映画と本の備忘ログ

映画・本・テレビなどの個人的な感想などを載せてます。
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読書記録「青藍病治療マニュアル(似鳥鶏)」

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【感想】

青い光が放たれると、特殊能力を発動できるようになってしまったという若者のお話。

 

まぁよくある超能力者のお話なんですが…

 

特殊能力を使って悪いやつと戦う!といったようなアクションモノではなくて…

 

特殊能力を持ってしまったが故に悩んでしまうようなごくごく普通の人たちの話だったのがなかなかよかったです。

 

能力の方も、動物に襲われる能力とか、他人の年収が見える能力とか、他人の死期が見える能力とか

 

あんまり使えてもうれしくはなさそうな微妙な能力で…

 

ちょっと変わった能力設定がユニークは作品でした。

 

 

以下、印象的だったお話の感想です。

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☆犬が光る

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怖いと思った瞬間、動物たちが光って自分に襲い掛かってくるという能力を持った男のお話。

 

別に発動させたいと思ってないのに、怖いと思ったら勝手に発動してしまうので…

 

すっかり犬嫌いになってしまって、行く先々で襲われてる主人公がなかなか可哀想でした(^_^;)

 

しかも、好きになった女の子が、犬好きで、犬を連れて毎日散歩しているという!

 

犬嫌いで変な能力を持った彼が、犬好きの彼女と上手くいくのか?

 

ちょっと変わったラブストーリー風味なストーリーがなかなか好きなお話でした。

 

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☆年収の魔法使い

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他人の年収が見えるという能力を持った女性のお話。

 

あの人の年収っていくらなんだろう?

 

そんな興味を持つことはまぁたまにはありますが…

 

道行く人々の年収が勝手に見える…ってのは全く持って不要な能力ですね(笑)

 

逆に、余計な情報が見えてしまうが故に、人間関係こじれてしまいそうで。

 

ただ、このお話、年収が見えるが故に、活躍する(?)ようなお話だったのが印象的でした。

 

 

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読書記録「真実の10メートル手前(米沢穂信)」

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【感想】

フリーの記者である大刀洗万智が、さまざまな事件の真相を探るという短編ミステリ。

 

気付かずに読んでしまったんですが、「さよなら妖精」「王とサーカス」に関連する作品だったらしいです。

 

といっても、前2作を読んでなくても普通に楽しめる内容だったので面白かったです。

 

古典部シリーズとはだいぶ毛色が違ってかなりシリアスなミステリ作品に仕上がってますが…

 

事件の裏側というか真相を丁寧に探っていく感じが、深くて面白いなーって感じた作品でした。

 

 

以下、印象的だったお話の感想です。

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☆真実の10メートル手前

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とあるベンチャービジネスの会社が倒産し、経営者が行方不明になった。

 

計画倒産を疑い関係者の行方を追うマスコミの一人として大刀洗も社長の妹の行方を探すことにするが…というお話。

 

おばあちゃんの家の近くにいるけど、おばあちゃんには会えないという最後に家族にかけた電話。

 

そして、酔っている自分を親切な誰かが助けてくれたという数少ない手がかり。

 

それだけをもとに失踪した社長の妹を探そうっていうんですが…

 

たったそれだけの情報で、彼女の居場所を突き止めちゃう展開が、キレッキレですさまじかったです。

 

一見何をしているのか、意味不明な行動でも、後々考えればそうだったのか!というような名推理炸裂とも言えるような論理的な展開がなかなか面白いお話でした。

 

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☆恋累心中

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何かに絶望して、ふたりの男女の高校生が自殺したというお話。

 

自筆で書かれた遺書があり、自殺は間違いないだろうとのことだったが、一方で「たすけて」というメッセージも書かれており一体どういうこと!?なお話だったんですが…

 

こちらも大刀洗さんの名推理のおかげでものすごい真相にたどりついたのがすごかったです。

 

自殺しようとした原因も、たすけての意味もなかなか重いお話でした。。。

 

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本 【米澤 穂信】 | comments(0) | -

読書記録「ままならないから私とあなた(朝井リョウ)」

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【感想】

「レンタル家族」「ままならないから私とあなた」の2編を収録した短編集。

 

朝井さんって青春!って感じの作品が多いイメージがあるので今作も期待して読んでみたんですが…

 

どっちもいかにも青春!って感じではなかったのがちょっと残念でした。。。

 

次回作はもっと青春っぽいのがいいなーと期待したいと思います!

 

 

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☆レンタル家族

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実際に存在しているかどうかは知らないけど、友達や彼氏彼女、家族をレンタルしようっていうお話。

 

まぁ僕も友達少ないので、いざ結婚式しよう!ってなったときには、呼べる友達がいなーい!ってことになるので・・・

 

結婚式にレンタル友達を呼びたくなっちゃう気持ちもわからなくはないですね。

 

ただ、これってバレたらものすごく恥ずかしい。。。

 

結婚式で一度きりしか会う可能性がない友達ならまだしも、レンタル家族は危険ですね。。。

 

あ、悩み事相談としてのレンタル友達とか、1日デートを楽しみたいって意味でのレンタル彼女ならありかもしれないですが。。。

 

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☆ままならないから私とあなた

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小学生以来の親友が共に大人への道を歩んでいくというお話。

 

一人はITを駆使した新商品を発明しちゃうようなエンジニアに、一人は自分らしい音楽を追い求めて音楽家になる道を歩んで行くんですが・・・

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ふたりの価値観のズレがなんだか読んでて切なくなってきました。。。

 

エンジニアとしては、人間がやれることは全部コンピュータでできるようになればいいってのはまぁ間違ってないんでしょうけど・・・

 

何でもかんでもコンピュータでやった方がすごいものができるってなったら、それまでそれをやってた人の存在意義はどうなっちゃうんだろう、

 

なんてそんなことを考えてしまったお話でした。。。

 

 

 

本 【朝井 リョウ】 | comments(0) | -

2016/6総括

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もう7月が終わろうとしているのに6月総括です。
脳がやられてるのか、記憶がぶっ飛んでるので今回はさくっと。。。
6月に読んだ本は4冊、見た映画は6本でした。
…ってこれって6月なんだっけ??大昔な気がする。まじか。。。


以下、オススメ本・映画の紹介です。
[オススメ本]
●うどんの時間(山下貴光)
⇒あんまりうどんがメイン…というわけではないんですが、ほのぼの系のお話、割りと好きな感じでした。


[オススメ映画]
●高台家の人々
⇒綾瀬はるかさん演じる主人公が妄想を繰り広げるお話。綾瀬はるかワールド炸裂な感じが楽しかったです。


[読んだ本]
・★★★★★ うどんの時間(山下貴光)
・★★★☆☆ 絶唱(湊かなえ)
・★★★★☆ スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ(友井羊)
・★★★☆☆ 火星に住むつもりかい?(伊坂幸太郎)

[見た映画]
・★★★★☆ 64-ロクヨン-前編
・★★★★☆ 10 クローバーフィールド・レーン 
・★★★★☆ 嫌な女
・★★★★☆ 海よりもまだ深く
・★★★★★ 高台家の人々
・★★★★☆ 世界から猫が消えたなら

月別お気に入り本・映画 | comments(0) | -

映画鑑賞記録「64-ロクヨン-前編」

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【あらすじ】

わずか7日で終わった昭和64年。そんな昭和64年にとある少女誘拐殺人事件が発生した。時代が変わるまさにその瞬間に巻き込まれ、事件は未解決のまま十数年が経過し、時効が間近に迫るのであったが…。

 

 

【感想】

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☆重厚な雰囲気で

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わずか1週間しか存在しなかった昭和64年に発生した、幼女誘拐殺人事件を巡るミステリーですね。

 

前後編なので躊躇してたんですが、好評らしいのでまずは前編を見てきました。

 

感想としては、なんかものすごく重厚に作ってるなーって感じではありますね。

 

事件解決の手がかりとしては、いろんな人が、いろんなヒントの欠片を持ってるような気がするんですが…

 

それぞれが、それぞれの人なりの思惑を掲げながら動いているもんだから、事件が一向に進まない…

 

そして、その結果が、翌年に迫った時効の期限。

 

よくある刑事ものなんかで、サクサクっと捜査が進展して、事件が解決していくような、

 

そんな爽快さが一切なかったのが、逆にある意味新鮮に感じた映画でした。

 

サクサクと進んでいくようなライトな映画もいいですが、こういう重厚なのも見応えがあっていいですね。

 

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☆豪華キャスト

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あと、この映画、ものすごくキャストが豪華ですねー。

 

主演を張れそうな俳優さんだけでも、

 

佐藤浩市さん、綾野剛さん、榮倉奈々さん、窪田正孝さん、瑛太さん、仲村トオルさん、吉岡秀隆さん、三浦友和さんなどなど。。。

 

後編はまだ見てないので、犯人が誰なのか、全然わからない状態ではあるんですが…

 

終わらないうちに後編も見てこようと思います。。。

 

 

★★★★☆

 

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映画鑑賞記録「10 クローバーフィールド・レーン 」

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【あらすじ】

交通事故に遭い、気が付くと見知らぬ地下室に監禁されていたミシェル。家には見知らぬ男が2人おり、彼らが言うには、何者かが攻撃を仕掛けてきているため、外に出るのは危険なため、鍵を締めているのだという。食事も用意され、家の中ならば自由に行動していいという彼らだったが、外が壊滅状態だという話はどうしても信じることができず…

 

【感想】

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☆真実はいずこに!?

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とある交通事故がきっかけで、見知らぬ男の地下室に監禁されてしまう…というお話。

 

男が言うには、地上はどこかの軍が攻撃を仕掛けてきて、危険だから外には出られない、という話なんですが…

 

男が胡散臭すぎて、一体何が真実なの!?みたいな展開がなんかワクワクしました(笑)

 

普通に考えれば、外がどうなってるのか全く見せてくれないし、テレビもラジオも携帯も使わせてくれない状態じゃ不審がられて当たり前ですよねぇ。。。

 

男は果たして男は変態の監禁男なのか、あるいは、外は本当に攻撃を受けて大変な状況になっているのか、

 

ちょっとずつ真実が明らかになっていくので、えーホントはどっちなの!?ってなっていくのがまた心地よい映画でした(笑)

 

(一般的にはあんまり評価高くないみたいだけど、こういうミステリっぽいのも好きです)

 

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☆後半は違う映画みたいな…

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あと、後半は事態が一気に変化して、まるで違う映画を見ているかのような雰囲気になっていくんですが…

 

あまりにも展開が早すぎて、やや呆然…な感じでした(笑)

 

監督的にはこのシーンは絶対入れたい!って感じだったのかもしれませんが…

 

個人的にはもうちょっと早めにエンディングを迎えてもよかったかなーって印象でした。

 

○○○をいとも簡単に✕✕しちゃうのは…ちょっとうまく行き過ぎでしょー!な感がしなくもないです(笑)

 

まぁ全体的には結構好きな映画だったんですけど(^O^)

 

 

★★★★☆

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映画鑑賞記録「嫌な女」

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【あらすじ】

地味で堅実な生活を送ってきた弁護士の徹子と、その従姉妹であり、自由奔放に生き結婚詐欺で訴えられた夏子。対照的なふたりは、夏子が徹子に仕事を依頼するという形で、数年ぶりの再会を果たすのであったが…。

 

【感想】

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☆自由奔放でいいなーと

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真面目で自分の感情をあまり表に出さない不器用な弁護士と、その従姉妹で自分の感情を出しまくって自由奔放に生きる結婚詐欺師(?)のお話。

 

全く対照的な2人が主人公なこのお話なんですが…

 

自分が明らかに前者タイプなので、後者の自由奔放さにイラッとしつつも若干の憧れを抱きつつ見てしまいました(笑)

 

さすがに、自由奔放に生き過ぎてて、まわりに迷惑をかけまくりの人生ってのはどうかと思いますが…

 

好きなことは好き!嫌いなことは嫌い!思ったらすぐ行動なきゃ嫌!って、言いたいことを全部ぶちまけて、好きなように生きて行くってのはなんか楽しそうでいいですねぇ。。。

 

主人公の弁護士の彼女も、従姉妹の影響で変わっていくような話だったので、自分もちょっと変わりたいなーと感じてしまった作品でした。

 

(最近自分の生き方がものすごく息苦しい。。。)

 

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☆結婚詐欺って…

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あと、結婚詐欺の話(?)について。

 

まぁはじめからカネ目当てで付き合ってて、金の切れ目が縁の切れ目、みたいな感じだと論外なんだとは思いますが…

 

確かにその時は愛情があって、老い先短い老人に対して献身的な看病をして、幸せな最後を迎えさせてあげたのだとしたら…

 

一概にカネ目当ての結婚詐欺だとか言われる筋合いはないような感じもしなくはないですねぇ。

 

滅多に顔も見せない不義理な息子よりは、最後によくしてくれた人にお金をあげたくなるのもわからなくはないかなーって感じでした。

 

(そこにつけ込んで…ってなるとなんかまた話が変わってくるかとは思いますが。。。)

 

 

あと、終盤に別の詐欺師さん(?)が出てくるんですが、そのシーンは結構痛快で見ていて気持ちよかったです(笑)

 

 

★★★★☆

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