から素直に幸せだ!って思えるような、そういう思考回路になりたいなぁって思いました。

★★★★☆
本 【ビジネス・健康系】 | comments(0) | -

読書記録「本屋さんで待ち合わせ(三浦しをん)」

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 【感想】
三浦しをんさんが送る書評集ですね。

僕も結構本を読む方だと思っているので、多少は読んだことある本が紹介されているんだろうなぁと思いきや…

見事に1冊も該当せず、全滅してしまったのがちょっとショックでしたΣ( ̄ロ ̄lll)

しかも、紹介されている本の方も、ざっと読んでみたものの、読みたいと思えた本があんまりなく…

同じ本好きだとしても、好みが違うとこんなにも合わないもんなのね…と妙なところに納得してしまいました(^_^;)

でも、明らかに自分の視野には入ってこないジャンルの作品が多かったので、こういう本もあるんだなぁって知れるのはなんかいいですね。

きっと自分では明らかに手に取らない本を読んでこそ、知見が広がるってもんですよね。

ちょっと三浦しをんさんを見習って(?)知らない世界にも足を踏み入れてみようかなってちょっと思いました(笑)


以下、ちらっと印象に残った部分の感想を書いてみます。
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☆読まずにわかる「東海道四谷怪談」
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有名な四谷怪談にまつわるお話です。

しをんさん、四谷怪談がお好きなのか何故かこれだけ24ページも割いて解説されていたのが印象的でした(笑)

特に、四谷って「東海道」じゃないのに「東海道四谷怪談」って呼ばれているのが謎だ〜的な部分が面白かったです。

確かに、あそこは東海道じゃないですよね(笑)

なんで東海道じゃないのに東海道四谷怪談っていう名前になったのか。

そこんところ、僕も気になりました。


あと、四谷怪談にはあの有名な(?)お岩さんの話も含まれていた!ってのも知らなかったのでそこんところも良かったです。

一応同じ名前のよしみということで(?)、なんとなーく親近感が湧いたりするんですが…

結構可哀想な話だったりするんですね。お岩さんの話。

詳しくは知らなかったんですんが、何やら嫌な女に、顔が崩れる薬を飲まされた挙句、その女に主人を取られて、自分は井戸に身を投げて死んでしまった…っていう話だったんだとか。

そんな仕打ちを受けたら、確かに呪い殺したくもなるかもなーとちょっと思ってしまいました。

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☆切ないおかめ顔王朝の心(「小袖日記」柴田よしき著)
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現代人が源氏物語の時代にタイムスリップしたら、おかめの大群に遭遇して悲鳴をあげたとかいう話(?)

源氏物語のイメージがらすると美男美女がわんさか!な感じがしますが、確かに当時の美的感覚からするとおかめの大群!になっちゃうんでしょうね(^_^;)

おかめ顔の登場人物だらけの源氏物語もちょっと見てみたいなって思いました(笑)

本 【三浦 しをん】 | comments(0) | -

読書記録「水の迷宮(石持浅海)」

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  【あらすじ】
人気低迷から一転して人気水族館へと変貌を遂げた羽田国際環境水族館。そこである種の嫌がらせ事件が勃発した。水槽の中にアルコールや洗剤が投げ込まれたのだ。人間には害のないものとはいえ、魚にとってはそうはいかない。次々行われる犯行に、従業員たちは不信感を募らせるのであったが…。

 【感想】
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☆水族館で巻き起こる事件!
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水族館で次々に事件が!っていうお話ですね。

水槽にお酒が入れられたり、洗剤が入れられたり、他所の土が入れられたり。

たかがお酒や洗剤や土、といえども、ちっさな魚たちにとっては猛毒のようなもの。

魚たちを人質(?)にとって身代金(?)を要求してくる犯人に、なかなか悪どいやつだなーって感じでした。


でも、こういう水族館でのミステリーって意外とありそうでなかったような気もするのでそこんところは斬新で面白いですね。

ある意味密閉された空間の中で、嫌がらせをしてくる犯人を探し出す。

それは、たくさんいるお客さんの中にいるのかもしれないし、あるいは従業員の中にいるのかもしれない。

心のなかでは実はあいつが犯人!?なんて疑心暗鬼になりつつも、事を大事にしたくないから日常業務は普通にこなさなければならない。

お客からみたらいつもの普通の水族館に見えるのに、裏側では実はこんな事件が!!みたいなギャップが面白かったです。

ラストこそ、ちょっとこれはこんな終わり方でいいのかなぁと思えなくもなかったですが…

なかなか楽しめた作品でした(^^)

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☆理想の水族館とは
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あと、作中で理想の水族館について語られる部分があったんですが…

確かに、こんな水族館があったら面白そう〜ってのが語られてて面白かったです。

おそらく、未だに日本には存在していないだろう理想の水族館。

そんな水族館が出来上がったなら、ぜひとも一度は行ってみたいなって思いました(^^)

具体的にどんな水族館なのかは伏せておきますが、水族館を愛してやまない従業員たちが必死になって作り上げた水族館なので、きっとステキな場所なんだろうなーって思いました。


この作品は、ぺんぎんさん、かめさんの紹介でした。

どうもありがとうございました。
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本 【石持 浅海】 | comments(0) | -
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