映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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映画鑑賞記録「イン・ザ・ヒーロー」

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【あらすじ】
アクション俳優としてドラマや映画に出演することを夢見ながら、戦隊物のスーツアクターや、スタントマンとして25年に渡って活躍してきた渡。そんな彼の前に、一人の男が現れた。俳優としての経験は浅いものの、アイドル的な人気があるため、渡るが長年苦労しても手に入れることができない主役の座を、あっという間に奪っていってしまった一ノ瀬リョウだ。ハリウッド映画の出演を目指しており、日本映画をなめきっている彼に、苛立ちを覚える渡であったが…。

【感想】
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☆スーツアクター
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特撮ドラマや映画で戦隊とか悪役の中の人「スーツアクター」を主人公にした作品ですね。

俳優と同じように、ドラマや映画で活躍しているものの、常に「スーツ」の中に入っているため、決して顔が表に出ることがないスーツアクター。

危険なアクションシーンなんかも担当しているため、アクション映画には欠かせない重要な人たちではあるんですが…

一般の俳優さんたちばっかり話題になって、全然日の目を見ることがない、ってのはなんとも悲しい存在ではありますね(^^;)

毎日トレーニングを積んで、派手なアクションを披露して、危険な目に遭っても耐え抜いてる!

けど、実際に移っているのは、主役ヒーローの変わりの存在としてばかり。。。

ぽっと出の新人俳優にまで馬鹿にされながらも必死に演技してる彼らが印象的でした。。。

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☆映画作りの裏側が
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あと、スーツアクター、なんてちょっと裏方さんの視点から物語が進んでいくので、映画作りの裏側がいろいろ垣間見れる感じが面白いですねー。

スーツの色がピンクだからって中身も女性が入ってるとは限らないし、逆に青だから男性が入ってるとは限らないし…

俳優さんが変身しないでそのまま戦ってるシーンや、高いところから落ちたりするシーンも、ほんとはその俳優さんに似たスタントマンがやっていて、本人が演じているとは限らないし…

テンポよく進んでいく戦闘シーンも、実は細切れ撮影で、連続して撮られてるとは限らない(笑)

単になんも考えずに見てるだけだと、戦闘シーンとか楽しくていいなーってカンジなんですけど…

実際はちょっと間違えただけで大けがしかねなかったりもするんですね。

映画撮影とか改めて大変なんだなーってのを感じた作品でした。

★★★★☆
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映画鑑賞記録「るろうに剣心 伝説の最期編」

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【あらすじ】
海で流され、浜に倒れていたのを、師匠である比古清十郎に助けられた緋村剣心。彼は、志々雄真を倒すため、飛天御剣流を教えて欲しいと師匠に頼むのであったが…。


【感想】
今一番の話題作のような気がするるろうに剣心、見てきました。

前作がちょっと続きが気になるー!な終わり方をしてたので楽しみにしてたんですが…

今作は、ちゃんと区切りのいいところまでやって終わってくれてるので見応えがあってよかったです。


で、一番すごかったのはやっぱり戦闘シーン。

これどうやって撮ってるの?って思ってしまうくらいスピーディーで迫力のある映像はやっぱり圧巻ですねー(^^)

最後こそ、ちょっとズルくない?と思えなくもない展開ではありましたが…

個人的にはあんな感じけっこう好きなので楽しめました。

剣心、左之助、蒼紫、斎藤一、それぞれに見せ場がある感じ、なかなかいいですねー(^^)

★★★★☆
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読書記録「よだかの片思い(島本理生)」

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【あらすじ】
生まれつき顔にアザがある前田アイコ。彼女は、顔にアザがあることがコンプレックスになり、回りに嫌われるのが怖くて恋愛からは遠ざかった青春時代を送っていたのであったが、ある日、顔にアザがある子を対象にしたインタビューに答えることになった。アイコが表紙を飾ったその本はまたたく間に話題となり、映画化もされることになるのであったが…

【感想】
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☆コンプレックス
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顔にあざのある女性が恋をするお話。

顔にあざがあることがコンプレックスで、男性に嗤われるのが怖くて、恋なんて興味ない!と強がっていた彼女。

でも、そんなあざのことなんて気にせずに、普通に彼女に優しくしてくれる男性があらわれて、いつのまにか好きになっていた…という感じですかね。


コンプレックスの塊で、人間関係があんまり得意じゃなくて…って感じの主人公が自分と似ているような気がして、なかなか共感できたお話でした。

友達に誘われて、合コンに行ってみたものの、あんなのしかいなかったの?と陰で嗤われる悲しさ。

誰かを好きになったとしても、あの顔で恋愛とか?と馬鹿にされる悔しさ。

好きであざのある顔になったわけじゃないのに、陰では嗤われて、あるいは、可哀想な子だと勝手にレッテルを貼られて。

普通に生きたいのに、普通に生きられない、そんな彼女がなかなか切ない感じでした。。。


そして、好きな人が出来たとしても、その人に別に好きな人がいるんじゃないか?という疑惑が出てきたら…

やっぱり私のことなんて好きじゃなかったんだ…と勝手に決めつけて、勝手に身を引いてしまう。

好きで好きでたまらないのに、会いに来てとか、そばに居て、とか言えない悲しさ。

そんな、恋愛下手な雰囲気が、わかるー!って感じでした(笑)


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☆付き合うことの価値観
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あと、誰かと付き合うことって、感性の違いを楽しむものなのかなーっていうのを感じました。

例えば、一緒に同じ映画を見に行ったとして…

自分はこのシーンが良かった!と思うんだけど、彼はそんなところは全然意識してなくて、別のシーンのあの場所がすごかった!とかいう。

「自分」というフィルター越しにしか見えてなかった価値観を、「彼」というフィルター経由で味わえるのって、「付き合う」ってことの醍醐味なのかなってちょっと思いました。

自分ひとりで見に行ってたら絶対味わえないですけど、同じ物事を見ていても、全く違った世界を見せてくれるってのはなんかいいですね。

僕はどっちかっていうと感性似てる人としか付き合ったことない(っていうかお互いにあんまり何も考えてない(笑))人としか付き合ったことがないので、自分と違った価値観の人、ちょっと付き合ってみたいなと思いました(笑)
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本 【その他】 | comments(0) | -

読書記録「七つの会議(池井戸潤)」

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評価:
池井戸 潤
日本経済新聞出版社
¥ 1,620

【感想】
とある会社で起こったちょっとおかしなことを、色んな人の視点から描いていく連作短篇集ですね。

パワハラで上司を訴えたり、夜食代わりに車内でドーナツを販売するのを提案してみたり。

最初のうちは、割とどこの会社でも起こりえそうな事柄が出てくるので、社会人やってる人ならいろいろ感じるところがありそう!って思って読んでたんですが…

途中から、なんかおかしいぞ?ってところが、巨大な事件につながっていく感じがなかなか面白かったです。

突如行われる降格人事に人事異動。関与した人物が次々にいなくなる怪。

明らかに誰かの圧力によって何かが隠蔽されているおかしな社内空気。

全ての企業がこういう選択をするとは思わないですが、正義とはなにかを考えさせられる作品でした。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆居眠り八角
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やる気のない古参社員が、自分を叱ってきた年下上司をパワハラで訴える!というお話。

営業部員でみんな必死になって外回りしているのに、遅くに会社を出て早く戻ってくる彼。

そして、会議に出れば居眠りしているような、そんなやる気のない彼なんですが…

古株なだけに上の方に顔が利く、ってのがなかなか生々しくてすごかったです(^_^;)

普通ならやる気のない社員は叱られて当然!かと思いますが…

彼の場合は、それをパワハラだ!って訴えちゃうんですよね(^_^;)

何故いつもやる気のない態度をしているのか、何故上司を訴えるまでに至ったのか。

ある意味物語のキーパーソンと言える彼。

段々明らかになっていく彼の本性がなかなかすごいなって感じでした。

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☆ねじ六奮闘記
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ねじの下請け業者のお話。

元請けの担当者が変わった途端、コストカットを要求され、できなければ容赦なく切り捨て。

こっちにも従業員がいるし、コストカットをしすぎたら食べていけないのに、そんなのお構いなしに無理難題を押し付けてくる発注業者。

景気が悪くて大手企業も苦しくて、コストカットが必須!ってのはわからなくはないですが…

そのしわ寄せを下請けに回されたんじゃ、たまったもんじゃないですよね(^_^;)

下請けの中小企業は給料も少なくてカツカツのところを頑張って働いてるのに全然報われない。

なんか世の中不公平だなぁと感じてしまったお話でした。

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☆コトブキ退社
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社内不倫をしていた女性が、彼と別れたのをきっかけに会社を辞めることになる、というお話。

そんな彼女が、最後に、自分がやった成果として「社内ドーナツ販売」を始めよう!というのがなかなか面白かったです。

ただただ会社の歯車として働き、大した成果も出せなかった彼女。

でも、今回は自分から発案した企画だし、夜にお腹を空かせている社員のためにぜひともこの企画は通したい!

社内根回しをして、ドーナツ屋さんを開拓して、なんだか面倒くさい関門をひとつひとつクリアして…

社内企画をひとつ通すだけでも結構めんどくさいんだなーってのを感じた作品でした。

ただ、なんか前向きな感じのする展開だったのが結構好きでした。

他の話は全部おっさんが主人公なので、これだけが紅一点って感じですね(笑)
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本 【池井戸 潤】 | comments(0) | -

映画鑑賞記録「ルパン三世」

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【あらすじ】
かつてアルセーヌ・ルパンの相棒として名を馳せたドーソン。そんな彼が率いる盗賊団ザ・ワークスの後継者が指名されることになった。そこには国際指名手配犯・ルパン三世の姿もあったのであったが、そんな折、ドーソンが仲間であるマイケルによって殺害されてしまうという事件が起こるのであった…。


【感想】
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☆ルパンだ!
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ご存知ルパン三世の実写版ですね。

なんか、だいぶ叩かれてるような印象のあるこの作品。

見てみた感想は…僕もちょっと微妙だったかなぁって感じでした(^_^;)

小栗旬くん演じるルパンは、割とルパンっぽかった気がするんですけどね。

その他の人たちは、全体的になんか違うな?って印象だったのがちょっと残念でした。

どうせ違和感あるなら、もっとコメディタッチにして爆笑の嵐(?)にしてしまった方が楽しいような気がするのに(笑)

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☆脇役は…
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あと、意外と次元と五右衛門の存在感が薄いなーっていうのが印象的でした。

なんか、ルパンのお友達AとBみたいになっちゃってますね(^_^;)

で、その代わりにメインに来てたのは、マイケルっていうルパンのライバルくん。

なんか妙にイケメンだったので、彼目当てで見に来てる人もけっこういるのかなー?なんて思ってしまったんですが…

役どころもなかなかオイシイところを持って行っていました(笑)

ちなみに、そんなキャラがルパン三世にいるのは僕は全然知らなかったんですが、これって映画のオリジナルキャラクターなんですかね?

そこんとこ、ちょっと気になります。


★★★☆☆
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映画鑑賞記録「イントゥ・ザ・ストーム」

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【あらすじ】
秒速100メートルを超える超巨大竜巻が発生した。その針路には高校があり、丁度卒業式が行われているという。突如強風が襲い、心の準備もないまま学校に襲いかかる竜巻。生徒たちは、必死に校内へと逃げ延びるのであったが…。


【感想】
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☆ハラハラドキドキな展開で…
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竜巻が襲ってきてとんでもないことになってしまうパニックムービーですね。

見る前は、竜巻に襲われて、キャーキャー大騒ぎしてるだけの映画かなーって思ってたんですが…

思ってた以上に迫力あって、すさまじい感じに描かれてたので、改めて竜巻ってこえーなーって思った作品でした。

さすがにこの映画に出てくるレベルの竜巻って実在しないかと思いますが(するのか?)

竜巻って、進路上にある建物を軒並み破壊して突き進んで行くんですね(^_^;)


家だろうが、車だろうが、人だろうが、そんなの関係ない!

家からは屋根をメキメキメキ!って引き剥がして空に舞い上げて…

車は走ってようがなんだろうが、問答無用に空高く吸い上げて…

人も逃げてようがなんだろうが、猛烈な勢いで飲み込んでいく。

まるで掃除機に吸われていくかのように人間が飛ばされていくサマは迫力があって恐ろしかったです。。。

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☆命をかけてみんなを守ろうとする人はすごい!
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ただ、こういう非常事態に、仕切ってみんなを守ろうとしたり、危険な目にあってる人を積極的に助けようとする人ってほんとすごいなって思いますね。

そういう行動を取れば間違いなく自分の身が危険にさらされる!のはもちろんわかってるのに、それでも尚、危険な竜巻に立ち向かっていく主人公。

まぁその先に自分の息子がいるから!ってのももちろんあるんですが、それでも懸命に戦っていく姿がすごくかっこよかったです。

僕は臆病者なので、竜巻が来てる中、竜巻の中心部に向かって車をかっ飛ばして行くなんてことは絶対無理な気がしますが、

ちょっとその勇気、分けてほしいなって思ってしまった作品でした(笑)


★★★★★
 
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読書記録「七十歳死亡法案、可決(垣谷美雨)」

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【あらすじ】
高齢化が進行に伴う財政の悪化のため、七十歳以上の人を強制的に安楽死させる「七十歳死亡法案」が成立した。これにより、70歳を迎えた者は30日以内に安楽死しなければならなくなった。施行まではあと2年。残された日々に国民は様々な思いを抱くのであったが…。

【感想】
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☆70歳以上は安楽死を…
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70歳以上の高齢者は強制的に安楽死させる、というとんでもない法律が可決されてしまった!というお話。

年金やら介護保険やら医療費やら、なにやらやたらとお金がかかる高齢者。

日本の財政にはもはやそんなお金を払い続ける余裕はない!

かくなる上は、高齢者には死んでもらおう!というとんでもない法律ではあるんですが…

確かに、高齢者がいなくなれば、年々増え続ける社会保障費を心配する必要がなくなる…ってところだけは一理ありますね(^^;)

今まで社会保障費に回してた分だけのお金を他に回すことができるし、労働者も、老後のためにお金を貯めておく必要がない。

だから、稼いだお金はみんな使ってしまえーってなって景気がよくなる。

70歳で死ね!っていうのはあまりにも横暴ではありますが、なんか、なるほどなーとちょっと思ってしまった法律でした(^^;)

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☆延命治療は…
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ただ、元気な人もそうじゃない人も70歳になったらみんな死ね!じゃあまりにも酷い話かと思いますが…

意識がなくなって植物状態で意識が戻る可能性もない人とかに対しては、ちょっと安楽死を認めてもいいんじゃないかなぁってのも感じてしまいました。。。

家族からしてみれば、できるだけ長く生きてほしい。っていう思いはもちろんあるかと思いますが…

植物状態でも病院にずっと入院してたらその分お金がかかるわけだし、本来ならそこで治療を受けられる人の場所を奪ってしまってるわけですからね。

元気で長生きできるならそれはそれでいいことですが、無理に延命治療を行って、本人も家族も苦しい思いをするのであれば、安楽死もありなんじゃないかなぁと思いました。。。


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☆介護は大変だよねと…
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あと、この物語の主人公として、義母の介護に疲れ果てている主婦が出てくるんですが…

改めて、介護って大変そうだなーってのを感じました。。。


夫に息子に娘。義姉に義妹。

姑が要介護になった場合、夫に取っては母親、息子や娘にとっては祖母。

義姉や義妹にとっても母親なので、本来ならば介護に協力してくれてもいいものかと思いますが…

仕事が疲れているから。といって夜は自分だけ眠り、土日は好きなことをして遊んでいる夫。

そんなのお母さんの仕事でしょ?とばりに一向に手伝おうとはしないくせに、ご飯まだー?とか言ってくる息子。

母親が苦労しているのを知っているくせに、自分は独立したからと、一向に家に近寄らない娘。

そして、自分たちは忙しいからと、普段寄り付かないくせに、遺産の話のときだけそそくさとやってくる義姉と義妹。

そして、自分を女中のようにこき使い、ちょっとでも嫌なことがあると喚き散らす当の要介護者である姑。

こんだけ酷い状態におかれたら…キレてあたりまえですよね(^^;)

70歳死亡法案が可決されて、うれしくてたまらない、っていうような描写が出てきたんですが…

こういう状態が10年も続いてたりすると、それを酷い嫁だと非難することはできませんね(^^;)
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本 【垣谷 美雨】 | comments(0) | -

読書記録「恋する創薬研究室 片思い、ウイルス、ときどき密室(喜多喜久)」

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【あらすじ】
抗インフルエンザ薬を作るための研究室に所属している院生の花奈。彼女は、助教である智輝に密かに思いを寄せていたのであったが、そんなある日、彼女のもとに一通のメールが届いた。「恋愛相談事務局」からだというそのメールには、連絡が欲しいと書かれており、何やら胡散臭いと感じつつも彼女はそこに連絡を入れてみるのであったが…。


【感想】
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☆ラブコメミステリー!楽しい
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タイトルや表紙からなんとなくわかるかと思いますが、ややラブコメチックなミステリですね。

ストーリーはというと、片思い中の乙女が、抗ウイルス薬の研究に明け暮れながら、ときどき密室なんかも登場しちゃう感じでしょうか(笑)


これだけ読むと、なんだかわけわかんねー!って感じかもしれませんが…

実際に、いろんなことを詰め込みすぎてちょっとわけわかんねー!な感じでした(笑)

個人的には、ラブコメチックなノリは好みの展開だったので、途中までは面白く読めたんですが…

ラブコメなのか、ミステリーなのかがよくわからないんですよね(笑)

まぁラブコメミステリーでいいじゃん!ってことなのかもしれないですが…

なんか唐突にどんでん返しが炸裂して終わってしまった感じがするので、なんかもうちょっといい終わり方あったんじゃないかなーって思いました(^_^;)


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☆恋愛相談事務局なんてものが…
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あと、作中で、「恋愛相談事務局」なんてのも出てくるんですが、これまたユニークで面白いなーって感じでした。

ここに相談に行くと、恋愛相談に乗ってくれるだけじゃなくて、恋愛成就するように、サポートまでしてくれるんですよね。

これなら奥手な女の子も男の子もバッチリ恋愛成就できちゃう!?

ってなわけで、主人公の花奈ちゃんは、ここで恋愛のお手伝いをしてもらうことにするんですが…

まさかのとんでもないことまでお願いしちゃったりしてるので、花奈ちゃんの恋の行方はどうなっちゃうのか!?がなかなか気になる展開でした(^_^;)

けっこうライトな感じではありますが、気になる方は読んでみてください。

 
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本 【喜多 喜久】 | comments(0) | -

読書記録「ニュータウンは黄昏れて(垣谷美雨)」

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【あらすじ】
ニュータウンで生まれ、ニュータウンで育った琴里。彼女はせっせとアルバイトに励み、コツコツと教育ローンの返済に精を出していたのであったが、そんなある日、お金持ちの息子である環と出会う。お金持ちであり、しかも容姿端麗!といったまさに理想的な彼氏だと感じた琴里は、やがて環と付き合うようになるのであったが…。


【感想】
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☆ニュータウンの今は…
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かつては若い夫婦と子供たちで賑わったニュータウンの団地。

だが、子供たちは独立し、残るは年老いた老夫婦のみ。

真新しかった団地も老朽化し、建て替えの話が持ち上がって、というストーリーなんですが…

「家を買う」ということってあらためてものすごーく人生に影響することなんだなぁって感じました(^_^;)


当時は新築で人気もあり、何千万円という大金をはたいてでも誰もが買いたがった団地も、今や資産価値は下落して、今や多額の住宅ローンが残るのみ。

今売っても儲かるどころか、買い手がいるとも思えず、買い手がいたとしても売値では住宅ローンの返済すらできないような状態。

でも、売らなければ、年々修繕費もかさむし、さらには、「建て替え」の費用まで用意しなければならなくなる!?なんてとんでもないにもなったりして。


なんか、家って、買っちゃえば、もうずっと住み続けられるし、賃貸よりお得!ってイメージはどこかしらにあったんですが…

修繕費もかかるし、いずれ建て替えないといけないってなってくると、だいぶ話が違ってきますよね(^_^;)


そして、さらにかかってくるのが固定資産税!

団地に住んでる親世代が亡くなって、団地を相続したとして、売りたいって思っても買い手がいなかったら、延々と固定資産税を払い続けるという負の遺産に。。。

家は資産!だとか言って、余計なものを子供に残したりすると、相続した子供も苦労するんだなーなんてなんかしみじみと考えてしまいました。。。

売れないものを遺されるのはほんと、たちが悪いですね(^_^;)

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☆住宅ローンを払ってもらう?
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あと、お金持ちの息子(?)みたいな人も出てきたりしたんですが、その人もなかなかインパクトが強くてすごかったです(^_^;)

主人公の女の子が、その人と婚約することになるんですが…

主人公の教育ローンとか住宅ローンを肩代わりしてあげるよ!みたいなこと言っちゃうんですよね(^_^;)

普通の感覚だったら、いくら婚約者とはいえ、住宅ローンを代わりに払ってもらう!なんてことはできないかと思いますが…

なんか、超えてはいけない一線を超えてるような気がしますね(^_^;)


ちなみに、婚約者、いや、夫婦だったとして、自分の親の買った家のローンを代わりに払ってもらうのはアリでしょうか??

そこまでいかなくとも、高価はものをプレゼントされたり、高いホテルに泊まった代金を払ってもらうのはアリでしょうか?

はたまた、旦那の財布を自分の財布のように使っちゃうのはありでしょうか??

なんか、こっちもなかなかいろいろ考えさせられる内容だなーって思いました(^_^;)


垣谷美雨さん、毎度毎度いろいろ考えさせられます(^_^;)


 
本 【垣谷 美雨】 | comments(0) | -

読書記録「マスカレード・イブ(東野圭吾)」

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【感想】
ホテルを舞台にした「マスカレード・ホテル」の続編ですね。

といっても、今回は、刑事の新田と、ホテルで働く山岸のふたりが出会う前のお話。

あの名コンビが再び難事件を解決!というような展開とはちょっと違うんですが…

ふたりがそれぞれソロで難事件(?)に挑んでいくって感じ、なかなか好きでした。

若干新田の方は普通の刑事ものになっちゃってるのが残念なんですが、山岸の方はホテルでのミステリーに挑んでいく感じ、結構面白かったです(^^)


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆それぞれの仮面
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ホテルで働く山岸の元に、元カレが現れる、というお話。

しかも、その元カレは、不倫相手と密会していて、そのお相手がいなくなってしまったから探してくれという。

若干、なんだかなぁって感じではありますが…

その裏側に隠された真実が、なるほど!って感じで面白かったです。

お客様のどんなに醜い裏の顔を見てしまったとしても、決してそれを表にはしないホテルマン。

嫌な思いをしながらも、懸命に仕事をこなす山岸が印象的でした。

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☆仮面と覆面
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山岸が働くホテルに、覆面作家がやってくるというお話。

しかも、その覆面作家には、「追っかけ」が存在していて、ホテルまでやってきているから、決してバレないようにしてほしいという。

覆面作家が出てくるのを待って、四六時中エントランスにたむろしていたとしても、彼らもそこに宿泊する客なら決して追い返せない…

ストーカーまがいの存在でありながら、何も悪いことしてないから追い払えない…ってのもなかなか大変だなーって思いました(^_^;)

若干、覆面作家とストーカーと山岸のドタバタ劇っぽくなってるんですが…

それもまた結構好きな感じで面白かったです(^^)

最後の覆面作家の正体には騙されました(笑)
 
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本 【東野 圭吾】 | comments(2) | -
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