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評価:
竹内 真
NTTメディアスコープ
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【あらすじ】
真夜中に流れてくる謎のラジオ放送。その放送を気に入った中学生の広司たちは、放送が近くで行われていることを知り、そのラジオDJが一体何者なのかを探ることにしたのであったが…。
【感想】
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☆パイレーツの謎を探れ!
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中学校の近くで、海賊放送をしている「パイレーツ」と名乗るDJの正体を見つけよう!というお話。
小中学生向けのお話らしく、かなり軽めなお話なのが印象的でした。
ストーリーも、パイレーツの正体も、えっこの人が?って思えるくらいシンプル(笑)
ミステリーっぽい雰囲気ではありますが、ミステリー要素はあんまりない作品かなって思いました。
ただ、仲の良い中学生同士が集まって、なにかをやろう!っていうような展開は、なんかワクワク感があっていいですねー。
うちの中学のことを話していたから、うちの中学の近くに住んでる人に違いない!
10数年前に中学生だったから、今は20代後半に違いない!
この時間に放送してるから、この時間に外にいたあの人はパイレーツじゃない!
まぁ中学生の推理なので間違ってることも多いんですが、パイレーツ探しのお話、なかなか面白い雰囲気でした。
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☆古き好き時代…なのかな?
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あと、この作品20年前(!)に出版されてたんですが、自分が中学生だったころに書かれたお話ということで、なんかちょっと親近感が湧きました(笑)
曲のチョイスは、さらにちょっと古かったりするので、イマイチピンとこなかった部分もあるんですが…
携帯電話もインターネットも今よりずっと普及していなかった時代。
流行りの音楽や話題はテレビやクラスメイトからの口コミが中心。
たかが20年。あんまり変わってないと思いつつも、時代は確実に変わってるんだよなぁとちょっと思ってしまったお話でした。
(今なら、情報発信するなら、ラジオじゃなくて、Youtubeとか、ニコニコ動画とかになるのかなぁ)