映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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映画鑑賞記録「トワイライト ささらさや」

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【あらすじ】
生まれたばかりの幼い息子のユウスケと、最愛の妻サヤを遺したまま、交通事故で死んでしまったユウタロウ。遺されたふたりのことが心配で心配で心配でたまらなかった彼は、幽霊として現世に残ることになってしまったのであったが、彼は、自分が見える人間には乗り移ることができるという特殊の能力を持っていることに気づくのであった。

【感想】
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☆乗り移り楽しい!
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息子が生まれたばかりの主人公が妻と息子を遺して死んでしまい、幽霊となって密かに近くで見守り続けるというお話。

…なんですが、実は、近くにいる人に乗り移って、妻の元に現れるという展開がコメディタッチで面白かったです。


初めは歩くのもやっとな老人、次はちょっと癖のある老女、そして普段はあまり喋らない幼子。

そんな、彼らの身体を突然乗っ取って、いきなり独特の口調や仕草で喋り出す主人公。

もう、ものすごく違和感ありまくりで楽しかったです(笑)

特に、老女役の富司純子さんと、幼子役の寺田心くんが、大泉洋さん風の喋り方をするのはかなり斬新でいいですねー。

普段はあぐらをかいてどっしり座ったり、乱暴な言葉を使ったり…なんてのが想像しづらい彼らが、そんなことをやっちゃってる。

そんなギャップがなかなか素敵な映画でした(笑)


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☆親子の愛情ってなんかいいなぁ
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あとは、意外と「親と子」を意識させてくれるような展開だったのが、なかなかいい感じでしたねー。

幼子を遺して死んでしまった父親の話なので、父親の息子に対する愛情が感じられる、っていうのはもちろんなんですが…

残された妻の息子に対する愛情、それから、遺された主人公の父親が息子に対して抱いていた愛情ってのも感じられたのがよかったです。

普段はあんまり意識はしてなかったですが、両親が愛情を注いでくれたからこそ今の自分がいるのかなーなんてことを改めて考えてしまいました。。。

ちょっと幼き頃の両親との思い出をなんか思い出しちゃったりしますねー。


★★★★★
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映画鑑賞記録「美女と野獣」

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【あらすじ】
バラを盗んだ代償として父親の変わりに、野獣の住む館へと行くことにした、美しい少女であるベル。彼女は、野獣と共に館に住み、食事を共にすることを強要されるのであったが…。


【感想】
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☆ラブストーリー…なのか?
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ご存知ディズニーアニメの実写版ですね。

…といいつつも、アニメ版を見たことがなかったので、この際に実写版の方を見てみました(笑)

なんとなくストーリーは知ってたものの、こういう話だったんですね。

美女と野獣の愛というかなんというか(笑)


個人的には、なんか美女が野獣に恋をする過程がイマイチ上手く描ききれてなかったような気がするんですが…

美女が野獣のために必死になってるシーンなんかは結構好きな感じで楽しめました。

やっぱり人間見た目じゃなくて心ですよね。

(といいつつ、野獣さん、人をさらって恫喝してるあたり、若干心が歪んでたような気もしなくもないですが…(笑))

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☆野獣化の謎とは
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あと、興味深かったのは、野獣が何故野獣と化してしまったのか、ってところと、野獣の最愛の奥さんは一体どうなってしまったんだ!ってところですかね。

昔は仲睦まじく暮らしていたはずの野獣とその妻。

それなのに、美女と出会うころには、妻はいなくなり、野獣は凶暴化!

どうしてこうなった!野獣よ!ってところがなかなか興味深かったです。


あと、野獣さん、美女に恋しちゃうんですが、奥さんのことはもう忘れたの?ってところもちょっと気になったです(笑)

最後にもしかして奥さんも戻って来ちゃったりする!?って展開も期待したんですが…

さすがにそんな風になったら修羅場になっちゃいますかねー(笑)

それとも、野獣は2人の妻と幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。になるのかなぁ?なんてくだらない妄想をしてしまいました。


★★★★☆
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読書記録「経済特区自由村(黒野伸一)」

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【あらすじ】
とあるトラブルに巻き込まれ、今の生活を捨てなければならなくなった明男。彼は、とある山奥にある上山田村で息を潜めることにしたのであったが、かつて廃村だったそこは、今は自給自足で生活しているという「エコ」な人たちが集う、新たなコミュニティへと変貌していたのであった…。

【感想】
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☆エコっていいのか悪いのか…
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とある山奥の山村でひっそりとエコライフを送っている人たちのお話ですね。

食べ物は基本自給自足。

みんなで協力しあって生きていく!

というようなちょっと昔の生き方を実践している彼らのお話なんですが…

現代生活に慣れきってる人からすると、そういう生活に今更戻れっていうのはなかなか厳しそうでだなーってのを感じました(^_^;)


仕事は農業ベースだから、基本、肉体労働。

小規模な集団だから人間関係も濃厚で、何かあればすぐに噂が広まってしまう。


まぁお店で売ってるような加工食品には何が入ってるのかわからないし、

だから、自分たちで自給自足をするのが一番なんだ!という考え方はわからなくもないですが…

好きなものを好きなときに食べられないってのもそれはそれでなかなかつらそうではありますよね。。。

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☆食用肉って某国産に限らず怖いかも…
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あと、食肉用の鶏を飼育している酪農家の話がちょこっとでてくるんですが、その描写がなかなかすさまじくて怖かったです(^_^;)

『抗生物質入りの特殊な餌を与えられ、通常の二倍のスピードと大きさで成長した鶏。

身体の成長に骨格が追いつかないため、足の骨を折って動けなくなる鶏が後を絶たない。』


実際にこういう方法が取られているのかは知りませんが、まさしく「鶏肉」を育てているかのような環境って、なんか怖いですね。。。

どんなふうに育てられようが、鶏肉には変わりない!って言ってしまえばそれまでですが、歩けなくなった鶏ばかりで、まるで肉が転がっているかのような養鶏場って、なんかおぞましいなーと感じたお話でした。
 
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本 【その他】 | comments(0) | -

読書記録「でーれーガールズ(原田マハ)」

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【あらすじ】
漫画家の小日向アユコ。彼女は、母校の女子校で講演会を開くため、30年ぶりに岡山にやってきた。同窓会にも招かれ、30年ぶりに同級生たちと再開したアユコは、高校時代の記憶に思いを馳せるのであったが…。

【感想】
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☆高校時代の思い出は…?
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かつて少女だった中年漫画家が、数十年ぶりに故郷に帰り、昔を思い出す、というお話。

基本的に、昔話がほとんどだったんですが…

主人公が少女時代に思い描いていた、恋に恋して…な感じがなかなか微笑ましくて良かったです。


こんな彼氏がいたらなぁなんて思いつつ描いていた漫画がいつのまにか友達の間で話題になり、

漫画の主人公が自分に似ていることから、実体験を元にしてるんじゃないか!?なんて言われて引き返せなくなり、

彼氏なんていたことがないのに、超イケメンと付き合ってるフリをしなければならなくなってしまった主人公が、なかなか面白かったです。


ちょっと見栄を張ってしまったが故に引き返せなくなり、嘘をつき続けるはめに。。。なんてことは結構ありそうですよね。

親友に嘘をつき続けていることの罪悪感、初恋の相手が現れても親友に相談できない苦悩、そんなところが青春っぽくてよかったかなぁって思いました。
 
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本 【原田 マハ】 | comments(0) | -

読書記録「ホペイロの憂鬱(井上尚登)」

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【感想】
サッカークラブのホペイロとしている男性を主人公にした、日常の謎ミステリですね。

そもそも、僕は、「ホペイロ」がなんなのかよくわからないまま読み始めてしまったんですが…

ホペイロって、用具の管理をしたり、ユニフォームの洗濯をしたり、スパイクの手入れをする人のことだったんですね。

(なんか違う?(^_^;))

彼のような存在がいて、選手たちをサポートしてくれてるからこそ、選手たちは試合を全力で戦える!

意外と地味な存在ではありますが、周りに振り回されつつも、毎日頑張ってるホペイロの坂上くんを、なんか応援したくなってしまうような、そんなほのぼのした感じの作品でした。


以下、印象的だったお話の感想です。
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☆盗まれポスター
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チームの重要なメンバーでありつつも、人気は今ひとつな森くんのポスターが次々に盗まれてしまった!というお話。

自分のポスターが盗まれて、人気が出てきたと森くん自身は若干喜び気味なものの…

経費で刷ってるポスターが盗まれてしまっては、やっぱり経営的にはあんまりよろしくないですよね(^_^;)

必死になって犯人を見つけようと、ドタバタを繰り広げる坂上くんたちがなかなか楽しかったです。

オチはさほどビックリ!な内容でもないですが、なかなか楽しめたお話でした。

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☆行方不明ベア
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勝利祈願を掛けていたくまのぬいぐるみが行方不明になってしまったというお話。

これまた、くまの行方を探して大騒ぎ!な展開になるんですが…

実はくまに秘められた真実!みたいなのがちょっといい話でよかったなーって思いました。

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本 【その他】 | comments(0) | -

読書記録「真夏の異邦人(喜多喜久)」

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【あらすじ】
とある夏休み。大学のフィールドワークで地元である田舎の村を訪れていた星原俊平は、真夜中に不思議な現象を目の当たりにする。なんと、棺のような物体が空から舞い降り、その中から美少女が現れたのだ。まさか彼女は宇宙人!?との疑惑が抑えきれない俊平。しかし、そのことをみんなに打ち明けると大変なことになる!そう思った彼は、たまたまそこにいた外国人なんだと思い込むことにするのであったが…。

【感想】
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☆宇宙人に恋をして?
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大学の「超常現象研究会」に属する面々が、とある田舎の村で不思議な少女と出会う、というお話。

どんなところが不思議なのかっていうと…

彼女、突然空から現れた(?)謎の棺の中から登場しちゃうんですよね(笑)


つまりは、もしかしたら彼女は「宇宙人かもしれない!?」ということ。

もしかしたら、空から現れたってのは見間違いかもしれないし、見た目は普通の人間なのだから、宇宙人なわけがない!っていう可能性もあるにはあるんですが…

宇宙人なのか?そうじゃないのか?とちょっとモヤモヤしつつ、主人公の男の子となんかいい感じになっちゃうような展開がなかなか楽しげな感じでよかったです(笑)


宇宙人に恋しちゃうかも!?っていうのはなんか違った意味でちょっとドキドキしそうですね(笑)

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☆キャトルミューティレーションなんて…
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あと、舞台は「超常現象研究会」ということもあって、別の怪奇事件も起こってたりして、そちらもなかなか楽しかったです。

テーマは「キャトルミューティレーション」とかいう自分はよくしらなかった言葉だったんですが…

家畜が何者かによって肉体を切り取られちゃう現象なんですね。。。

とある辺鄙な村で発生する連続動物殺害事件。

そして、ついに発生する、人間殺害事件。

さらには、主人公の元に届けられる怪文書に謎の液体。

ちょっとサスペンス風味の展開でもあり、なかなか楽しい作品でした(^^)

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本 【喜多 喜久】 | comments(0) | -

読書記録「週末は家族(桂望実)」

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【あらすじ】
小劇団を主宰する大輔と瑞穂夫婦。子どものいない彼らは、週末だけ施設から子どもを預かり、里親として一緒に暮らすことにしたのであったが、実のところ、大輔の目的は、「子役」が欲しい、というものであった。そんな彼らのもとにやってきた小学生のこなたは、彼らの要望に答えるため、必死に演技をするのであったが…。

【感想】
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☆週末家族ってどうなんだろう…
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施設に入っている子どもを週末だけ預かって「週末家族」を体験する、というお話。

預かってる側の大人からすれば、何らかの事情で子どもを産めない夫婦が、仮の子どもがいる生活を味わえるっていうのと、

子どもの側からすれば、何らかの事情で親と一緒に暮らせない子どもが、仮の親がいる生活を味わえるってことで、理論上は問題なさそうな気がしますが…

「週末だけ家族」っていうのもなんかお互いに違和感あるようなぁって感じでした(^_^;)


子どもの側からすれば、「日曜日だけこの人たちがお父さん、お母さんね」って言われても戸惑っちゃうだろうし、

日曜日だけ楽しんでも平日は施設に戻らなきゃいけないってのはなかなか大変そうではありますよね…。

しかも、この「週末家族」は、この「親」の都合によって勝手に終わってしまう可能性がある!ということ。

週末だけでも楽しく過ごせるならまだしも、途中で飽きられて、もう来なくていいよ!ってなっちゃったら、子どもはメチャクチャ傷つきますよね。。。


表面的には「いいこと」をしているようにも見えますが、所詮は大人のエゴに子どもが振り回されちゃってるのかなぁと思ってしまったお話でした。

「親としての義務」はやらないくせに「親としての美味しいところ」だけを享受しようだなんて、ちょっと虫がよすぎる感じがしますね。
 
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本 【桂 望実】 | comments(0) | -

映画鑑賞記録「グレースオブモナコ」

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【あらすじ】
ハリウッド女優からモナコ大公妃へと転身したグレース・ケリー。彼女は、愛する夫と、子供たちと共に、幸せな生活を送るはずであったのだったが、女優への未練もまた捨てきれずにいた。そんな折、モナコに重大な事件が発生した。夫である大公レーニエ3世が、大国であるフランスの大統領であるシャルル・ド・ゴールを激怒させてしまったのだ。このままでは戦争勃発も免れない、そんな状況へと陥るモナコに、グレース・ケリーは頭を悩ますのであったが…。

【感想】
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☆モナコってこういう国だったんだ…
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オスカー女優からモナコ大公妃に転身したグレース・ケリーの物語ですね。

正直なところ、モナコってどこ?ってレベルの知識しかないもんで、グレース・ケリーも当然知らなかったんですが…

モナコってフランスのお隣にある小国のことだったんですね。

もちろん、独立国なので、他国に内政干渉される筋合いはないんでしょうけれども…

大国であるフランスの隣に位置するだけあって、フランスの意向にそぐわない行動を取ったりすると、またたく間に存続の危機に陥ってしまう!っていうのがなんとも切ない感じでした(^_^;)

しかし、この映画で出てくるフランス、いかにも悪役って感じですね。。。

フランスにお金を献上しないと潰すぞ(゚Д゚)ゴルァ!!って感じで脅しをかけてくるんですもんね。。。

今の関係はもっと良好なのかと思いますが、第二次世界大戦後にも西ヨーロッパでそんな紛争が起こってたなんて全く知らなかったので、なかなか興味深いお話でした。


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☆王族って大変ですねぇ
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あと、女優から王族へ!っていうと、ほんと華麗なる転身で、女性の憧れの的!って感じだったのかもしれませんが…

その陰で、いろいろ苦労されてるんだなぁってのを感じられたのがよかったかなーって思いました。

確かに、1000年も続くヨーロッパ最古の王家ともなると、いろいろしがらみは多そうですよね(^_^;)

いくら大公妃となったからといって、所詮は民間人出。

しかも、出身はモナコ国民ではなくて外国人だから、いくら元大女優と言っても、王室内での立場はあんまり高くはない。

それなのに、今の身分は「王族」であるから、「民間人」である家族や友人にはそう気軽には会うこともできない。

王家に嫁ぐ、ということはそういうことなのかもしれませんが、相当の覚悟がないと務まらないよなぁと感じてしまった作品でした。

★★★★☆
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映画鑑賞記録「小野寺の弟、小野寺の姉」

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【あらすじ】
早くに両親を亡くしてから、二人で暮らし続けている40歳のより子と33歳の進の姉弟。お互いに個性が強く、恋愛下手である彼らは、なかなか恋人もできないままでいたのであったが、とある手紙の誤送がきっかけで、新たな出会いが生まれようとしていたのであった…。

【感想】
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☆ほのぼの楽しい!
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予告編を見て、なにやらほのぼのしそう!って思ってしまったこの作品。

実際に見てみたら…想像していた以上にほのぼのしていて楽しめました(^^)

40近くになっても結婚しない姉と、30過ぎても結婚しない仲良し姉弟の話なんですが、どことなくヌケてるところが愛嬌があっていいんですよねぇ。


遊園地のチケットが当たったからと、姉と弟のふたりで遊びに行っちゃう姉弟。

手紙が間違って届いたからと、はるばる遠くまで自転車に乗って届けに行っちゃう姉弟。

時には喧嘩もするけれども、心の奥底では、いつも相手のことを気遣って、相手には幸せになってほしいと願っている姉弟。


ちょっと仲が良すぎて、周りの人が変に思っちゃうくらいではあるんですが…

そんなふたりのやりとりが、まるでコントのように軽快でなかなか笑わせてもらいました(笑)


時にはちょっと切なくなっちゃうようなシーンもあるんですが…

全体的に包まれているほのぼのオーラは最高!

今年見た映画の中で一番かもしれないです。オススメ!


★★★★★
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読書記録「春、戻る(瀬尾まいこ)」

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評価:
瀬尾 まいこ
集英社
¥ 1,296

【あらすじ】
結婚を間近に控えた、さくら36歳。そんな彼女のもとに、自らを「兄」だと名乗る若者が現れた。明らかに自分より年下だし、そんな「兄」がいるような覚えが全くないさくらは、一体何者なのかと彼を訝しむのであったが…。

【感想】
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☆年下の「兄」現る
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36歳のさくらのもとに、「兄」だと名乗る24歳の男の子が現れる、というお話。

36歳の女性の「兄」なのに24歳!?いったいどーゆーこと!?と思って読み始めたんですが…

本人には、彼が誰なのかまったく心当たりがなく、それなのに、妙に親しげに接してくる彼がミステリアスで楽しめました。

普通だったら、自分のことを「兄」だなんて言って近寄ってきたら、もう胡散臭くて逃げ出したくなってしまうかと思いますが…

なんだかんだで何故かどんどん仲良くなって、一緒に遊びに行ったり、家に上げてしまうような関係になっちゃうんですよね。

しかも、本人だけじゃなくて、婚約者や、そのお母さんまで、本当の「兄」のように接してしまって(笑)


明らかにおかしい!のに、いつのまにかそこにいるのが当たり前!みたいな完璧な社交性。

明らかに僕には持ちあわせていない才能なので、その彼の人懐っこさがすごく羨ましいなーと感じてしまったお話でした(笑)

 
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本 【瀬尾 まいこ】 | comments(0) | -
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